OBCグッドアフタヌーン!和田麻実子のみみよりだんご(オービーシーグッドアフタヌーン!わだまみこのみみよりだんご)は、ラジオ大阪で2022年4月5日から毎週火曜日の11:00 - 14:00(JST)に放送中の生ワイド番組で、和田麻実子(ラジオ大阪アナウンサー)が初めてレギュラーで担当する冠番組。略称は「みみだん」で、「OBCグッドアフタヌーン!」(ラジオ大阪が平日の当該時間帯に自社制作で放送する生ワイド番組レーベル)火曜枠の番組にも当たる。
概要
『OBCグッドアフタヌーン!#ラジぐぅ』から火曜分の放送枠を継承した生ワイド番組で、和田とカベポスター(吉本興業に所属する若手漫才師)のクロストークを主体に、「アットホームな空気と情報」を送る[1]。その一方で、 「OBCグッドアフタヌーン!」レーベルの他番組(月曜日は『原田年晴 かぶりつきマンデー!』、水・木曜日は『#ラジぐぅ』、金曜日は和田がパートナーとして出演している『原田年晴 かぶりつきフライデー!』)と同じく、『テレフォン人生相談』(ニッポン放送制作)を12時台に内包している。
和田は『原田年晴 かぶりつきフライデー!』へのレギュラー出演と並行しながら、当番組で初めて生ワイド番組のメインパーソナリティを担当。カベポスターのパートナー起用は自身の希望によるもので、番組タイトルの『みみよりだんご』も「和菓子が好き」という自身のアイデアに基づいている。和田によれば、『みみよりだんご』は(ラジオを聴くための)「みみ(耳)」と(和菓子の)「だんご(団子)」を組み合わせた造語で、「リスナーの皆さんに耳寄りな情報と一息付けるような時間をお届けしたい」というニュアンスを込めているという。なお、リスナーがtwitter経由で当番組にメッセージを送る際には、「#みみだん」というハッシュタグを添えることを推奨している。
なお、2023年3月14日までは、(ラジオ大阪を含む)NRNへの加盟局が平日の全曜日に放送する前提で文化放送が制作していた全国ネット向けの収録番組(2022年内は『氷川きよし 限界突破RADIO』→2023年1月以降は『ビューティフル・メロディーズ〜よみがえる青春のポップス』)から火曜分を13:35 - 13:45頃に内包していた。しかし、文化放送が平日および他のNRN加盟局における『ビューティフル・メロディーズ』の放送を翌週で終了させた[注 1]ことを受けて、当番組では4月4日から12・13時台に編成しているコーナーの放送順を(火曜分の内包を続ける『テレフォン人生相談』を含めて)大幅に入れ替え。和田にとっては先輩にも当たる原田年晴(ラジオ大阪の嘱託アナウンサー)がリポーターを務める生中継企画「原田年晴のこんなことしはる」を、月に1回のペースで13時台に放送している[注 2]。
出演者
パーソナリティ
中継リポーター
放送時間
- 毎週火曜日 11:00 - 14:00
- 『ハッピー・プラス』(前枠で放送されている生ワイド番組)とスタジオ(ラジオ大阪本社内のAスタジオ)を共用する関係で、同番組との間で出演者を入れ替える時間を確保すべく、実際には10:58 - 11:00の2分間をステーションブレイクに充てている。
タイムテーブル
「 」内は放送で使われているタイトルで、生放送番組のため、『テレフォン人生相談』を除いて時刻は目安。実際には、下記コーナーの合間に、通信販売関連のインフォマーシャルを数回にわたって放送している。
現在(2023年度)
◎:番組の開始1年目(2022年度)から放送→2023年度から放送時間を変更
11時台
- 11:00 オープニングトーク
- 11:10 「そもそものそもー」
- 日常生活に欠かせない飲食物やグッズから、毎回1つの「そもそも」(ルーツや成り立ち)について、事前収録による関係者のコメント音源を交えながら和田が紹介する。初回には、番組のタイトルの由来になった団子の「そもそも」を取り上げた。
- 和田が「カベポスターの大ファン」(当番組での通称は母親を意味する関西弁の「おかん」)を公言している一方で、浜田は早起きが苦手であることを告白している。このような事情から、当コーナーでは取り上げる「そもそも」にちなんで、和田が「おかん」として差し入れた飲食物(手製の料理など)をカベポスターが摂取する「もぐもぐのもぐー」が放送中に展開されることも多い。
- 和田が休演する場合には、コーナーを休止したうえで、代演者とのフリートークや特別企画に充てている。
- 11:15 「きょうのテーマ」
- 11:30:「みみだんトピックス!」
- 『#ラジぐぅ』での「#ラジぐぅトピックス!」に相当するコーナー。番組側が選んだニュースや話題をテーマに、和田とカベポスターが3人でフリートークを展開する。
12時台
- 12:00 保険でレスキュー◎
- 12:10 「浜田!みみアツ!むねアツ!」◎
- スポーツ(特にメジャーリーグ)・漫画・アニメーション(特にスタジオジブリの作品)の好きな浜田が、メインで進行するコーナー。浜田が胸を熱くしたスポーツの名場面・記録や漫画の名シーンを、豆知識と合わせて紹介する。
- 『メジャーリーグ』(クリーブランド・インディアンスを舞台に描かれたコメディー映画シリーズ)のテーマソングや、実在するメジャーリーガーの登場曲として知られる「Wild Thing」をオープニングとエンディングで使用。浜田がとりわけ胸を熱くしたテーマを、自身の希望で複数週にわたって取り上げることがある。
- 12:30 『テレフォン人生相談』◎(ニッポン放送制作、当番組では火曜分を放送)
- (radikoのタイムフリー聴取サービス)では、この番組の本編(18分間)と本編直後のローカルCM・インフォマーシャル(事前収録でラジオ大阪が独自に編成)の音源が割愛されている(単独番組時代からの措置でライブ聴取のみ可能)。
- 12:50 「お天気コーナー」◎
- カベポスターの浜田が、漫才師でありながら1人で伝える天気予報。スポンサーが付いている場合には、提供クレジットまで読む。
- 浜田が気象予報士でないにもかかわらず、和田などのアナウンサーと変わらない口調で天気予報の原稿を読み上げていることが特徴。回を重ねるにつれて、上記の口調のまま補足のコメントや和田とのクロストークを交えるようになったほか、「浜天」(はまてん)という略称が放送やtwitterで定着している。補足コメントには、本人が『テレフォン人生相談』の放送中に(OSAKA BAY TOWER WEST)(ラジオ大阪が当番組などのスタジオや本社に使用しているビル)1階のアトリウムで観察した光景を盛り込むことが多く、リスナーが放送中にアトリウムを訪れることも相次いでいる[3]。
13時台
- 13:00 「みみだんジャーナル」◎
- 「聴いて納得」「知って得する」といった情報を、和田とカベポスターが「しっかり」「たっぷり」伝えるコーナー。2023年度からは、「原田年晴のこんなことしはる」(アナウンサー歴40年の原田による生中継リポート企画)を月に1回放送する。
- 13:25 「トレカ開封の儀 リターンズ」
- 2022年度に「みみだんジャーナル」内で随時実施していた「トレカ開封の儀」を、ミニコーナー扱いで暫定的に復活。「よしもとトレカ」(吉本興業所属の芸人の写真を使用したトレーディングカード)から毎回1袋(6枚のカードをランダムに封入)を和田が開封したうえで、封入されていたカードの種類と、カードに写っている芸人を1枚ずつ紹介する。
- 「トレカ開封の儀」に続いて、浜田の写真が使われたカードが出るまで、生放送中に袋を開け続けることを想定している。実際には初回の放送で浜田のカードが出てしまったものの、カードに複数のバージョンが存在することから、「浜田の(『出現率が極めて低い』とされる)ホストカードが出るまで帰れません」というサブタイトルを急遽付けたうえで放送を継続している。
- 13:35 「自由律俳句王への道」◎
- 自由律俳句に関心を持つ永見が、メインで進行するコーナー。「自由律俳句王」(種田山頭火)の域へ達することを目標に自作した句を詠み上げたうえで、その句の背景や作句の意図などをひとしきり語る。
- 放送上はリスナーからの投句を受け付けておらず、当初は永見が自作の句を数句詠むことを想定していた。しかし、実際には初回の放送後から投句が相次いだため、第2回の放送からコーナーの構成を急遽変更。リスナーから寄せられた句から数首の紹介と、紹介した句に対する永見からのコメントにコーナーの大半が費やされている。このため、永見による句は、コーナーの最後に1首だけ詠まれることが多い。
- 2023年5月15日には、「和田理容」というペンネームで自作の自由律俳句を発表している弁理士(関西地方在住)が、新たに著した自由律句集(同月にパレード出版から刊行された『少しだけおかわりと言ったのに』)のPRを兼ねて「みみだんジャーナル」と当コーナーにゲスト出演。2023年1 - 4月に当コーナーで紹介された自由律俳句を対象に、「リスナーからの俳句(全46首)と永見が詠んだ句を、投稿者のペンネームや永見の名を伏せたまま『和田理容』があらかじめ査定した結果を、作者名と合わせてベスト3方式で発表する」という特別企画を「みみだんジャーナル」で実施した。その結果、永見の句が奇しくも1位と3位を占めた。
- 13:50 エンディング
過去(2022年度末時点)
11時台
- 11:00 オープニングトーク
- 11:10 「そもそものそもー」
- 11:15 「きょうのテーマ」
- 11:30 「みみだんトピックス!」
12時台
- 12:00 『テレフォン人生相談』
- 12:20 「お天気コーナー」
- 2022年6月14日には、当番組のオープニングパートを放送中に大阪管区気象台から(ラジオ大阪の放送対象地域と重なる)近畿地方の梅雨入りが発表されたことを受けて、浜田がその旨をラジオ大阪の番組としては最も早く同パート内で伝えた。この年には同気象台での観測史上最も早く梅雨明けの兆候が確認されたことから、その旨が気象庁から発表された6月28日には、梅雨明けの一報もオープニングパートでいち早く伝えている。
- 2022年8月には、2日放送分で和田が天気予報を急遽単独で伝えた。浜田が倦怠感を訴えながら当番組へ出演していたことを踏まえた措置で、浜田は本番後にPCR検査を受診したところ、新型コロナウイルスに感染していることが4日(木曜日)に判明した[4]。
- 12:25 「ふるさとさんぽ」
- JTBが運営するふるさと納税のポータルサイト「ふるぽ」と連動したコーナーで、毎週1ヶ所の自治体を対象に、梶原万祐子(JTBふるさと納税ナビゲーター)がその自治体に対するふるさと納税への返礼品にまつわる情報を紹介していた[5]。
- 2021年4月2日から2022年4月1日までは、『ぐるぐるラジオ』(和田がパーソナリティを務めていた事前収録番組で毎週金曜日未明の3:00 - 4:00に放送)に内包。当番組でも基本として放送の前に収録していたが、放送日によっては、梶原を生放送中のスタジオに迎えたうえで進行することがあった。ちなみに、カベポスターの2人は、生放送の場合に限ってこのコーナーに同席。『ぐるぐるラジオ』から2年にわたって放送されていたが、2023年3月27日の生放送で終了した。
- 和田は生放送を休演する日にも、放送上このコーナーのみ登場するため、事前に収録したことをコーナーの放送直後に浜田が生放送で伝えていた。
- 12:35 「浜田!みみアツ!むねアツ!」
- 第1回のみ、13:10頃から放送。以降は12時台の後半に組み込まれているが、時期によっては12:50頃から放送されることもある。また、浜田が休演した場合には、浜田の代わりに出演した人物のメインコーナーに差し替えている。
- 和田はカベポスターの「おかん」として『ウラのウラまで浦川です』(ラジオ大阪と同じ在阪局の朝日放送ラジオが月 - 木曜日の夕方に編成している生ワイド番組)の水曜分(浜田が隔週でパートナーを担当)を愛聴していることを当番組などで公言しているため、2022年6月28日の当コーナーには、パーソナリティの浦川泰幸(朝日放送テレビアナウンサー)が同番組の本番前に和田へのサプライズゲストとして登場した。もっとも、和田曰く「前日(27日)に摂南大学で臨んていた公開講義で大声を出し過ぎた」とのことで、当日はオープニングトークから発声が思わしくないまま浦川を迎える羽目になった。
- 2022年12月13日放送分では、カベポスターにとって初めてのM-1グランプリ決勝(同年は12月18日に開催)進出が決まったことを受けて、和田からカベポスターへのサプライズ企画として編成。過去に「みみだんジャーナル」(後述)でゲストに迎えた各界の専門家からカベポスターに寄せられたコメントや決勝に向けたアドバイスを和田が代読した。
13時台
- 13:00 「自由律俳句王への道」
- 第1回のみ、13:20頃から放送。以降は放送時間が頻繁に変わっていて、13時の時報明け→12:50頃→13:45頃からの放送を経て、2022年の10月から2023年3月まで13時の時報に続いて放送されていた。
- 13:10 「みみだんジャーナル」
- 13:35 『ビューティフル・メロディーズ〜よみがえる青春のポップス』(文化放送制作、当番組では2023年1月3日から3月14日まで火曜分を放送)
- 13:45 保険でレスキュー
- 13:50 エンディング
2022年度の途中まで放送されていたコーナー
- 「みみより姿勢ウォーキング」(13:45頃 → 12:35頃、2022年4月5日 - 5月31日)
- 小学校5年時に首の骨が折れた影響でおよそ5年もの闘病生活を送った末に、「姿勢特化型リハビリウオーキング」を開発した川原たけまさ(一般社団法人 健康寿命世界一代表)が、中高年の健康や身体(膝・腰・姿勢など)についての話を40代の和田に語るコーナー。放送の前に収録する関係で、カベポスターは当初から2人とも出演していなかった。
- 2022年5月17日から放送時間を12時台の後半(「ふるさとさんぽ」の直後)に変更していたが、同年6月6日以降は、出演者を変更しないまま『藤川貴央のニュースでござる』(当番組とスタジオを共用している平日6:30 - 8:00の生ワイド番組)内で毎週月曜日の7:15頃から放送。
- 『氷川きよし 限界突破RADIO』(文化放送制作、13:35 - 13:42頃、2022年4月5日 - 12月27日)
特別編成への対応
- 2022年5月3日(憲法記念日)には、文化放送制作の特別番組『母の詩2022~母の日によせて~』の同時ネットを11:00 - 12:00に実施した関係で、『テレフォン人生相談』を単独番組として放送した後に、当番組の短縮版を12:20 - 14:00に放送した。
- 2023年3月21日(火曜日・春分の日)には、『ラジオ大阪アニバーサリースペシャル 弁天町で30年 ~これからも、いつまでも~』(同局が本社とスタジオを大阪市北区の桜橋地区から大阪市港区の弁天町地区へ移転してから30年を迎えることを記念した生放送の特別番組)を9:00 - 16:30に編成することに伴って、以下のように対応している。
- 『弁天町で30年』には、第1ゾーンの「朝のワイド番組30年」(9:00 - 11:00)に和田とカベポスター、第2ゾーンの「スポーツ中継30年」(11:00 - 12:00)にカベポスター、最終ゾーンの「人・街30年、これからも、いつまでも」(15:30 - 16:30)に和田が出演。また、通常は当番組に内包している『テレフォン人生相談』の火曜分を単独番組として12:00 - 12:20に編成する一方で、『ビューティフル・メロディーズ』火曜分の最終回を第3ゾーン「昼のワイド番組30年」(12:35 - 14:30)内で放送した。
- 当番組のレギュラーコーナー(放送時点)のうち、「保険でレスキュー」については、事前に収録した音源を第1部の終盤(10:50 - 11:00)に挿入。天気予報と「ふるさとさんぽ」は、当番組と同じ時間帯(『テレフォン人生相談』と第3ゾーンの間)に放送された。ただし、カベポスターの出演が第2ゾーンまでだったため、天気予報は浜田に代わって和田が担当。
番組グッズ
当番組のタイトルの由来になった「耳」の掃除などに使える特製の綿棒を、投稿したメッセージが放送中に採用されたリスナーから抽選で若干名にプレゼント。2022年度には、ラジオ大阪のクリアファイルを添えて毎週3名に贈っていた。2023年度からは、綿棒を毎週2名、「カベポも欲しがるみみだんポーチ」という新グッズを1名に届けている。和田曰く「当番組が2022年内にラジオ大阪の局内で表彰されたばかりか、その結果として番組の予算が増えた」とのことで、「カベポ」ことカベポスターが「日常生活で使う機会の少なさ」を理由にクリアファイルのプレゼントへかねてから難色を示していることも背景に、増額分を「カベポも欲しがるみみだんポーチ」の製作に充てているという[注 2]。
脚注
注釈
出典
- ^ “【ラジオ大阪】『サクラバシ919』『藤川貴央のニュースでござる』『和田麻実子の耳よりだんご』など新番組がスタート!【4月改編】”. 藤川貴央(ラジオ大阪アナウンサー) (2022年3月7日). 2022年3月7日閲覧。
- ^ @mimi_obc (2023年3月28日). "みみだんジャーナル…" (ツイート). Twitterより2023年3月30日閲覧。
- ^ a b “新コーナーでご近所からパンケーキの食リポ”. 産経新聞. (2023年4月27日)2023年5月2日閲覧。
- ^ a b “カベポスター浜田順平がコロナ感染 相方・永見大吾は体調に異常なし 「ABCお笑いグランプリ」優勝”. スポーツニッポン. (2022年8月5日)2022年8月17日閲覧。
- ^ “ラジオで伝える地域の魅力「ふるさとさんぽ」スタート”. 株式会社JTB (2021年4月1日). 2022年4月5日閲覧。
外部リンク
- 公式サイト
- OBCグッドアフタヌーン!和田麻実子のみみよりだんご (@mimi_obc) - Twitter
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