『ぐうたらママ』は、1975年4月6日から2020年9月27日[1]まで『毎日新聞』「日曜くらぶ」(日曜版。連載開始と同時に「日曜版」から「日曜くらぶ」に改題)に連載されていた古谷三敏の漫画作品。また、それを原作としたテレビドラマ。
内容
ぐうたら者のママとそのぐうたらぶりに嘆き呆れつつも「主夫」を務めるパパ。そしておっとりした一人息子のグズ夫。そんなぐう山家を中心としたホームコメディ。
連載を重ねるにつれて次第にママが快活になり、同じ作者の手掛けた『ダメおやじ』と同様に、タイトルと内容がかけ離れた作品となっている。現在約40年の長期連載である。
連載当初は「扉」を含めて28コマ(「扉」とラストは2コマ分)あったが、その後はコマが少なくなり、レイアウトも横から縦並びに変更、そして2004年4月4日掲載分より「扉」を含めて9コマ(3×3)に縮小した。
かつてはコミックスとして発売されていたこともあり、2017年より竹書房から発売されたコミックスを元に、ebookJapanから電子書籍が発売されている[1]。
登場人物
- ぐう山たら子(ママ)
- 専業主婦。ぐうたらな性格で、いつも家でごろごろしていることが多い。初期の頃は過激といえるほどのぐうたらぶりだったが、連載が進んでいくうちに、次第に、ズボラだが明るく愛嬌のある、お茶目な性格に変化していった。おっとりしていて優しい面もあり、夫の一郎と息子のグズ夫の事は大切に思っている。
- ぐう山一郎(パパ)
- サラリーマン。一見、黒縁眼鏡をかけて堅物そうな感じがするが、ぐうたらなママに代わって、料理から掃除、洗濯等、家事全般をそつなくこなす。通勤している会社名は“パパの会社”。ちなみに、会社のトイレには「この会社にはろくな奴らがいない。しかし、ぐう山さんはすばらしい人だ。」という落書きがある。なんだかんだ言いながら、妻の事を愛しており、夫婦仲は良い。
- ぐう山グズ夫
- ぐう山家の長男。ごく平凡で常識的な性格の小学生。両親の事が好きで、素直にまっすぐ育っている。
なお1991年9月1日掲載分より、ママの母親(グズ夫の祖母)とパパの父親(グズ夫の祖父)が同居していたが、5年弱後の1996年6月2日掲載分を以て、「田舎へ帰った」という理由で漫画から姿を消した。
関連作品
テレビドラマ
ぐうたらママ | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 古谷三敏 |
脚本 | (奥津啓治)(全)、(水島聡)(3) |
演出 | (大黒章弘)(1・2)、(佐々木章光)(3・4) |
出演者 | 坂口良子 西川きよし 岩淵健 塩沢とき 小松政夫 |
製作 | |
制作 | フジテレビ、テレパック |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1983年7月4日 - 1984年6月18日 |
放送時間 | 月曜19:30 - 20:54 |
放送枠 | 月曜ドラマランド |
放送分 | 84分 |
回数 | 4 |
1983年から1984年にかけて、フジテレビ系列の『月曜ドラマランド』の一作品として4作品が放送された。
放送日
- 1983年7月4日 - ぐうたらママ
- 1983年11月7日 - ぐうたらママ2 またまた吹き荒れるドジ旋風 犬を飼ってはいけないと熊は言った?!
- 1984年4月30日 - ぐうたらママ3 ぐうたらママ怒る
- 1984年6月18日 - さよなら!ぐうたらママ
キャスト
- 偶山タラ子(ママ):坂口良子
- 偶山カツ男(パパ):西川きよし
- 偶山グズ夫:岩淵健
- 校長:太宰久雄
- あざみ:朝丘雪路
- 秀夫:(竹本史明)
- 清水由貴子
- 北原佐和子
- コント・レオナルド
- 塩沢とき
- 高田純次
- 小松政夫
- 千うらら
- 岡まゆみ(1)
- とんねるず(1)
- 姫ゆり子(1)
- 鈴木ヒロミツ(2)
- 所ジョージ(3)
- 萩原流行(3)
- 竹中直人(3)
- 河原さぶ(3)
- 猪俣光世(3)
- 三宅裕司(4)
- 栗田貫一(4)
- 高城淳一(4)
- 白石まるみ(4)
- 野見山夏子(4)
- 伊藤克信(4)
スタッフ
CM
- 中央果実基金(1990年代前半。アニメーションで登場)
派生作品
脚注
外部リンク
- ぐうたらママ - 毎日新聞