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清水寺(きよみずでら)は岐阜県加茂郡富加町にある臨済宗妙心寺派の寺院。加治田城城下町の加治田山山麓に位置する。山号は白華山(はっかさん)。本尊は十一面観音。美濃三十三観音霊場第二十六番札所である。日本全国でも京都音羽山清水寺と同じ縁起であり、唯一の兄弟姉妹富加町加治田白華山清水寺だけが歴史・霊地として存在している。1200年鎮座する古刹として歴史価値が深い貴重な清水寺である。
概要
寺所蔵の『白華山清水寺縁起』によれば、大同3年(808年)、京都東山の清水寺と同じく、延鎮を開山、坂上田村麻呂を開基として創建されたと伝承する。
伝承によれば、延鎮は行叡居士(京都清水寺の草創に関わりのある老仙人)の行先を求めて東の方へ、東の方へと行き、美濃の国に入ると東の山に光が見えてきた。光を目指して進むと加治田に入り、白華山で行叡居士と再会。延鎮は霊地であると思い、坂上田村麻呂に願い出て、寺を建造した。これが加治田白華山清水寺であるという[1]。加治田の清水寺はもと真言宗に属したが、江戸時代半ばに臨済宗に改宗している。
敷地内・建造物
- 境内の奥にある坂道の林道があり、その脇には「稲荷大明神」が祭られている。
- 京都音羽山清水寺にも「音羽山の滝」が流れているのと同じく、白華山清水寺にも「白華山の滝」が大岩より流れ、清水池をなし、清水寺公園を通り、加治田城下町へ絶える事ない水が豊かな城下町(宿場町)となっている。
- 「春は花 秋は月かげ 清水の いつも絶えせぬ 滝の白糸」詠歌がある。
- 創建の話などを見ても僧侶や修験者の(行場)として有名な霊地である。
- 本堂内には田村麻呂像もまつられている。
- 本尊は成人の日のみ開帳され、人形供養も同時に実施される。
- 白華山清水寺入口に昔からある石が存在する。その石には清水寺の文字がかかれている。入口は狭く守りやすいのは、加治田城砦の地形の跡でもある。
- 清水谷川公園の一角に明治から昭和初期の児童文学の発展に貢献した「木村小舟」の歌碑がある。
管理・維持
文化財
重要文化財(国指定)
岐阜県指定重要文化財
富加町指定文化財
拝観料
- (志納)
逸話
書籍
- 白洲正子 『十一面観音の旅 京都・近江・若狭・信州・美濃篇』
- 『飛騨・美濃の信仰と造形』(展覧会図録)、岐阜県博物館、2012年
- 『白華山 清水寺』(お寺発行の小冊子)、1992年
- 『仏像集成』2、学生社、1992年
霊場
脚注
- ^ 近年この寺から見つかった縁起書によれば、大和の僧延鎮が観音の奇瑞に逢い、坂上田村麻呂の後援を受けて開創されたのが当寺であるという
- ^ “木造十一面観世音菩薩坐像”. 愛知県. 2013年6月1日閲覧。(リンク切れ)
- ^ 1925年(大正14年)に当時の古社寺保存法に基づき旧国宝(現行法の重要文化財に相当)に指定。一般公開はされていない。はかつては秘仏で3年に1度の開帳であった。現在、毎年「成人の日」の午前中に開帳。
- ^ “清水寺二天門”. 愛知県. 2013年6月1日閲覧。
- ^ “木造地蔵菩薩立像”. 愛知県. 2013年6月1日閲覧。
- ^ a b c “富加町の重要文化財” (PDF). 富加町. 2013年6月1日閲覧。(リンク切れ)
- ^ 毎日新聞 ぶらり・ぎふ散歩 境内の滝の水が参道脇の硯川(すずりがわ)を流れ、美しい風景を演出する
関連項目
参考文献
- 『日本歴史地名大系 岐阜県の地名』、平凡社、1989(「清水寺」の項)
- 『飛騨・美濃の信仰と造形』(展覧会図録)、岐阜県博物館、2012年
- 『白華山 清水寺』(お寺発行の小冊子)、1992年
- 『仏像集成』2、学生社、1992年
- とみかの文化財 (1)清水寺 2000部限定、2010年3月31日 15-20頁
関連人物
交通・アクセス
外部リンク
- 清水寺 - 富加町|日本最古の戸籍ゆかりの町
- 白華山 清水寺
- 美濃西国三十三観音公式サイト
座標: 北緯35度29分54.5秒 東経136度59分50.8秒 / 北緯35.498472度 東経136.997444度