SHIBUYA CITY FC(シブヤ シティ エフシー、渋谷シティFC)は、東京都渋谷区をホームタウンとするサッカークラブである。Jリーグ加盟を目指すクラブの一つである。
概要
元々は、代表の山内一樹がソーシャルメディアでスポーツビジネス関係者や起業家の仲間を募って創設したのが始まりである[1]。当初は市区町村リーグに所属していたが、2015年から東京都社会人サッカーリーグに参加。2019年に東京都社会人サッカーリーグ2部に昇格すると同年2月に運営会社となる「株式会社PLAYNEW」を創業し、名古屋グランパスエイトやヴァンフォーレ甲府などでプレーした阿部翔平をクラブ史上初のプロ契約で獲得した[2][3]。3月には「渋谷からJリーグを目指す」ことを宣言[3]。
2021年からクラブの名称を「SHIBUYA CITY FC」に変更[4]。
2021年11月11日に株式会社PLAYNEWはクラブの新経営体制を発表し、代表取締役CEOを務めていた山内一樹が取締役会長に就任し、取締役を務めていた小泉翔が新たに代表取締役CEOに就任した[5]。
2022年1月25日、元サッカー日本代表で解説者の戸田和幸がテクニカルダイレクター兼コーチに就任した[6]。2022年11月14日、戸田和幸が2022シーズン限りでテクニカルダイレクター兼コーチを退任し、2023シーズンからJ3リーグに所属するSC相模原の監督に就任することを発表した[7]。また、同年12月22日、(國廣周平)がSC相模原に移籍することを発表。クラブ史上初めてのJリーガーが誕生した[8]。
2022年12月28日、ヘッドウェア&アパレルのグローバルブランドNEW ERA (曖昧さ回避)とオフィシャルサプライヤー契約を締結した。同社がサッカークラブとサプライヤー契約を締結するのは世界初[9]。
2023年1月8日、現役時代は柏レイソルなどで活躍した元プロサッカー選手増嶋竜也が監督に就任した[10]。1月10日、横浜F・マリノスや川崎フロンターレ、セレッソ大阪などで活躍し、2022シーズンまで選手として在籍していた田中裕介が執行役員に就任した[11]。
歴史
- 2014年 TOKYO CITY F.C.として創設[3]。
- 2015年
- 東京都社会人サッカーリーグ4部に参入[3]。
- クラブ初の海外遠征となる北マリアナ諸島代表と国際親善試合を開催[3]。
- 2018年
- 東京都社会人サッカーリーグ3部で優勝し、東京都リーグ2部昇格を決める[3]。
- 東京都社会人サッカーリーグ3部カップ戦で優勝[3]。
- 2019年
- 運営会社となる「株式会社PLAYNEW」を創業[3]。
- 阿部翔平をプロ契約で獲得[3]。
- 第26回全国クラブチームサッカー選手権大会の東京大会と関東大会で優勝し、初の全国大会への出場を果たす。
- 2020年 東京都社会人サッカーリーグ2部優勝および1部昇格を決める。
- 2021年
- 2022年
- 元サッカー日本代表で解説者の戸田和幸がテクニカルダイレクター兼コーチに就任。
- (國廣周平)がSC相模原に移籍し、クラブ史上初めてのJリーガーが誕生。
- ヘッドウェア&アパレルのグローバルブランドNEW ERA (曖昧さ回避)とオフィシャルサプライヤー契約を締結。
- 2023年
成績
リーグ戦
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 |
2015 | 東京都4部9ブロック | 優勝 | 22 | 8 | 7 | 0 | 1 | 52 | 7 | 45 |
2016 | 東京都3部4ブロック | 4位 | 21 | 11 | 6 | 2 | 3 | 35 | 15 | 20 |
2017 | 東京都3部6ブロック | 2位 | 28 | 11 | 9 | 1 | 1 | 35 | 9 | 26 |
2018 | 優勝 | 33 | 11 | 11 | 0 | 0 | 46 | 3 | 43 | |
2019 | 東京都2部1ブロック | 2位 | 33 | 13 | 10 | 0 | 3 | 42 | 6 | 36 |
2020 | 東京都2部3ブロックA組[注釈 1] | 優勝 | 16 | 6 | 5 | 1 | 0 | 17 | 1 | 16 |
2021 | 東京都1部 | 7位 | 24 | 16 | 7 | 3 | 6 | 37 | 21 | 16 |
2022 | 3位 | 30 | 13 | 9 | 3 | 1 | 29 | 11 | 18 |
全国クラブチームサッカー選手権大会
- 出場1回(2020年現在)
タイトル
- 東京都社会人サッカーリーグ
- 4部9ブロック:1回(2015年)
- 3部6ブロック:1回(2018年)
- 東京都2部3ブロックA組:1回(2020年)
- 全国クラブチームサッカー選手権大会
- 東京大会:1回(2019年)
- 関東大会:1回(2019年)
所属選手・スタッフ
- 2023年
スタッフ
選手
Pos | No. | 選手名 | 前所属 | 備考 |
GK | 1 | 峯達也 | 東京海上日動火災保険サッカー部 | |
21 | 横倉嗣竜 | (TuSマッカビ・ベルリン) | ||
38 | 佐藤海斗 | 青山学院大学 | 新加入 | |
DF | 2 | 山内稔之 | 明治学院大学 | 新加入 |
3 | 大津佑和 | 東海学園大学 | ||
5 | 大村俊輔 | 順天堂大学 | ||
6 | 阿部翔平 | ヴァンフォーレ甲府 | 選手専任 元日本代表 | |
12 | 鈴木友也 | ソニー仙台FC | 新加入 | |
22 | 田中廉 | 拓殖大学 | 新加入 | |
24 | 石川悠 | 福山シティFC | 新加入 | |
37 | 山出旭 | ヴェルスパ大分 | 新加入 | |
MF | 4 | 土田直輝 | ヴェルスパ大分 | 新加入 |
7 | 上田悠起 | 高知ユナイテッドSC | ||
8 | 植松亮 | 青山学院大学 | ||
10 | 宮崎泰右 | ヴァンラーレ八戸FC | キャプテン | |
11 | 河西守生 | 流通経済大学 | ||
14 | 本田憲弥 | 流通経済大学 | ||
15 | 比留間輝 | 青山学院大学 | 新加入 | |
17 | 水野智大 | 鹿屋体育大学 | 新加入 | |
20 | 岩沼俊介 | FCマルヤス岡崎 | ||
28 | 布施周士 | 南葛SC | 新加入 | |
41 | 渡邉大生 | 高知大学 | ||
50 | 景山豪 | 日本大学 | ||
77 | 轟木雄基 | 品川CCセカンド | ||
FW | 9 | 佐々木銀士 | 東洋大学 | 新加入 |
18 | 井上大地 | 日本体育大学 | ||
80 | 三上智哉 | 南葛SC | 新加入 | |
98 | 伊藤隆人 | ブリオベッカ浦安 | 新加入 |
ユニフォーム
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
クラブカラー
- 2014年 - 2015年: 白、 黒、 赤
- 2016年: 白、 紺、 赤
- 2017年 - 2020年: 白、 青、 赤
- 2021年 - 現在: 白、 黒
ユニフォームスポンサー
掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
胸 | オーチュー | OHCHU | 2022年 - | 2022年まで背中上部 |
---|---|---|---|---|
鎖骨右 | Queue | Queue | 2019年 - | 2022年まで胸 |
鎖骨左 | 日本ワークス | Nihon WORKS | 2022年 - | |
背中上部 | なし | - | - | |
背中下部 | レバレッジ | VΛLX | 2021年 - | |
袖 | ファーストパートナーズ | FIRST PARTNERS | 2023年 - | |
パンツ前面 | ノット | knot | 2023年 - | |
パンツ背面 | なし | - | - |
ユニフォームサプライヤーの遍歴
- 2014年 - 2020年:スフィーダ
- 2021年 - 2022年:サッカージャンキー
- 2023年 - 現在:NEW ERA
歴代ユニフォームスポンサー表記
年度 | 箇所 | サプライヤー | |||||||
胸 | 鎖骨左 | 鎖骨右 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ前面 | パンツ背面 | ||
2014 | - | - | - | - | - | - | - | sfida | |
2015 | 縁・counter EN | PLAYER! | |||||||
2016 | daigaku sports channel | ||||||||
2017 | Encounter Japan | PLAYER! | daigaku sports channel | ||||||
2018 | |||||||||
2019 | Queue | green bird | PLAYER! | Henge | - | ||||
2020 | - | - | - / UKAI Brooklyn | ||||||
2021 | VΛLX | UKAI Brooklyn | 東急 | Soccer Junky | |||||
2022 | Nihon WORKS | - | OHCHU | - | FUSION | ||||
2023 | OHCHU | Queue | - | FIRST PATNERS | knot | NEW ERA |
地域貢献活動
2022年3月12日、FOOTBALL JAM 2021実行委員会(株式会社PLAYNEW)が主催する「FOOTBALL JAM 2021」が渋谷駅周辺の複数会場にて開催された[12][13]。当初は2021年10月9日に開催予定だったが、当時の新型コロナウイルス感染症の状況や様々な行動制限の状況が予測できないことから、開催が延期されていた[14]。
関連項目
脚注
注釈
- ^ 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、開催期間を縮小。ブロック分け及び試合日程を変更し、2ステージ制として、1stステージは3ブロック(各14クラブ)をさらに2ブロック(A組とB組)に分け、各ブロック7クラブが1回戦総当りのリーグ戦を戦い、2ndステージでは各ブロックの順位同士でノックアウト方式の順位決定戦を行った。
出典
- ^ “サッカークラブのつくりかた #1 「TOKYO CITY F.C. 立ち上げ」編”. 山内 一樹 | 渋谷のサッカークラブ社長 (2020年1月15日). 2020年8月14日閲覧。
- ^ “”. TOKYO CITY F.C.. 株式会社PLAYNEW. 2021年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “”. TOKYO CITY F.C.. 株式会社PLAYNEW. 2021年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月17日閲覧。
- ^ a b “”. TOKYO CITY F.C.. 株式会社PLAYNEW. 2021年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月17日閲覧。
- ^ “新経営体制に関するお知らせ | SHIBUYA CITY FC”. www.scfc.jp. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “戸田和幸氏 テクニカルダイレクター兼コーチ就任のお知らせ | SHIBUYA CITY FC”. www.scfc.jp. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “戸田和幸 テクニカルダイレクター兼コーチ 退任およびSC相模原 監督就任のお知らせ | SHIBUYA CITY FC”. www.scfc.jp. 2023年2月22日閲覧。
- ^ “國廣周平選手 SC相模原へ完全移籍のお知らせ | SHIBUYA CITY FC”. www.scfc.jp. 2023年2月22日閲覧。
- ^ “【グローバルブランド「NEW ERA(ニューエラ)」とオフィシャルサプライヤー新規契約のお知らせ】NEW ERAとサッカークラブとのサプライヤー契約は世界初。「NEW CULTURE」をコンセプトとしたユニフォームデザインも決定! | SHIBUYA CITY FC”. www.scfc.jp. 2023年2月22日閲覧。
- ^ “増嶋竜也氏 監督就任のお知らせ | SHIBUYA CITY FC”. www.scfc.jp. 2023年2月22日閲覧。
- ^ “田中裕介氏 執行役員就任のお知らせ | SHIBUYA CITY FC”. www.scfc.jp. 2023年2月22日閲覧。
- ^ “世界初!?サッカーフェス誕生!渋谷の中心をジャックするFOOTBALL JAM 2021が10月9日に開催決定!”. FOOTBALL JAM 2021. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “2022年3月12日に延期日が決定!世界初のサッカーフェス!?渋谷の中心をジャックするFOOTBALL JAM 2021”. FOOTBALL JAM 2021. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “FOOTBALL JAM 2021の開催延期について”. FOOTBALL JAM 2021. 2022年6月21日閲覧。
外部リンク
- SHIBUYA CITY FC
- SHIBUYA CITY FC (scfc) - note
- SHIBUYA CITY FC (@SHIBUYACITYFC) - Twitter
- シビット / SHIBUYA CITY FC (@shibit428)- Twitter
- SHIBUYA CITY FC (shibuyacityfc) - Facebook
- SHIBUYA CITY FC (@shibuyacityfc) - Instagram
- SHIBUYA CITY FC (@shibuyacityfc) - TikTok
- SHIBUYA CITY FC - YouTubeチャンネル