平成2年台風第14号(へいせい2ねんたいふうだい14ごう、国際名:ゾラ / Zola[1])は、1990年8月に広島県に上陸した台風である。
概要
8月16日にサイパン島の東海上で台風14号が発生。勢力を強めながら北上し、四国地方の南海上から豊後水道・佐田岬半島を経て、大型で並みの勢力を保ったまま、22日13時頃に広島県広島市付近に上陸した[2]。その後日本海に抜けた後は、進路を次第に北東に変え、23日に北海道の西方海上で弱い熱帯低気圧に変わった[3]。
被害
この台風の影響で、死者6人、負傷者24人、全壊・流失2棟、半壊・一部破損65棟、床上浸水7棟、床下浸水413棟の被害が発生している[3]。また、被害総額は151億円に達した[4]。