株式会社ビスコ(VISCO CORPORATION)は、京都市中京区に本社を置くゲーム会社である。代表者は秋山哲雄、資本金1億9千4百万円、年商約30億円。 平成18年(2006年)までは、東京都豊島区要町に営業所を置いていた(2021年現在、この場所には富山産業株式会社がある)。
概要
1982年に設立したビデオシステム京都が1983年8月8日に法人化し、現在のビスコ(VISCO)となった。アーケードゲームにおいて、営業力の乏しいメーカーの作品をパブリッシャーとして販売していたほか、ビスコが中心になってセタ・サミー・ビスコ共同開発のSSV基板を開発し、技術力はあるが資金が乏しく営業力を持たないセタ、資金はあるが長らくゲーム開発のノウハウを持たないサミーを牽引する形でタッグを組んでいた。このタッグはセタがアルゼ傘下に入り、サミーがセガと経営統合したことで消滅した。
1999年5月6日、取引先のトーワジャパンが不渡りを出し、事務所を閉鎖した影響で京都地方裁判所に和議申請したが[1][2]、それ以降も事業を継続した。
主なタイトル
アーケード
- (パニックロード)(1986年)
- (1989年) ※販売:タイトー
- (メイズオブフロット)(1989年)
- (阿修羅ブラスター)(1990年)
- (ドリフトアウト)シリーズ(1991年 - )
- (ブロックカーニバル)(1992年)
- (アンドロデュノス)(1992年)
- (ガルメデス)(1992年)
- (アースジョーカー)(1993年)
- (KIRAKIRA五目ならべ 連珠貴族)(1994年)
- (古今東西干支物語)(1994年)
- (GOAL!GOAL!GOAL!)(1995年)
- (スーパーリアル花札 恋々しましょ)シリーズ(1995年 - )
- (ストーム・ブレード)(1996年)
- ラブリーポップ麻雀 雀々しましょシリーズ(1996年 - )
- ブレイカーズシリーズ(1996年 - )(ネオジオ)
- (モンスタースライダー)(1997年)
- パズルdeポン!(1997年)
- (清水市代女流四冠王監修 女流将棋教室)(1997年)
- (プレートメモリー)(1998年)※プリクラ系
- (グルメバトルクイズ 料理王)(1998年)
- (キャプテン・トマディ)(1999年)
- 婆裟羅シリーズ
- (華縛り)(2001年)
- クラウンマジック(2002年)
コンシューマ
- (ドリフトアウト)(1996年)(ネオジオCD)
- (雀じゃん恋しましょ)(1998年)(PlayStation / セガサターン)
- (エラン)シリーズ(1999年)(PlayStation)
- (雀々しましょ)(2000年)(PlayStation)
- (恋こいしましょ)(2000年)(PlayStation)
- (バスラッシュ)シリーズ(2000年)(NINTENDO64 / ドリームキャスト(『~ドリーム』))
脚注
関連企業
- ビデオシステム - 同社から独立する形で設立したゲーム会社
外部リンク
- 公式ウェブサイト