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Yahoo!掲示板(ヤフーけいじばん)とは、Yahoo! JAPANが運営していた、インターネット電子掲示板サイトであり、匿名掲示板。運営期間は、1998年7月 - 2013年3月。本項目では実質上の後継であるtextream(テキストリーム)についても解説する。
概要
掲示板の形態
Yahoo!掲示板を利用するには、まず「Yahoo! JAPAN ID」を予め登録する。その時に作成されたIDは、別途ニックネームを設定しなければ、そのままハンドルとなった(1つのIDで6つまでニックネームとプロフィールを作成することが可能。そしてIDは、既存IDと重複しない限り1人で幾つでも取得できる)。従って、投稿者は何かしらのハンドルを使って投稿を行わなければならず、他のユーザーと全く同じハンドルでの投稿は不可能であった。
専門用語
- 「カテゴリ(略してカテ)」がそのまま「板」という意味になる。
- 「スレッド(スレ)」に相当する単語は「トピック(略してトピ)」。
トピック
- トピックは、一般的な掲示板と同じで、投稿があれば必ず最上段へ移動するようになっていた。
- 一般的な掲示板はスレッド内の発言数が規定数に達するか、またはデータ容量が規定容量に達すればそのスレッドは終了し、書き込めなくなるが、Yahoo!掲示板の各トピックは半永久的に投稿が可能である(カテゴリ毎に違うが1 - 2週間書き込みが無い場合、そのトピックは消滅した。)。
機能
- Yahoo!アラートの機能を利用すると、掲示板に投稿があった場合、自分のメールアドレスに投稿を通知させることができる。また、「Yahoo!メッセンジャー」と組み合わせることにより、リアルタイムで投稿があったことを知ることが出来る。
2005年のリニューアル
2005年10月3日にYahoo!掲示板が全面リニューアルされ、デザインや機能などが大きく変更、以下の様な新機能が追加された。
- まとめ読み
- トピックの投稿を5件一度に読める。
- 違反報告
- 投稿から直接報告フォームに移動でき、違反投稿をすぐに報告できる。
- 無視リスト
- ログイン時に特定のユーザーからの投稿を表示しない様に設定できる。
- ワードフィルタ
- 規約に反するメッセージを表示しない様に設定できる。
Yahoo!掲示板サービス終了とtextreamへのリニューアル
「textream(テキストリーム)」という新しい情報サービスが2012年12月21日に開始[1]され、それまでの投稿は「textream」へ引き継がれた。
textreamはツリー型掲示板であるYahoo!掲示板とは違い、スレッドフロート型掲示板に近いシステムとなっている。なお、1つのIDで別途複数取得したニックネームは使用不可。また、スマートフォン向けアプリがリリースされるが、従来型携帯電話(フィーチャーフォン)向けのモバイル版は提供されない[2]。
Yahoo!掲示板は、2013年2月頃より順次トピックが消去され、3月26日に「textream」へ移行しサービスを終了した[3]。
金融系カテゴリの移管とtextream実質終了
2019年1月28日をもって、「株式」「FX、為替」カテゴリを(Yahoo!ファイナンス)へ移管し、その他のカテゴリを終了[4]。これにより旧Yahoo!掲示板からの約20年の歴史に事実上の幕を下ろすこととなった。
脚注
- ^ 『Yahoo! JAPAN、新サービス「textream(テキストリーム)」を公開』(プレスリリース)Yahoo! JAPAN、2012年12月21日 。2013年4月19日閲覧。
- ^ “【Yahoo!掲示板】サイトリニューアルのお知らせ”. Yahoo!ブログ - Yahoo!ファイナンスの歩き方 (2012年12月11日). 2012年12月14日閲覧。
- ^ 『textream』オフィシャル (2013年3月19日). “【重要】3月26日(火)Yahoo!掲示板終了予定のお知らせ”. 『textream』オフィシャルブログ. 2013年4月16日閲覧。
- ^ 『textream』オフィシャル (2018年10月2日). “【重要】「株式」「FX、為替」カテゴリのYahoo!ファイナンス移管と、ほかカテゴリ終了のお知らせ”. 2018年10月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- textream - Yahoo! JAPAN