Songle(ソングル)とは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST:産総研)と科学技術振興機構(JST)で開発された、インターネット上にある音楽コンテンツの楽曲構造などの「楽曲の中身」を可視化するWebサービスである。
概要
YouTubeやニコニコ動画といった動画共有サービスやiTunesといった音楽配信サービスの普及により、インターネットを通して、膨大な数の音楽が視聴されるようになり、視聴履歴や曲名、アーティスト情報といったデータから「おすすめ」の楽曲コンテンツを推薦するサービスの開発提供も行われるようになった。しかし、曲調などによる推薦サービスの開発は進んでおらず、産総研では楽曲構造やビート構造、メロディー、コードといった「楽曲の中身」を基にした技術の開発を行った[1][2][3]。ユーザーが「受動的に」音楽鑑賞を行うことを目標として、気に入った曲のサビ部分を抽出する機能も備える[1][4]。
脚注
- ^ a b 『インターネット上の楽曲の中身を自動解析する音楽鑑賞システム —誰でも利用できる能動的音楽鑑賞サービス「Songle」を一般公開—』(プレスリリース)独立行政法人 産業技術総合研究所・独立行政法人 科学技術振興機構、2012年8月29日 。2021年1月2日閲覧。
- ^ 後藤 真孝, 吉井 和佳, 川崎 裕太, 井上 隆広, 中野 倫靖(産業技術総合研究所、京都大学)「Songle: Web 上の楽曲の中身を自動解析する能動的音楽鑑賞サービス」『OngaCREST』、OngaCREST Project (JST CREST)、2021年1月2日閲覧。
- ^ 後藤 真孝, 川崎 裕太, 井上 隆広, 吉井 和佳, 中野 倫靖(産業技術総合研究所、京都大学)「Songle & Songle Widget: 楽曲の中身を自動解析する能動的音楽鑑賞サービスとそれに基づく音楽連動制御」『OngaCREST』、OngaCREST Project (JST CREST)、2021年1月2日閲覧。
- ^ 藤本健 (2012年8月31日). “産総研が能動的音楽鑑賞サービス「Songle」を一般公開 -サビ・コード進行を視覚化、ミクとの連携も。29日より”. AV Watch (アイティメディア株式会社) 2021年1月2日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Songle
- Songle (@Songle) - Twitter