西表島交通株式会社(いりおもてじまこうつうかぶしきかいしゃ)は、日本の沖縄県八重山郡竹富町の西表島で観光バス・路線バス・タクシー事業を行う企業である[1]。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 日本 〒907-1434 沖縄県八重山郡竹富町南風見201[1] |
設立 | 1972年5月[1] |
業種 | (陸運業) |
法人番号 | 2360001013046 |
事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 一般乗用旅客自動車運送事業 自動車整備業[1] |
代表者 | 玉盛 雅治[1](代表取締役社長) |
資本金 | 4,800万円[1] |
従業員数 | 44人(2023年4月1日現在)[1] |
主要子会社 | 株式会社東部交通 株式会社玉盛商会[1] |
外部リンク | https://iriomote.com/ |
また、「西表島交通グループ」の関連会社が、観光関連事業(仲間川マングローブクルーズ、カヌーツアー、水中観光船[2])や小売業(ガソリンスタンド、スーパーマーケット)等を営んでいる[1][3]。
沿革
路線バス事業
運行路線
西表島北西部の白浜と東南部の豊原の間で、県道215号線を通り、島をおよそ半周する路線バスを運行している。沿線には、高速船やフェリーが発着する上原港・大原港や、各集落・観光地がある[16]。
かつては白浜から大原までと、その途中の船浦までとの2路線を運行していた[17]が、2006年3月1日に白浜~大原の1路線に統合された[5]。その後、2011年5月までは1日6往復(夏季は1日8往復)の全区間通しで運行[18]。2011年6月1日には、高速船やフェリーとの接続を考慮した路線・時間に改定された[19]。2022年時点では、全区間通しでの運行で午前・午後にそれぞれ2往復、計4往復が運行されるほか、通学バス(学休日運休、一般客利用可)が午前1便(豊原→大原港)、午後2便(大原港→豊原)運行される。全線通しでの運行距離は約50 km、所要時間は約1時間40分である[16]。
西表島より西に位置する与那国島では定時定路線のバス((与那国生活路線バス))が運行されているが、運賃が無料で道路運送法による一般乗合旅客自動車運送事業(乗合バス)の認可を受けたものではないため、運賃を徴収する一般路線バスとしては本路線が日本最南端かつ最西端である。また、この路線で最も南にある豊原停留所及び最も西にある白浜停留所は、それぞれ日本最南端[20]及び最西端のバス停留所であり[16][21]、両停留所にはその旨の表記がある。
- 運行区間
- 白浜 - 祖納 - 干立 - 浦内川 - 星野リゾート 西表島ホテル - 浦内 - 住吉 - 星砂の浜 - 中野 - 上原小学校前 - 上原 - 上原港[注釈 1] - 船浦 - 大見謝ロードパーク - ホテルパイヌマヤ前 - 由布水牛車乗場 - 美原 - 野生生物保護センター - 古見 - 大富 - 大原 - 大原港 - 大原診察所前 - 豊原[16]
運賃
- 最低運賃は130円。全区間乗車で1,470円である。
- 前乗り前降り制で、運賃は前払い。
- 1日フリーパス(1,050円)及び3日間フリーパス(1,570円)がバス車内で発売されている[16]。
車両
2023年3月に電気バスのBYD・K8が1台導入された[14]。
三菱P-MP218M(2003年)
元都営バス車両 三菱U-MP218K(2006年)
観光バス事業
同社の主要事業である。大型観光バス16台、小型バス2台を保有している[22]。
タクシー事業
「やまねこタクシー」という名称で営業。普通タクシー2台(車いす対応の日産・NV200)、ジャンボタクシー1台(トヨタ・ハイエースグランドキャビン)を有する[23]。予約は貸切観光のみ可能[24]。
脚注
注釈
- ^ 白浜行きは、船浦→上原→上原港→上原小学校前の順で運行。
出典
- ^ a b c d e f g h i “”. 西表島交通グループ. 2023年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月2日閲覧。
- ^ . 八重山毎日新聞. (2009年11月3日). オリジナルの2019年2月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “”. 西表島交通グループ. 2021年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “運輸要覧”. 沖縄総合事務局運輸部 (2018年12月). 2019年2月10日閲覧。
- ^ a b c d “”. イリオモテドットコム. 西表島交通グループ. 2006年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ . 八重山毎日新聞. (2005年12月29日). オリジナルの2019年2月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ . 八重山毎日新聞. (2006年3月4日). オリジナルの2019年2月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ . 八重山毎日新聞. (2008年9月3日). オリジナルの2012年7月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ . 八重山毎日新聞. (2014年3月7日). オリジナルの2019年2月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ . 朝日新聞. (2018年8月6日). オリジナルの2019年2月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “”. イリオモテドットコム. 西表島交通グループ. 2019年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ . 八重山毎日新聞. (2021年8月25日). オリジナルの2021年8月25日時点におけるアーカイブ。
- ^ . 琉球新報. (2022年6月16日). オリジナルの2022年6月16日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b . 日本経済新聞. (2023年2月3日). オリジナルの2023年2月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ . 八重山毎日新聞. (2023年4月28日). オリジナルの2023年4月28日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d e “”. 西表島交通グループ. 2023年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “”. イリオモテドットコム. 西表島交通グループ. 2004年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “”. イリオモテドットコム. 西表島交通グループ. 2010年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “”. イリオモテドットコム. 西表島交通グループ. 2011年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、258-259頁。ISBN (4-534-03315-X)。
- ^ ブルーガイド編集部『車窓から日本を再発見! 全国ローカル路線バス』実業之日本社、2016年10月29日。ISBN (978-4-408-00891-2)。
- ^ “”. 西表島交通グループ. 2021年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “”. 西表島交通グループ. 2021年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “”. 西表島交通グループ. 2021年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 西表島交通株式会社