V・M・バット(Vishwa Mohan Bhatt、1950年7月12日 - )は、インド人のスライドギター奏者で、(モーハン・ヴィーナ)を発明した[1]。ヒンドゥスターニー音楽を演奏し、1994年のグラミー賞を受賞した。
V・M・バット | |
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基本情報 | |
別名 | Vishwa Mohan Bhatt |
生誕 | 1950年7月27日(72歳) インド・ラージャスターン州ジャイプル |
ジャンル | インドの伝統音楽、ヒンドゥスターニー音楽 |
職業 | (モハーン・ヴィーナ)/スライドギター奏者 |
担当楽器 | (モハーン・ヴィーナ) |
活動期間 | 1965年 - |
公式サイト | 公式サイト |
バットの代表作は、ライ・クーダーと共演してグラミー賞を獲得したアルバム『A Meeting by the River』である。また、タジ・マハールやベラ・フレック、ジェリー・ダグラスといった西洋のアーティストとコラボレーションしていることでも知られる。2004年にはエリック・クラプトンが主催した(クロスロード・ギター・フェスティヴァル)に出演した。
1998年には(サンギート・ナータク・アカデミー)賞を、2002年にはパドマ・シュリー勲章を受章した[2][3] 。
フォーク・ミュージシャンの(ハリー・マンクス)は、モハーン・ヴィーナを演奏する。なお、マンクスはバットと息子のサリル・バットの下で5年間学んだ。カウンティング・クロウズの(マット・マリー)はバットの友人で、モハーン・ヴィーナを演奏する。オーストラリアのミュージシャンの(ローリー・ミンソン)もモハーン・ヴィーナをバットから学んだ。
私生活
V・M・バットはインドのラージャスターン州ジャイプルで生まれ育ち、妻と2人の息子と暮らしている[4]。長男のサリル・バットも(モーハン・ヴィーナ)奏者でアルバム『Slide to Freedom Part II』はカナダのジュノー賞にノミネートされたことがあり、次男のソーラブ・バットは著名な作曲家である。孫のサトヴィック・バットもミュージシャンで、3歳半で45のラーガをモハーン・ヴィーナで演奏して(リンカブック)に世界記録として掲載された。バットの両親は息子に対して音楽教育を施し、演奏家でもあった[5]。
弟のヘマント・バットも著名な音楽家で、ラージャスターン州ビーカーネールで暮らしている。彼はグワーハーティーやシロンなど世界中をずっと旅し、インドのクラシック音楽のレベル向上に貢献した。
甥である(クリシュナ・バット)は、シタールとタブラの奏者である。
ディスコグラフィの一部
- Guitar A La Hindustan (1992年)
- Saradamani (1992年)
- Gathering Rain Clouds (1993年)
- A Meeting by the River (1993年、ライ・クーダーと共同名義)
- Bourbon & Rosewater (1995年、ジェリー・ダグラスとエドガー・メイヤーと共同名義)
- Mumtaz Mahal (1995年、タジ・マハールと(N・ラヴィキラン)と共同名義)
- Saltanah (1996年、(シモン・シャヘーン)と(ウォーター・リリー・アコーステックス)と共同名義)
- Tabula Rasā (1996年、ベラ・フレックと(ジービン・チェン)と共同名義)
- Sounds of Strings (1996年)
- Mohan's Veena (2008年)
- Desert Slide (2010年)
- Mohan's Veena II (2010年)
- Groove Caravan (2011年)
- Morning Mist (2012)
- OMKARA - The Sound of Divine Love (2014)
- Vishwa Ranjini (2015)
脚注
- ^ http://cities.expressindia.com/fullstory.php?newsid=7430
- ^ “SNA: List of Akademi Awardees - Creative Music”. Sangeet Natak Akademi. 2009年8月7日閲覧。 []
- ^ “Padma Awards”. Ministry of Communications and Information Technology. 2009年8月7日閲覧。
- ^ http://www.tribuneindia.com/2005/20051113/society.htm
- ^ http://www.hinduonnet.com/thehindu/thscrip/print.pl?file=2005101800520200.htm&date=2005/10/18/&prd=th&
外部リンク
- 公式サイト
- サリル・バットの公式サイト