PackageKit とは、多数のパッケージ管理システムに対して、質の高いフロントエンドを提供することを目指したソフトウェアのことである。GNU General Public License のもとで提供されている。
開発元 | Richard Hughes |
---|---|
最新版 | 1.2.0 / 2020年5月4日[1] |
リポジトリ |
|
対応OS | Linux |
公式サイト | www.PackageKit.org |
クロスプラットフォームを謳っているが、実際には freedesktop.org による相互運用性の規定に従った各種 Linux ディストリビューションが最大のターゲットである。
歴史
Richard Hughes によって作成され、2007年にブログで初めて提供された。現在は小規模なチームによって開発が続けられている。
設計
PackageKit自体はpackagekitdとよばれるデーモンであり、異なるシステム間の相違点をまとめる。libpackagekitとよばれるライブラリは、他のプログラムがPackageKitと連携して動作することを可能にしている。
機能
バックエンド
PackageKitが利用可能なパッケージ管理システム(バックエンド)は以下の通りである。
- Arch Linux Package Management (Pacman)
- APT
- Dandified Yum (DNF)
- (Entropy)(Sabayon Linux)
- (Nix)
- (PISI)
- (poldek)
- Portage
- (FreeBSD Ports)
- urpmi
- Yellowdog Updater Modified (YUM)
- ZYpp
フロントエンド
- gnome-packagekit
- GNOME デスクトップで使われるフロントエンド。GNU General Public License のもとで提供されている。
- KPackageKit
- KDE デスクトップ環境で利用される。
- pkcon
- コマンドラインで利用される。
脚注
- ^ “PackageKit - Where can I download it?” (2020年1月8日). 2020年4月5日閲覧。
外部リンク
- PackageKit