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ウェブコミック

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ウェブコミックWeb Comic)は、ウェブサイトで公開される漫画のこと。オンラインコミックとも言う。誰でも簡単に漫画を発表できる手段として、アマチュア作家を中心に利用され、多くのウェブコミック作品が発表されている。アニメーションなど動的な要素を持たせられるなど、ウェブならではの特徴がある。

Tachyon The Digital Man.[1]

2007年11月現在では、ほしよりこの『きょうの猫村さん』(1・2巻計で90万部以上)、山野車輪の『マンガ嫌韓流』(1〜3巻計で78万部以上)、よしたにの『ぼく、オタリーマン。』(発売1ヶ月で30万部)、小島アジコの『となりの801ちゃん』(15万部以上)、また、ウェブで発表していた作品を商業用にリメイクした高津カリノの『WORKING!!』(累計458.1万部、2015年現在)など、単行本ベストセラーになる作品も生まれている。

マンガ図書館Z」のように絶版となった作品を配信することによって広告収入を得る新たなビジネスモデルが構築されたり、これまで顧られなかった作品が脚光を浴びる場合もある。また、漫画家を目指す者が自由に作品を発表することで足掛かりを得る事例もある。

また、一般クリエータの作品発表という側面では、自らのホームページブログ等で作品を発表する手法が主流で、そこからウェブコミックランキング等のリンクに登録をして、大きな集客を得ることも多い。また、サイトを登録するポータルサイトとしてのリンク集からさらに発展した形として、ウェブコミック投稿サイトなど直接作品を投稿もしくは登録できるCGMサイトも、作者および読み手の人気を集めている。

形式

作品はウェブサイト上で、GIFJPEGなどの画像ファイルフォーマットPDF、かつてはAdobe Flashアップロードされ、ウェブブラウザで閲覧する形式である。操作性を重視し、専用フォーマットで発表、閲覧ソフト(ビューワ)を利用して閲覧する場合もある。

なおビューワを用いない方式にも表示に時間がかからないといったメリットがある[2]

内容

内容は絵日記的なものから、SF漫画ギャグ漫画と幅広いジャンルが含まれる。表現方法も一コマ漫画4コマ漫画1ページ漫画などの短い読み切りから長編漫画など多岐に渡る。大部分は無料で閲覧できる。作成は主にPC上でグラフィックソフトウェアペンタブレットなどを用いて行われるが、に描いたものをイメージスキャナで取り込んで公開しているものもある。

ウェブコミックを対象にした漫画賞にはWEBマンガ総選挙[3]次にくるマンガ大賞[4]がある。次にくるマンガ大賞では雑誌『ダ・ヴィンチ』とniconicoの共同で紙媒体と電子媒体の垣根を越えた漫画賞が設立され、ウェブコミックも部門ごとに受賞対象となった[4]。また、ウェブコミックのみを対象とした総選挙は2017年に開催されたWEBマンガ総選挙が初めてであった[3]

ウェブサイトとアプリ

2012年4月に始動した裏サンデーは、ONE(『ワンパンマン』)やだろめおん(『(求道の拳)』)や戸塚たくす(『(オーシャンまなぶ)』)と言った新都社ニコニコ静画で知られていたウェブ漫画作家を集め、平日に1作品ずつ更新される計5作品を無料で閲覧できる仕組みを整えた。リアルタイムのコメント欄やランキング制の導入、TwitterFacebookなどSNSとの連携、そしてダウンロード可能な状態での無期限掲載などの要素が反響を呼んだ[5][2]。しかし、同年中に月間平均閲覧回数1000万や利用者数80万人を記録したものの、課金システムや広告を導入していなかったがために赤字が続き[6]、姉妹アプリのマンガワンと共に無料公開を一部に限るなどシステム変更を強いられることになった[7]

2012年には集英社も『ジャンプスクエア』のデジタル化に乗り出し、ジャンプBOOKストア!をリリースした。デジタル媒体にも読者がいることを認識した集英社は漫画以外に動画や小説も掲載したジャンプLIVEを2013年にリリースしたが、こちらは十分な利益が出ず、漫画のみを注力したをリリースすることになった[8]。2014年9月にリリースされたジャンプ+では週刊少年ジャンプや少年ジャンプNEXT!!の有料購読や、ウェブオリジナルの漫画作品の閲覧が可能となった。また、個人が独自の作品を投稿するサービスもリリース時から用意された[9]。ジャンプ+とマンガワンは出版社による無料コミックアプリの利用者数で1,2を争い、スマートニュースと連携しテレビCMも放送されたマンガワンが2016年にジャンプ+を上回った[10]が、2020年には再びジャンプ+が上回った。これは、日本における2019年コロナウイルス感染症の流行による外出自粛や休校といった状況に合わせてコンテンツの無料提供を行ったことが理由と考えられている[11]

この他に出版社が運営する漫画アプリとしては、集英社では(ゼブラック)や(マンガMee)など、小学館ではサンデーうぇぶり講談社ではマガジンポケットPalcy白泉社ではマンガPark[11]、芳文社ではCOMIC FUZがある[12]

沿革

  • 2012年
    • 3月 - ニコニコ静画がリニューアルしマンガ投稿機能が追加される[13]
    • 4月 - 小学館により裏サンデーがプレオープン。同年5月7日に本オープン[2]
    • 6月 - 集英社によりとなりのヤングジャンプがオープン[14]
    • 10月 - 集英社によりジャンプBOOKストア!がiOS向けに配信。翌年1月にAndroid版リリース[15]
  • 2013年
    • 8月 - 集英社からジャンプLIVEがリリース[16]
  • 2014年
    • 9月 - 集英社から少年ジャンプ+がリリース[9]
    • 10月 - 「次にくるマンガ大賞」発足[4]
    • 12月 - 小学館の裏サンデー編集部がマンガワンをリリース。以降裏サンデーよりもマンガワンという名称がアピールされる[17]
  • 2015年
  • 2016年
    • 7月 - 小学館からサンデーうぇぶりがリリース[20]
  • 2017年
  • 2018年
    • 春 - 集英社からヤンジャン!がリリース[22]
    • 8月 - 講談社とPixivの共同でPalcyが公式リリース[23]
  • 2019年
    • 3月 - 芳文社からCOMIC FUZがリリース[24]
    • 12月 - 集英社からゼブラックがリリース[11]
  • 2020年
    • 春 - 出版社系漫画アプリの利用者が全体的に増加する。2019年コロナウイルス感染症の流行による外出自粛要請が要因と見られる[11]

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ Public Domain Super Heroes Wiki "Tachyon" より
  2. ^ a b c 山田祐介 (2012年4月18日). “小学館が本気出した!? 無料漫画サイト「裏サンデー」オープン”. ITmedia. 2021年5月11日閲覧。
  3. ^ a b c ““今もっとも愛されているWebマンガ”を決める「WEBマンガ総選挙」投票開始”. コミックナタリー. ナターシャ (2017年7月17日). 2021年5月11日閲覧。
  4. ^ a b c “niconico×ダ・ヴィンチ 「次にくるマンガ大賞」創設!”. ダ・ヴィンチニュース. KADOKAWA (2014年10月6日). 2021年5月11日閲覧。
  5. ^ 山田祐介 (2012年4月4日). “「漫画界のルールと伝統をぶちこわす」――小学館の「裏サンデー」はWeb漫画の“爆弾”となるか”. ITmedia. 2021年5月11日閲覧。
  6. ^ 高橋史彦 (2021年11月16日). “「裏サンデー」が大ピンチ、赤字で閉鎖の可能性 「……マジです」”. ねとらぼ. Itmedia. 2021年5月11日閲覧。
  7. ^ “【8年前の今頃は?】「裏サンデー」オープン 『ワンパンマン』ONE、『オーシャンまなぶ』戸塚たくす 新都社の人気作家集結にネット震撼”. ねとらぼ. Itmedia (2020年4月18日). 2021年5月11日閲覧。
  8. ^ 村上敬 (2020年9月6日). “少年ジャンプ+編集長「出版社系漫画アプリで日本一になった理由」”. プレジデントオンライン. プレジデント社. 2021年5月11日閲覧。
  9. ^ a b “ジャンプをスマホやPCで!少年ジャンプ+創刊”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年9月22日). 2021年5月11日閲覧。
  10. ^ “小学館「マンガワン」アプリが集英社「少年ジャンプ+」アプリにMAUで勝てるワケ”. App Ape Lab.. フラー株式会社 (2016年3月3日). 2021年5月11日閲覧。
  11. ^ a b c d “「少年ジャンプ」はどこまでジャンプできるのか 「ジャンプラ」と「ゼブラック」が読まれる理由”. ねとらぼ. Itmedia (2020年6月13日). 2021年5月11日閲覧。
  12. ^ “芳文社が初のマンガアプリ・COMIC FUZをリリース、「ゆるキャン△」が移籍”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年2月14日). https://natalie.mu/comic/news/319972 2021年5月14日閲覧。 
  13. ^ 西尾泰三 (2012年3月13日). “ついにニコニコ静画に漫画投稿機能が追加される”. 2021年5月11日閲覧。
  14. ^ “これは読むっきゃない! となりのヤングジャンプが“伝説の読み切り”無料公開中、サイト2周年記念で”. ねとらぼ. Itmedia (2014年7月8日). 2021年5月11日閲覧。
  15. ^ “「ジャンプBOOKストア!」Android版公開、購入コミックはiOS版と共有OK”. インプレス (2013年1月11日). 2021年5月11日閲覧。
  16. ^ “”. AREA dot.. 朝日新聞出版 (2013年8月6日). 2014年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月11日閲覧。
  17. ^ 安井遼太郎. “裏サンデーが放つ新マンガアプリ「MangaONE(マンガワン)」特集、編集長が語る業界への「小さなチャレンジ」”. コミックナタリー. ナターシャ. 2021年5月11日閲覧。
  18. ^ “週刊少年マガジンのアプリ「マガジンポケット」登場 30作品以上が無料”. ねとらぼ. ITmedia (2015年7月31日). 2021年5月11日閲覧。
  19. ^ “「ニコニコ静画(マンガ)」のAndroidアプリ「ニコニコ漫画」リリース”. インプレス (2015年9月15日). 2021年5月11日閲覧。
  20. ^ “サンデー×ゲッサン×GXのWebマンガサイトが開設!新作の公開や名作を再掲載”. コミックナタリー. ナターシャ (2016年6月15日). 2021年5月11日閲覧。
  21. ^ “白泉社の名作や連載作が集結した総合アプリ・マンガPark、本日リリース”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年8月2日). 2021年5月11日閲覧。
  22. ^ 錆 (2018年1月18日). “『週刊ヤングジャンプ』の電子版が2018年春に配信開始 公式アプリ「ヤンジャン!」もリリース”. ねとらぼ. Itmedia. 2021年5月11日閲覧。
  23. ^ “講談社×pixivのマンガアプリ「Palcy」正式リリース、新機能「エール」も実装”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年8月2日). 2021年5月11日閲覧。
  24. ^ “芳文社、初の公式マンガアプリ「COMIC FUZ(コミックファズ)」創刊!”. PR TIMES (PR TIMES). (2019年3月29日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000043331.html 2021年5月14日閲覧。 

関連項目

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