概要
島式ホーム1面2線を持つ交換可能な地上駅で、開業当初から廃止時まで有人駅であった。日立電鉄線の終着駅で、構内に留置線・列車洗車台なども有していた。直営駅として営業されていたが、駅員配置時間は限られ、平日は7時から9時40分および、15時50分から19時までで、土曜日と休日は駅員の配置はなかった。
鮎川駅から日立方面への路線が延伸される予定があったことから[要出典]、構内の線路がプラットホームより日立方面へさらに奥へと数百メートル先まで延びており、その線路の途中にある踏切までは留置線として使用された。駅舎は鉄筋コンクリート造の小さなもので、自動券売機が一台設置されてあり、駅員無配置時間帯でも乗車券の購入が出来た。その為、乗車駅証明書発行機の設置はなかった。
地理的には、JR東日本常磐線の常陸多賀 - 日立間の線路の脇に位置し、常磐線の駅とは線路を挟んで反対の海側に駅舎があった。駅舎がある位置から、JR常磐線の線路を渡って対面側に鮎川集落が開けていることから、構内を移動するときは駅舎を通らずともホームから鮎川集落に方面へと直接行ける構造となっていた。
歴史
駅周辺
- 鮎川
- 鮎見橋
- 日立鮎川三郵便局
- 茨城県立多賀高等学校
- 日立市立日立養護学校(現・日立市立日立特別支援学校)
- 日立市立油縄子小学校
- 日立市立多賀中学校
- 日立化成桜川工場
- 池の川市民運動公園
- 当駅の駅名標で紹介されている。
廃止後
2006年(平成18年)9月中旬に、駅舎が解体され現在は面影もない。ただし駅跡地のすぐ脇にある常磐線の踏切名は「鮎川駅前踏切」のままである。
隣の駅
- 日立電鉄
- 日立電鉄線
- 桜川駅 - 鮎川駅