金属団地(きんぞくだんち)は、岐阜県各務原市にある工業団地。
正式名は「岐阜県金属工業団地」。通称は金属団地であり、住所(各務原市金属団地)も通称からとられている。
概要
中小企業工場集団化事業の工業団地として、最初期に作られた工業団地の一つである。総敷地面積は約290,600m2。1961年(昭和36年)発足し、1964年(昭和39年)操業開始。
中小企業40社以上が誘致されている。機械金属に関する企業が多くを占め、金型、鋳造、ダイカスト、溶接、板金、鉄骨、ボイラー、プレス、機械加工、輸送用機器、産業機械、工作機械などがある。
発足時は稲葉郡那加町であったが、団地の造成中の1963年(昭和38年)4月に那加町は鵜沼町、蘇原町、稲羽町と合併し、各務原市が発足したため、金属団地の操業開始は各務原市発足後である。
歴史
- 1961年(昭和36年) - 岐阜県金属工業団地協同組合が設立される。稲葉郡那加町と稲羽町に跨る土地を建設地とする。
- 1962年(昭和37年) - 起工式を行う。
- 1963年(昭和38年) - 協同組合の最初の施設として、共同住宅(A棟)が竣工する。
- 1964年(昭和39年) - 竣工式を行う。誘致された企業は76社。
- 1965年(昭和40年) - 福祉会館が完成する。
- 1967年(昭和42年) - 共同住宅(B棟)が竣工する。
- 1970年(昭和45年) - 共同住宅(C棟)、体育館、青雲寮(岐阜刑務所各務原作業場)が竣工する。
- 1995年(平成7年) - 組合研修センターが完成する。
- 2000年(平成12年) - 青雲寮を閉所する。
- 2005年(平成17年) - 体育館を取り壊す。
- 2010年(平成22年) - 共同住宅(A棟)を取り壊す。
- 2015年(平成27年) - 共同住宅(B棟)を取り壊す。
交通
自動車
公共交通機関
- 名鉄各務原線 新那加駅下車、徒歩で約15分。
- 各務原市ふれあいバス川島線「金属工業団地」バス停より徒歩すぐ。
参考文献
- 各務原市史 通史編 近世・近代・現代 (各務原市教育委員会 1987年) P.716 - 722
関連項目
外部リンク
- 岐阜県金属工業団地協同組合