THE世界大学ランキング (Times Higher Education World University Rankings) は、タイムズ・ハイアー・エデュケーションが中心になって作成している世界大学ランキングである。
特徴
評価項目には外国人教員比率や外国人学生比率が含まれており、世界大学ランキングとして、単に研究だけでなく国際性にも大きな重点を置いたランキングである。そのため、非英語圏の大学の順位が他のランキングと比べて低く出る傾向があり、特に日本の大学は国際性が低く、研究の産業活用も進んでいないため、比較的厳しい査定を受けている。日本の大学の順位が低いので、「質の評価を数で行うというのは、哲学的な誤り[1][]」等、国内では批判されることもあるが、世界的にはQS世界大学ランキングや世界大学学術ランキングと並び、最も信頼度の高い世界大学ランキングの一つと位置付けられており[2]、大学院への留学や外国籍企業への就職での判断材料に用いられる。
審査方法
- 産業界からの収入:イノベーション(教員当たりの産業界からの研究に関する収入)
- 国際的なダイバーシティ度合い(外国人教員比率、外国人学生比率)
- 教育:教育環境(好感度調査、教員収入、プログラム数、教員当たりの学生数等)
- 研究(好感度調査、研究からの収入、教員当たりの論文被引用件数等)
- 引用数
2023年世界大学ランキング内の日本の大学
<出典:[3]>
2021年日本の大学ランキング
<出典:[4]>
脚注
- ^ “日本の大学ランキングはなぜ上がらないか”. cakes.mu (2018年9月25日). 2018年9月25日閲覧。
- ^ Aziz, Hazlina (2016年9月14日). “Strength and weakness of varsity rankings | New Straits Times” (英語). NST Online. 2021年8月13日閲覧。
- ^ “World University Rankings 2023” (英語). Times Higher Education (THE) (2022年10月12日). 2022年10月12日閲覧。
- ^ “World University Rankings” (英語). Times Higher Education (THE) - Japan University Rankings 2021 (2022年2月14日). 2022年2月14日閲覧。
参考文献
- The Telegraph
外部リンク
- Times Higher Education World University Rankings(英語)