『Z』は、1969年のアルジェリア/フランス共同制作映画。1963年に軍事政権が全ての権利を掌握していた王制下のギリシャで起きた自由&平和主義者グリゴリス・ランブラキス暗殺事件をモデルとした(ヴァシリス・ヴァシリコス)による同名の小説(1966年刊行)を、コスタ=ガヴラス監督が映画化したもの。
Z | |
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Z | |
監督 | コスタ=ガヴラス |
脚本 | ホルヘ・センプルン コスタ=ガヴラス |
原作 | (ヴァシリ・ヴァシリコス) |
製作 | ジャック・ペラン (ハーメッド・ラチェディ) |
出演者 | イヴ・モンタン ジャン=ルイ・トランティニャン イレーネ・パパス ジャック・ペラン |
音楽 | ミキス・テオドラキス |
撮影 | ラウール・クタール |
編集 | フランソワーズ・ボノー |
配給 | コロムビア |
公開 | 1969年2月26日 1970年11月21日 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | アルジェリア フランス |
言語 | フランス語 |
『告白』、『戒厳令』と共にガヴラス監督の「三部作」といわれている。
タイトルの『Z』は、ギリシャ語の「Ζει」に由来する。「彼(ランブラキス)は生きている」を意味するこの言葉は、ギリシャにおける政治的な抗議のためのスローガンであった。
あらすじ
舞台は、東地中海沿岸に位置する軍事政権下の架空の国。左派を率いる国会議員Z氏が暴漢によって暗殺される。調査に乗り出した予審判事は陰謀を探り出す。
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キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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Z氏 | イヴ・モンタン | 黒沢良 |
予審判事 | ジャン=ルイ・トランティニャン | 西沢利明 |
新聞記者 | ジャック・ペラン | 古川登志夫 |
長官 | (ピエール・デュ) | 大木民夫 |
次官 | (ジュリアン・ギオマール) | 鎗田順吉 |
検察官 | フランソワ・ペリエ | 西村知道 |
マット | (ベルナール・フレッソン) | 中田浩二 |
マニュエル | (シャルル・デネール) | 安原義人 |
ピルー | (ジャン・ブィーズ) | 嶋俊介 |
バーゴ | (マルセル・ボズフィ) | 飯塚昭三 |
ヤーゴ | レナート・サルヴァトーリ | 広瀬正志 |
ニック | (ジョルジョ・ジュレ) | |
バロネ | (ジェラール・ダリュー) | 雨森雅司 |
デュマ | (ギイ・メレッス) | 上田敏也 |
検事総長 | ジョルジュ・ルーキエ(ノンクレジット) | 村松康雄 |
エレーヌ(Z氏の妻) | イレーネ・パパス | 木村有里 |
日本語吹替:初回放送1978年11月20日『月曜ロードショー』
スタッフ
- 監督: コスタ・ガブラス
- 製作: ジャック・ペラン、(ハーメッド・ラチェディ)
- 脚本: (ホルヘ・センプルン)、コスタ・ガブラス
- 原作: (ヴァシリ・ヴァシリコス)
- 音楽: ミキス・テオドラキス
- 撮影: ラウール・クタール
- 編集: フランソワーズ・ボノー
受賞歴
- 第42回アカデミー賞
- 第22回カンヌ国際映画祭
- 第35回ニューヨーク映画批評家協会賞
- 作品賞
- 第27回ゴールデングローブ賞
- 第4回全米映画批評家協会賞
- 最優秀作品賞