DDCD(Double Density CD)は、一般的なCDの2倍に当たる1.3GBの容量を持つCDのことである。規格書は(Purple Book)である。
概説
通常のCDでは、ピットの長さの最小値は0.83μmで、トラックピッチは1.6μm幅である。DDCDではピットの長さの最小値を0.62μmに、トラックピッチを1.1μm幅に、それぞれ短縮することで、1.3GBものデータを書き込むことが可能になった。線速度も、通常CDの1.2~1.4m/sから、0.9m/sに短縮されている。
読み出しや書き込みには専用ドライブが必要となり、DDCDに対応していないCD-ROMドライブでは読み出しも行えない。CDと同様にDDCDにもDDCD-R/DDCD-RWが存在する。
普及はほとんど進んでいないが、通常のCD-Rで100分収録を謳う商品が発売されているなど、CDそのものの長時間化は進んでいる。