『声♥遊倶楽部』(せいゆうくらぶ)は、1995年10月5日から1996年3月28日までテレビ東京系で放送された声優をメインとしたバラエティ番組。全26回放送。
概要
第3次声優ブームと称されていた1990年代中ごろ、日本のテレビ史上初めて関東圏かつ30分枠で放送された声優専門番組[1][注釈 1]。司会・アシスタント・レポーター・ゲストといった出演者のすべてが声優だった。
番組内容は、毎回ゲストとして迎える当時の有名声優とのトーク(星♦優烈伝)、当時声優になることを目指していた20名の若手たち「Piパーズ(ピーパーズ)」によるゲームコーナー(SAY♠遊トラの穴)、はがき紹介(声♣郵広場)、など。
基本データ
レギュラー出演者
Piパーズ
- 浅野るり
- 宇和川恵美
- (永塚千絵)
- 榎本充希子
- (大久保和登)
- 加藤光→橘ひかり[注釈 3]
- 菊池志穂
- 櫛田泰道
- 小島朋子
- 小西寛子
- (榊原弘子)
- 笹沼晃
- (田中宏美)
- (針生芳光)
- (三浦千代)
- 宮川美保
- (宮嶋ひとみ)
- 本美奈子
- 柳原みわ
- (吉田智美)
当時、声優になることを目指していた若手20名(男性4名、女性16名)による番組内グループ。当初は名前がなく「声遊予備軍」と呼ばれていたが、第5回にて「Piパーズ(ピーパーズ)」と命名された。デビュー前の声優の卵たちという触れ込みではあったが、一部のメンバーはこの番組が始まった時にはすでにデビューしており、またレギュラー番組を持って声優活動をしている者もいた。
番組内の一コーナー(SAY♠遊トラの穴)でクイズやゲームを競ったり、個人単位の活動報告を行っていたが、外部でのユニット活動はなかった。ノベルティグッズとして番組特製のカレンダーが作られ、視聴者にプレゼントされたほか、アニメイトでも販売された。
るるる
番組のエンディングテーマ「NIPPONの未来」を歌う声優3人組。ユニット名は3人の芸名の最後が全て「る」であることから名付けられた。はがき紹介のコーナーで、Piパーズよりも先輩の声優として紹介。第8回で登場し、「NIPPONの未来」のカップリング曲である「夢織人」を披露した。
構想の段階ではメンバーは手塚、藤野、椎名へきるの予定だった[注釈 4]が、結成直前に椎名が角川書店の『精霊使い』の声優オーディションに合格したために参加することができなくなり、急きょ椎名に代わって茂呂田が起用されたという経緯がある。
ゲスト声優
※日付は初回放送日
- 1995年
- #1(10月5日)日髙のり子
- #2(10月12日)野沢雅子
- #3(10月19日)白鳥由里
- #4(10月26日)田中真弓
- #5(11月2日)冨永みーな
- #6(11月9日)内海賢二
- #7(11月16日)富沢美智恵
- #8(11月23日)菊池正美
- #9(11月30日)氷上恭子
- #10(12月7日)矢尾一樹
- #11(12月14日)松本梨香
- #12(12月21日)井上和彦
- 1996年
- #14(1月4日)山口勝平
- #15(1月12日)吉田古奈美
- #16(1月18日)草地章江
- #17(1月25日)岩永哲哉
- #19(2月8日)かないみか[注釈 5](白馬コルチナ国際スキー場ロケ)
- #20(2月15日)荒木香恵
- #21(2月22日)桜井智
- #22(2月29日)川村万梨阿(バリ島ロケ)
- #23(3月7日)渡辺久美子(バリ島ロケ)
- #24(3月14日)野上ゆかな(バリ島ロケ)
- #25(3月21日)古川登志夫
※#13(12月28日)と#26(3月28日)は総集編、#18(2月1日)は特別編のためゲストなし。
スタッフ
- 構成:清松勝彦、川原慶太郎、瀧本まさし、山田理恵子
- 美術制作:重岩清人
- デザイン:小山田彰夫
- 美術進行:堀部信行
- TD:毛利敏彦
- CAM:斉藤佳久
- VE:高野沢伸一
- AUD:佐藤浩一
- 照明:長川博
- 音響効果:渡辺貴信
- TK:毛利弘子
- メイク:飯田あゆみ
- スタイリスト:清水亜由美、斉藤真喜子
- キャスティング:原真
- 広報:穴見礼(テレビ東京)、星野千温、伊藤淳
- 技術協力:八峯テレビ
- 編集・MA:スタジオヴェルト
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- 協力:東京現像所、浜町スタジオ、日本経済広告社
- ディレクター:森勝嗣
- プロデューサー:川上涼子、天下井隆二
- 制作協力:アースコーポレーション、MoMa
- 製作:アニメーションワールド
主題歌
- オープニングテーマ
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