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MBSベースボールパーク

MBSベースボールパーク』(エムビーエスベースボールパーク、MBS Baseball Park)は、MBSラジオが2014年から放送しているプロ野球中継番組である。

MBSベースボールパーク
ジャンル プロ野球中継(阪神戦中心)
放送方式 生放送
放送期間 1959年(昭和34年)4月 - 継続中
(現在のタイトルになったのは2014年4月から)
放送時間 平日17:45 - 試合終了
土・日曜17:59 - 試合終了
放送局 新日本放送(NJB)→
毎日放送(MBS)→
MBSラジオ
ネットワーク 月・金曜:ローカル
火・水・木曜:NRN
土・日曜:ローカル(LFと提携)
テーマ曲 ベリーグッドマン「Answer」
公式サイト 公式サイト
(テンプレートを表示)

概要

中継タイトルの変遷

  • 1959年 - 1972年:毎日放送ナイター(まいにちほうそうナイター、Mainichi Broadcasting System Nighter 番組放送上は「毎日放送○曜ナイター」)
  • 1973年 - 2002年:毎日放送ダイナミックナイター(まいにちほうそうダイナミックナイター、Mainichi Broadcasting System Dynamic Nighter)以下、『ダイナミックナイター』
  • 2003年 - 2010年:MBSタイガースナイター(エムビーエスタイガースナイター、MBS Tigers Nighter[注 1]以下、『タイガースナイター』
  • 2011年 - 2013年:MBSタイガースライブ(エムビーエスタイガースライブ、MBS Tigers Live)以下、『タイガースライブ』
  • 2014年 - :MBSベースボールパーク(エムビーエスベースボールパーク、MBS Baseball Park)以下、『ベースボールパーク』
    • 阪神戦、オールスターゲーム、フレッシュオールスターゲームを中継する場合には、以下のタイトルをタイトルコールやジングルに使用する[注 2]
      • 2014年 - 2018年:with Tigers MBSベースボールパーク(ウィズタイガース エムビーエスベースボールパーク、with Tigers MBS Baseball Park
      • 2019年:タイガース全力応援宣言 ぶち破れ! 2019 MBSがヤル MBSベースボールパーク(タイガースぜんりょくおうえんせんげん ぶちやぶれ!2019 エムビーエスがヤル エムビーエスベースボールパーク)
      • 2020年:タイガース全力応援宣言 MBSがヤル It's Show Time! MBSベースボールパーク(タイガースぜんりょくおうえんせんげん エムビーエスがヤル イッツショータイム! エムビーエスベースボールパーク)
      • 2021年:タイガース全力応援宣言 挑む 超える 頂へ MBSベースボールパーク(タイガースぜんりょくおうえんせんげん いどむ こえる いただきへ エムビーエスベースボールパーク)
      • 2022年 - :タイガース全力応援宣言 MBSベースボールパーク(タイガースぜんりょくおうえんせんげん エムビーエスベースボールパーク)

キャッチコピー

  • 2003 - 2010年:なにがなんでもタイガース!!(『タイガースナイター』時代)
  • 2011年:毎日ナマ虎!(同年から『タイガースライブ』移行)
  • 2012年・2013年:withタイガーステレビ阪神戦中継との共通キャッチコピー)
  • 2014年 - 2018年:with Tigerswithタイガースの表記を変更)
  • 2019年:タイガース全力応援宣言 ぶち破れ! 2019 MBSがヤル(同年の阪神のチームスローガン「ぶち破れ!オレがヤル」にちなんで、MBSテレビの阪神戦中継との共通キャッチコピーとして使用)
  • 2020年:タイガース全力応援宣言 MBSがヤル It's Show Time!(同年の阪神のチームスローガン「It's 勝/笑 Time! オレがヤル」にちなんで、MBSテレビの阪神戦中継との共通キャッチコピーとして使用)
  • 2021年:タイガース全力応援宣言 挑む 超える 頂へ(同年の阪神のチームスローガン「挑・超・頂 - 挑む・超える・頂へ -」にちなんで変更)
  • 2022年 - :タイガース全力応援宣言

放送日・放送時間

MBSラジオのサービスエリアである関西地方に本拠地を置く阪神タイガースの公式戦を中心に、オリックス・バファローズなどの公式戦を随時中継。番組としての放送開始時間は、平日が17:45、土・日曜は17:59、基準終了時間は21:00(デーゲームを放送する場合は中継カードの試合開始予定時刻5分前~3時間後)だが、2022年度からの金曜日は『ヤマヒロのぴかいちラジオ』、土曜日もTBSラジオ製作のネットワークスポンサード番組『明日へのエール〜ことばにのせて〜』をそれぞれ放送する関係で基準終了時間は5分前倒しの20:55となった。公式戦の期間中は、デーゲームを含めて中継カードを試合終了まで放送する(2021年度より一部例外が発生)。

『タイガースライブ』時代、平日の開始時間を、2004年度までは17:36、2005-2010年度は17:25、2011年度からは17:54(阪神戦以外の場合は17:57から)、土・日曜の開始時間を17:59に設定。また、月曜日のナイターや祝日のデーゲームで阪神の試合がある場合には『MBSタイガースライブスペシャル』というタイトルで中継。土曜日についてはデーゲーム・ナイターとも『MBSタイガースライブ』として放送していた。

『ベースボールパーク』移行後の2016年度には、土曜日午後の生ワイド番組(同年度は『』→2017年度から『』)の開始時刻を、通年で13:45に設定。土曜日に中継するデーゲームの開始時刻が13:45以降の場合には、編成上別番組として扱いながらも、先述番組のフロート番組(1コーナー)として放送した。

日曜日は競馬中継を最優先するためデーゲームの生中継は行われず、2006年までは前座コーナーの『とことん!!タイガース』でダイジェストが放送された。16・17時台にMBS自社制作の生放送番組『上泉雄一の日曜スポーツ宣言!』を編成していた2007年には、番組内でデーゲームの途中から生中継を実施することもあった[注 3]2008年以降は、阪神のデーゲームが薄暮開催などの関係で18時以降も続いていれば、ナイトゲーム中継枠の冒頭を使って放送することがある。また、MBSテレビでは、日曜のビジターでのデーゲームをTBSテレビ(主にDeNA主催)および各系列局(主に対広島戦の中国放送)が中継する時を中心に、独自の実況に差し替えて中継することがある。

なお、土・日にネットワーク関係を結んでいるLFは2010年代から日曜日に一応の定枠でのナイターの時間を定めてはいるが、当日開催の全試合がデーゲームであるか、またはナイターがあってもスポンサーとの契約の関係で中継を休止する日があり、その時はLFのスタジオからの別の定時番組を放送することが多いため、事実上MBSラジオの当番組が、日曜日で唯一の定枠でのナイター放送(または予備番組)となっている[注 4]

2023年度は阪神戦と、平日に阪神戦が中止となった場合の予備カード繰り上げの試合は原則試合終了まで放送するが、ナイターであらかじめ阪神戦以外を放送する場合、ないしは土・日曜日に阪神戦中止時の予備カード繰り上げ(日曜はLF、ないしはJRN系の各局のナイターが放送中継が可能な試合が実施される試合限定)となる場合は延長放送を実質的に行わないことになった[注 5]

前座番組

平日は2008年まで、土曜日は2010年まで、日曜日は2009年まで、スタジオから前座コーナーを放送していた。

2009年からは、平日の前座コーナーを前枠番組『ノムラでノムラだ♪ EXトラ!』に統合。平日にナイトゲームを中継する場合には、原則として17:57に同番組からステブレレスで放送を開始した。

日曜日は2010年度当初から、土曜日は同年7月から同枠で別番組が開始されたため、土・日曜の前座コーナーも廃止された。

『ベースボールパーク』1年目の2014年には、『もうすぐベースボールパーク』というタイトルで、平日のみ前座コーナーを再び内包(放送時間は17:46から中継カードの開始直前まで)。『ノムラでノムラだ♪ EXトラ!』については、タイトルを2008年度までの『ノムラでノムラだ♪』に戻すとともに、火 - 木曜日の放送時間を7分短縮した(短縮後の放送時間は16:00 - 17:46)。その一方で、『EXトラ(エキストラ)』というタイトルは『豊永真琴のベースボールパークEXトラ』[注 6]に引き継がれた。MBSの制作で阪神またはオリックスのナイトゲームを中継する場合には、『もうすぐベースボールパーク』の進行役を、実況担当のアナウンサーが事実上兼務。オープニングでは、「タイガース直前情報」と称して中継先から中継カードの聴きどころを手短に伝えた後に、タイトルコールを流す。スタジオアシスタントは、実況担当とのやり取りを最小限にとどめたうえで、中継に出演する実況・解説者の紹介、中継しないカードの先発投手・途中経過の案内、インフォマーシャルなどのアナウンスに専念していた。なお、平日に阪神・オリックス以外のゲームを中継する場合には、『もうすぐ - 』にMBSのスポーツアナウンサーがスタジオに登場。当該カードの中継を開始するまで、当日のスタジオ担当と共に、直近の阪神の戦い振りを振り返っていた。

2015年には、『上泉雄一のええなぁ!』の放送枠を平日のランチタイムから夕方へ移動させるとともに、『もうすぐベースボールパーク』の放送枠を『ノムラでノムラだ♪ EXトラ!』方式で統合。火 - 金曜日の17:45 - 17:54には、上泉と当日のスタジオアシスタントの出演で、『まだまだええなぁ! もうすぐベースボールパーク』を放送している。なお、当番組で阪神のナイトゲームを中継する場合には、上泉が(対戦チームを含めた)当該試合のスターティングメンバーを『上泉雄一のええなぁ!』内(18:00開始予定の場合には17:25頃)で発表。『まだまだええなぁ! - 』では、上泉が「タイガース直前情報」まで出演した後に、中継しないカードの速報・予告先発投手をスタジオアシスタントが伝える[注 7]。7月からは、土曜日にMBSの自社制作で阪神のナイトゲームを中継する場合に『河田直也&桜井一枝のうきうき土曜リクエスト 延長スペシャル』(本来はナイトゲームのない土曜18 - 20時台に放送)として17:45 - 17:59に前座コーナーを復活させた[注 8]

2016年には、前年と同じく、火 - 金曜日に『まだまだええなぁ! - 』を編成。土・日・月曜日については、スポンサー付きの別番組を編成する関係で、ナイトゲームの中継を予定している場合でも基本として前座番組・コーナーを設定しない。ただし、土曜日にMBSの自社制作で阪神のナイトゲームを中継する場合には、『うきうき土曜リクエスト』の本編(17時台後半)に前座コーナーを組み込んだ。

2017年から2019年までは、『うきうき土曜リクエスト』の後継番組として、『』(『るんるん』)を放送。当番組の中継で実況・リポーターを担当するスポーツアナウンサーの井上雅雄をパーソナリティに起用したほか、井上が当番組を含むスポーツ中継との兼ね合いで休演する場合には、他のスポーツアナウンサーが交互に『るんるん』のパーソナリティ代理を務めた。このため、井上が中継の実況を担当する週には、『るんるん』を休止するか、中継に携わらないスポーツアナウンサーが同番組(中継終了後の短縮版)のパーソナリティを代演。逆に、井上以外のスポーツアナウンサーが中継の実況やリポーターを担当する週には、井上が桜井一枝とともに毎日放送本社のラジオスタジオから前座コーナーと短縮版へ出演していた。『上泉雄一のええなぁ!』でも2017年4月改編からコーナー構成を若干変更したため、プロ野球シーズン中の火 - 金曜日に阪神のナイトゲーム中継を実施する場合には、『まだまだええなぁ! - 』内で中継先から実況(または阪神側ベンチリポート)担当のアナウンサーが中継カードのスターティングメンバーを伝えるようになった。

なお、『うきうき』は2020年レギュラーシーズンの開幕前(3月14日)に放送を終了。同年の4月改編以降は、『うきうき』の放送枠に『豊永真琴のMBSミュージックパーク』を編成する関係で、レギュラーシーズンの土曜日に阪神のデーゲームを開催する場合には、豊永真琴がデーゲーム中継のスタジオアシスタントを兼務する。また、豊永と市川いずみの間で、スタジオアシスタントの担当曜日を交換。2019年まで土・日曜日を中心に担当していた市川が、火 - 木曜日の担当へ異動するとともに、『ベースボールパークEXトラ!』のパーソナリティを豊永から引き継いでいた。

市川は2021年4月から早稲田大学大学院のスポーツ科学研究科へ進学することに伴って、スタジオアシスタントを2020年限りで退いたほか、関連番組への出演を2021年3月で終了した。2021年からは、同年3月まで四国放送のアナウンサーだった江間丈が、4月1日(木曜日)から火 - 木曜日のスタジオアシスタントと『ベースボールパークEXトラ!』のパーソナリティを引き継いでいる。

その一方で、MBSラジオでは2021年の10月第2週から、『上泉雄一のええなぁ!』の放送枠を平日の早朝へ移動。移動後の時間帯には、「夕方もポチッとMラジ」という番組レーベルを新設したうえで、日替わりのパーソナリティによる生ワイド番組を15:00から放送している(当該項に詳述)。ちなみに同年には、阪神・オリックスのレギュラーシーズン公式戦を10月下旬まで編成。両球団が進出するクライマックスシリーズが11月の前半、日本シリーズが同月の下旬に組み込まれた。「夕方もポチッとMラジ」では2021年度のナイターオフ期間(2021年12月 - 2022年3月)に火 - 木曜分の放送枠を18:00まで設定していたため、10月第2週以降は同枠内の番組(火曜日:『森たけしのスカタンラジオ』、水曜日:『(メッセンジャーあいはらのYouはこれから!)』、木曜日:『茶屋町ヤマヒロ会議』)に前座番組扱いのコーナーを設けることで対応した(金曜日には編成上の事情で前座番組を編成せず)。

2022年には、火 - 金曜日のナイトゲーム中継枠において、放送の起点を基本として17:54に設定。「夕方もポチッとMラジ」レーベル内の番組では、火曜日にMBSラジオの制作で阪神戦を中継する場合に限って、『スカタンラジオ』内に前座コーナーを設けている。このように前座コーナーの編成日を前年(2021年)から大幅に減らしたことに伴って、当番組では、火 - 木曜日に18:00からナイトゲーム中継を放送する場合のオープニングパートの構成を変更。スタジオアシスタントの江間が冒頭で中継カードのスターティングメンバー、阪神関連の最新情報、他カードの予告先発投手・速報をまとめて伝えた後に、提供クレジットの読み上げとCM(2分間)をはさんで、17:59を目途に中継へつなぐようになった。さらに、江間が引き続きパーソナリティを務める『ベースボールパークEXトラ!』を、前年までより5分長く(21:55まで)放送できるように編成している。

エンディング

阪神が試合に勝った場合は、中継終了時にBGMとして「六甲おろし」(カラオケバージョン。阪神甲子園球場で使われているものと同じ。[要出典])を流しながら、試合結果、解説者、ベンチレポーター、実況担当アナの紹介をした後、その試合での阪神の得点場面や試合終了の場面を実況再生(1分間ほど)しながら中継を終了する[注 9]。なお、全国ネットなどで他局にネットしている場合は、2007年までは試合結果などの紹介をした上でネット局のみ先に中継を終了させた後、MBSのみ解説者と実況アナとのトークなどを数分間続けたのち、上記の実況再生などをして中継を終了していた。2008年からはMBS・ネット局とも一緒に中継終了の挨拶をした後、MBSのみ実況再生をして中継を終える事が多くなった。

『タイガースライブ』時代には、関西ローカル中継で阪神敗戦時に相手チームの選手に対するヒーローインタビューも放送したり、他球場からのプロ野球速報を中継内で詳しく伝えたりするなど、阪神以外の球団も極力平等に扱いながら野球界全体を盛り上げる方針になっていた。

予備カードの扱い

2006年度からの一時期は、阪神のナイトゲームが中止・ノーゲームか20:30頃まで終了した場合には、予備カード扱いのオリックスのホームゲーム中継を放送。オリックスの試合がビジターゲームの場合には、巨人戦を中心に、原則としてセントラル・リーグのカードを予備カードからの繰り上げ形式で中継する。ただし、関東圏での阪神ビジターゲームが中止の場合には、オリックスがホームゲームを開催していても巨人戦の放送を優先しており、2010年時点では阪神の試合の開催地に関係なく、オリックス主催試合は阪神戦・巨人戦に次ぐ第2予備になることが多かった[注 10]。2011年度は前述のように他球団も極力平等に扱う方針となったため、8月までは巨人戦がある場合でもオリックスのホームゲームの方を第1予備として設定していたが、9月以降のこの優先措置は、全国放送の設定順位が屋内球場より上位の場合に限り行うようになっており、当初から阪神戦が非開催の日の対応についてもその時々であった。2013年からはオリックス戦の優先措置は阪神戦非開催日以外ほとんど見られなくなったが、2015年は阪神戦の第1予備にビジターのオリックス戦を配置するケースが見られるなど幾分扱いが改善されている(現地局で放送されている場合に限る)。

ちなみに、MBSラジオで選抜高等学校野球大会の全試合を完全中継していた2010年度までは、高校野球の試合時間が延びた場合に阪神・オリックス戦の中継を試合の途中から放送することがあった(プロ野球の開幕直後のカードが該当)。

インターネット・携帯電話・ワイドFM向け中継

2001年度からは、阪神甲子園球場で開催される阪神球団主催ホームゲーム(対巨人戦を除く)は、有料会員制でインターネット配信による実況『阪神タイガースLive!』を実施していた。

2007年度からは、『阪神タイガースLive!』を休止する代わりに、NTTドコモの携帯電話向け音声配信サービス『MBS猛虎亭DX』を開始。『阪神タイガースLive!』での対象ゲームに加えて、阪神対巨人戦(阪神主催試合)も配信している。ただし、MBSラジオで放送しない日曜のデーゲームや、他球団主催のビジターゲームまでは配信しない。また、auソフトバンクウィルコムなどの携帯電話には、今のところ対応していない。

2009年4月30日の阪神対横浜戦(甲子園のナイトゲーム、MBSではテレビ・ラジオで放送)では、P2P技術による実証実験を兼ねて インターネットでの無料配信中継を実施。2010年シーズンのradiko実用化試験期間中には、大阪府京都府兵庫県奈良県内に限って、試験用のポータルサイト(radiko.jp)を通じて放送中の中継・CMを無料・同時にインターネットで配信。試験対象地域では、携帯電話・携帯端末のうち、インターネット対応のiPhoneiPadAndroidで中継を聴けるようになった。同年12月から関西全域でradikoの本運用が始まったことを機に、『タイガースライブ』改称後の2011年シーズン以降は、同時配信の対象を和歌山県滋賀県内にも拡大。その一方で、楽天球団の方針により、(阪神のビジターゲームを含む)楽天ホームゲームでは同時配信を実施できなくなった[注 11]

2014年9月1日から「radikoプレミアム・エリアフリー」(有料会員制サービス)でもMBSの配信が開始されたため、9月2日の「阪神対DeNA」戦から同サービスで聴けるようになった。

さらに、MBSラジオでは2016年3月19日(土曜日)の12:00から、大阪府のほぼ全域と兵庫県・京都府・奈良県の一部地域を対象にFM補完放送(ワイドFM)の本放送を開始。当番組では、当日の12:55から放送した「オリックス対阪神」オープン戦中継(京セラドーム大阪、実況:近藤亨、解説:藪恵壹)を皮切りに、ワイドFMと従来のAMによるサイマル中継を本格的に実施している。

なお、2016年の当番組では、ワイドFMでの中継開始と「超変革 Fighting Spirits」(阪神のチームスローガン)にちなんで「FMでも聴ける!MBSラジオも聴変革(ちょうへんかく)!!」というキャンペーンを展開。キャンペーンポスターには、ワイドFMの周波数(90.6MHz)にちなんで、阪神の髙山俊外野手(背番号9)・大和外野手(背番号0)・金本知憲一軍監督(背番号6:2013年から2015年までの阪神戦中継ゲスト解説者)によるホームゲーム用ユニフォーム姿の写真を用いていた。阪神がチームスローガンを「挑む!」に変更した2017年には、キャンペーンの名称を「MBSも挑む!」に改めながらも、上記のキャンペーンを続けていた。

歴史

MBSラジオでは、新日本放送としての開局2日目(1951年9月2日)に、日本の民放ラジオ局では初のアマチュア野球中継(ハワイ・レッドソックス対早稲田大学戦)を放送した。この中継では当初、「アメリカのメジャーリーグ中継を手本にせよ」とかねてから進言していた中澤不二雄が、解説役としてプレーの要点だけを喋っていた。しかし、リスナーからの評判が芳しくなかったため、記録係として中継に帯同していた杉本隆平(当時の同局アナウンサー)が4回から放送に出演。結果として、「アナウンサーがプレーを実況する一方で解説役は『解説者』として解説に専念する」という現在の野球中継のスタイルに行き着いた。ちなみに同年には、単発番組ながら、このスタイルでプロ野球のナイトゲーム中継も始めている[1]

  • 1959年(昭和34年)5月 ニッポン放送RKB毎日放送とネットを組み、毎週火曜日と土曜日の20:00 - 21:00にレギュラー番組として編成され、6月には火曜日のみ試合状況により30分間延長された[2]
  • 1960年(昭和35年)4月 放送日が火曜日と日曜日(薄暮試合、17:00 - 18:55)に変更される[3]
  • 1961年(昭和36年)4月 放送開始が19:00からとなり、最大延長22:00まで可能となった[3]
  • 1962年(昭和37年)4月 日曜日をラジオ関東[注 12]とのネットワークで増枠[3]
  • 1963年(昭和38年)4月 MBS全体がナイター中継中心の編成を採る事となり、試合開始前から終了まで放送する体制を確立。水曜日をラジオ関東、木曜日をTBSラジオとのネットで増枠[3]
  • 1964年(昭和39年)4月 TBSの制作協力で土曜日の放送を再開[3]
  • 1965年(昭和40年)4月 ネットワークを組み直し、火 - 木曜日はLF、土曜日は文化放送、日曜日は薄暮試合も含めてTBSとネットワークを組む事となった。
    5月、ラジオネットワークの発足で、火 - 木・土曜はNRNナイター、日曜日は薄暮試合も含めJRNナイターを担当する事となる[3]
  • 1967年(昭和42年)4月 月曜日をJRNネットで増枠[3]
  • 1969年(昭和44年)4月 日曜薄暮試合が無くなり、代わりに金曜日の放送を開始して全曜日の編成となる。ネットワークも月・金曜日はJRN、火 - 木・土・日曜日はNRNに再編成される[3]
  • 1972年(昭和47年)4月 南海ホークス応援番組の『ゴーゴーホークス』の放送を開始。一方、前年10月にスタートした『毎日放送日曜競馬』(現・『GOGO競馬サンデー!』)がスポンサーの日本中央競馬会と結んだ業務委託契約により絶対最優先となったため、日曜デーゲームの放送が不可能となる。
  • 1973年(昭和48年)4月 番組名が『毎日放送ダイナミックナイター』となる[4]
  • 1976年(昭和51年)4月 阪神タイガースがABCと優先契約を結んだため、巨人主体の内容になる(このことが原因で1980年頃まで阪神タイガースの取材と中継に制限がかかる)[注 13]。また、日曜日は阪急ブレーブス主体の『ブレーブス・ダイナミック・アワー』(阪急電鉄阪急百貨店提供)に変更。NRNナイターやネットCMは放送されず、キー局・QRとの確執を生む事となる[5]
  • 1977年(昭和52年)4月 土・日曜日のNRNナイターネットの辞退を余儀なくされ(担当局がラジオ大阪に移行。『ビッグナイター』)、土曜日はローカルとなる(LFの制作協力)。以降2007年迄、関西地区のNRNナイターは月・金はABC、火 - 木はMBS、土・日はOBCがそれぞれ担当した[5]
  • 1978年(昭和53年)5月、日本のラジオ局で初めてのウエスタン・リーグ(二軍)公式戦中継として、14日の『ブレーブス・ダイナミック・アワー』内で、阪急対近鉄バファローズのナイトゲームを西宮球場から試合途中まで放送[6]
  • 1979年(昭和54年) 日曜日の一部を『毎日放送ダイナミックナイター』(ローカル。LFの制作協力)に変更[7]
    4月、試合終了後に『タイガース情報』の放送を開始。ミスター・トラこと唐渡吉則がMBSラジオに登場(当初は「覆面レポーター」という名目だった)。
  • 1980年4月(昭和55年) 巨人戦主体の中継から再び阪神タイガース主体の内容に切り替えるが、1976年より阪神球団は朝日放送と優先契約を結んでいたことと当時阪神球団から取材規制がかかっていたため、中継できない阪神戦が数試合存在することとなった[注 13]。4月、『タイガース情報』を『トラトラトラタイガース』に改題。試合開始前に放送時間を変更。10月5日、『ブレーブス・ダイナミック・アワー』放送終了。翌年より全曜日が『毎日放送ダイナミックナイター』となる。
  • 1988年(昭和63年) 10月8日、ホークスがダイエーに身売りし本拠地を移転することになったため、『ゴーゴーホークス』放送終了。
  • 1993年(平成5年) 火 - 木(NRN)・土・日曜日(LF-MBS)の巨人主催試合の中継が可能になる[8]。それまで火 - 木・土・日曜日に東京ドームの巨人-阪神戦がある時は関西地区のパ・リーグの中継を行っていた。なお、パ・リーグの中継は1996年、オリックス・ブルーウェーブの優勝時を境に中継数が激減している。
  • 1994年(平成6年) OBCの競馬中継参入による競馬中継体制の再編により、MBSの土曜競馬中継はそれまでリレー中継を実施していたCRK向けの制作受託に統一されたため、土曜日のデーゲーム中継に本格着手。ABCの『近鉄バファローズアワー』が終了する2004年まで、関西地区のラジオにおける阪神戦の土曜デーゲームについては事実上の独占放送となっていた。
  • 2001年4月(平成13年) インターネット放送(有料制)開始(2007年3月31日終了)。
  • 2003年4月(平成15年) 『MBSタイガースナイター』に改題。
  • 2007年4月(平成19年) NTT DoCoMoの携帯電話による音声配信『MBS猛虎亭DX』を開始(有料制)。
  • 2008年(平成20年) OBCのプロ野球中継からの撤退に伴い、土曜・日曜に『文化放送ホームランナイター』(NRN全国中継)の関西からの中継に制作協力する(MBS、QRとも異なる内容で送る場合はNRN系列局向けは実質MBSからの裏送り)体制を取るが、LFとの土曜・日曜のネットワーク関係は継続する。
  • 2010年(平成22年) TBSの土曜・日曜のプロ野球中継枠の撤退に伴い、『文化放送ホームランナイター』の関西からの中継の制作協力担当局がABCに移行(ABCはナイターは完全にNRN向けに移行。デーゲームはJRN系列にはHBC・CBC・RKB向けの制作を継続するが、日程によってはナイター同様NRN向けとなる。クロスネット局のTBC・RCC向けはNRN扱いで制作)。NRN系列ではLFとのネットワークのみに戻り、ナイターでは阪神・オリックスが関与する試合でJRN系列(HBC・CBC・RKB)向けも制作することになる。土曜・日曜デーゲームの阪神・オリックス-中日・ソフトバンク戦におけるSTV・SF・KBCとのネット関係は継続するが、日程によってはナイター同様JRN系列局とのネットワーク体制となる。また、ナイターで阪神が関与しない試合でSTV・TBC・RCC・KBCからLF-MBSライン向けの裏送りを受ける場合がある(RCC・TBC発の場合はHBC・CBC・RKB向けを兼ねる場合もあり)。
  • 2011年(平成23年) 番組名を『MBSタイガースナイター』から、『MBSタイガースライブ』に変更[注 14]。同時にテーマソングを一新。さらに、Twitterによるメッセージの投稿・閲覧が可能になった。番組名から「ナイター」の表記は消えるが、土・日のナイターのレギュラー放送は継続する。ただし、東北地方太平洋沖地震発生の影響でプロ野球公式戦の開幕が当初の予定から延期されたため、『MBSタイガースライブ』としての中継開始は4月12日の阪神 - 広島戦(甲子園。実況を近藤亨、解説を掛布雅之、ベンチレポートを仙田和吉が担当)からになった。
  • 2011年9月1日 MBS・CBCがこの日で開局60周年を迎えたことから、中日対阪神のナイトゲーム(ナゴヤドーム)を、『CBCドラゴンズナイター』と共同で「CBC・MBS60周年記念合同実況」[注 15]として放送(後述)。
  • 2012年(平成24年) 3月3日の阪神対オリックス・オープン戦中継から、阪神戦中継のタイトルコールやラジオ番組表での表記を『~withタイガース~MBSタイガースライブ』に変更。阪神戦中継のオープニングでは、同年度のチームスローガン「Go for the Top 熱くなれ!!」にちなんで、阪神の新監督・和田豊の肉声による「和田豊です 熱くなれ!!」というメッセージをタイトルコールの前に入れている(他球団の公式戦中継では挿入せず)。このスタイルは、2013年の中継でも続けられている。また、Facebook上にも番組公式ページを開設したほか、テーマソングを古賀繁一の作・編曲による「withタイガース」に改めた。
  • 2014年(平成26年) プロ野球中継の基本タイトルを『MBSベースボールパーク』、阪神戦中継のタイトルを『with Tigers MBSベースボールパーク』にそれぞれ変更(前述)。MBSラジオでは、3月8日(土曜日)の阪神 - 日本ハムオープン戦デーゲーム中継(甲子園)から、このタイトルの使用を開始した。
    • 2014年度から、テレビ・ラジオとも、プロ野球中継の基本タイトルを『MBSベースボールパーク』に変更。テーマソングを新調するとともに、阪神戦を中継する場合には、『with Tigers MBSベースボールパーク』というタイトルで放送する。また、イトキンET-KING)の作曲・ET-KINGの歌唱による「ええやんけ!阪神」をMBSのタイガース応援ソング[注 16]に制定した。
  • 2016年(平成28年) 3月19日のオリックス対阪神オープン戦中継から、ワイドFMでの本放送を開始(前述)。公式戦期間中の阪神戦中継では、MBSのスポーツアナウンサーが朗読する「プレーボール with タイガース」(少年時代からの熱烈な阪神ファンであるスポーツライター金子達仁が中継カードごとに書き下ろすエッセー)の音源を、カード初戦の中継のオープニングに放送した。この企画は、2017年度の中継でも続けられている。
  • 2016年6月、関西地区のラジオ聴取率調査で、2001年以来15年振りに、調査期間中(1週間)の平均聴取率がABCラジオのプロ野球中継を上回った[9]
  • 2017年(平成29年) NPBオープン戦期間中の3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開催を控えていたことから、阪神・オリックスのオープン戦中継(25日のオリックス対阪神戦=京セラドーム)より先に、同月3日の日本代表強化試合(同ドームでのナイトゲーム・対阪神戦)から中継を開始(詳細後述)。また、毎日放送が前年9月に気象庁から気象予報業務の実施許可を受けたことを背景に、甲子園球場からの阪神戦中継限定で「甲子園ピンポイント予報」(同局の独自観測による球場周辺のピンポイント天気予報)を実況へ織り込み始めた。
  • 2018年(平成30年) サッカー中継のピッチ解説に相当する「フィールドキャスター制度」を、テレビ・ラジオとも阪神戦中継で導入。前年まで阪神の現役選手だった狩野恵輔を、初代のキャスターに起用した。3月10日に甲子園球場で催された星野仙一追悼試合(阪神対中日オープン戦)から中継を開始[注 17]。自社制作によるレギュラーシーズン中の阪神戦中継に狩野が出演する場合には、「狩野恵輔の情報キャッチャー」というミニコーナーを、5回裏の終了後に放送するようになった。その一方で、自社制作による阪神ビジターゲームの中継を、事実上広島戦と金曜日の首都圏開催試合(巨人・ヤクルト・DeNA戦)に限定。狩野の「フィールドキャスター」就任に伴って、毎日放送のアナウンサーが阪神側のベンチリポートを担当する機会が前年から大幅に減少したほか、前年まで阪神ファンの代表として「公式サポーター」名義で随時出演していたお笑い芸人の登場が見送られた(詳細後述)。
  • 2019年(平成31年/令和元年) 阪神のチーム年間スローガン(「ぶち破れ!オレがヤル」)にちなんで、阪神戦中継のタイトルを『タイガース全力応援宣言 ぶち破れ!2019 MBSがヤル MBSベースボールパーク』に変更した。その一方で、中継の制作やベンチリポーターの配置を前年から踏襲。阪神のデーゲームと他球団のナイトゲームを開催する土曜日には、阪神のデーゲーム中継を続ける一方で、例年は随時放送していた他球団のナイトゲーム中継枠を基本として他番組(『るんるん土曜リクエスト』の延長スペシャルや特別番組など)へ充てるようになった。
  • 2020年(令和2年) 阪神のチーム年間スローガン(「It's 勝/笑<しょう> Time! オレがヤル」)にちなんで、阪神戦中継のタイトルを『タイガース全力応援宣言 MBSがヤル It's Show Time! MBSベースボールパーク』に変更。また、同じタイトルで放送するテレビ中継との共通テーマソングとして『Answer』(ベリーグッドマンの書き下ろし曲)[10] を新たに採用した(2021年も使用を継続)。
    • 例年は阪神・オリックス主管分から数試合を当番組で中継しているNPBのオープン戦については、年頭から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が広がっている影響で(他球団の主管分を含めて)全カードが無観客試合として開催されたものの、当番組では3月7日の対日本ハム戦(甲子園)のみ中継。レギュラーシーズンについては、例年より早く3月20日に設定されていた開幕が6月19日(金曜日)まで延期されたことに伴って、例年と大きく異なる体制で6月19日から中継を開始した。
  • 2021年(令和3年) 阪神のチーム年間スローガン(「挑・超・頂 - 挑む・超える・頂へ -」)にちなんで、阪神戦中継のタイトルを『タイガース全力応援宣言 挑む 超える 頂へ MBSベースボールパーク』に変更。他局が制作する阪神以外の球団のナイトゲーム中継を日曜日に放送する場合には、試合の展開にかかわらず、21:00で放送を終了するようになった。
    • 4月1日(木曜日)、毎日放送が新日本放送時代から保有してきたラジオ放送免許とラジオ放送事業を「(株式会社MBSラジオ)」が承継することに伴って、当番組の放送・中継関連業務を同日付で毎日放送から株式会社MBSラジオへ移管。
    • 2020東京オリンピックの開催に伴うNPBレギュラーシーズン休止期間中のうち、7月26日(木曜日)から8月6日(金曜日)までの期間には、「エキシビションマッチ」(有観客による非公式戦)9試合を自社制作で中継。中継試合数は日本国内のAM・ワイドFM局で最も多く、阪神が甲子園球場で主催する6試合(対ロッテ3連戦・対西武3連戦)と、オリックスが京セラドーム大阪で主催する阪神との3試合(いずれもナイトゲーム)を「阪神愛あふれる中継」と銘打って放送している。
  • 2022年(令和4年) 阪神戦中継のタイトルを、阪神のチームスローガン(「イチにカケル!」)を盛り込まない『タイガース全力応援宣言 MBSベースボールパーク』に変更。また、毎日放送グループ全体で阪神を応援する新たなプロジェクトとして、「Fan Funタイガース」を立ち上げた。その一方で、2021年10月改編で平日の夕方に「夕方もポチッとMラジ」(日替わりの生ワイド番組レーベル)が新設されたことを受けて、改編前まで火 - 金曜日のナイトゲーム中継日に設定していた前座番組を一新。火曜日にMBSラジオの制作で阪神のナイトゲームを中継する場合に限って、『森たけしのスカタンラジオ』(読売テレビのアナウンサー時代から阪神の大ファンであることを前面に押し出している森たけし冠番組)内で1コーナーとして放送するようになった。

備考

ゴーゴーホークス
  • 1972年4月 - 1988年10月までの16年半にわたって放送された南海ホークスの情報番組で、当時ホークスの親会社であった南海電鉄が単独で提供。シーズン中は平日夕方、シーズンオフは主として土曜日を中心にした週1回の番組で、試合の直前情報や選手インタビューなどを放送した。
  • 出演者は宅和本司(当時はMBS野球解説者、元南海ホークス投手)、上田彰(タレント、現在は大阪のタレント事務所「オフィスキイワード」の会長でもある)、横山由美子(タレント、現・桂小春団治夫人)他。
ブレーブス・ダイナミック・アワー
  • 1976年 - 1980年のプロ野球シーズンで、日曜日の夜に放送された阪急ブレーブスの試合中継・関連番組である。パーソナリティは島よしのり松井昭憲(当時はMBSアナウンサー)などがリポーターを務めた。
  • 阪急がホームゲームを開催する場合には、ナイトゲームの生中継か、デーゲームの録音中継で試合終了まで放送(後者の場合には収録音源を報道素材としてNRNに提供)。ビジターゲームの場合には、デーゲーム時はその試合のダイジェストや阪急選手へのインタビューなどで構成した他、ナイトゲーム開催時は関西圏(近鉄・南海)以外の開催でも乗り込み自社制作(開催地のNRNまたはJRN系列局の技術協力)で放送することがあった。
    • 開始当初のポスター(公益財団法人阪急文化財団所蔵)には、開始の前年(1975年)に阪急がパ・リーグ優勝を経て日本シリーズへ進出していたことを踏まえて、「V2(2連覇)に燃える阪急ブレーブスの日曜全ゲームを日本縦断中継!ご声援よろしくおねがいいたします」という文言を掲載(実際にはV2を達成)。ビジターゲームの中継も示唆していた。また、出演者として実況に城野昭(MBSアナウンサー)、解説に青田昇・永井正義、スタジオアナに松井昭憲(MBSアナウンサー)が記載されていた。
    • 一例として、1979年7月29日には、ロッテ主催試合を川崎球場から放送した(解説:米田哲也、実況:結城哲郎。雨傘番組は当番組のスタジオバージョンを編成。技術協力をLFとTBSのどちらが担当したかは不明)[11]
  • 初年度の1976年については在阪球団主催のNRNナイターには裏送り参加(近鉄・南海主催を含む阪急戦が本番の場合は本番組と別制作)[注 18]としたが、同時期に阪神タイガースがABCラジオと優先契約を結んだことや、関西地区に日曜NRNナイターのスポンサーセールスが行われないなどの問題も生じたことから、1977年からNRNナイターの担当をラジオ大阪へと移管させ、土曜日のナイトゲーム中継をニッポン放送との2局ネットを基本とする編成に変更した。
  • 阪急東宝グループ(同球団の親会社の阪急電鉄阪急百貨店)の買い切り番組で、営業成績は良かったが、聴取率は芳しくなかったとされる。ちなみに、1979年には巨人戦、1980年には阪神戦主体の『ダイナミック - 』と交互に放送された。
  • 前述したように、1978年5月14日には、ウエスタン・リーグの阪急対近鉄ナイトゲームを西宮球場から中継した。この年に阪急へ入団した三浦広之投手が「球界の玉三郎」と呼ばれるほどの人気を博していたことや、三浦がウエスタン・リーグの開幕戦から3試合連続完封勝利などの好投を続けていたことを背景に、阪急球団からの要請で同リーグ公式戦のラジオ生中継が初めて実現した。阪急球団は試合の2日前から三浦の先発を予告していたが、試合では三浦が4回表までに6点を失ったため、MBSでは三浦が降板した6回表で生中継を終了(試合は4-8で阪急が敗戦)。終了後は、この試合の前に催された一軍(パ・リーグ公式戦)の阪急対近鉄デーゲームの実況を収録した音源をダイジェスト形式で流すことによって、予定の放送枠を消化した[6]
毎日放送ダイナミックナイター
  • 平日には、1985年から『タイガースナイター』へ移行後の2008年9月まで、MBS野球解説者の太田幸司が主に前座コーナーのキャスターを務めていた[注 19]
    • 太田は、中継で解説を担当する場合にも、中継先とスタジオをつなぐ形でコーナーを進行。ナイターオフ期間中にも、18時台を中心に放送されたプロ野球・スポーツ情報番組で、2009年3月までキャスターを担当していた[注 20]。『ノムラでノムラだ♪ EXトラ』が始まった2009年4月からは、解説業にほぼ専念している。
  • 『ダイナミックナイター』で阪神戦を中継していた時期には、"ミスター・トラ"こと唐渡吉則のベンチサイドリポートが長らく好評を博していた。唐渡は、リポートの他に、前座コーナーにも登場[注 21]。一時は、JRN・NRN系列局が制作するビジターゲーム中継を含めて、放送する阪神戦の全試合でリポーターを務めていた。
    • 『タイガースナイター』へ移行してからは、MBSのアナウンサーがローテーションでベンチリポーターを担当。それでも唐渡は、2008年度まで、前座コーナーで主にスタジオから阪神情報を伝えていた。『ノムラでノムラだ♪ EXトラ!』が始まった2009年度からは、中継・前座コーナーともに出演していない[注 22]
  • 1993・94年の『ダイナミックナイター』では、当時阪神の現役選手だったトーマス・オマリーをイメージキャラクターに起用。中継のCM明けに流されるジングルなどに登場していた(後述)。
  • 阪神で活躍したランディ・バースが、現役引退後の1997年シーズンのみ、レギュラー解説者として出演。日本語をほとんど話さないため、中継で解説を務める際には、英語に堪能な高井美紀(MBSアナウンサー)が通訳を担当していた。なお、バースは『タイガースナイター』へ移行後も、来日の際に特別ゲストで数回登場している。
  • 1995・1996年のオールスターゲーム以降は、パシフィック・リーグでの首位争いやイチローなどの活躍で注目されたオリックス・ブルーウェーブの試合中継を優先。当時不振を極めていた阪神戦を予備中継扱い(もしくは在京・在名局への裏送り)として、実況・解説者陣を例年の配置から逆転させていた。
  • 1980年代までは、月曜にもJRNナイターとしての定時編成を組んでいたため、阪神戦以外の試合も放送されていた。場合によっては阪神戦非開催時に、在阪パ・リーグ球団の試合を優先して放送することがあった[12]

ネットワーク・中継体制

月・金・土・日曜日は自社ローカル(ただし、月曜日のMBSでの放送は阪神タイガースの公式戦開催日に限る)、火 - 木曜日はNRN(キー局はニッポン放送)のラインネットを基調に、一部の中継をLF[注 23]や、NRN/JRN各局(対戦カードやデーゲーム・ナイトゲームの違いによりラインは異なる)と2局ネットを実施する。TBSラジオ(JRN、『エキサイトベースボール』)がプロ野球中継の放送業務から撤退した2018年シーズンからは、2017年シーズンまでのネットワークや中継体制を一部見直した。

制作担当局(2018年以降)

阪神戦が関わる場合は、この原則に沿った各局技術協力による自社制作を基本とするが、一部期間中は自社制作ではなくネット受け、もしくは裏送り出しのいずれかとなる。また、日曜デーゲームの場合はMBSでは競馬中継を優先させて野球中継自体を放送しないため、資料素材用の収録(MBSでは「番外編」のダイジェスト放送、または18時以後も試合が続いているときの生中継に使用)、もしくは対戦相手側球団の地元局向け裏送りのいずれかになる。
主催球団/曜日 火・水・木 土・日
ナイトゲーム デーゲーム
基本系列 (JRN)[* 1]/NRN[* 2] NRN (JRN) LF-MBS (JRN)/NRN[* 3]
日本ハム HBC/STV STV HBC[* 4] STV/HBC
楽天 TBC[* 5]
巨人 RF[* 6] LF RF[* 7] LF
DeNA TBS/LF TBS[* 7]
ヤクルト[* 8]西武ロッテ QR QR[* 7]
中日 CBC SF CBC[* 9] SF
阪神オリックス MBS
広島 RCC[* 10]
ソフトバンク RKB/KBC KBC RKB[* 11] RKB/KBC[* 12]
  1. ^ TBSラジオが自社およびJRNネットワーク番組としての野球中継を廃止した2018年以降は、厳密には(NRNとのクロスネットを含む)JRN加盟局間の個別ネット扱いとなる。
  2. ^ 任意ネット扱いのため、2018年以降は必要に応じてABCとJRN・NRN担当を持ち替えることがある。
  3. ^ 試合日のMBS/ABC両局の対応による。
  4. ^ 土・日のナイターの場合STV制作はABCがネットするため、HBC-MBS-LFの形で放送する試合も稀にある。
  5. ^ 火曜日の場合、TBCは自社放送分をJRNネットとするためNRN分は裏送り、金曜日の場合は同じくNRNネットとするためJRN分は裏送りとなる。
  6. ^ RFについては、1979年度から81年度に、TBSラジオ向けに裏送りしたカードが放送された例もある。2016・17年原則として巨人主催試合のみで年間20試合程度をJRN向けに制作(その逆で、RF/GBS/CRK向け〈GBSは月曜を除く毎日、CRKは火 - 金曜のみ〉にJRN各局が制作した巨人戦、及び巨人戦中止時の予備カードを放送した)。TBSは土・日に自社での放送を行わなかったが、デーゲームである場合の裏送り用中継や技術協力は行った。日本ハム・ソフトバンク主催試合が関東で開催された際に、HBC・STV・RKB・KBCが乗り込むかTBS(2017年まで)・LF・QRに委託するかはその時々により異なる。楽天主催試合が関東で開催された際は、TBCが自社本番の要員しか派遣しない場合、裏送りとなる火曜はLFに委託する。一方2017年まで水-金曜はTBSに委託していたが、2018年以降についてはQRに委託する。2016・2017年度は一部試合をRF制作によりJRN系列各局向けに放送する試合(TBSは火-金曜にネット)、及びTBS制作のものをRF・GBS(月除く)・CRK(火-金曜)に放送する試合があった。
  7. ^ a b c 対阪神戦で自社制作ができない場合、巨人主催はRFからネット受け。DeNA主催はTBSからネット受けするか、ABCと本番カード限定でネットワークを持ち替えてLFからのネット受けとするかのいずれかとなる。パ・リーグのカードや、交流戦の阪神とパ・リーグ球団の対戦(主催球団を問わず)はQRとのネットを基本とする。
  8. ^ JRNはヤクルト主催試合の放送はできない(日本シリーズおよび本拠地球場開催のオールスターゲームを除く。ヤクルトのビジターゲームは放送可能)が、MBSは「ヤクルト対阪神」に限りJRNネット担当日であっても放送される(QRからの技術協力や裏送りを受けて)。ただし、以前(含・2011年2015年クライマックスシリーズでヤクルト対巨人(2011年・1stステージ、2015年・ファイナル)、JRN受け担当曜日に阪神戦以外のヤクルト(および2001年までの大洋→横浜)主管試合が放送されることがあった時に、LFからの裏送りを放送した試合もあった。
  9. ^ 土・日のナイターの場合SF制作はABCがネットするため、CBC-MBS-LFの形で放送する試合も稀にある。
  10. ^ 火曜日の場合、RCCは自社放送分をJRNネットとするためNRNナイターは裏送り、また金曜日はNRNを自社放送分とするためJRNナイターは裏送りとなる。また、 阪神・オリックス主催の広島戦を放送する場合は曜日およびネットワークにかかわらず全てABCラジオからのネットとするため、競馬中継(広島戦デーゲーム時を除きRCCも15時台をMBSから土曜はCRK経由で、日曜は直接ネット)との兼ね合いもあり週末のデーゲームだとMBS制作分は関西ローカル(土曜の阪神戦)および素材収録待機(オリックス戦と日曜の阪神戦)に限られる(ナイターはLFとの2局ネットで中継する場合あり)。また、RCCは土・日曜ナイター時にはNRNネットを優先するため対在京球団戦は裏送りまたはLF制作、対阪神戦はMBSが自社制作となる。2014年まで対日本ハム・中日・ソフトバンク戦はJRN系列局向けを自社放送、NRN系列局向けを裏送りとすることがあったため、その際にはRCCの自社放送分がMBS・LFの予備カードとして組み入れられることがあったが、2015年からはRCCがこれらのナイターもSTV/SF/KBC(-QR-NRN)ネットを優先するようになったため、HBC/CBC/RKB(-LF-MBS)向けが裏送り扱いとなった。
  11. ^ 土・日のナイターの場合KBC制作はABCがネットするため、RKB-MBS-LFの形で放送する試合も稀にある。
  12. ^ オリックス戦デーゲームの裏送りはほぼ交互に実施。

カードごとの基本ネット・裏送り構成

阪神対オリックス

両球団とも、MBSラジオの放送エリアである関西地方を本拠地とするため、主催球団を問わず自社制作となる。ただし、当該試合が火~木曜日にNRN全国ネット本番、あるいは土・日曜ナイターでLF-MBSラインの本番カードとなり、かつ関東地区の聴取率調査期間に該当した場合には、ニッポン放送が関東ローカル放送として別制作する可能性がある。

2022年6月11日(土曜日)の本カード(オリックス主催)が唯一のナイター開催となり、ニッポン放送との2局ネットで放送した。

巨人戦

ラジオネットワークの本格発足前は、ラジオ東京(KRT)→東京放送(TBS)、ニッポン放送(LF)、ラジオ関東(RF、現:ラジオ日本)の各中波局に加え、日本短波放送(NSB、現:ラジオNIKKEI)ともネットを組むことがあった。また、JRN・NRN発足後では見られなかったKRT→TBSによるABC・NJB→MBSへの二重制作が行われた事例がある。

一例として、1964年7月2日(木曜日)の巨人対大洋戦(後楽園球場)では、TBSラジオ発本線(解説:田宮謙次郎、実況:渡辺謙太郎)を、MBSラジオが第1予備として編成し(自社では南海対西鉄戦〈解説:永井正義、実況:佐々木良三。TBSラジオ第1予備〉が本番)、西日本放送四国放送山陰放送などがネット受けした一方、TBSラジオ発裏送り分(解説:大和球士、実況:岡部達)をABCラジオが本番としてネット受けし(自社制作の南海対西鉄戦〈解説:芥田武夫〉は第1予備扱い)、山陽放送大分放送などもネット受けしていた。またニッポン放送制作分(解説:浜崎真二)は山口放送南海放送などが、ラジオ関東制作分(解説:飯島滋弥)はラジオ関西中国放送などがネット受けしていた[13]。当時はラジオネットワーク発足前のため、このようにネット体制が複雑だったことと、同年6月30日の広島対阪神戦で暴動が発生し、7月1日と2日の同カードが中止となったことから、中国放送からネット受けする予定だった各局に急遽TBSラジオが裏送り版を製作してネットした、という事情が重なったと推定される。

旧・ラジオ関東と毎日新聞社(現・毎日新聞グループホールディングス)の関係が深かった1977年(昭和52年)以前[注 24]は、MBSが制作してRF向けにネット(主にJRN・NRN発足前)、あるいは裏送り出し放送をしたものがあったほか、1979 - 1981年にRFとTBSラジオの業務提携が行われた時代にはRF制作・TBSラジオ向け裏送り(逆にTBSラジオ制作・RF向け裏送りとなった試合がラジオ関西に放送されたもの、またTBSラジオ制作をMBSに放送されたものも含む)をネットした試合が存在する。

一方で1979 - 1992年は阪神主催試合は、JRN加盟のもう1つのラジオ局である朝日放送(ABCラジオ、『ABCラジオナイター』)がRF・CR向け裏送り、1993年以後はRFが主体制作をし、それにラジオ関西(CR、『ゴールデンナイター』)が制作協力をする形を取り、パ・リーグの近鉄、南海<1988年まで>、阪急→オリックス主催試合についてはこの期間中を通して原則としてCRが制作を行っていた(まれにRF制作の場合もあり)。また、関西圏で開催の巨人主催試合はRF主体制作で神戸開催時はCRが、大阪開催時はABCが制作協力を行っていた)[14][15]

2016年度からは、RF・TBSの相互提携が本格再開され、JRN地方各局とのネットワーク(巨人戦20試合程度の主管カードをJRNナイター扱いでRFが制作、逆にJRN各局がRF向けに巨人戦(ビジターの試合30試合程度)を中心としたカードを配信するが、MBSは原則として金曜日に阪神戦がJRNナイターとして放送される場合に限りRFにも配給、また阪神戦の自主制作以外でRF制作のナイターをJRNナイターとして放送する場合にもRFからネット受けをするが、このケースは阪神戦が基から試合がないときであるか、阪神戦が雨天中止となったとき、あるいは巨人主管の阪神・オリックス戦であっても、MBSの都合で自社乗り込みをしない場合のいずれかに限られる(この場合はサービスエリアが重複するCRKと並列放送となる。巨人主管の対阪神・オリックス戦がJRNナイターとして放送する場合でも、原則としてMBSのアナウンサーがベンチレポーターとして派遣される〈MBS乗り込みの場合はMBS・RF-JRNの兼任となる〉。CRK制作関与については未定。なお、CRKは巨人戦を優先しているので、巨人戦が屋外の球場で開催予定が中止となる場合(地方球場での巨人主催試合を含む)に、阪神・オリックス主催試合が予備補充で繰り上げとなった場合もMBS・CRK並列放送となる。さらに金曜にオリックス対巨人戦が開催となる場合、阪神戦が行われる場合はMBS側が阪神戦を優先させるため、この場合も阪神戦が中止となったときの予備補充であれば並列放送となる)。

2018年度以降は、金曜日にナイターで開催される場合に、ラジオ日本との2局ネットで放送している。

セ・パ交流戦ではオリックス対巨人戦を平日はNRN全国中継として、土・日曜はニッポン放送に裏送り[注 25]することがある。ニッポン放送及びNRNの本番カードかつMBSが自社で放送しない場合、他球場速報は「ニッポン放送ナイター速報」として伝えている。ただし、ニッポン放送が聴取率調査週間などで乗り込み自社制作を行った場合、火[注 26]・土・日曜日はMBSが配置した実況は自社の阪神ビジターゲームの早終了時および雨天予備のための対応のみとなる。

ヤクルト戦

  • ニッポン放送(LF:NRN、『ニッポン放送ショウアップナイター』)
  • 文化放送(QR:NRN、『文化放送ライオンズナイター』) - 月・金曜(裏送りのみ)

1979年以降はラジオ放送権がNRN独占のため、必然的にニッポン放送と組む。JRNでも放送が可能だった1978年までの月・金曜は、TBSラジオと組んでいた。

文化放送との公式戦のネットは『ジャイアンツナイター』時代の1976年までで、土・日曜のNRN担当がラジオ大阪(OBC、『ビッグナイター』)に移った1977年以降はこのカードでは一切組んでいなかった。(ただし、ヤクルトが日本シリーズに進出した際には、一部の試合で文化放送・TBSラジオからネット受けしたことがある。)

1979年にヤクルト及び大洋の主催試合の中継がNRN独占となった後も、ABC・MBSに対してはJRN担当日の中継が対阪神戦以外を含めて認められたため、当該日の試合はニッポン放送がNRN向けとは別に二重制作するか、JRN担当日の在版局(MBSは月・金曜が該当)が乗り込み自社制作するかのどちらかとなり、まれに阪神非関与のカード(主に対巨人戦)で乗り込み自社制作を行うこともあった。

1994年から2001年は横浜と巨人の対戦(主催球団を問わず)の裏カードに限り、TBSラジオ・JRNでの制作・放送が認められたが、対阪神戦のABC・MBSへのネットは認められなかったため、当該試合がMBS及びABCのJRN担当日に行われた場合は従来通り自社で乗り込むか、ニッポン放送がNRN向けとは別に二重制作して裏送りするかのどちらかとなった。

2018年のJRNナイター廃止の影響から、それ以降のJRN担当日は、自社制作できない場合に文化放送から裏送りを受けることになったが、MBSでは2021年まではすべて自社制作を行ったため、最初の実例は2022年7月8日(金曜日)のヤクルト対阪神戦でセ・リーグ公式戦では46年ぶりに文化放送からの裏送りを受けることになった(解説:笘篠賢治、実況:山田弥希寿、リポーター:高橋将市。予備カードはRFラジオ日本制作の巨人対DeNA戦を補充〈解説:中畑清、実況:斎藤一平。ラジオ関西では本番カードとして放送〉。ABCでは2018年から火 - 木曜に実施)。

非NRN日のヤクルト主催で自社制作を行わない場合、他球場速報は、ニッポン放送との2局ネット時(土・日曜ナイター)はNRNの速報チャイムを使用するが、裏送り時はニッポン放送(土曜デーゲーム)・文化放送(金曜日)ともにMBS独自のチャイムを使用する。

DeNA戦

TBSラジオがDeNA主催試合の裏送り以外撤退した2018年から2020年まで、DeNA対阪神戦に関してはMBSでは曜日にかかわらずLFとのネット(またはLF技術協力の自社制作)に固定したため、月曜と金曜にABCが自社制作を行わず、かつLFやQRがABC向けの裏送り体制を取らない場合は、例外的にJRNとNRNの担当を持ち替えてMBSがLF(またはLF技術協力自社制作)、ABCがTBSとのネットとなっていた。このためMBSでTBSラジオ制作の中継が放送されるのは、金曜のDeNA主催カード(主にCBC向けの対中日戦、HBC向けの対日本ハム戦、RKB向けの対ソフトバンク戦)が予備から昇格した場合に限定されていた。2021年は、MBSが自社制作を行わず、他にネット局がある場合に金曜日のDeNA対阪神戦でのTBSラジオからの裏送りネット受けを再開する(最初の実例は4月9日。中日戦が非開催のためCBCにもネット)。2022年は4月19日から21日までのDeNA主催試合は自社制作となっている。

2023年度からTBSラジオは人件費高騰を理由にTBSのアナウンサー・解説者のみを出演させて裏送りをさせる委託放送を廃止したが、放送席を残しており、自社制作での乗り込み放送ができる範囲内で技術協力を担当している。

中日戦

土・日曜はナイターでは2010年以降ABCがNRNナイター担当となるため、阪神が関与しない試合を含めてCBCとのネットとなる。その一方でデーゲームではSFとのネットを継続している。

以前は阪神戦のホームゲームを裏送りとして、CBC(月・金)、SF(火 - 木・土・日)の中継を行う事があった(両局が制作し、MBSは協力に回ることもある)。これは、自局向けの放送がかなり阪神びいきになっている事に配慮したもので、JRN・NRNそれぞれのメインカードが雨天中止となった場合は、急遽全国ネット向けの放送になる事があった。しかし、現在は中日戦や全国放送カードにおける自局向けと地方向けの二重制作へは消極的な傾向にある[注 27]。なお、交流戦のオリックス対中日戦は従来通りCBC・SFへの裏送りや制作・技術協力を実施しているほか、2015年は関西ローカル向けの特別企画を行う関係で久々1試合の二重制作が実施された。2016年にも2試合二重制作を実施している。

また、阪神対中日戦に限らず、巨人対中日戦の裏開催となる阪神主催デーゲームをSFにネット(日曜は裏送り)することもあったが、2014年以降、日曜についてはSFが本番・予備を問わずABCとの2局ネットに振り替えているため、MBSの実況は素材録音およびナイター枠への延長対応のみとなった[注 28]

SFはデーゲームでも予備カードを編成することがあるが、オリックス戦を編成する場合、対日本ハム戦ではデーゲームでMBSから裏送りを受けていたSTVが2021年から土・日曜の中継を休止しているため、MBSがSFに裏送りするか、ABC・HBCがNRNにも加盟していることを踏まえてABCのHBC向け裏送り分を充ててABC=HBC=SFの変則ネットとするか未定。また、対ソフトバンク戦はデーゲームでは基本的にMBSがKBCに、ABCがRKBに裏送りしているため、この場合はNRNの枠組みでKBCに合わせてMBS制作分を受けることになるが、日曜に対中日戦以外を本番とする場合は、本番ABC、予備MBSの変則ネットとなる。ただし、資本関係の都合上、一部年度ではカードによりナイターと同様のMBSとRKB、ABCとKBCのネットに組み替えることがあるため、その場合にMBS制作の阪神対中日戦が本番だと、同カードに合わせてMBS(NRN/JRN)=RKB(JRN)=SF(NRN)の系列を跨いだ変則ネットとするか、NRNの枠組みでABC=KBC=SFのネット(本番MBS・予備ABCの変則ネット)とするかは未定。

日曜の阪神対中日戦をSFがMBSから裏送りで、CBCがABCから同時(オリックス戦は裏送り)でネット受けしている時に、CBCが中断して競馬の重賞メインレース実況(MBS制作)を挿入した場合、短い時間ではあるがSFとCBCでMBS制作番組の競合が発生する。

広島戦

  • 中国放送(RCCラジオ:JRN・NRNクロスネット、『RCCカープナイター』)- 広島主催試合は原則として全曜日技術協力を受けて乗り込むが、自社制作ができない場合や阪神・オリックスが関与しない試合(後者は月曜を除く)は月・金 - 日曜はRCCからの裏送り(阪神・オリックスが関与しない試合では、金曜は文化放送を含むJRN系列局向けの裏送りを兼ねる場合あり。また、土・日曜はニッポン放送制作の場合あり)で、火 - 木曜はNRNの枠組みでRCCとの2局ネット。阪神・オリックス主催試合は火 - 木曜日に広島戦が中止または最初から予定がない場合(広島戦のデーゲーム開催時を含む)に限りRCCへネット

月・火 - 木曜の阪神対広島戦やセ・パ交流戦のオリックス対広島戦は本来同じNRN(月曜はJRN)ネットであるRCCとはネットを組まない。これは過去にMBSが巨人戦主体の編成を組み、阪神球団がABCと優先契約を結んでいた時代があったため(前述)、必然的にABCと組まざるを得なくなった名残と[注 29]、RCCが元々実質的な親会社の中国新聞社に加えて朝日新聞社毎日新聞社とも均等に資本関係があったことや、テレビネットワークの腸捻転の名残[注 30]で、朝日系・毎日系との間でバランスを取った可能性も考えられる。

また、RCCはJRNネットの曜日でもヤクルト対広島戦に限りNRNにラインを切り替えるので、JRNとNRNのネット比率を調整するために取られた措置とも考えられる[注 31]
ただ、水・木曜日のビジターの広島対阪神戦(NRN)が自社実況でなくRCCからのネット受けとなった場合に、RCCのアナウンサー・解説者と一緒にMBSの解説者が登場したことがある他、逆に以前はRCCの解説者だった三村敏之が、RCCで放送がないにもかかわらずMBSの中継に出演した事があった。また、広島戦以外の阪神主催ゲーム(NRN)や2005年の日本シリーズ(3・4戦・JRN)はRCCがネット受けしたり、ABC制作の阪神対広島の予備カードとしてMBS制作のオリックス戦のネット受けを設定する他、週末の競馬中継はABC-TBSではなくMBS-LF-STV-CBC-KBCのネットワークに参加する等、RCC側はMBS・ABCの両局と対等に関係を結ぶ配慮をしている。

ちなみに、かつての「FOLネット」時代(1959年 - 1962年、LF・RKBとのネットワーク)にはRCCも広島発の試合について制作協力を行っていた。なお、カープ戦が雨天中止や元から試合の予定が組まれていない日にRCCラジオが、カープの関与しない阪神・オリックス主催試合の中継放送が予定されている場合(予備カード繰り上げも含む)は、本来のネットワークに沿った編成となるため、この場合、NRNナイターを担当する水曜・木曜日(2018年以降は火曜日も)にはMBS制作のナイターがネットされることになる。また、RCC・MBSがJRNナイターを月曜に定時編成していた1980年代には、月曜にも対広島(NRNにネットを切り替えてABCからネット)以外の在阪球団主催試合では本来のネットワークに沿ってMBS制作のナイターがネットされていた。

広島主管で旧広島市民球場→マツダスタジアムで開催される土・日曜開催のオールスターゲームは、基本的にLFの乗り込み自社制作分をネット受けしている。LFが乗り込み自社制作を見送った場合は、RCCのLF・MBS=JRN向け裏送り分とABC=NRN向けを兼ねた自社放送分との二重制作も想定されるが、2021年までの時点では実例がない。

2018年のJRNナイター廃止により、RCC・MBS・ABCがいずれもクロスネット局であることから、広島主催の阪神戦で火 - 木曜日にNRNでの予備順位が屋内より下位となり、かつMBSのみが乗り込み自社制作を行う場合は、RCCの要員配置の都合によっては二重制作を行わず、阪神主催時とは逆にABCが本番カード限定(予備カードはRCC・MBSはLFおよびNRN各局から予備順位に準じて、ABCは自社制作のオリックス戦や、RF・QRおよびJRN各局の中継から補充)でNRNにラインを切り替えてRCCとの2局ネットで放送することがある(最初の実例は、2022年6月21 - 23日[注 32])。

西武戦

  • 文化放送(QR:NRN、『文化放送ライオンズナイター』) - 金曜日のナイターで開催される「オリックス対西武」は原則裏送り(自社では予備カード扱い)、「阪神対西武」は主催・ビジターを問わず2局ネット。
  • ニッポン放送(LF:NRN、『ニッポン放送ショウアップナイター』

金曜日にオリックス・阪神がナイトゲームで埼玉西武ライオンズと対戦する場合には、2018年以降はNRNのキー局で西武の試合をメインに放送する文化放送との間で、裏送りや2局ネットを実施する。なお、オリックス対西武の中継で、MBSは文化放送側の意向で解説:太田幸司、実況:赤木誠のスタッフで放送される場合が多い。また、ソフトバンク対西武戦が月曜日に京セラドーム大阪でナイトゲームを行う場合にも、RKB(発注元)と文化放送への裏送りを行う(ただし文化放送が日程編成上同じ週で月曜日の定時番組の振替日を確保できない場合は放送を見送る)。

  • 2018年6月1日(金曜日)の西武対阪神(メットライフドーム)では、『ダイナミックナイター』時代の1976年(昭和51年)以来実に42年振りに文化放送からネット受けした(解説:山崎裕之、実況:長谷川太、西武側ベンチリポート:槇嶋範彦)。掛布雅之がゲスト解説者として登場した[注 33]ほか、MBSからは森本栄浩を阪神側のベンチリポーターとして派遣した[注 34]
  • 2019年5月17日(金曜日)のオリックス対西武(京セラドーム大阪)では、『ライオンズナイター』への裏送りを実施[16]。当日は日本ハムの公式戦が最初から組まれていなかったため、プロ野球中継におけるJRNシングルネット局のHBCでもネット受けを実施したが、他球場の速報には2018年以降の文化放送の方針に合わせてNRN標準チャイムを使用した。
  • 6月21日(金曜日)の阪神対西武は、セ・パ交流戦の規定に沿って、前年と逆に甲子園球場で阪神のホームゲームとして開催。MBSが制作した中継(解説:八木、実況:近藤、阪神側ベンチリポート:三ツ廣、西武側ベンチリポート:土井悠平〈文化放送〉)を、『ライオンズナイター』でもネット受けで放送した。
  • セ・パ両リーグともリーグ戦を再開した6月28日(金曜日)には、当日は阪神の公式戦が最初から組まれていなかった[注 35] ため、文化放送が『ライオンズナイター』として制作する西武対オリックスの中継(解説:東尾修、実況:槇嶋)をネット受けで放送した。
  • 2021年5月28日(金曜日)の西武対阪神(メットライフドーム)で『ライオンズナイター』のネット受けを実施(解説:東尾、実況:長谷川、西武側ベンチレポート:土井、阪神側ベンチレポート:山田弥希寿)。2018年6月1日とは異なり、MBSは阪神側ベンチレポート担当のアナウンサーを派遣しなかった。
  • 5月29日(土曜日)の同カードでは、『ショウアップナイター』のネット受けを実施(解説:川相昌弘、実況:大泉健斗、レポーター:師岡正雄、ゲスト:玉井詩織高城れに〈いずれもももいろクローバーZのメンバー〉)。
  • 6月28日(月曜日)のソフトバンク対西武(京セラドーム大阪)ではRKB発注、MBS制作で『エキサイトホークス』と『ライオンズナイター』への裏送りを実施(解説:藤井康雄、実況:赤木)。
  • 2022年4月15日(金曜日)のオリックス対西武では、当初文化放送への裏送り予定だったが当日RKBで放送予定だったロッテ対日本ハム(ZOZOマリン)の雨天中止に伴いJRN単独加盟局のRKBにもネットされたため、文化放送が絡む試合で他球場速報にMBSの独自チャイムを使用した。

ロッテ戦

  • ニッポン放送(LF:NRN、『ニッポン放送ショウアップナイター』)
  • 文化放送(QR:NRN、『文化放送ライオンズナイター』) - 月・金曜(年度により裏送り)

ロッテ主催試合の対阪神戦は原則として乗り込み自社制作しているが、年度によりニッポン放送もしくは文化放送からの裏送りで対応する。

2022年は5月27日(金曜ナイター)のみ自社制作(予備カードにHBCラジオ制作の『日本ハム対巨人』を編成)、28日(土曜デーゲーム)はニッポン放送からの裏送り[注 36]、29日(日曜デーゲーム)は競馬中継優先のため放送なし[注 37]。予備日の復活開催で30日(月曜ナイター)に行われた場合は文化放送からの裏送りで放送予定だった。

阪神が関与しないロッテ主催試合は、火 - 木曜にNRN全国ネット本番あるいは屋内球場より上位の予備カードとなった試合や、金曜に『文化放送ライオンズナイター』(対西武戦)および文化放送制作JRN系列局向け裏送り中継(対日本ハム・ソフトバンク戦)を予備カードに設定かつ昇格時や阪神戦非開催またはデーゲーム開催日の自社本番時にネット受けする場合に限られる。

日本ハム戦

京セラドーム大阪で行われる、オリックス主催の対日本ハムの公式戦がナイターで行われる日は、MBSがその日に取るラインに合わせて裏送りを制作する。STVラジオは2017 - 2020年に土・日曜日のデーゲーム中継枠をレギュラーで編成していたため、日本ハム戦をオリックス主催のデーゲームとして土・日曜日に関西圏の球場で実施する場合には、MBSがSTVへの裏送り向けに中継を制作していた。編成上の事情で土・日曜日のデーゲーム中継を再び見送る2021年以降は、MBSからの裏送りを火 - 木曜開催分のナイトゲームに限定し、土・日曜は素材収録対応とするが、要員の都合により素材収録できない場合は、ABCのHBC向け裏送り音源をJRN・NRN共用扱いとする場合がある。

対阪神戦以外の日本ハム主催試合は、対巨人戦以外で全国中継本番となる頻度や、対オリックス戦の個別ネット頻度が少ないこともあり、STV・HBC制作分ともにMBSでの放送頻度も少ない。

金曜に日本ハム戦の開催がない場合は、JRN系列局(文化放送を含む)に裏送りするオリックス主催試合のネット受けにHBCが加わることがある。

2022年は6月4日(土曜)の対日本ハム戦は、前年以降の経緯からSTVへのネットがない単独放送ということもあり、岩本勉がゲストとして出演した(同日のHBCはABCからネット)。なお、岩本は前日のMBSテレビの中継にも出演したが、同日はゴールデンタイムの全国ネット番組の差し替えということでビジター側の差し替えに制限があることから、HBCテレビではネット受け、自社でのオフチューブ実況への差し替えのいずれの形式でも放送できなかった。ただし、ノンスクランブルの衛星波ではNHK BS1(『NHKプロ野球』)が別途並列放送したため、北海道地区ではそちらで補完できた、

阪神主催試合の対日本ハム戦は北海道へネットされるが、日本ハム主催試合については両局の技術協力を受けて乗り込み自社制作することが多い。ただし、MBSは日曜デーゲームを放送しないため、週末開催となった場合は土曜の試合のみHBCからネット受けすることもある(この場合、過去の実例ではABCはSTV技術協力の自社制作で対応した)。

ソフトバンク戦

京セラドーム大阪(またはほっともっとフィールド神戸・わかさスタジアム京都)で行われる、オリックス主催の対ソフトバンク戦もしくはソフトバンク主催の公式戦がナイターで行われる日は、MBSがその日に取るラインに合わせて裏送り中継(日程編成上ごくまれに自社での本番カードの場合もあり)を制作する。

交流戦の対阪神戦については福岡PayPayドームへの乗り込み自社制作を行うことが多い。この場合は同一資本のRKBが技術協力を行うことが多いが、出演者のコラボレーションなどの都合でKBCの協力となることがある。

ソフトバンク主催試合はMBS制作でRKBもしくはKBCに加え対戦球団の地元局にもネットされる[注 38]。また、水曜日のソフトバンク戦は、MBS制作でKBCに加え、NBC長崎放送佐賀中継局含む)とRKK熊本放送にもネットされる(2010年度まではOBS大分放送にもネットされた)。

2023年は、KBCが局間ネットとならないデーゲームや土・日曜ナイターの放送を休止したため、RKBがMBSとの局間ネットに切り替える場合を除いて当該の試合は素材収録対応のみとなる。、

楽天戦

楽天主催試合の対阪神戦はTBCの技術協力を受けて現地に乗り込む。このため余程のことがない限りはTBCは自社単独で放送し、TBCが取らないラインの雨天予備中継担当および素材収録もMBSラジオが担うか(月・金曜のJRN向け、火曜のNRN向け、土・日曜のLF向け)、TBCの自社中継をJRN・NRN共用素材とするかのいずれかの選択をする。楽天主催のオリックス戦は在京・在阪局で滅多に放送されないため。JRNナイター縮小後は予備順位によってJRN・NRN共用素材となることが多い。

火曜日に阪神が関与しない楽天主催試合をMBSで放送する場合は、TBCが自社放送分ではJRN各局・QRとのネットを優先としているため、NRN向けの裏送り分をネット受けする。

2021年7月17日(土曜日)は楽天主管のオールスターゲームをTBCが制作したが、2018年以降、TBCがJRNおよびLF=MBS、ABCがNRNと異なるラインを取る上、ニッポン放送も乗り込み自社制作を見送ったため、TBCの自社放送分をネット受けした。

イレギュラー放送

  • 阪神が低迷していた2002年頃までの『ダイナミック - 』では、開幕直後や聴取率調査期間やナイターオフ(10月以降)の例外的な放送や、JRN担当日のヤクルト(またはNRN独占時代の大洋→横浜)対阪神戦を除きネット受け・制作委託となる場合が多かった[注 39]2000年代の阪神戦中継では、原則ホーム(阪神球団主催)・ロード(敵地)を問わずMBSのスタッフを球場に派遣する形で放送するが、2010年度からは不景気による制作費の削減からか、ロードにおいて現地の放送局に制作を委ねることが多くなっている(MBSからはリポーターのみ派遣)[注 40]
  • オリックス主催試合の楽天戦、ロッテ戦、ヤクルト戦、DeNA戦は大半が全国放送本番カードが中止となった場合の予備放送扱いとなるため、これらのカードの裏送りはごく稀にしか行われない。阪神ビジターでのロッテ戦は、それぞれ予備カードからの昇格でない限り地元の在京局では原則的に放送されないので事実上独占中継になる場合がある。その一方ヤクルト・DeNA戦に関しては、巨人主催ゲームの裏カードとなった際に高額な巨人戦全国中継の放送権料を節約する関係上、巨人戦を予備カード扱いとした上で全国ネット本番とすることがあり、2010年代以降は幾分増加傾向にある。
  • オールスターゲームフレッシュオールスターゲームをMBSのサービスエリア内にある球場(現在は主に阪神甲子園球場・京セラドーム大阪)で開催する場合には、試合日に該当するライン(JRNかNRN)に合わせる形で全国中継の制作を担当(関西以外の地方で開催する場合には系列局からのネット受けで中継するが、やはり日曜のデーゲームとなった場合はネットしない)。後述のように関西のナイターネットが再編された2010年以降も、該当試合が土曜・日曜に当たった場合、MBSは従来通りLFへのネットとなる[注 41]
    • フレッシュオールスターゲームの開催日が本来のNRNライン担当日と重なる年には、NRN加盟局の若手スポーツアナウンサーが2 - 3イニング単位で交互に実況・ベンチリポートを担当することが、少なくとも1980年代後半からの恒例になっている。MBSからは、2009年から2016年まで金山泉を派遣(体調不良で出演を見合わせた2011年と不開催の2015年を除く)。2016年は実況担当の金山とともに、森本尚太がベンチリポーターとして中継に加わっていた。7月13日(木曜日)に静岡草薙球場で開催された2017年には、MBSのアナウンサーが中継に参加せず、金 - 日曜日スタジオアシスタントの市川いずみを『まだまだええなぁ!』の電話リポート要員として現地へ派遣しただけにとどまった[注 42]。2018年は派遣を見送ったが、2019年には、入社2年目の三ツ廣政輝がウエスタン・リーグ選抜のリポーターを務めた。
  • なお、平日レギュラーシーズンにおけるネットの例外を以下に記す。
  1. 火・金曜に広島対阪神戦、もしくはセ・パ交流戦の楽天対阪神戦があり、該当カードがNRN(火曜)・JRN(金曜)の全国向け本番カードとならない場合には、本来裏送り待機すべきRCCやTBCに代わって、MBSによる乗り込み中継が本番カード中止時の全国向け予備中継として扱われることがある(特に地方球場での開催時。RCCとTBCは予備からの昇格時にリポーターを派遣する程度)。月曜開催の楽天対阪神がTBSの本番カードにならない場合も同様の対応となることがある。ただし、該当カードが全国向け本番カードとなった場合は、通常通りRCCやTBCが裏送りし、MBS制作分は関西ローカル向けのみとなる。また、本番カードでなく、かつ乗り込みがある場合でも、要員が確保できる時は、RCCやTBCが別途素材収録待機を行う事がある。
  2. 『タイガースナイター』となって阪神応援色を強めて以降は、在阪パ・リーグ球団の主催カードがMBS制作のNRN・JRN本番カードかつ阪神戦非開催で自社での放送が可能な状況あっても、LF-NRN・TBS-JRNへの裏送りとした上で、自社では阪神タイガース関連の特別番組を放送した事があった(実例:2003年6月20日のJRN向け『近鉄 vs 日本ハム』)。
  3. 月・金曜にヤクルト主催ゲームの中継がある時は、JRNネットを受けずLFが制作協力するものを放送する(阪神戦以外は基本的に裏送りだが、聴取率調査期間は稀に巨人戦を自社制作の場合あり)。関西地区ではMBSとABCが曜日別にNRN・JRN双方の中継を担当しているため、一方がJRN担当の曜日でもヤクルト対阪神・巨人戦は両局並列での中継が認められている他、LFがJRN担当曜日の局向けに裏送りする場合もあった(JRN単独局はヤクルト主催試合を中継できないが、北海道ではJRN中継担当のHBCがNRNにも加盟していることから、NRN中継担当のSTVが編成の都合上放送できない場合に限り中継が認められている)。
  4. 2006年6月19日に行われた「セ・パ交流戦」阪神対日本ハム戦は、中継を放送したHBCに対し本来は月曜にJRNラインをとるMBSが裏送りで中継を行うべきだったが、その日MBSが「裏送りに対応できない」という理由でABCがHBCに裏送りで放送した[注 43]。全曜日ナイター中継をJRNラインに統一しているHBCが、ABCと同じくNRNにも加盟していることや、本来NRNラインをとるSTVラジオが月曜日に放送しないことから実施された模様である。なお、2005年6月17日の阪神対日本ハム戦は、自社向けとHBC向け裏送りの二重制作を行った。
  5. 2007年5月22日 - 23日の「セ・パ交流戦」ソフトバンク対阪神戦はビジター乗り込みの自社制作で、本来NRN担当の火・水曜日ではあるが、他地域にネットしない事が確定しているため、MBSと兄弟会社的な関係を持つRKB(JRN単独加盟局)が技術協力を担当した。そのためか22日の中継では他球場速報にJRNのチャイムを使ったが、翌23日はNRNのチャイムを使った。一方、本来NRN担当のKBCは、ABC向けの技術協力を担当していた。
  6. 2011年9月1日(木曜日)には、ナゴヤドームの中日対阪神ナイトゲーム中継を、CBC(JRN加盟局)との2局ネットで放送した(後述)[注 44]。MBSでは通常、火 - 木曜日に両球団の対戦を中継する場合に、SF(NRN加盟局)とネットを組んでいる[注 45]。しかし当日の中継では、特例扱いで「CBC・MBS開局60周年記念合同実況」を実施した。MBS・ABCがどちらもCBCと組んだ関係でSFは自社ローカル(NRN全国中継カードのヤクルト対巨人戦の第1予備扱い)で放送し、阪神側のリポーターもSFで配置した。

土・日曜日の阪神・オリックス主催戦中継

MBSラジオの日曜午後の時間帯は日本中央競馬会(JRA)との契約の関係上、中央競馬中継(『GOGO競馬サンデー!』)が最優先となるため、阪神主催のデーゲーム中継はクライマックス・セに阪神が出場した場合のみでレギュラーシーズンは一切自社向けに放送しない。

関西の民放ラジオでは、2000年代以降、土・日曜のナイトゲーム中継を縮小・廃止する局が続出。しかしMBSでは、関西の民放ラジオ局では唯一、土・日曜の定期ナイトゲーム中継枠を維持している。2018年度までのレギュラーシーズンでは、土曜日に阪神・オリックスのナイトゲームが開催されない場合でも、他球団の試合を本番カードに組み込んでいた。2019年度以降のレギュラーシーズン中の土曜日には、このような場合に他球団のカードを中継せず、自社制作番組の編成を優先している。

なお2009年度以降、土曜日に阪神のデーゲームを中継する場合には、本来同曜日のナイトゲーム中継に付いているスポンサーCMを阪神のデーゲーム中継へ移動させる。阪神以外の球団のナイトゲームを中継する場合や、ナイターの試合がない場合のレインコート番組には協賛なしのパーティシペーション形式でCMを放送する。オールスターゲームが土曜開催のデーゲームとなった場合も、同様の対応を取る。ただし、阪神のデーゲーム中継を17:30以前に完了できなかった場合には、逆に『うきうき土曜リクエスト』内の「ウィークエンドネットワーク」のコーナースポンサーCMをナイター中継の序盤にそのCMを消化する。

日曜日の阪神対中日戦開催時に東海ラジオ[注 46][注 47]、2012年からは阪神対ソフトバンク戦開催時にKBCラジオ[注 48]<refオリックス対ソフトバンク戦の場合、時折mbs裏送り分をrkb向けに、abc裏送り分をkbc向けに持ち替えたことがある。この場合はkbcがmbsから競馬中継をネット受けしていた2018年まで、競馬中継の時間帯に限りrkbとkbcでmbs制作番組の競合が発生した。>group="注"</refオリックス対ソフトバンク戦の場合、時折mbs裏送り分をrkb向けに、abc裏送り分をkbc向けに持ち替えたことがある。この場合はkbcがmbsから競馬中継をネット受けしていた2018年まで、競馬中継の時間帯に限りrkbとkbcでmbs制作番組の競合が発生した。>に向けて裏送り方式で中継を制作。裏送りが求められていない場合にも、報道素材向けの収録要員として、MBSからスポーツアナウンサー1名を開催球場(甲子園球場や京セラドーム)に派遣している。2018年には、阪神対日本ハム戦が6月9日(日曜日)に組まれたため、当時日曜日のデーゲーム中継枠をレギュラーで編成していたSTVラジオへの裏送り向けに中継を制作した(後述)。

また、オリックス主催試合が全国放送となり、そのうえで阪神戦が同時開催される場合は、原則阪神戦を優先するため、オリックス戦はMBSでは放送せず、各ネット局向けの裏送り出し(スペシャルウィーク中は本拠地所在地の球団がある場合、その地域の放送局が自社出しする場合[注 49]がある)となることから実質的に「二重・三重放送」となるケースもある。

2007年度まで

  • 1977年のNRNナイター辞退以降、JRNラインはABC、NRNラインはOBC)の担当という体制が長らく続いていたため、ローカル放送もしくはLFとの2局のみのネット(通称:LF-MBSライン)[注 50]となり、阪神のビジターゲームのうち、現地局からのネットができない対中日戦や対広島戦では原則として自社のスタッフが乗り込んで放送していたが、時折SFやRCCが裏送りしたり、SFまたはRCCのアナウンサーとMBSの解説者またはその逆での放送となったこともあった。
  • ただし、2000年代以降、SFはOBCもしくはQRでの放送予定のない阪神対中日戦をMBSからのネット受けで放送するようになっていた。これはOBCでの阪神戦中継の機会が少なかった(特に土日デーゲーム中継枠は当時から組まれていなかった)ためである。
    • 1980 - 1990年代には、ABC(月・金曜)・MBS(火 - 木曜)が阪神対中日戦ナイターの自社向け中継をローカル扱いとした際、裏送り要員の都合等の諸事情により、平日でありながらOBCがSFへの裏送りを実施した例があった。
  • また、主に阪神戦やLFのメインカードの予備対応としてソフトバンク戦のホームゲームにスタッフを派遣することがあった(東日本の試合はLFがスタッフを派遣)。阪神戦がデーゲームまたは雨天中止となった場合は、ソフトバンク対オリックス戦の場合や、LFのメインカードが中止になった、またはナイトゲームがソフトバンク戦一試合の場合などで放送することがある。この場合、FOLネット(後述)の名残りから、現地(福岡)での技術協力局が本来のNRNナイター参加局のKBCとならず、JRNナイター参加局のRKBとなる場合もあった。なお、2010年以降、MBSによる福岡乗り込みは阪神のビジター戦や聴取率調査期間の特別制作を除いて原則として行っていない。

2008年度

MBSは2008年度・2009年度の2年間、土・日曜日に阪神・オリックス主催のナイトゲームを中継する場合に、関西ローカル放送の有無に関係なく、QR幹事によるNRNライン向けの中継を担当していた。これは、1977年から土・日曜日のNRNラインのナイトゲームを放送していたOBCが、2007年度を最後にすべてのプロ野球中継から撤退し、NRNライン向けの中継制作をMBSに移管したことによる。
ただし、MBSの本放送では前年までと同様にLFとの2局ネット(LF-MBSライン)による中継を継続。そのため、MBSでは原則として、以上の場合に裏送り分を含めて二重(もしくは三重)の中継体制を取っていた[注 51]
ちなみに、土・日曜日に阪神・オリックス主催のナイトゲームをNRN系列局へネットする場合には、以下のパターンのうちいずれか1つの中継体制を取っていた。そのためこの間、大阪府内のラジオ局でQR-NRNライン(MBSからの裏送りによるQR経由のNRNネット)のナイトゲーム中継を聴くことは事実上不可能になった[注 52]

  1. MBS-LF,MBS-NRN(NRN向けは裏送り)
  2. MBS-LF,MBS-QR-NRN(NRN向けはMBSの技術協力で、QRが制作)
  3. MBS-(LF)-NRN(STV・SF・KBCいずれかとの2局、もしくはLFを含めた3局ネット。阪神・オリックス戦がNRN全国中継カードで無い場合やデーゲームの場合だが、この場合でも1のパターンになることもあった)
  • 4月26日4月27日8月30日8月31日9月27日の阪神対巨人ナイトゲームでは、関西ローカル向けの中継を放送するかたわら、NRNラインで放送されたQR制作の中継にも技術協力で参加した[注 53]
  • 5月25日は、阪神対西武戦がデーゲーム開催のため、LF制作のヤクルト対楽天戦をネットしたが、NRN独占カードのためTBCも加わって3局ネットとなった。本来日曜日のNRNナイターはQRであるが、TBCでは全国中継とならない場合のヤクルト対楽天戦のナイターを、放送曜日にかかわらずLFからのネット受けで中継することによる[注 54]
  • 6月21日6月22日の阪神対日本ハム戦中継は、NRN全国中継とLFの中継が別カードだったため、MBSとSTVの2局ネットで放送した。
  • 7月13日には、阪神対広島戦が全国で唯一のナイトゲームになったため、MBS-LFとMBS-NRN(裏送り)の二重制作体制を取った。
    • MBS-LF…解説:安藤統男、実況:森本栄浩、リポート:井上雅雄(阪神)・馬野雅行(広島)
    • NRN裏送り…解説:八木裕、実況:近藤亨、リポート:仙田和吉(両チーム担当)[注 55]
  • 7月27日の阪神対中日の試合は、LFとQR-NRNのメインカードになったため、7月13日と同様の中継体制をとった。ただし、SFはMBS-LFライン(7月26日の同一カードがNRN全国中継カードで無いため)の中継を放送。
    • MBS-LF-SF…解説:八木裕、実況:井上雅雄、リポート:近藤亨(阪神)・北山靖(中日)
    • NRN裏送り…解説:一枝修平、実況:仙田和吉、リポート:森本栄浩(両チーム担当)

2009年度

前年度まで土曜日にナイトゲーム中継を放送していたKBS京都が、同曜日の中継枠を廃止。関西地方では、『東海ラジオガッツナイター』を受信できる地域を除いて、MBSからの裏送りによるQR-NRNラインでの中継を聴けなくなった。

  • 5月3日8月1日8月2日の阪神対巨人戦、6月28日の阪神対横浜戦、7月4日7月5日の阪神対ヤクルト戦、9月12日9月13日の阪神対横浜戦、10月3日の阪神対ヤクルト戦は、LFライン、QR-NRNラインともMBSで制作。いずれのラインでも、ビジター側のベンチリポーターを除いて、MBSからアナウンサー・解説者・スタッフを派遣した。ここでも『タイガースナイター』はLFライン版で放送。QR-NRNラインの中継は、完全な裏送りになった。
  • 7月11日7月12日の阪神対巨人戦では、MBS制作版、LF制作版、QR-NRNライン(MBS裏送り)の三重制作体制を取った[注 56]
  • 8月15日は阪神の試合がデーゲームであったため、ナイター枠ではオリックス対ソフトバンク戦を放送したが、QR-NRNおよびLFの本番カードが屋内球場(ナゴヤドームの中日戦)だったにも関わらず、KBCとの2局ネットではなく、MBSで自社向けとKBC(NRNライン)向けの二重制作を実施した。
  • 8月29日8月30日の阪神対巨人戦では、MBS制作版、LF制作版、QR制作版(NRNライン)の三重制作体制を取った[注 57]

2010年度

2010年度はNRNライン向けの中継担当はABCに移り、逆にJRN単独扱いの局(HBC・CBC・RKB)が土・日曜日に阪神・オリックス主催のナイトゲームを中継する場合に、従来のLF-MBSラインの中継との兼用という形で、前年までのABCに代わって自社の中継を当該局へネットするようになった。この場合には、原則として通常使うNRNの速報チャイムではなく、JRNのチャイムが使用される(土・日にソフトバンク対阪神戦をRKBの技術協力で自主制作した場合も同様の措置)が、稀に不手際でNRNのチャイムを使用した例がある。なお、ABCについては、2013年以降機材運用の簡便化のため、デーゲームについてはSF(日曜日の巨人対中日戦の裏カード)・KBCへの配信時を除きJRNのチャイムを使用する関係上、MBSがJRN系列局の協力による自社制作(主にソフトバンク主催でのRKB)またはネット受け(主に日本ハム主催でのHBC)となった場合は、どちらもJRNのチャイムを使用する形になる。

これは、大阪地区では過去の経緯などからMBSとABC双方がJRNとNRNの変則クロスネットを維持していることや、過去2年NRN用のナイターの大阪からの送出がLF向け、QRを含むほかのNRNライン向け双方ともMBSが独占制作した事情などもあり、2009年度を最後にJRN系列が土・日曜のナイトゲームの全国中継枠を廃止(TBSも不定期の放送に移行)[注 58]したことを機に、JRN全国中継の送出の必要が無くなったABCにQR幹事によるNRNライン用の中継制作を移管させたためである。

なお、MBSがJRN単独扱い局に送出した場合でも、そのカードはLFの予備カードとなっており、同局の本番カード中止時にはMBS-JRN-LFの変則ネットでの放送が想定されている(しかし2012年シーズン終了時点で、予備からの昇格発生例は一度もない)。なお、MBSがJRN単独扱い局に送出したカードをLFも本番カードにした場合は、どちらかが乗り込みの自主制作にする形で対応している(JRNナイターの制作が必要となるオールスターゲームも、TBSが裏送り要員を出して対応)が、どうしても双方とも自主制作できない場合は、MBS-JRN-LFの変則ネットのまま、本番カードとして双方に配信するため、現時点ではLF向けとJRN向けの二重制作を行った例はない。
これに伴い、阪神が絡まない試合を放送する場合、広島・楽天主催試合など、LFとともにJRN向けの中継を予備カードにする場合が生じているほか、JRN向けの放送体制がないカードでも、試合によっては開催地のNRN系列局がLF向けに裏送りで制作するようになったため、MBSもその裏送り放送をネットする場合も出ている。
ただし、デーゲームの放送体制は2009年までと同様にABCがJRN単独扱い局(HBC・CBC・RKB)向け、MBSがNRN単独扱い局(SF・KBC)向けという形を基本とする(ただし、土・日に「オリックス対ソフトバンク」のデーゲームが開催される場合、MBSとRKB、ならびにABCとKBCとの資本関係を考慮して、ナイターと同じネットワーク体制を取ることがある。カードごとに交互に担当している模様)。ちなみに、クロスネット局のTBCやRCC向けは原則としてデーゲーム・ナイターともにABCとのネットを継続するため、MBSの中継が流れることはないが、2014年はTBCが阪神対楽天戦の土曜ナイターで、ABC-QR-NRNが本番カードにしていながら、例外的にMBSからネット受けした[注 59]
よって、阪神・オリックス主催試合に限れば、ABCも含めて以下のような放送パターンに分けられることになった。

  1. MBS-LF,ABC-NRN(基本パターン。RCCやTBCが絡む場合はデーゲーム・ナイターともNRN扱い)
  2. MBS-JRN系列局ローカル,ABC-NRN(ナイターなどでMBSが自社分をHBC・CBC・RKBのいずれかへ送出する場合)
  3. MBS-JRN系列局ローカル,MBS-LF,ABC-NRN(2のパターンでLFもはじめから放送する場合。LFはMBSの技術協力で自社制作)
  4. MBS-LF-JRN系列局ローカル,ABC-NRN(3のパターンでLFが自社制作できない場合)
  5. MBS-NRN系列局ローカル,ABC-JRN系列局ローカル(デーゲームでABCが自社分をHBC・CBC・RKBのいずれかへ送出する場合)

4のパターン時に、土曜日にオリックス/阪神主催デーゲームのMBS発ビジター裏送りと阪神/オリックス主催ナイターのABC発NRN全国中継が組まれた場合、KBCではデーゲームをMBSから、ナイターをABCから受ける形になる。また、福岡・北海道地区に対してはABCがデーゲームはRKB・HBCに裏送り、ナイターはKBC・STVにネットという形態になる。この時、デーゲームが延長戦等でナイター時間帯にかかった際には、RKB・HBCとKBC・STVとの間でABC制作番組での競合が発生してしまう。

日曜デーゲームの場合、中京広域圏では4のパターン時に、福岡地区では2のパターン時に、ABC制作中継のネット(または裏送り)を受けているCBCとKBCが15時台に一旦飛び降りて競馬中継をネット受けする場合があるため、MBSから中日・ソフトバンクのビジターゲームの裏送りを受けているSF・RKBとMBS制作番組で競合してしまう。

なお、報道素材としては上記のパターンに関係なく、阪神主催ゲームでは原則としてMBSがLFに、ABCがQR-NRNに配信しているが(報道素材としてのTBSラジオ/JRNへの配信は、TBSテレビとの兼ね合いからABCとMBSの両方が行っている模様)[注 60]、オリックス主催ゲームでは、MBSが阪神戦の中継と競馬中継で人員が逼迫して素材収録を行わない場合に、ABCが代わりにLFへの配信を請け負うことがあるほか、逆にABCがビジター側の地元局に音源制作を委託した場合に、MBSが代わりにQR-NRNへの配信を請け負うこともある。

  • 5月22日は阪神戦がデーゲームであったため、LFとともに楽天対巨人戦を放送したが、同局乗り込みではなくTBC制作の裏送りでの放送となった。また、同カードが中止になった場合の予備カードとして、STV制作裏送りによる日本ハム対横浜戦が組み込まれていた。
    • さらにTBC制作によるLF-MBS向け裏送りが予備カードとなった例として、7月31日8月1日の楽天対オリックス戦、9月26日の楽天対ソフトバンク戦があった。
  • 5月29日の日本ハム対阪神戦デーゲームは、HBCからのネット受けで放送した。近年の阪神戦ビジターの中継は原則として自社制作(ネットワークを結ぶ各局の技術協力による実質裏送り)だったので、ビジター遠征先の放送局からの垂れ流し放送は珍しいことだった。
    通常なら土・日のデーゲームはNRNラインを使うためSTVからのネット受け、あるいはSTV協力の自社制作が原則であるが、STVでは2016年まで慣例的に土曜日のデーゲーム中継の放送はしなかった(ただ、各局への裏送り対応をしたり、素材用としてアナウンサーは派遣している)こと、また2010年からJRN土曜・日曜ナイターの放送が廃止されたことや、HBCがNRNにも(ただしナイターの放送はJRN単独ネット)、MBSがJRNにも加盟していることなどが背景として挙げられる。
  • 7月17日のオリックス対ソフトバンク戦は、RKBへ裏送りした。MBSはLFからヤクルト対阪神戦をネットしており、MBS・LFともにその予備カードとして扱われていた。なお、翌日の7月18日の日曜にデーゲームで行われた同じカードは、それまでであればABCがRKBに裏送りするところだが、17日同様にMBSがRKBに裏送りした(ABCはKBCへ裏送り。なお、土日両日デーゲームだった9月4日9月5日の同カードでは、ABC-RKB、MBS-KBCの形になっている)。
  • 7月18日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、RCC-CBCのJRNライン(2局ネット)による広島対中日戦が組まれていた。
  • 7月31日8月1日の阪神対中日戦は、CBCへネットした。LFは広島対巨人戦を、土曜は自社制作、日曜はRCC制作裏送りで放送したため、その予備カードとして扱われた。
  • 8月21日8月22日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、TBC-RKBのJRNライン(2局ネット)による楽天対ソフトバンク戦が組まれていた。
  • 9月18日9月25日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、HBCローカルの日本ハム主催試合が組み込まれていた。5月22日とは異なり、STVの裏送り要員の都合が付かなかったことも影響しているようである。

2011年度

前年もLFとMBSの予備カードとしてHBCの中継が組まれたことがあったが、この年から土・日のLFとMBSの予備カードとして本格的にJRN単独局の中継も採用されることになった(MBSが乗り込み制作する阪神ビジター戦は除外)。

  • 4月23日4月24日には、ほっともっとフィールド神戸で行われる楽天対日本ハム戦が全国で唯一のナイトゲームとなり、MBSが自社制作し、HBCにもネットして放送した[注 61]。LFでもメインカードとして編成されたが、LFはMBS技術協力による乗り込み自社制作で対応した(関東地区が聴取率調査週間であったため。なお、NRNも本カードを中継したが、QRは自社制作した)。なお、前日の4月22日(金曜日)も、MBSがTBCに代わりJRN中継担当としてHBCに裏送りした。
以上のカードは当初、楽天のホームゲームとして同球団の本拠地・クリネックススタジアム宮城で開催される予定だった。しかし、東日本大震災でスタジアム内施設の一部に被害が及んだことから、パシフィック・リーグの特例措置として球場・試合時間[注 62]を変更した。
  • 5月7日5月22日7月9日7月16日8月21日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、CBC制作の中日主催試合(5月7日は名古屋ローカルの対巨人戦、5月22日はCBC-TBCのJRNライン2局ネットによる対楽天戦、7月9日は名古屋ローカルの対横浜戦、7月16日と8月21日はCBC-RCCのJRNライン=2局ネットによる対広島戦)が組まれた。ただし、本番への昇格例はまだ出ていない。
  • 5月28日のオリックス対中日戦のナイターは、当日の楽天対阪神戦が屋外開催のため、その第1予備として中継体制が組まれた(LFはロッテ対巨人戦を放送するため、楽天対阪神戦に次ぐ第2予備)が、本来のネット相手であるCBCはMBSの音源をネットせず、MBS技術協力による自社制作で対応した。翌5月29日の日曜にデーゲームで行われた同じカードは逆にSFがネット相手となり、同局への裏送りを実施したが、MBS自社での放送がない[注 63]ことが確定しているため、実況アナウンサーのみSFから派遣を受けての放送となった。
  • 7月2日のオリックス対ソフトバンク戦のナイターは、前年同様にRKBへ裏送りし、MBS-LFの2局ネットの阪神対横浜戦の予備カードとして扱われた。翌日の7月3日の日曜にデーゲームで行われた同じカードもMBSがRKBに裏送りした。
  • 7月30日7月31日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、RCC-CBCのJRNライン(2局ネット)による広島対中日戦が組まれていた。さらに7月30日は、RKB制作でHBCとのJRN単独扱い局同士のネットによるソフトバンク対日本ハム戦も、予備カードとして組まれていた。
  • 8月14日のナイターでは、TBCがLF-MBSライン向け予備として楽天対ロッテ戦の裏送り待機を行っていた(TBC自社分はQR-NRN雨天予備として放送)。

2012年度

  • 4月14日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、HBC-TBCのJRNライン局(2局ネット)による日本ハム対楽天戦が組まれていた。
  • 5月27日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、CBC-RKBのJRNライン(2局ネット)による中日対ソフトバンク戦が組まれていた。
  • 6月2日の日本ハム対阪神戦のナイターでは、2010年度とほぼ同様の理由でHBCからのネット受けとなった。2010年度はデーゲームだったが、週末のナイターの本番カードでJRNラインを使うのは珍しいことだった。また、裏開催のオリックス対巨人戦についてはMBS制作でLF向けに裏送りしている。MBSで中継のなかった翌6月3日についても、HBC側の要請でMBSから阪神側リポーターを同局のローカル中継に派遣した。
  • 6月9日土曜日)・6月10日日曜日)のナイター中継枠では、LFがスペシャルウィークに向けた特別編成[注 64]で10日の野球中継を休止した(9日は通常通り中日対楽天戦を関東ローカルで中継)ため、特別にJRNラインを採用。CBC制作・ナゴヤドーム開催の中日対楽天戦(9日、楽天の地元局・TBCとの3局ネット)および中日対日本ハム戦(10日、日本ハムの地元局・HBCとの3局ネット)を放送した。9日の中日対楽天戦(18:00試合開始)については、デーゲームの阪神対オリックス戦(甲子園)の放送時間を17:50頃まで延長したため、『ウィークエンドネットワーク』(ニュース)や『土曜ミミマンボ2』(スポンサー付き番組)をはさんで18:20からの飛び乗りでネット受けを実施した。
    • また、10日の阪神対ソフトバンク戦は日曜開催のデーゲームであったため、MBS制作でKBCへの裏送りを実施した。2010年まではRKBとKBCがともに関西に乗り込んで自社制作していたため、日曜デーゲームであってもMBSによる裏送りを行うことはなかったが、両局とも2011年からは当該カードの自社制作を見送っている。また、土日の連戦ではなかったため通常のデーゲームの組み方が適用され、RKBはABCからのネット受けとなったため、KBCに対してはMBSが裏送りした。なお、通例であればKBCからの解説者派遣があるところであるが、今回はMBS解説者1名のみの担当となった。
  • 7月14日9月8日9月30日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、RKBローカルのソフトバンク主催試合(7月14日と9月8日は対ロッテ戦、9月30日は対日本ハム戦[注 65])が組まれていた。
  • 7月29日のナイターでは、TBCがLF-MBSライン向け予備として楽天対西武戦の裏送り待機を行っていた(TBC自社分はQR-NRN雨天予備として放送)。
  • 8月5日のナイター中継枠では、LFがロンドンオリンピック中継を優先して野球中継を休止した。MBSは通常通りマツダスタジアムの「広島対阪神」を関西ローカルで中継したが、予備カードが関東での開催となる「DeNA対巨人」と「ヤクルト対中日」の2試合のみのため、6月9日・10日のようにJRNラインには切り替えず、LFがMBS向け裏送りとしてこれらの2試合に解説者とアナウンサーを待機させた。翌週の8月12日もLFはオリンピック中継のため野球中継を休止したが、当日の「阪神対広島」が京セラドーム大阪での開催であったため、MBSの予備カード自体が設定されなかった。なお、8月12日は3試合が関東球団のナイターであったが、「DeNA対中日」が松本市野球場での地方開催、「ロッテ対オリックス」および「西武対楽天」が17時開始だったことも一因である。
  • 8月18日のオリックス対ソフトバンク戦は、RKBへ裏送りした。MBSはLFからヤクルト対阪神戦をネットしており、MBS・LFともにその予備カードとして扱われていた。なお、翌日の8月19日の日曜にデーゲームで行われた同じカードは、この年はデーゲームの組み方に合わせ、MBSはKBCに裏送りし、RKBは高校野球期間中のためABC協力の自社制作を行った。さらに予備順が浅いことから、18日はRKBからのベンチリポーター派遣があった。
  • 8月26日のナイターでは、LFとMBSの予備カードとして、TBC-HBCのJRNライン(2局ネット)による楽天対日本ハム戦が組まれていた。このカードについては別途、TBC側でQR-NRN向け予備の裏送り待機がなされていた(STVは中継予定なし)。

2013年度

この年の日曜日は、ナイターの開催があるにも拘らず、LFがナイター中継を休止する事例が相次ぎ、MBSは予備カードなしの状態で、自社制作の阪神戦ならびにJRN単独加盟局制作中継のネット受けで凌ぐなどの対応を迫られた。

  • 4月21日のオリックス対ソフトバンク戦は唯一のナイターであったため、RKBとの2局ネットで放送した。LFでも本番カードとして編成されたが、LFは乗り込みによる自社制作で対応した(2011年の楽天対日本ハムと同様の対応)。この日は両球団が近鉄と南海のユニフォームを着用する「OSAKA CLASSIC 2013」にあたったことから、近鉄OBの佐野慈紀と南海OBの山内和宏をゲスト解説として迎えて放送(MBS・RKB専属解説者は配置なし)したほか、RKBからもベンチリポーターの派遣があった。なお、翌日4月22日の同カードはデーゲームで行われるが、こちらは2010年・2011年同様の形でMBSがRKBへ、ABCがKBCへ裏送りした。
  • 6月2日(日曜日)のナイター中継枠では、るLFが野球中継を休止するため、JRNラインを採用してHBC制作・旭川スタルヒン球場開催の日本ハム対DeNA戦(北海道内の屋外球場ではNPB公式戦史上初のナイトゲーム)をHBCとの2局ネットで放送した(解説:大宮龍男、実況:HBC・水野善公[注 66]
  • 7月28日(日曜日)のナイター中継枠では、6月2日同様にLFが野球中継を休止するため、当日の阪神対DeNAはMBSローカルの放送となり、予備カードも一切設定しない。
  • 9月7日のオリックス対ソフトバンク戦は、RKBへ裏送りした。今回はMBS自社では放送されず、MBSはLF制作のDeNA対広島のネット受けとして、LF同様に第2予備の扱いとした。翌日の9月8日の日曜にデーゲームで行われた同じカードは、4月21日とは逆に本来のデーゲームの組み方を採用し、MBSはKBCへ裏送りした(RKBへはABCが裏送り)。
  • 9月8日(日曜日)のナイター中継枠では、6月2日ならびに7月28日同様に、LFが野球中継を休止した[注 67]。これに対してMBSは、当日のナイターが関東開催分のみであること、当日の阪神対巨人が15時開始の薄暮試合であること、さらに日曜版の『タイガースライブ番外編』が7月7日以来放送がないことを考慮して、当日はLFからの裏送りは受けずに『タイガースライブ番外編』を放送。冒頭で阪神対巨人の中継を約40分間挿入した。また、当該時間帯に唯一行われていたDeNA対広島の経過については、「番外編」において口頭で伝えていた[注 68]
  • 9月29日(日曜日)のナイトゲーム中継枠では、JRNラインを採用して、RKB制作のソフトバンク対楽天戦(解説:島田誠、実況:RKB田中友英)をRKB・TBCとの3局ネットで放送した。本来土・日曜の中継で2局ネットを組むLFが、前日で本年度の野球中継レギュラー放送を打ち切ったことによる。

2014年度

  • 5月10日のナイターでは、LFとMBS(本番はMBS自社制作の阪神対巨人)の予備カードとして、RKBローカルのソフトバンク対西武戦が組まれていた。
  • 5月17日のオリックス対ソフトバンク戦のナイターは、RKBへ裏送りした。今回はMBS自社では放送されず、MBSはLF制作の巨人対広島のネット受けとして、LF同様に第1予備の扱いとした。翌日の5月18日の日曜にデーゲームで行われた同じカードは本来のデーゲームの組み方を採用し、MBSはKBCへ裏送りした(RKBへはABCが裏送り)。
  • 5月31日の日本ハム対阪神戦のナイターについては、2010年や2012年と似た状況ではあるものの、今回はMBSの出演者が北海道に乗り込み関西向けに自社制作した。一方、裏開催となるオリックス対巨人戦については、LFはMBS協力の下での自社制作となったが、ベンチリポート担当アナウンサー1名(両軍兼務)のみMBSから派遣された。
  • 6月8日の阪神対ソフトバンク戦(甲子園)は日曜デーゲームのため、2012年同様にKBCへの裏送りが行われ、KBCから解説者が派遣された(解説:藤原満[注 69]、実況:金山)。試合が長引いたため、MBSにおいても18:00から『MBSベースボールパーク番外編』内で急遽放送した。しかし放送開始すぐにゲームが終了、阪神選手のヒーローインタビューを流すこともなく中継を終了した(KBCにおいても同局の方針でヒーローインタビューは流さなかった)。
  • 6月14日6月15日のオリックス対中日デーゲームについては、5月31日のオリックス対巨人戦同様、MBS協力の下でのSFの解説者と実況アナウンサーによる自社実況とし、ドラゴンズ側のベンチリポート担当アナウンサー1名のみMBSから派遣された(なお、MBS自社では、14日は裏開催の西武対阪神の自社制作、15日は競馬中継を放送)。
  • 6月21日の阪神対楽天戦は、唯一のナイターだったためLFに加え、通常ならばABCとネットを組むのが原則のTBCも加わり3局ネットでの放送となった(ABCはQR-NRNネットで放送)。翌22日のデーゲームは、MBSは競馬中継のため素材収録のみ実施し、TBCは原則通りABCからネット受けで放送する。
  • 6月29日の阪神対中日のデーゲームは、6月14、15日のオリックス対中日戦とは異なり、MBSの解説者(今岡)と実況(馬野)での中継となった。SFのアナウンサーが中日サイドを担当し、裏送りではあるがMBSから阪神サイドのリポート担当アナウンサーが派遣された。
  • 7月4日のDeNA対阪神戦(静岡)は自社制作で対応したが、5日のナイター(横浜)はLF制作の中継(解説:大矢明彦 実況:山内宏明)をネット。金山が阪神サイドリポートとして派遣された。
  • 7月6日8月10日はナイトゲーム(17:00開始の薄暮試合含む)の開催があったにもかかわらず[注 70]、LFは野球中継を休止した。両日とも阪神戦はデーゲーム[注 71]であり、JRN単独加盟局からネット受けできる中継もなかったため、MBSでは「番外編」を放送した。なお、7月6日は16:00開始のオリックス対西武の試合(ほっともっとフィールド神戸)が、番組中もまだ続いていたことから、音源収録を行っていた井上雅雄アナウンサーからのリポートを挿入していた。また8月10日、阪神対広島戦(京セラドーム)は当初14時開始予定だったが、台風の影響で当初予定を1時間延期して15時開始の薄暮デーゲームとなったため、序盤約1時間はその試合の生放送(解説:太田、実況:金山)に充てた。
  • 7月19日に甲子園で行われるオールスターゲーム第2戦は、2010年のナイターネット再編以降では、初めて関西からのJRN土曜ナイターが制作されることになったが、JRNナイター分はMBSやABCによる二重制作とはならず、TBSが東京から裏送り用のスタッフを派遣して制作した。よって、MBSは従来通り、LFとの2局ネット分のみを制作した。
  • 8月16日のオリックス対ソフトバンク戦のナイターもRKBへ裏送りし、本番であるDeNA対阪神の自社制作、第1予備であるLF制作の広島対巨人(LFの本番カード)に次ぐ第2予備とした。ただし、LFの方の予備順位は西武対日本ハム(17:00開始)よりも後位となった。
  • 9月27日は自社制作の阪神対ヤクルト戦を、LFを含めた本番カードとしたが、第1予備となる広島対中日戦は戦況によっては広島の敗戦と同時に巨人のリーグ優勝が決まる可能性があったため、LFが東京から予備要員を派遣する予定であった。しかし、前日に巨人が優勝を決めたため、予備要員の派遣は取りやめとなり、当初第2予備であったHBCローカルの日本ハム対オリックス戦が第1予備に昇格した。
  • 9月28日は阪神の試合開催が無く、オリックスもビジター戦であることに加え、前年の9月最終週同様にLFが前日で今季の野球中継のレギュラー放送を打ち切ったため、JRNラインを採用して、日本ハム対ソフトバンク戦をHBCからのネット受けで放送した(RKBは別途自主制作)。

2015年度

  • 3月29日の中日戦(京セラ)は、MBS制作でSFに裏送りしたが、当日のMBSは18:00以降をナイターオフ期の通常編成で送ることになっていたため、実況アナウンサーのみSFから派遣を受けての放送とした。解説は遠山、両サイドのリポートとして仙田が出演。実況はSFの森貴俊が務めた。試合は10-8で阪神の勝利。阪神のヒーローインタビュー(福留孝介)を途中まで放送し、放送を終了した。
  • 4月19日の対巨人戦(甲子園)は、延長11回に及び18時を跨いだ。この結果、素材音源収録のために現地にいた近藤の実況で急遽生中継を編成。阪神が敗れた直後の18時30分頃から、本来ネットするはずだったLF制作のヤクルト対DeNA戦を放送。しかし、LFでもMBS制作協力の下、甲子園のデーゲームを中継をしていた。このため、LFは18時40分頃から中継を開始した[注 72]。なお、このLF制作の甲子園のデーゲームにおいては、MBSの不手際でJRNのチャイムが流れた(最初だけで以降はNRNのチャイムに戻る)。
  • 5月30日は阪神がデーゲームで、唯一ソフトバンク対ヤクルト戦のみナイターで開催されるため、本来であればLF-MBSラインまたはRKB-JRNラインのいずれかをつなぐところだが、20時から『(GI最前線 ジョッキー★ナイト)』(日本ダービー特集)が放送される都合によりネットせず、全試合デーゲームと同じパターンで『うきうき延長リクエスト』を放送することになった。
  • 7月4日はセ・リーグがすべてデーゲームのため、ナイター枠ではオリックス対ソフトバンク戦を自社制作で放送。このカードはRKBだけでなく、LFも本番カードとしたが、2013年度の事例とは異なりどちらも自社制作を行わない。そのため、ネットワーク再編が行われた2010年以降では初めて、MBS-LF-JRN単独局の変則ネットで放送する(事実上、FOLネットの再現)予定だったが、雨天中止となった。なお、MBSとLFは予備カードの楽天対日本ハム戦が昇格した(RKBは雨天中止時は基から試合がない場合のルールに準じ、予備補充としての放送もしなかった)。こちらはTBC-HBCのJRNライン(2局ネット)分を充当せず、TBCが三重制作分(裏送り用のNRN=QRライン<STV、IBS、FBC、RKC向け。こちらもKBCも予備補充の繰り上げをしない方針のためネットせず>を含む)からの裏送りを実施。
  • 7月以降の日曜日には、関東圏の球場での薄暮試合(17:00開始のデーゲーム)を、編成上の事情[注 73]で試合の途中(17:59)から中継する事例が相次いでいる。
    • 7月12日は、巨人対阪神戦(東京ドーム)がデーゲームであったため、LF制作のヤクルト対DeNA薄暮試合(神宮)中継を17:59からネット受け(LFでも17:30から中継を開始)。試合終了後の20:40からは、当日のナイトゲームで唯一18:00から開始したロッテ対ソフトバンク戦(QVC)の中継(LF制作分)を、20:56まで放送した。なお、LFではMBSでの中継終了後も、後座番組枠を使ってQVCからの中継を関東ローカル向けに試合終了まで続けた。
    • 8月9日(日曜日)のDeNA対阪神戦(横浜)[注 74]は、17:00開始の薄暮デーゲームであったため、MBSの自社制作による中継(実況・近藤、解説・今岡、阪神側ベンチリポート・井上)を関西ローカル向けに17:59から試合終了まで放送。当初からナイトゲームの放送を予定していなかったLFの技術協力による中継であった。また、他の薄暮デーゲーム(15:00開始の日本ハム対楽天戦および17:00開始のロッテ対ソフトバンク戦)を予備カードとして設定しなかったため、阪神戦の中止・早期終了の場合には「番外編」の放送を予定していたが、実際には、20:35まで阪神戦を中継した後に、MBSの本社スタジオから市川と(山田スタジアム)の出演による後座コーナーを20:56まで放送した。
    • 8月16日には、LF制作のヤクルト対阪神[注 75]薄暮試合(神宮)中継を、同局との2局ネットで17:59から放送(実況・山田透、解説・若松勉)。当日は予備カード放送順位の1番目に18時開始・LF制作の広島対DeNA戦(実況・胡口和雄、解説・田尾安志)、2番目に17時開始・TBC制作の裏送り[注 76]の楽天対日本ハム戦を設定。全カード中止の場合には、「番外編」の放送を予定していた。なお実際には、阪神戦を20:35まで中継した後に、MBSのスタジオから20:56まで後座コーナーを放送。当日のスタジオアシスタントであった市川が、同日開催の第97回全国高等学校野球選手権大会3回戦やプロ野球他カードの結果を伝えた。

2016年度

  • 本年度は前述したとおり、『河田直也&桜井一枝のうきうき土曜リクエスト』が13:45からの開始となったため、それ以後に試合開始されるデーゲームは事実上左記番組に内包される形を取った。また、本年度より土・日の17時開始のパ・リーグの薄暮試合についてはデーゲーム相当と扱われるようになり、MBS・LFともに原則としてナイターの予備に組み込まれなくなった。
  • 5月14日の「オリックス対ソフトバンク」(ほっともっと神戸)は、当日唯一のナイトゲームとなり、前述・2015年7月に雨天中止のため実現に至らなかったMBS-LF-RKBの「FOLスポーツネット」の復活放送が行われた(なおNRNはABC制作での放送だが、ABCは阪神戦デーゲーム日の土・日・月曜はオリックス主催を含むナイターを放送しない原則に沿ってQR-KBC-STVと、球団所在地以外でNRNナイターをレギュラー編成しているIBSFBCKRYへの裏送りとなる)。なお番組中にはネット各局の正式なナイターの題名(「MBSベースボールパーク」「ニッポン放送ショウアップナイター」「RKBエキサイトホークス」)をすべてアナウンスしたほか、JRN単独加盟局(RKB)とNRNキー局(LF)との変則ネットであることに配慮して、他球場情報はチャイムを鳴らさずに行った。
  • 5月28日の「巨人対阪神」(東京ドーム)は上述のRFラジオ日本とTBSラジオ・JRNの提携関係復活に伴い、RF制作のものをJRNにも報道素材として(TBS・CRKは放送なし)配信されたが、RFとGBS(ぎふチャンラジオ)用の中継には、MBS・ABCのどちらからもリポーターは派遣されなかった。なおMBSラジオではRF、及び本来のナイターネットを担当するLFがそれぞれ制作するものはネット受けせず、LF技術協力による自社乗り込み放送を行い、MBSアナウンサーの金山泉がLFの阪神ベンチ側とMBSのリポーターを兼任した[注 77]
  • 7月30・31日の「阪神対中日」(甲子園)では、MBS-LF-CBCの変則ネットが実施され、CBCからも中日ベンチリポーターが派遣された。第1予備はMBS・LFでは両日ともRCC裏送り待機の「広島対ヤクルト」(RCCは自社ではABC・SFを含むNRN第1予備分を放送)、第2予備は30日のみHBC-RKBネットの「日本ハム対ソフトバンク」が組み込まれ、CBCは予備補充なしだった。番組中には5月14日同様ネット各局の正式なナイターの題名(「MBSベースボールパーク」「ニッポン放送ショウアップナイター」「CBCラジオ ドラゴンズナイター」)をすべてアナウンスしたほか、変則ネットであることに配慮して、他球場速報はチャイムを鳴らさずに行った。

2017年度

  • 土曜日で13:45以降に開始するデーゲームについては、本年度から放送を開始した『桜井一枝&井上雅雄のるんるん土曜リクエスト』に中継枠を事実上内包している。
  • 9月2・3日の「阪神対中日」(甲子園)ナイトゲームでは、MBSの自社制作による中継をCBCとの2局ネットで放送したため、CBCからも中日側のベンチリポーターを派遣。両日とも、LF制作の「DeNA対巨人」(横浜)を第1予備カードに設定した。
  • 9月30日(ナイトゲーム)、10月1日(デーゲーム)の「オリックス対ソフトバンク」(京セラドーム大阪)は、両日ともMBS裏送り=RKB、ABC裏送り=KBCのネットで放送し、デーゲームでのこの組み合わせでの放送は2013年4月21日以来となった。10月1日は、途中KBCが野球中継を中断して「スプリンターズステークス」(中山競馬場、MBS制作)を放送したため、MBS制作番組での競合が発生した。

2018年度

  • 4月より『るんるん土曜リクエスト』の開始時刻が13:59に変更となり、2シーズン続いていたデーゲーム中継の内包が解消。
  • 4月28日の「オリックス対ソフトバンク」(京セラ)は、当日唯一のナイトゲームとなり、「FOLスポーツネット」が2年ぶりに復活。他球場情報では、同年より月・金の放送用に導入されたMBSオリジナルチャイムを使用した。翌29・30日のデーゲームはKBCに裏送りしたが、30日については本来MBS=RKB(ABC=KBC)のネットとなる月曜日ながら、同一カードのデーゲームが2日連続となったためか、特例で日曜日と同様MBS=KBC(ABC=RKB)のネットとなった。

2020年度

  • 『るんるん土曜リクエスト』に代わって『豊永真琴のMBSベースボールパーク』の放送を開始したが、デーゲームの中継枠を内包しない編成を維持している。
  • 阪神戦(甲子園球場での対広島戦)がデーゲームとして開催されたにもかかわらず、編成上の事情で中継できなかった9月13日(日曜日)には、LF制作のDeNA対中日薄暮試合中継(横浜=実況:山内宏明<LF>、解説:野村弘樹・谷繁元信、ベンチリポート:胡口和雄<LF>)を途中から放送した。この試合は17:00に始まったが、LFでは編成上の事情[注 78]で、17:40から関東ローカル向けに先行中継。17:59からMBSとの2局ネットに切り替えた後に、20:00の試合終了を経て、20:11まで中継した。当番組ではナイトゲーム中継の基本放送枠を21:00まで設定しているため、MBSでは20:13から21:00まで、豊永の進行で阪神戦のダイジェスト(近藤亨の実況で報道素材用に収録していた)音源などを関西ローカル向けに放送した[注 79]
  • 9月20日(日曜日)には、阪神戦がデーゲーム(ナゴヤドームの対中日戦)であることから、LFが制作するヤクルト対広島ナイトゲーム中継(神宮=実況:煙山光紀<LF>、解説:里崎智也)の2局ネットを17:59から実施した[注 80]。10月にも同様の事情で、4日にヤクルト対広島ナイトゲーム中継をLF・MBS・RCCの3局ネットで放送[注 81]。25日(いずれも日曜日)にも、ヤクルト対中日ナイトゲーム(ヤクルト・五十嵐亮太投手の引退試合、いずれも神宮)中継の3局ネットを実施した。
    • 上記の期間には、東京六大学野球秋季リーグ戦の終了後(基本として18:30)に(ヤクルト対阪神戦を含めた)中継対象のナイトゲームを開始することがあらかじめ決まっていた。このため、通常は『ニッポン放送ショウアップナイター』でのみ試合開始前に放送する「スワローズクラブハウスマイク」(LFのスポーツアナウンサーによるヤクルト選手への試合前インタビュー企画)を、当番組と『RCCカープナイター』でも流していた。

2022年度

土・日ナイターについて長らくLFとの提携で放送してきたが、LFがこの年より中継の方針を一変させ、日曜日は『SDGs Magazine』『坂本梨紗のヘルシー・メルシー!』『佐野ひなこのおしえて!推しマンガ』などの月1番組やその他の準通年番組の放送を優先するため、ナイター中継を注目カード数試合[注 82] のみに絞り込み、巨人戦がある場合でも中継しないことが増えた。この状況を受け、MBSも土・日のナイター中継の対応を一変。以下のような措置が採られている。

  • 土曜ナイターは既にデーゲーム中継がある場合には中継しない体制となっていたが、ナイターを放送する場合もデーゲーム時と扱いを合わせるため、予備カードの設定を取り止め(自社制作のオリックス戦も採用しない)、中継予定カードが中止となった段階で『豊永真琴のMBSミュージックパーク延長スペシャル』に切り替えるようになった。この事例は7月9日に初めて発生した。
  • 日曜ナイターは引き続き予備カードを設定するが、LFでの中継がない場合には金曜日と同様の扱いとして、JRN加盟局が放送する中継を採用する。ただし17:00以前開始の薄暮試合については対象外としている。関東圏の阪神ビジターゲームは、LFでの中継がない場合であっても、従前通り同局が裏送りを行う。また、阪神戦がデーゲームとなった場合、代替で中継できるカードが大幅に減少したことを受け、MBSにおいても予備番組『MBSベースボールパーク番外編』を短縮・休止したうえで、本来はナイターオフ番組である『MBSサンデーカルチャーナイト』(日曜特番枠)が編成されるケースが散見されるようになった。

2023年度

  • 土曜ナイターで阪神戦の時間帯に阪神戦を含む複数試合が行われる場合、阪神戦中止の場合にはLFが制作するナイター、またはMBS-Rが対戦相手の地域のラジオ局向けの裏送り[注 83]か、NRN(LFの事前・事後番組用)の素材送り用の収録のために待機したオリックス主管試合、さらにはオリックスがビジターとなる試合で、日本ハム戦(HBC)、楽天戦(TBC)、中日戦(CBC-R)、広島戦(RCC)、ソフトバンク戦(RKB)が放送できる場合に予備カードを充当する可能性もあるが、この場合は延長放送は行わない。
  • 日曜ナイターの時間帯については、阪神戦がデーゲームとなる週のうち月1回、『夕凪カベポスター』『MBSヤングタウンNEXT』をセットで放送する。さらに阪神戦ナイターが殆ど行われない6月までは、本来はナイターオフ番組である『MBSサンデーカルチャーナイト』(日曜特番枠)も月1回編成されるようになったため、該当月の日曜日の『MBSベースボールパーク』としての放送も(番外編も含め)月2 - 3回程度となる。

MBSテレビの副音声によるラジオ実況の同時放送

兼営時代の旧・毎日放送では、「MBSはタイガースとともに戦い、一緒になって優勝を目指す」という宣言の下に、2012年からラジオ・地上波テレビ(MBSラジオ)・CS放送(GAORA)の阪神戦中継および関連番組における共通テーマとして「withタイガース」を提唱(2014年から「with Tigers」に改称)。当番組では、同年から2018年までこのテーマをタイトルに組み込んでいた。

また、テレビとラジオにおける阪神戦の関西ローカル中継日・中継時間帯が重なる場合に、地上波テレビ中継の副音声(チャンネル2)でラジオの実況ブースを撮影しながら当番組の実況音声を流すことがある。この場合の副音声では、イニング・投手交代の間に主音声(チャンネル1)で放送中のCMを音声だけ流すか、実況・解説陣が主音声に向けてクロストークを展開する。テーマを変更した2019年以降も継続。

  • 2013年4月13日の阪神対DeNA戦(甲子園でのデーゲーム)は、毎日放送グループ(MBSテレビ・MBSラジオ・GAORA)のスポンサードゲーム「with タイガース MBSデーゲーム」として開催。MBSテレビ・MBSラジオが関西ローカルの地上波、GAORAが全国向けCSの中継権を保有していたことから、MBSテレビの副音声では試合開始から終了まで当番組の実況音声を流していた。
  • MBSラジオ スペシャルウィーク」期間中の2013年6月12日(水曜日)に自社制作・関西ローカルで19:00 - 20:54に放送した日本ハム対阪神戦中継(札幌ドーム)でも[注 84]、ワンセグ放送を除く副音声で当番組の実況音声を流した(実況:仙田和吉、解説:亀山つとむ、ゲスト解説:吉井理人[注 85]
  • 2014年4月19日(ヤクルト戦)も「with Tigers」キャンペーンのスポンサードゲームの一環によるテレビ(地デジ・CS)・ラジオ連動型放送を実施したが、この時は副音声の放送はしなかった。ただ5回の攻撃後と試合終了後(地上波は17時で中継終了であるため、テレビ版の放送はCSのみ)にテレビ・ラジオ同時放送のパートがあり、テレビ版の解説を担当した金本、藤本と、ラジオ版解説の藪(上記3名ともMBSではラジオのみ専属契約)、並びにラジオ版のゲスト解説を担当した増田英彦のやり取りが行われていた。
  • 2014年以降は、ジャパネットたかたの協賛で阪神主催デーゲームのテレビ中継を放送する場合に、MBSテレビでの中継終了までラジオ中継の音声をテレビの副音声で同時に流すことがある。
    • 2014年6月7日(甲子園球場のオリックス戦)では、17:00までテレビとの同時中継を実施。同球場内のテレビ・ラジオの放送席に加えて、「ちゃやまちこども猛虎会」(茶屋町本社M館1階のオープンスタジオ「ちゃプラステージ」で開催の親子参加型パブリックビューイングイベント)とも連動させた(中継タイトルは『ジャパネットたかたPresents withタイガース MBSベースボールパーク』)。また、ラジオで金本・藤本、テレビで藪、「ちゃぶらステージ」で遠山が解説を担当。テレビの副音声では、17:00の中継終了まで、ラジオ音声のサイマル放送を実施した。GAORAでもこの試合を中継したが、上記のイベントに参加しない関係で、放送ではTigers-ai配給の中継映像を流用した。
    • 2015年8月22日(京セラドーム大阪のDeNA戦)でも、解説:太田、ゲスト:増田英彦、実況:井上雅雄によるラジオ中継の音声を、17:00までテレビの副音声で同時に放送(テレビ主音声では亀山・藪のダブル解説と金山の実況で中継)。試合の途中でテレビ中継を終了したため、17:00以降は試合終了までラジオ単独で関西ローカル向けに中継を続けた。
  • 2015年の祝日に阪神主催・甲子園球場で開催のデーゲームを「with Tigers」キャンペーンのスポンサードゲームとして中継する場合には、テレビの副音声によるラジオ中継の放送に加えて、視聴者が参加できるテレビ・ラジオの合同懸賞企画「ホームインwith Tigersスペシャルプレゼント」を実施。この企画では、当日の試合で最後に得点した阪神の選手を7回表までに電話で予想。予想が的中した視聴者から抽選で1名に、「当番組スタッフからの当選電話を受ける際に(テレビ・ラジオ中継内で発表した)キーワードを告げる」という条件付きで、当該選手の背番号の1万倍の額の賞金を進呈している。
    • 最初に実施した5月4日月曜日みどりの日)の中日戦中継は、「MBSゴールデンウィークwith Tigers祭り」として開催。MBSテレビの副音声で当番組の実況音声を流した(実況:近藤亨、解説:藪恵壹、ゲスト解説:山崎武司[注 86]。月曜日に同カードを中継する場合にMBS制作分中継のネット受けを実施するCBCラジオには、MBSが同局向けに別途制作した中継を配信した(実況:CBCから派遣した角上清司、解説:太田幸司)[注 87]。また、この試合で最後に得点した阪神の選手が俊介だったため、予想の的中者から1名に68万円(=俊介の背番号68×1万円)を進呈した。
    • 9月21日(月曜日・敬老の日)の東京ヤクルト戦(14:01開始)中継については、テレビが『ちちんぷいぷい』(平日午後の情報番組)、ラジオが『上泉雄一のええなぁ!』とのコラボレーション企画として放送。「ええなぁ!デーゲーム中継」と題してテレビの副音声でも音声を流したラジオ中継では、井上雅雄が実況を担当するとともに、上泉と月曜パートナーの金村義明をゲストに迎えた[注 88]フジテレビの野球解説者である金村が、MBSラジオの中継に出演するのは初めて。
      • MBSラジオでは、この中継が終了した後に、甲子園球場から上泉・金村の出演で『上泉雄一のええなぁ!』の短縮版を18:00まで放送する予定だった。しかし、試合が17:47まで続いたため、同番組を休止したうえで中継を18:05まで延長。その後『ボートレース住之江ガイド』を挟み、本来は18:00から放送する後枠番組『亀山つとむのかめ友 Sports Man Day』の開始時間を7分遅らせた。また、『かめ友』のメインパーソナリティでもある亀山は、遠山奨志とのダブル解説扱いでテレビの中継(17:50終了)に出演。このため、同番組の放送中には、亀山のいる甲子園球場と毎日放送本社ラジオスタジオとの二元生中継を急遽実施した[注 89]
  • 2016年度
    • 1回目は4月9日に実施。テレビ放送はMBS関西ローカル向けと、GAORA SPORTS(制作・Tigers-ai)のものそれぞれ別々に制作された。この時は阪神の選手のホームラン1本につき1名に10万円をプレゼントするキャンペーン(指定の電話にスマートフォン・ガラケーから電話をかけて応募登録し、締め切り後に番組内で発表したキーワードを正確に言えたら賞金獲得)を行った。

沖縄開催の阪神主催試合への対応(2013年)

阪神球団では2013年7月9日火曜日)・10日水曜日)に、沖縄県内では球団史上初めての公式戦における主催試合として、沖縄セルラースタジアム那覇で対中日ナイトゲームを開催。ただし、沖縄県内の日没時間に配慮したことから、試合開始時間を通常の主催試合より1時間遅い19時に設定した。

当番組では、火・水曜日にNRNナイトゲーム中継のネット受けを実施していることから、以上の2連戦を18:55から試合終了までSFとの2局ネットで中継(解説:今岡誠、実況:9日・井上雅雄、10日:仙田和吉)。その一方で、予備カード第1位扱いの巨人対ヤクルト戦(9日・荘内銀行・日新製薬スタジアム、10日・福島県営あづま球場)の中継(LF制作)を、18時台に限ってネット受けを実施した。

なお、沖縄県内におけるNRNの系列局・ラジオ沖縄では、沖縄県内の球場で公式戦が開催された場合でも自社制作またはNRN系列局からの裏送りによる中継を実施せず、乗り込んだNRN系列局への技術協力にとどまる[注 90]>。このため、9日にはナイトゲームの放送自体を休止。10日については、MBS制作分の阪神対中日戦を予備カードに設定したうえで、本番カードである巨人対ヤクルト戦と、第1予備カードであるDeNA対広島戦(RCC向けにLFが裏送り制作)の双方が中止になった場合にのみ、第2予備カードからの繰り上げで阪神対中日戦を放送する予定だった(実際には巨人対ヤクルト戦を放送)。

ナイター中継延長時の対応

平日

1999年度まで
  • 野球中継終了後(中止の場合は21:00から)から、21:55まで野球の試合結果やスポーツニュースを中心とした「ミュージックスタジアム9」(パーソナリティーは「プレイボール。太田幸司です。」のアシスタント。土・日も原則として同じ扱いだったが放送時間は21:30まで)を放送していた。
  • 22時以降延長した場合は「MBSヤングタウン」をスライドし(最大延長で25:00で終了)、後続の番組はTBSからの生ネット番組編成の関係で27:00で一律終了となった。
2007年度まで
  • MBSナイトアングル』放送後、『ナニワ音楽ショウ』を最大25時(翌日午前1時)までの範囲でスライド(金曜日(『U.K. BEAT FLYER 1179』)については2004年度までは野球延長の場合は全編(2時間半→2005年4月から2時間45分)スライドとなっていた)、その後24時以後の番組も時間枠をスライド、又は時間短縮で対応していた
  • 2005年度はナイターが延長となった場合、21:45までの終了なら、一律23:45終了となり、24時以後のスライドはなくなった。21:45以後終了の場合はナイター終了後から2時間『ナニワ音楽ショウ』または『UKビートフライヤー1179』を放送し、以後はスライドとなり、最終番組(『ラジオの達人』、『ゴーK!』)は短縮になる。
  • 2006・2007年度は、21:55までの終了なら、一律23:55終了となる。
2008年度
  • 月曜-木曜日は、『MBSニュースレーダー』と『MBSサウンドキングダム-音楽王国-』(第1部)、『ゴチャ・まぜっ!』をスライドさせ、『MBSサウンドキングダムDEEP』(第2部)を短縮・休止する。
    • なお、月曜日に試合が組まれている場合は、試合終了後『〜いつも誰かと〜』→『三枝輝行の商い勘所』[注 91]→『MBSニュースレーダー』の順に放送。
    • ただし、23時以降(月曜のみ22時15分以降)も野球の試合が続いている場合は『ニュースレーダー』のみ完全スライド、『MBSサウンドキングダム-音楽王国-』は25時55分までの短縮放送とする。その後は延長時間にかかわらず、『ゴチャ・まぜ!』を25時55分から、26時55分から『MBSニュース・お天気のお知らせ』を放送。
    • 大人のわがまま』は野球延長の有無にかかわらず、27時から放送する。
    • 金曜日は、『MBSニュースレーダー』から『ゴーJ!』までの番組をスライドさせ、『丑バラ』を短縮する。
2009年度
  • 『MBSニュースレーダー』は完全にスライド。ただし、月曜日にナイトゲームの中継を入れる場合には、『(ほぐすラジオ)』(本来19:00 - 19:30で放送されている箱番組[注 91])→『MBSニュースレーダー』の順に復帰。)
  • MBSうたぐみ Smile×Songs』は、『MBSニュースレーダー』終了後から生放送。ただし、全編スライドとはせず、午前1時(月曜ナイター開催日は0時半)で必ず終了(短縮放送)[注 92]。それ以降は、午前2-4時の時間帯をTBSやLF制作の番組(いずれも時差ネット)で埋めた関係で、定時編成になる。
2010 - 2012年度
2013年度
  • 『RadioNews たね蒔きジャーナル』が2012年9月で終了したことから、火 - 木曜日のフィラー番組として、『(ナイターのあともラジオと決めちゃいます?)』(通称『あとラジ』)を新設。21時台前半で試合が終了した場合には、終了直後から22:00まで放送する。中継が21時台後半以降も続いた場合には、中継終了の直後から『あとラジ』を25分間放送するため、その分だけ『うたぐみ』(火・水曜日)『ハンドレッドレディオ』(木曜日)の放送時間を短縮する。ただし、中継が23時以降も続く場合には、『あとラジ』を24:00で終了させることで上記の次枠番組の放送時間を確保する。
  • 金曜日には『報道するラジオ』(2012年10月から放送、基本放送枠は21:00 - 22:00)、月曜日にナイトゲーム中継を放送する場合には『弁護士の放課後 ほな行こか〜』(2012年10月から放送中の事前収録による30分番組、本来の放送枠は19:00 - 19:30)を、それぞれ中継終了の直後からスライド形式で放送する。
    • 月曜日については、『弁護士の放課後』→『MBSニュース・お天気のお知らせ(ネットワーク1・17内「今日のニュースのまとめ」とお天気の休止代替5分番組)』→『MBSうたぐみ U.K. BEAT FLYER』(2013年4月から放送枠を月曜日の21:00 - 22:00に移した事前収録番組)の順に完全スライド形式で放送。『うたぐみ』については、24:30を上限に放送時間を短縮する。
    • 金曜日については、『報道するラジオ』を完全スライドで放送するため、後枠番組『金曜お楽しみアワー』は25:20を限度に放送時間を短縮。その後で『めっちゃサッカー!』(本来の放送枠は24:50 - 25:00)を放送するため、本来は25:00 - 25:30に放送する『加藤ヒロユキの音楽のソムリエ』を短縮または休止させる。
2014年度
  • 月曜日については、前年度と同様に、『弁護士の放課後』→『MBSニュース・お天気のお知らせ』→『U.K. BEAT FLYER』(『MBSうたぐみ U.K. BEAT FLYER』から改題)の順に完全スライド形式で放送。『うたぐみ』の後番組である『浮かれてマンデーナイト』(基本放送枠は22:00 - 26:30)については、基本として24:30を境にした2部構成(第1部『笑い飯の月曜お楽しみアワー』第2部『八光・スマイルのおしゃべり親分』)の生放送番組であるため、26:30を上限に第1部と第2部の放送時間を調整する。
  • 火 - 木曜日には、『あとラジ』の後継番組として、『豊永真琴のベースボールパークEXトラ!』(基本放送枠21:00 - 21:50)を新設。『あとラジ』に内包していた「MBSニュース」「お天気のお知らせ」については、10分間の独立番組として、基本放送枠を21:50 - 22:00に設定する。中継が21:50以降にまで及んだ場合には、『豊永真琴のベースボールパークEXトラ!』を休止したうえで、中継終了の直後に「MBSニュース・お天気のお知らせ」を放送。後続の自社制作番組『アッパレやってまーす!』については、火曜日と水曜日については生放送であるため、放送枠の繰り下げ・放送時間短縮で対応する。ただし、木曜日のみ『アッパレやってまーす!』が収録番組であるため、後続の『キャイ〜ンの、今宵も最高潮 大儀であった!』『茶屋町アイドルプラザ』ともども完全スライドとなり、25:00からの『うたバッカ』の短縮で対応する。
  • 金曜日には、前年度と同じく、中継終了後に『報道するラジオ』を完全スライドで放送。後枠の生放送番組『ヤマヒロのぴかいちラジオ』・『めっちゃサッカー!』は完全スライド、23:40(2015年度は土曜0:10=金曜24:10)開始予定の生放送番組『ザ・ヒットスタジオ〜レッツゴーヤンヤン〜』の短縮で対応する。
2015年度
  • 月曜日は『弁護士の放課後』→『MBSニュース・お天気のお知らせ』→『U.K. BEAT FLYER』の順で先に放送してから『アキナ・大吉洋平の「週刊ヤングマンデー」』『押尾コータローの押しても弾いても』『アッパレやってまーす!』を順次繰り下げて放送し、『Till Dawn Music』は短縮とする。
  • 木曜日は『アッパレやってまーす!』が録音であるため、生放送である『桜 稲垣早希のアニメ・アイドルバッカ』までは順次完全スライドし、『Till Dawn Music』は短縮とする。
  • 火・水・金曜日については前年と同じ。
2016年度
  • 月曜日は『弁護士の放課後』に続いて、『報道するラジオ』(2016年4月から月曜20時台に移動)を30分に短縮して放送。その後は『U.K. BEAT FLYER』以降の番組を順次繰り下げて放送し、『Till Dawn Music』は短縮とする。ただし、阪神戦が雨天中止となった場合は予備カード補充を基本行わないため、この場合はナイターのない月曜日と同じ編成時間帯となる。
  • 月曜以外は、原則として2015年度と同じ。
    • また、月曜日に予備日扱いで組み込まれた試合については、『弁護士の放課後』と『報道するラジオ』の通常放送を優先する関係で、中継を実施せず通常編成で対応することがある[注 94]
2017-2021年度
  • 月曜日の固定編成は今も続いているが、『報道するラジオ』の2018年度で終了を受けて同枠の後継に『ニュースなラジオ』が引き継いで月曜夜の報道枠を編成していたが2020年4月改編で月曜夜8時枠の番組改編により月1回に縮小され同番組でない番組が編成される週は20:55-21:00に「MBSニュース・お天気のお知らせ」が代替報道枠最終扱いとして編成されている。
  • 月曜日にナイターが組まれた場合21:00以降のレギュラー番組の前に通常18:30-19:00のレギュラー番組を繰り下げて放送してから以降の番組を順次繰り下げて放送し月曜日の最終番組を短縮して翌日の早朝番組開始時刻までに合わせる。
  • 月曜日以外は原則として2015年度と同じ。
  • 月曜日固定の『弁護士の放課後』は2020年度で終了したが、後継番組『となりの弁さん』も月曜日に当番組が組み込まれた場合は「MBSニュース・お天気のお知らせ[注 95] 」に続いて優先番組として組み込まれている(2021年度の発動は当初5月3日の予定だったが後述の事情で急遽取りやめになり通常編成に戻された)。
2022年度
  • 月曜日は21時以後試合が続いていた場合は20:55-21:00の『MBSニュース・お天気のお知らせ」を放送してから、『ばんぱく宣言 われら21世紀少年団』以後の番組を順次完全スライドで繰り下げ、最終番組である『Mタウン(またはNAOTOの月イチな夜)』[注 96] は時間短縮で対応する。
    • ただし『ニュースなラヂオ』の後継である『厳選!月イチジャーナル』は、原則として第1月曜日を基本の放送日としているが、祝日やセ・パ交流戦、シーズン終盤の予備日が生じる可能性がある場合を考慮し、放送日は不定としており、野球中継との同日放送を極力しないよう配慮している。
  • 火・水・木曜は概ね21:40(阪神主管の勝利試合である場合は21:35)までに試合が終われば『MBSベースボールパークEXトラ!』を短縮し、21:55からの『MBSニュース・お天気のお知らせ』以後は定時編成となる。しかしそれ以後に終了した場合『EXトラ!』を休止し、21:55以後に予定されていた各番組は原則として完全スライドとし、『Mラジ Music Treasures[注 96]を短縮対応する。このため放送できなかった楽曲(金曜日深夜=土曜未明も含む)は「放送予定だったセットリスト」として掲載される場合もある。
  • 2022年度から、金・土曜日のナイター中継の定時枠での終了は、次の番組の編成の都合(金曜日『ヤマヒロのぴかいちラジオ』『ヤングタウン金曜日』『週刊ヤングフライデー』など、土曜日『明日へのエール〜ことばにのせて〜[注 97]』(TBSラジオ制作事前収録)『NMB48のTEPPENラジオ』『ヤングタウン土曜日』など)もあるため20:55までとしているが、ナイター開催の場合は当該中継カードの試合終了まで放送後、本来20:55から21:00に生放送されるべき「MBSニュース・お天気のお知らせ」を生放送してから上記の番組以後の編成を繰り下げて放送し、最終番組(金曜日『Mラジ Music Treasures』[注 98]、土曜日『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン』[注 99])は時間短縮で対応する。

土曜日

2005年度まで
  • 21時以後も試合が続いている場合、それ以後の番組はスライドとなり、その日の最終番組が短縮放送となっていた。
2006 - 2008年度
  • 21時以後も試合が続いている場合、それ以後の番組はスライドとなり、『ゴー傑P』を短縮していた。
2009 - 2011年度
  • 21時以後も試合が続いている場合、それ以後の番組はスライドとなり、『ゴチャ・まぜっ!』を短縮する。
2012 - 2013年度
2014年度以降

日曜日

  • 最終番組まで放送枠を順次スライド。深夜にメンテナンスや特別番組(月に1回のペースで放送されている『NAOTOな音』など)の予定が組まれている場合は、一部番組を短縮して対応する。2014年4月・5月には、当時の最終番組『押尾コータローの押しても弾いても』の終了時間を24時(月曜0時)に設定していたため、上記の短縮処置をほとんど実施しなかった。なお、同年6月以降は、最終番組の放送終了時間を24:30分に繰り下げ。2015年1月からは、特別番組として放送されていた『関西ラーメンコロシアム』をレギュラーの最終番組として、終了時間を25時(月曜1時)に設定している。

いずれの曜日でも、中継を延長した場合には、後続番組の放送を始めるたびに上田悦子(毎日放送アナウンサー)の声による放送時間繰り下げ告知の音源を流している。

雨天中止時・ナイター非開催日の対応

月曜日

阪神戦以外は原則予備カード補充・並びにTBSからのレインコート番組のネット受けはせず定時番組放送[注 91]。ただし、過去には月曜のナイターが中止の時はTBSからの予備カード補充かレインコート番組、元から開催予定が無かった場合でもTBSから『マンデーナイトベースボール』と題した野球関連番組、もしくは『川村龍一のダンシング・ベースボール』など自社制作による野球関連番組を放送したことがあった。

火・水・木曜日

自社制作の『MBSベースボールパーク番外編』(後述)か、LF制作『まいにちとことんプロ野球!!』および『ナイタースペシャル・またはサウンドコレクションのいずれか』を放送。

金・日曜日

『MBSベースボールパーク番外編』(後述)を放送。ただし金曜については、2017年以前は、TBS制作『プロ野球東西南北』(火 - 木曜の『プロ野球ネットワーク』と同じ内容・趣旨)を放送することが多かった。

土曜日

  • デーゲームの時間帯 定時番組の『豊永真琴のMBSミュージックパーク』をそのまま放送。デーゲームを放送する予定だった時間帯については、『MBSベースボールパークスペシャル』というタイトルの下で、当番組の協賛スポンサーが付く。
  • ナイターの時間帯 『豊永真琴のMBSミュージックパーク延長スペシャル』を主に放送。プロ野球ナイトゲームの開催が最初から予定されていない日には、随時月1回ペースで生放送番組『(ナジャ・グランディーバのレツゴーサタデー)』、または『コウテイの銀蛾・流電音』を19:00 - 21:00に編成する。
    ※なお土曜日にナイターが行われていても、編成の都合によりナイター中継を実施せず、別番組を組むことがある。2019年以降は阪神戦がデーゲームの場合、ナイター中継を実施しない例が増えているが、2022年度以後は、一部後述のとおり阪神戦が基からデーゲームである場合は、オリックス戦を含む他のナイターが同時開催中であっても原則雨天中止の予備カードからの繰り上げ(2022年はなし)を除き、ナイターの放送を行わなくなった。
    • 2015年5月30日 この日はセ・パ交流戦「ソフトバンク対ヤクルト」が行われており、本来ならニッポン放送制作のナイターを編成するところだが、日本ダービー前日であり「GI最前線 ジョッキー★ナイト」を編成した関係でナイターを休止したうえで、デーゲームの編成に準じて20時まで「延長スペシャル」を放送した。
    • 2017年7月29日 この日は中日対阪神戦はデーゲームだったため、本来ならこの時間に開催されているナイター・薄暮デーゲーム3試合のうちから、ニッポン放送の中継カード(「巨人対DeNA」[注 100])を放送するところだが、MBSが協力して2017年7月22日7月23日神戸港で行われた「神戸港開港150周年海フェスタ神戸・笑かスノー夏祭り」[17] の中で行われた音楽・お笑い・トークショーの模様(一部当日生放送[注 101]があったイベントがあり、生放送で紹介されなかったものを抜粋)を放送するためナイターを休止した。

『MBSタイガースライブ番外編』→『MBSベースボールパーク番外編』

月・土曜日以外で最初からナイトゲームの放送予定がない場合や、放送予定のカードが全て中止になった場合に、17:53 - 21:00(日曜日は17:59 - 21:00)に編成する自社制作・生放送の特別番組。ナイトゲームを中継する場合と同じく、19時前後にはスタジオから「MBS交通情報」を放送する。ただし、放送内容は平日と日曜日で大きく異なる。

以下の記述は、『MBSタイガースライブ番外編』として放送していた2013年度の放送内容に依拠。『ベースボールパーク』への移行後は、『MBSベースボールパーク番外編』として放送を継続する一方で、野球中継の場合とは別のテーマソングを流している。

なお、日曜日は全国的にナイター中継の常時放送を取りやめる放送局が増えており、2013年以後、文化放送が自社での日曜ナイターの放送を中止[注 102] したことや、ニッポン放送2010年以後日曜ナイター枠を確保はしているが、事実上不定期化[注 103] された影響、また日曜デーゲームが日本中央競馬会との契約関係の都合で、『GOGO競馬サンデー!』を必ず放送しなければならない事情から阪神戦であっても放送不可(クライマックスシリーズなど例外あり)となったことから、その代替の意味合いもあり、2022年現在で、定枠でナイター・および予備番組をあらかじめ編成しているのは当番組だけとなっている。

  • 火 - 金曜日(公式戦の開幕直前やセ・パ交流戦の予備日、及び、祝日開催で全試合がデーゲームが行われる日などが該当)
    • 前述のレインコート番組を全編差し替えたうえで、MBSの野球解説者・スポーツアナウンサーや阪神ファンの著名人(主にお笑い芸人)が出演。『タイガースライブ』の実況音源やリスナーからのメッセージを織り交ぜながら、阪神の戦い振り・思い出話・今後の展望などを自由に語り合う。ちなみに、『タイガースライブ』へ移行した2011年のみ、『タイガース満腹スペシャル』というタイトルで放送することもあった。
    • 2013年には5月以降、火 - 木曜日で最初からナイトゲームの中継予定がない場合(予備日など)に、『with…夜はラジオと決めてます』(以下『夜ラジ』と略記)木曜日の企画を受け継ぐ特別番組を『番外編』として月に1 - 2回のペースで放送((with…夜はラジオと決めてます#放送休止・特別編成など)を参照)。同曜日パーソナリティの増田英彦ますだおかだ)、パートナーアナウンサーの亀井希生(MBSアナウンサー)、当番組のスタジオ担当でもあるアシスタントの豊永が引き続き出演するほか、18・19時台には、スポーツキャスターの仙田、スポーツコメンテーターの安藤・一枝(隔回交代)も登場する。なお、この場合には『あとラジ』も『番外編』の拡大版として扱うため、実際の放送時間は他の『番外編』より1時間長い17:53 - 22:00になる。また、最初からナイトゲームの中継予定がない金曜日には、『夜ラジ』金曜日のレギュラーだったイトキン(ET-KING)・亀井・井上に豊永・須藤理恵(青空)を加えた『番外編』を、17:53 - 21:00に放送。2014年度からのMBSにおけるタイガース応援ソング「ええやんけ!阪神」は、当番組でリスナーから歌詞に入れたいフレーズを募集したうえで、イトキンが補詞・作曲を手掛けた。
    • 2014年には、『週刊ますだスポーツ』の企画を引き継いだ『(MBSベースボールパーク番外編 月刊ますだスポーツ)』を、セ・パ交流戦期間中の6月5日(木曜日)から不定期で放送。ただし、日曜日に『カワスポ野球部』の放送を予定している場合に、後述の日曜版を基調とした『番外編』を編成することがある。
    • 2015年には、『MBSベースボールパーク番外編 号外ますだスポーツ』(『月刊ますだスポーツ』の後継番組)や『番外編』を不定期で編成。『番外編』を放送する場合には、同年から『ベースボールパーク』金 - 日曜日のスタジオアシスタントに就任した市川いずみが進行役を務める。
  • 土曜日
    • デーゲームの阪神戦が中止になった場合、定時番組の『』をそのまま放送するが、デーゲームを放送する予定だった時間は『MBSタイガースライブスペシャル』として放送し、タイガースライブの協賛スポンサーがつく。また、ナイターで予定していた試合も中止になった場合、住之江競艇提供ミニ番組(2015年6月まではさらに14分の定時番組枠)を挟んで21:00まで7時間連続放送になることもある(実例:2011年4月9日)。延長スペシャルとして放送する場合は、MBSプロ野球解説者1名をコメンテーターとして迎え、昼の生放送でかけられなかったリクエストの紹介以外に、プロ野球の話題についても触れていた。
    • 2013年度からは、プロ野球のオフシーズンを含めた通年番組として、『(GI最前線 ジョッキー★ナイト)』(日曜午後の競馬中継『GOGO競馬サンデー!』の姉妹編に当たる競馬情報・トーク番組)を不定期で放送。土曜日の20:00 - 21:00に放送する場合には、『うきうき延長リクエスト』の放送枠を20:00にまで短縮する。その一方で、2014年度には、『うきうき延長リクエスト』の代わりに『カワスポ野球部』を編成することもあった。また上述の通り、土曜日にナイターが予め組まれている場合でも、「ジョッキーナイト」などの特番の都合により、ナイターのネットを受けずに、「土曜リクエスト」を放送する場合もある。
  • 日曜日
    • 2010年に放送されていた『MBSタイガースナイタースペシャル INO-KONボンバイエ』(前年までオフシーズンに放送されていたスポーツ情報番組『INO-KONボンバイエ』の特別編)の後継番組で、同番組のレギュラーだった近藤亨がメインパーソナリティを担当。直近1週間の阪神・プロ野球の動向を「生トラウィークリー」(阪神のみ、2012年から「タイガースウィークリー」に改題)→「セ・リーグウィークリー」(阪神以外のセ・リーグ5球団)→「パ・リーグウィークリー」(パ・リーグ6球団)の順で球団別に振り返るほか、当日にデーゲームが開催されている場合には、その結果や速報を伝える。また、19時台の後半以降は、「ベストヒット野球歌(やきゅううた)」を放送。プロ野球関係者が過去に発表した楽曲、各球団のファンによる応援歌、野球をテーマに据えた楽曲を随時流している。
    • デーゲームの結果を試合ごとに伝える際には、事前に収録した豊永(2012年まで)→ 松本麻衣子(2013年・2014年)→ 市川(2015年から)によるウグイス嬢風の球場名コールが必ず冒頭に流れる(この音源は、12球団の本拠地だけでなく、地方球場分も用意されている)。ただし、豊永・松本ともスタジオに出演しないため、番組内の「MBS交通情報」では『MBSタイガースナイタースペシャル INO-KONボンバイエ』に続いて近藤が情報の読み上げを担当する。
    • 「ベストヒット野球歌」については、2012年までいわゆる「マニアックな野球歌」を多数放送。2011年には、出演者がランダムに選んだ数字に対応した楽曲を流したうえで、出演者・スタッフの投票によって「MVS(Most Valuable Song)」を選出していた(MVSに選ばれた曲はエンディングにBGMとして放送)。2013年からは、番組前半で伝えたスポーツニュースから、当日の選曲テーマを設定。「マニアックな野球歌」に限らず、そのテーマに沿った楽曲を流している。
    • 2011年には、『INO-KONボンバイエ』シリーズで近藤と共にレギュラーを務めてきたヤナギブソンか、当時「野球漫才」で活動していたストリークが近藤のパートナーとして出演。MBSラジオの野球解説者から、週替わりで1名がコメンテーターとして出演していた。なお、7月24日の放送では、解説者の代わりに、『INO-KONボンバイエ』で近藤とコンビを組んでいた井上雅雄がゲストで出演した。
    • 2012年には、前年度の『MBSとらぐみタイガースライブ!』日曜日に出演していた近藤と太田幸司(または亀山つとむ、いずれもMBS野球解説者)のコンビが続投するとともに、(阪神以外の球団のファンを含む)野球好きの芸人(元・ストリークの山田スタジアム=阪神ファン、かみじょうたけし=楽天ファン、ちゃらんぽらん冨好=西武ファン、シンデレラエキスプレスの松井成行=巨人ファンなど)が毎回1 - 2名ゲストで出演。前半の内容はほぼ変わらないものの、19時台前半で「パ・リーグウィークリー」の後に放送される「その他のスポーツニュース」では、太田がスーパーバイザーを務める日本女子プロ野球の動向も伝えるようになった。また、後半では「MVS」を選ばない代わりに、「ベストヒット野球歌」と組み合わせた企画として「御自由に選んで下さい 50の野球話」の放送を開始。ゲストで出演する芸人が、あらかじめ用意された野球関連の50個のテーマから、自分の得意なテーマを自由に1個選んだうえで熱弁を振るっていた。
    • 2013年には、2012年の出演者が続投する一方で、番組後半の企画を一新。リスナーから寄せられた野球選手にまつわるもじり言葉(駄洒落)や気の利いたヤジを、「バイブレーション」(『プロ野球ニュース』「今日のホームラン」のテーマソングとして知られるジェームス・ラストバンドインストゥルメンタル)に乗せて近藤が次々と紹介する電子メール限定の投稿企画「井端はいいバッター」を新設した。「御自由に選んで下さい 50の野球話」も、「プロ野球○○と言えば××でしょう!」(野球にまつわる1つのテーマについて出演者やリスナーが意見を寄せ合う企画)に改めている。
    • 『MBSベースボールパーク番外編』に改称した2014年には、前年までの出演者のうち、松井以外が続投。「プロ野球の思い出話」をテーマに、リスナーからメッセージを募集したうえで、受け付けたメッセージの一部を20時台に新設の「思い出ボールパーク」で紹介する。また、山田がレギュラーで出演する『豊永真琴のベースボールパークEXトラ!』の休止・放送時間短縮に備えた措置を兼ねて、「ウィークリータイガース」で阪神の戦い振りを振り返る場合には「山田スタジアムの猛虎日記」(山田によるコメント)を試合ごとに挿入。さらに、「井端はいいバッター」を「やっぱり井端はいいバッター」、「パ・リーグウィークリー」を「ベースボールパ・リーグ」とそれぞれ改題した。なお、「やっぱり井端はいいバッター」では、リスナーから投稿された駄洒落を芸人・解説者全員の判定によって「アウト」「ヒット」「ツーベース」「ホームラン」のいずれかで評価。セ・パ交流戦期間中の5月30日(金曜日)からは、最初からプロ野球ナイトゲームの開催を一切予定していない平日にも、日曜版と同じ出演者・企画による『番外編』を放送することがあった。
      • 9月21日(日曜日)と10月3日(金曜日)には、TBSテレビ制作の2014年アジア競技大会の中継実況要員として開催地の仁川韓国)に派遣された近藤に代わって森本栄浩が進行役を務めた。ただし、「やっぱり井端はいいバッター」については近藤(9月21日)と金山(10月3日)が事前収録で駄洒落を紹介していた。
    • 2015年には、ナイターオフ編成終了直前の3月28日(土曜日)17:59 - 19:20に「第0回」を放送。同日は阪神×中日戦(デーゲーム)ラジオ実況担当の近藤に代わって森本が進行役を務めた。「第1回」の放送は4月5日(日曜日)で、前年度からの出演者に加えて、市川がレギュラーで出演。市川は、「MBS交通情報」のアナウンスや、「野球ことわざ」(「井端はいいバッター」シリーズに代わるリスナー投稿企画)の読み手も担う。また、『番外編』の公式サイトや、「伸びしろあるで」という冨好の口癖にちなんだ『番外編』専用メールアドレス(nobishiro@mbs1179.com)を新設。6月からは、第1回以降の放送済み音源から、オープニングトークおよび「思い出ボールパーク」の音源を放送終了後に公式サイトからポッドキャストで順次配信している。なお、第2回以降の放送でも、近藤のスケジュールによっては森本が進行役を担当。7月19日には、前半(17:59 - 19:30)のみながら、『番外編』史上初めての公開生放送を「ちゃプラステージ」(毎日放送本社M館1階のオープンスペース)で実施した。

なお、2016年からは、『MBSベースボールパーク番外編 みんなでホームイン!』に改称。2015年度のナイターオフ番組『MBSベースボールパーク みんなでホームイン!』レギュラー出演者の一部(近藤や市川など)が続投するほか、同番組の企画の一部を引き継いでいた。しかし、『みんなでホームイン!』が2017年度限りで終了したことに伴って、2018年以降はタイトルを『MBSベースボールパーク番外編』に戻している。詳細は(当該項)を参照。

2022年・2023年には、予め全試合デーゲームで行われる場合、土曜日と同じように「ベースボールパーク番外編」としての放送を休止(日曜日協賛各社の提供も休止 MBSサンデースペシャル参照)する形の別の特番を組む事例もある。

2022年度
  • 5月8日:この日は「番外編」を20時まで短縮放送したのち、「namiと夜遊びK-POP~Spice in your heart~」(nami、SPYSHE)を放送
  • 5月15日:この日は「番外編」自体を休止とし、1時間ごとに特別番組を放送した。
18:00-19:00 - 「日本一明るい経済電波新聞番外編・SDGsフォーラム」(日曜日10:30-11:00に生放送されている左記番組の公開収録によるシンポジウムを放送 (竹原信夫))
19:00-19:55 - 「kento fukaya presents 「The Idol」 襲来」(kento fukaya
19:55-20:00 - MBSニュース・お天気のお知らせ(通常は「番外編」の20時前後、またはナイターが放送される場合は5回裏攻撃終了後に放送するものを単独番組扱いで編成)
20:00-21:00 - 「きたみなのラヂオを作る会」(令和喜多みな実
  • 5月22日:この日は「番外編」を20時まで短縮放送したのち、「馬野雅行 鉄学の道 臨時急行 第1回関西鉄道好きサミット」(馬野雅行、村瀬哲史斉藤雪乃)を放送
  • 6月26日:日曜版を放送しない一方で、以下の番組を編成。
    • 18:00 - 19:00『裏方兼聞ROCK!』(2021年度ナイターオフ期間の火 - 木曜日20時台にレギュラーで放送されていた同名番組の特別版)
    • 19:00 - 20:55『お笑いライブハウス「楽屋A」ラジオ選抜芸人の逆襲』(2022年5月オープンのお笑いライブスペース「楽屋A」に所属するメンバーから6月12日開催の「ラジオ特番争奪ライブ」で勝ち残った総勢7組・13名の芸人が出演した特別番組)
    • 20:55 - 21:00『MBSニュース』『お天気のお知らせ』
  • 7月3日:日曜版を放送しない一方で、以下の番組を編成。
2023年度

以下の3回とも、日曜版は休止し、次の番組を編成

  • 4月9日:
    • 18:00 - 19:00『武川智美・(テンダラー)浜本の韓ドラ沼の世界にハマっちゃわナイト 第三夜』
    • 19:00 - 20:00『えつことさんぽ~見て歩いて出会って・春の東大阪編』
      • 「えつこ」(大阪府東大阪市出身の毎日放送アナウンサー・上田悦子)による散策ロケ番組の第1弾
    • 20:00 - 20:55『上泉雄一のええなぁ!世界の展望スペシャル第2弾~アメリカ・中東・中国の展望~』
    • 20:55 - 21:00『MBSニュース』『お天気のお知らせ』(『夕凪カベポスター』と『MBSヤングタウンNEXT』をセットで編成する日にも放送)
  • 4月16日
    • 18:00 - 20:00『夕凪カベポスター』
    • 20:00 ー 20:55『ヤングタウンNEXT・滝音
  • 5月21日:
    • 18:00 - 20:00『夕凪カベポスター』
    • 20:00 ー 20:55『ヤングタウンNEXT・バッテリィズ

緊急対応による阪神戦中継の挿入

当番組の放送日(主に日曜日)が阪神のデーゲーム開催日と重なっていて、その試合が当番組の放送時間帯にも続いている場合には、オープニング直後からデーゲーム中継を挿入。MBSが当該試合を放送していなくても、スポーツニュース・資料・裏送り中継要員として球場で待機しているアナウンサーの実況で、スタジオ出演者によるクロストークをはさみながら試合終了まで中継する。この場合には中継終了後に、後述のコーナーの一部を短縮・休止することで対応する。

  • 2013年6月9日(日曜日)には、阪神対ロッテのデーゲーム(甲子園、14:00試合開始)が17:59以降も続いていたため、当初から放送を予定していた『MBSタイガースライブ番外編』のオープニングから当該カードを試合終了まで急遽中継。当日は同球場に解説者を配置していなかったが、ニュース・資料音源用の実況要員として待機していた金山の実況で、マット・マートンによるサヨナラ2ランの瞬間を伝えた。なお、当日はプロ野球ナイトゲームの非開催日であったことから、『番外編』では音源再生のジングル(前述)を生放送で特別に再現。「いいね!いいね!もう1回聴いてみよう」という菱田のコール音源を合図に、マートンのサヨナラ2ランの実況音源を流してから、『番外編』の出演者(近藤・太田・かみじょう・山田)が「ナイスバッティング!マートン」と絶叫した。
  • 2013年9月8日(日曜日)には、阪神対巨人のデーゲーム(甲子園、15:00試合開始)が17:59以降も続いていたため、当初から放送を予定していた『MBSタイガースライブ番外編』のオープニングから当該カードを試合終了直後の18:40頃まで急遽中継。当日は他地域への裏送り中継こそ無かったが、試合開始が遅いことから初めから中継を挿入することを想定し、放送席は実況担当の金山だけでなく、解説者として安藤も待機させていた。なおこの日は上記の理由に加え、LFも野球中継を休止していたため、ナイター中継時間中の薄暮(準デーゲーム)・ナイター開催試合の中継は基からそれを放送する予定はなかった。
  • 前述のように2014年6月8日(日曜日)には、阪神対ソフトバンクのデーゲーム(甲子園、14:00試合開始)が17:59以降も続く可能性があったことから、当初から放送を予定していた『MBSベースボールパーク番外編』のオープニングから当該カードを急遽中継。当日は『KBCダイナミックホークス実況中継』向けに裏送り形式で中継を実施していたため、同中継の音源(実況:金山、解説:KBC・藤原満)を18:00から流した。しかし、中継飛び乗りの直前に試合が終了していたため、18:03で中継を打ち切り。18:05から『番外編』の本編へ移行した。
  • 2014年8月10日(日曜日)の阪神対広島戦(京セラドーム)は、台風11号の直撃を考慮して試合は1時間遅れの15時プレイボールとなった。この結果、MBSでも『MBSベースボールパーク番外編』の中で急遽中継を編成(解説:太田 実況:金山 リポート:馬野)。18時50分頃まで中継した後、『番外編』の本編に移動した。2013年9月8日同様、LFも野球中継を休止していたため、他球場のナイター中継は当初から予定されていなかった。
  • 2014年9月21日(日曜日)には、阪神対中日のデーゲーム(甲子園、14:00試合開始)が17:59以降も続いていたため、当初から放送を予定していた『MBSベースボールパーク番外編』のオープニングから当該カードを急遽中継。当日は『東海ラジオ ガッツナイタースペシャル』向けに裏送り形式で中継を実施していたため、同中継の音源(実況:金山、解説:遠山)を18:00から流した。中日の勝利で決着した段階で中継を打ち切り、18:34から『番外編』の本編へ移行した(SFに対してはその後も中継を続行し、ヒーローインタビューまで放送された)。
  • 前述のように2015年4月19日(日曜日)には、阪神対巨人のデーゲーム(甲子園、14:00試合開始)が延長11回に及び17:59以降も続いていたため、阪神が敗れた18時30分頃まで急遽中継した。その後CMを挟んで、当初放送を予定していたLF制作のヤクルト対DeNA戦(ナイター)を中継した。しかしLFでも自社制作で甲子園のゲームを中継していたため、18時30分頃からLFが放送を開始する18時40分頃まではMBSへの裏送りとなった。
  • 2016年4月10日(日曜日)には、阪神対広島のデーゲーム(甲子園、14:00試合開始)が、17:59以降も続いていた。当初から放送を予定していた『MBSベースボールパーク番外編 みんなでホームイン!』では、ニュース・資料音源用の実況要員として球場へ待機していた馬野によるリポートを、オープニング直後から挿入。18:26から中継に切り替えた後に、試合終了直後の18:31から『番外編』の本編へ移行した。球場には解説者を配置していなかったが、『番外編』に金村義明が出演していたため、リポート中にはスタジオから金村の解説をはさんでいた。

スピンオフ企画による阪神戦中継『DJタイガースライブ』→『DJベースボールパーク』

  • 2013年9月23日の阪神対ヤクルト戦(甲子園、14:00試合開始)中継では、『タイガースライブ番外編』火・木曜放送分からのスピンオフ企画として、「新感覚スポーツバラエティ 増田英彦のDJタイガースライブ」というサブタイトルで放送。熱烈な阪神ファンであることを公言している増田が、「実況担当兼DJ(ディスクジョッキー)」として、同球場のラジオ放送席から実況や他球場の試合速報アナウンス(速報音には、ABCとともにNRNライン向けチャイムを使用。)などに臨んだ。その一方で、仙田[注 104]が、「AJ(アシスタント・ジョッキー)」と称して、進行、実況の補足、メッセージの紹介などを担当。また、ベンチリポーターの馬野も、放送中には仙田と共に実況の補佐役を務めた。実況の合間には、リスナーから寄せられたテーマに応じたメッセージを紹介したほか、「増田英彦のスポーツ紙チェック」(当日に関西地方で発売されたスポーツ紙から「スポーツ報知」以外の4紙に掲載されたプロ野球関連の注目記事を紹介)、「増田英彦の鳴尾浜チェック」(増田やリスナーが注目する阪神の若手選手を紹介)などのミニコーナーも放送。松竹芸能での増田の後輩に当たるソエジマ隊員(同時に放送していたMBSテレビでの中継ゲスト)や、中継終了後に生放送の『かめ友』に備えてMBSの本社スタジオで待機中の亀山も、電話で随時出演した。さらに、試合終了後には、「今日の勝負どころ」に相当する実況音源再生コーナーとして「増田英彦のスコアブック」を放送した。
  • 中継のタイトルを『MBSベースボールパーク』に改めた2014年にも、9月30日の阪神対DeNA戦(甲子園、18:00試合開始)中継を、「ますだおかだ・増田のDJベースボールパーク」というサブタイトルで放送(公式発表上の実況:仙田、解説:亀山)。阪神が当時セントラル・リーグの優勝争いに食い込んでいたことから、前年の趣向から一変して、本職のスポーツアナウンサーによる実況に近いスタイルでの放送を余儀なくされた。阪神はレギュラーシーズンを2位で終了(クライマックスシリーズの突破を経て日本シリーズへ進出)したが、増田はこの中継で「野球実況の難しさを痛感した」とのことで、2015年以降はスピンオフ企画の実施を見送っている。

ナイターオフ編成下での中継

MBSラジオで近年、ナイターオフ編成に入る10月にも、日本シリーズが始まるまで阪神の未消化試合やクライマックス・セを中継。この方針は、阪神の成績が低迷していた年であっても変わりはない。

在阪他局より中継日が多くなる関係で、ナイトゲームを中継する場合には、該当時間帯のナイターオフ限定生放送番組(自社制作分)がたびたび休止されたり、野球中継を織り込んだ上で開始時期そのものが繰り下げられる場合もある。また、ナイターオフ番組のスポンサーなど、レギュラー中継と異なるスポンサーが付くことが多い。

阪神戦(2020年まで)

放送権や編成上の事情などで、一部放送できない試合が存在した年もあった。

  • 10月2日からナイターオフ編成に入った2006年には、10月7日(土曜日)・8日(日曜日)に対巨人戦〔阪神甲子園球場〕を急遽中継した。ナイトゲームの中継だったため、7日から放送を始める予定だった『亀山つとむのサタスポ!』などを休止。夜間にレギュラーで放送されていた『マイ・ストーリー』などの番組でも、縮小・休止の措置を取った。
  • 10月1日からナイターオフ編成に入った2007年には、10月1日・2日 に対横浜戦〔横浜スタジアム〕、10月3日に対ヤクルト戦〔神宮球場〕を中継した。
  • 9月29日からナイターオフ編成に入った2008年には、予備日開催となった10月12日の最終戦(対中日戦、スカイマークスタジアム)まで数試合を中継した。
  • 10月5日からナイターオフ編成に入った2009年には、10月9日の最終戦(対ヤクルト戦、神宮球場)まで数試合を中継した。
  • 10月4日からナイターオフ編成に入った2010年には、テレビ・ラジオを含めた在阪局で唯一、残りの3試合(10月5日:対ヤクルト戦=神宮球場、6日・7日:対横浜戦=横浜スタジアム)を全て中継した[注 105]
  • 10月3日からナイターオフ編成に入った2011年は、東日本大震災に伴う開幕延期の影響で多数の試合を残していたため、日曜デーゲーム以外の阪神戦を中心に中継を継続。阪神のクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した16日以降も、「MBSラジオ スペシャルウィーク」と重なった関係で、24日の最終戦(対広島戦=マツダスタジアム)まで放送した。24日は月曜日であったため、MBS本社スタジオから亀山つとむ亀井希生(本来のレギュラー番組『亀山つとむのかめ友 Sports Man Day』のパーソナリティ)などが特別に出演。通常の中継とは異なり、マツダスタジアムの実況席(実況担当・馬野雅行、解説・一枝修平)とのやり取りをはさみながら放送した。
    • 阪神戦がデーゲームだった10月8日・9日には、中日対巨人戦(ナゴヤドームでのナイトゲーム)を、SFからのネット受けで放送。7日にも、同局制作の同カードが予備カードに組み込まれた[注 106]。スポンサーについては、9日まで基本としてシーズン中と同じであったが、10日以降はパーティシペーションに変更。予備カードを設定しない代わりに、土曜日以外に予定されていた阪神戦が中止になった場合には、「MBSタイガースライブ番外編」を放送する体制を取っていた(実際にはナイトゲームのなかった23日=日曜日にのみ放送)。
  • 10月1日からナイターオフ編成に入った2012年には、残りの3試合(10月3日:対中日戦=ナゴヤドーム、5日:対ヤクルト戦=甲子園、9日:対DeNA戦=甲子園)を全て自社制作で中継した。
  • 9月30日からナイターオフ編成に入った2013年には、阪神の公式戦残り6試合を10月8日の最終戦(対DeNA戦=横浜スタジアム)まで全て自社制作で放送した[注 107]
    • 10月4日(金曜日)のヤクルト対阪神戦(神宮)は、ヤクルトの2013年度本拠地最終戦および、宮本慎也の現役引退試合でもあった。このため当番組では、全国の地上波メディアで唯一、同カードを試合終了まで中継(実況:金山泉、解説:安藤統男)。試合終了後には、小川淳司・ヤクルト一軍監督によるシーズン終了の挨拶と、宮本の引退セレモニーの模様を伝えた。ただし、編成上の事情から22:05で中継を打ち切ったため、宮本による引退挨拶までは放送できなかった。
  • 9月29日からナイターオフ編成に入った2014年も、阪神の公式戦残り3試合を10月1日の最終戦(対広島戦=マツダスタジアム)まですべて自社制作で放送した。
  • 9月28日からナイターオフ編成に入った2015年には、同日時点で阪神のレギュラーシーズン最終順位が確定していなかったことを背景に、公式戦残り5試合を10月3日の最終戦(対広島戦=甲子園)まで全て自社制作で放送した。結局、阪神は順位未確定のままレギュラーシーズンを終了。しかし、広島が10月7日の最終戦(対中日戦=マツダスタジアム、MBSではナイターオフ期間限定の生ワイド番組中に途中経過・結果を紹介)に敗れたため、阪神のレギュラーシーズン3位と3年連続クライマックスシリーズ進出が決まった。
  • 9月26日からナイターオフ編成に入った2016年も、阪神の公式戦残り3試合を10月1日の最終戦(対巨人戦=甲子園)まで全て自社制作で放送。福原忍の引退試合でもあった10月1日の対巨人戦中継では、試合の実況を井上雅雄、試合後に催された福原の引退セレモニーの実況を仙田が担当した。
  • 10月2日からナイターオフ編成に入った2017年には、阪神の公式戦最終カード(対中日戦2試合=甲子園)[注 108]を自社制作で放送。安藤優也の引退試合でもあった10月10日の対中日戦中継では、試合の実況を井上雅雄、試合後に催された安藤の引退セレモニーの実況を仙田が担当した。
  • 10月1日からナイターオフ編成に入った2018年には、阪神の公式戦残り11試合を10月13日の最終戦(対中日戦=ナゴヤドーム)まで全て自社制作で放送。
    • 当初は10月10日の本拠地最終戦(対DeNA戦=甲子園)を以って公式戦の中継を終了し、残る10月13日の最終戦のみ中継しない旨を10日の中継内でも発表していた[注 109]。しかし翌10月11日の金本知憲監督の退任発表を受けて、最終戦も予定を変更して自社制作で中継することになった[注 110]。後続のクライマックスシリーズ中継(後述)を優先するため、この試合の終了後に行われた岩瀬仁紀ならびに荒木雅博の引退セレモニーの模様は放送しなかったが、代わりに予め収録していた金本のメッセージを中継の最後に流して中継を締めくくった。
  • 2019年には、9月30日(月曜日)からナイターオフ編成に入ったが、阪神は当日に中日とのナイトゲーム(甲子園)でレギュラーシーズンの全日程を終了。この年限りで阪神から退団することを表明している鳥谷敬の阪神におけるレギュラーシーズン最終試合および、両球団で救援投手として活躍した阪神・高橋聡文の引退試合でもあったことから、当番組では日本全国のラジオ局で唯一、試合開始から試合終了後の最終戦セレモニーまで自社制作で中継した[注 111]
  • 2020年・2021年には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、NPBがレギュラーシーズンが例年のナイターオフ編成期間序盤まで設定していた。
    • 2020年には11月の第1週までレギュラーシーズンが組まれた一方で、クライマックス・セの開催が見送られたため、MBSでは2020年度ナイターオフ編成の開始日を12月1日(火曜日)に設定。例年はナイターオフ編成に入っている10月以降も、阪神の未消化試合をレギュラーシーズンの最終戦まで可能な限り中継した(阪神・オリックスともシーズンの最終盤までリーグ優勝の可能性を残していた2021年の対応については後述)。
      • 10月6日(火曜日) - 8日(木曜日)の広島対阪神3連戦(マツダスタジアム)については、ナイトゲーム開催時のNRNの枠組みに準じて、RCC制作中継の2局ネットで賄った[注 112]
      • 10月23日(金曜日)・24日(土曜日)の巨人対阪神戦(東京ドーム、23日:ナイトゲーム、24日:デーゲーム)については、開幕カード以来の自社乗り込み方式で中継。
        • レギュラーシーズンの最終盤で、「MBSラジオ オンライン秋まつり2020」を開催した11月3日(火曜日・文化の日)には、ヤクルトとのデーゲーム中継を放送した(編成上は「オンライン秋祭り2020」と連動した特別番組への内包扱いで中継枠を14:00 - 18:00に設定)[注 113]。10日(火曜日)には、藤川球児投手の引退試合(巨人とのナイトゲーム、いずれも甲子園)中継を、試合後の引退セレモニーまで放送(実況:井上雅雄、解説:金村、フィールドキャスター:狩野)。7日(土曜日)の対広島デーゲーム(マツダ)と、11日(水曜日)のレギュラーシーズン最終戦(DeNAとのナイトゲーム:甲子園)も自社制作で中継した(ABCでは両日とも中継を見送り)[注 114]
  • 2022年には、NPBが10月の上旬までにレギュラーシーズンを終えるスケジュールを3年振りに復活させたため、MBSラジオではナイターオフ編成を9月26日(月曜日)から開始。この年は阪神戦を消化するペースがとりわけ速く、同日の時点でヤクルト戦の3試合しか残していなかったため、当番組では27日(火曜日)から神宮球場で組まれていたビジター2連戦を自社制作で神宮球場から中継。レギュラーシーズンの最終戦については、天候不良で中止された9月19日(月曜日・秋分の日)の甲子園開催分が10月2日(日曜日)にデーゲームとして組み込まれたため、この試合ではなく競馬中継を優先した。結局、レギュラーシーズン最後の阪神戦中継は、9月28日(水曜日)のナイトゲーム(神宮)であった。

オリックス戦(2020年まで)

ナイターオフ編成に入った段階でオリックスが優勝争いを演じている場合、パ・リーグの優勝チーム確定まで、阪神戦と重ならない日を中心に可能な範囲で、オリックス戦の中継を行う場合がある。

  • オリックスがソフトバンクと優勝を争っていた2014年は、9月30日の阪神戦の予備カードとして、TBCローカルの楽天対オリックス戦を編成[注 115](実際には予定通り阪神戦を放送)。阪神の全日程終了後の10月2日にはソフトバンク対オリックス戦を、KBCからのネット受けで放送したが、当該試合でオリックスがソフトバンクに敗れたことでソフトバンクの優勝が決定したため、MBSは当該試合を最後にこの年の公式戦中継を終了した。

2021年のレギュラーシーズン

  • NPBが11月1日(月曜日)まで組んでいたレギュラーシーズンで、阪神・オリックスともシーズンの最終盤までリーグ優勝の可能性を残していたことから、当番組では以下のように対応した。
    • 阪神が10月5日(火曜日)から臨んでいた関東遠征では、遠征中にナイトゲームとして組まれている5 - 7日の対DeNA3連戦(横浜)[注 116]・8 - 10日の対ヤクルト3連戦(神宮)・12 - 14日の対巨人3連戦(東京ドーム)を、いずれも自社制作で中継した。
      • 上記の関東遠征が終了した時点で、セ・リーグでは阪神とヤクルト、パ・リーグではオリックス・ロッテ・楽天にリーグ優勝の可能性が残されていた[注 117]。当番組では、阪神の試合が組まれていない同月15日(金曜日)に、HBC制作分の日本ハム対オリックス戦(札幌ドーム)中継(実況:川畑恒一<HBC>、解説:岩本勉)を2局ネット[注 118]。16日(土曜日)には、LF制作分のヤクルト対中日戦(神宮)中継(実況:清水久嗣<LF>、解説:若松勉)のフルネットを実施した[注 119]。阪神戦もオリックス戦も組まれていなかった22日[注 120] には、金曜日ながらLF制作分のヤクルト対広島戦(神宮)中継のネット受け[注 121] を予定していたが、試合前に雨天中止が決まったことに伴って『番外編』の生放送に変更。神宮球場と同じ関東地方の屋外球場である横浜スタジアムで開催されたDeNA対中日戦の経過を、『番外編』の中で随時伝えた。
      • 10月21日(木曜日)と26日(火曜日)の阪神対中日戦(甲子園)中継ではSFとの2局ネットを予定していたが、両日とも関西ローカル放送に変更された。中日が5位以下の順位でレギュラーシーズンを終えることが21日までに確定したことを受けて、SFが17日(日曜日)の楽天対西武戦(楽天生命パーク)中継(TBC制作)のネット受け(中日戦では前述した16日の対ヤクルト戦中継)を最後に2021年内におけるプロ野球中継を終了させたことによる。
        • 10月24日(日曜日)には、阪神がマツダススタジアムのデーゲームで広島、ヤクルトが神宮球場でのナイトゲームで巨人に勝利。両試合を終了した時点で阪神とヤクルトのゲーム差が消滅したため、レギュラーシーズンの最終戦まで3試合を残していたヤクルトが勝率で阪神を上回るものの、阪神にもリーグ優勝の可能性が(全日程終了後の29日以降に)残されていた。しかし、MBSでは編成上の事情から両カードとも中継できず[注 122]、ナイトゲーム中継の基本放送枠を『番外編』の生放送に充てた。
        • 阪神のレギュラーシーズン最終戦であった10月26日の対中日戦(甲子園で18:01に開始)では、阪神優勝の可能性がこの試合とDeNA対ヤクルト戦(横浜スタジアムで17:45に開始=LFが関東ローカル向けに中継)の結果次第で大きく変わることを背景に、実況:近藤、解説:八木、リポーター:金山という陣容で中継を放送した[注 123]。実際には、DeNA対ヤクルト戦がヤクルトの勝利で21:04に終了したため、LFが21:10から阪神対中日戦中継の飛び乗りネットを開始。結局、阪神が中日に完封負けを喫したことによって、最終戦までの残り2試合に全敗しても最終勝率で阪神を上回るヤクルトのリーグ優勝と、(ヤクルトが残り2試合に全勝しても)レギュラーシーズンの勝利数(77勝)がリーグトップである阪神のシーズン2位が確定した。なお、阪神対中日戦の終了後には、阪神・岩田稔投手の引退セレモニーが金山の司会によって甲子園球場のグラウンド上で催された。
          • オリックスは前日(10月25日)の対楽天戦(楽天生命パーク=TBCの自社制作で宮城ローカル向けに中継)で全日程を消化していたため、当番組では、レギュラーシーズンにおけるプロ野球中継を岩田の引退セレモニーが始まる直前(21:40)に終了した。ただし、後続番組の『ベースボールパークEXトラ!』(21:40 - 21:50)では、岩田による引退の挨拶を収録した音源を放送している[注 124]
    • パ・リーグでは、オリックスが優勝マジックを1度も点灯させないまま、レギュラーシーズンの全日程を首位で終了した。この時点で2位ながらマジック3のロッテは10月27日(水曜日)以降に3試合を残していたが、1試合でも敗れれば残りの試合に全勝しても最終勝率でオリックスの.560を上回れないことから、オリックスの優勝が決まることになっていた。結局、ロッテが同日の対楽天戦(楽天生命パーク)に敗れた20:56に、オリックスの優勝が決定。京セラドームでは観客を入れずに中嶋聡監督の胴上げが実施されたが、MBSで優勝決定の瞬間に放送されていた『番外編』や21:00からの『ベースボールパークEXトラ!』では中継を挿入せず、決定の一報を伝えるだけにとどまった。

2022年のレギュラーシーズン

  • ソフトバンク・西武との間で、シーズンの最終盤まで優勝争いを展開。当番組では、阪神の公式戦が組まれていなかった9月30日に、京セラドームの対ロッテ戦を自社制作で中継した。ソフトバンクは前日(29日)に優勝マジック2を点灯させていたが、2位のオリックスにもリーグ2連覇の可能性が残っていた。ソフトバンクの地元局であるRKBは、このような状況で楽天対ソフトバンク戦(楽天生命パーク)を試合終了まで中継した後に、ソフトバンクの勝利(マジック1)を受けてオリックス対ロッテ戦中継の同時ネットに切り替えた。しかし、オリックスの公式戦が組まれていなかった10月1日に、ソフトバンクがベルーナドームでの対西武戦でサヨナラ負け。この結果、リーグ優勝の行方が10月2日のシーズン最終戦に持ち越されたため、当番組ではオリックスの最終戦(楽天とのナイトゲーム)を楽天生命パークへの乗り込みによる自社制作で試合終了まで中継した。さらに、オリックスが楽天に勝利したことを受けて、RKB制作のロッテ対ソフトバンク戦中継を挿入。挿入の直後にソフトバンクの敗戦とオリックスの2連覇が確定したため、当番組では優勝監督インタビューや関係者による胴上げまでラジオ独占で中継するに至った(詳細後述)。

クライマックス・セ

セントラル・リーグに2段階プレーオフ制度(クライマックス・セ)が導入された2007年度以降、阪神の進出いかんにかかわらず、シリーズの全試合(ナイトゲーム)を何らかのルートで中継している。この場合のネットワークは、曜日に関係なくNRNとなることが多いが(関東地区も曜日に関係なくLF受け持ち)、カードによっては例外もある。該当試合が日曜デーゲームとなった場合も、阪神が関与している場合は特例で中継することがある。

『タイガースライブ』時代の2013年までのクライマックス・シリーズでは、阪神が関与する試合を『MBSタイガースライブ クライマックスシリーズ実況中継』、関与しない試合を『MBSクライマックスシリーズ実況中継』としてタイトルを使い分けていた。2014年以降は、タイトルを『MBSベースボールパーク クライマックスシリーズ実況中継』に統一している。

  • 阪神がレギュラーシーズン3位で第1ステージへ進出した2007年には、ナゴヤドームで実施された第1ステージ(対中日戦、10月13日14日の2試合)をMBSの自主制作形式で中継。しかし、第2戦で阪神のステージ敗退が決まったため、第2ステージの3試合(10月18日 - 20日、東京ドームの巨人-中日戦)はLFからのネット受け形式で中継した[注 125]
  • 阪神がレギュラーシーズン2位で第1ステージへ進出した2008年には、地元・京セラドーム大阪で実施された第1ステージ(対中日戦、10月18日 - 20日の3試合)をSFにもネットして中継した。第3戦で阪神のステージ敗退が決まったが、第2ステージの4試合(10月22日 - 25日、東京ドームの巨人-中日戦)も、前年とは違いすべてMBSの自主制作形式で中継した。
  • 阪神がレギュラーシーズン4位でクライマックス・セへの出場を逸した2009年には、第1ステージの3試合(10月17日 - 19日、ナゴヤドームの中日-ヤクルト戦)と第2ステージの4試合(10月21日 - 24日、東京ドームの巨人-中日戦)を、前年に続きすべてMBSの自主制作形式で中継した。この期間は、在阪ラジオ局の聴取率調査週間と重なったことから、実況を担当するMBSのアナウンサーが「関西のプロ野球ファンのためにお送りしています」と強調していた。
  • 阪神がレギュラーシーズン2位でファーストステージへ進出した2010年には、地元・甲子園で実施されたファーストステージ(対巨人戦、10月16日・17日[注 126]の2試合)を、2008年の第1ステージ同様にSFにもネットして中継した(巨人側ベンチレポーターはLFより派遣。なおLFはMBS協力による自主制作放送だった)。しかし、第2戦で阪神のステージ敗退が決まったため、ファイナルステージの4試合(10月20日 - 23日、ナゴヤドームの中日-巨人戦)はSFからのネット受け形式で中継した[注 127]
  • 阪神がレギュラーシーズン4位でクライマックス・セへの出場を逸した2011年には、ファーストステージの3試合(10月29日 - 31日、神宮球場のヤクルト対巨人戦)はいずれもLFから[注 128]、ファイナルステージ(11月2日 - 6日、ナゴヤドームの中日-ヤクルト戦)は、第1戦と第2戦をSFから、第3戦以降をCBCから[注 129]、それぞれネット受けして放送した。
  • 阪神がレギュラーシーズン5位で、クライマックス・セへの出場を早々に逸した2012年も、例年通り中継は実施。ファーストステージの3試合のうち2試合(ナゴヤドームの中日-ヤクルト戦のうち、10月13日の第1戦と、15日の第3戦)をSFからのネット受け形式で放送[注 130]。ファイナルステージの6試合(10月17日 - 22日、東京ドームの巨人-中日戦)については全試合中継となるが、在阪ラジオ局の聴取率調査週間を跨ぐことから、このうち第5戦まではMBSの自主制作形式で放送。(出演時点で)阪神の現役選手である桧山進次郎を第1戦の(メイン)解説者に起用したほか、第2戦以降の中継では、この年に現役を引退したばかりの金本知憲今岡誠がゲスト解説者として出演した。ただし、聴取率調査週間終了後となる第6戦のみは自主制作せず、LFからのネット受け形式で放送した。
  • 阪神がレギュラーシーズン2位でファーストステージへ進出した2013年には、地元・甲子園でのデーゲームであるファーストステージ(対広島戦、10月12日・13日の2試合)を、2008・2010年の第1ステージ同様にSF[注 131]にもネットして中継した。第2戦で阪神のステージ敗退が決まった後のファイナルステージ3試合(10月16日 - 18日、東京ドームの巨人-広島戦)については、第1戦と第2戦をLFからのネット受け形式での中継とした一方、第3戦のみはMBSの自主制作形式で中継した[注 132]
    • 10月13日は日曜日だったが、レギュラーで放送している競馬中継『GOGO競馬サンデー!』の放送枠を、ファーストステージ・対広島2回戦(甲子園)の中継に充当。競馬については、野球中継の合間に当日のメインレース・秋華賞の実況生中継を実施したほか、野球中継終了後の18:20 - 19:00[注 133]に特別番組として『GOGO競馬サンデー!番外編』を放送した(いずれも関西ローカル)。なおMBSでは、ファーストステージの決着が第3戦にまで持ち込まれる可能性を踏まえて、翌14日(体育の日)に第3戦のデーゲーム中継を予定し、当日の『GOGO競馬ホリデー!』は予めラジオ関西での放送に振り替えられた。
  • 阪神がレギュラーシーズン2位でファーストステージへ進出した2014年には、地元・甲子園でのデーゲームであるファーストステージ(対広島戦、10月11日・12日の2試合)を関西ローカルで中継した[注 134]。第2戦で阪神が1勝1分でファイナルステージ進出を決めたため、その東京ドームでのファイナルステージ(対巨人戦、10月15日  - 18日の4試合)もすべてMBSの自主制作形式で中継した。
    • 10月12日は日曜日だったが、『GOGO競馬サンデー!』の放送枠を短縮して野球中継に充当。当日にGIレースの設定がないためレース実況の挿入もなかった。また、13日も第3戦のデーゲーム中継を前提に『GOGO競馬ホリデー!』を予めラジオ関西での放送に振り替えた。
  • 阪神がレギュラーシーズン3位でファーストステージへ進出した2015年には、東京ドームでのデーゲームであるファーストステージ・対巨人3連戦(10月10日 - 12日)を、自社制作・関西ローカルで中継した。阪神が同ステージ第3戦で敗退した後も、同月14日からのファイナルステージ・ヤクルト対巨人ナイトゲーム(神宮)全試合を中継した(いずれもLF制作で、第1・2・4戦をネット受け、第3戦のみMBS向けの裏送りで放送)。同ステージでは第4戦でヤクルトのステージ突破・日本シリーズ進出が決まったが、決着を第5戦以降に持ち越した場合には、第5戦をネット受け、第6戦を裏送り・MBSからの解説者派遣という体制で中継を放送する予定だった[注 135]
    • 10月11日(日曜日)には、前年のファーストステージ中継と同様に、『GOGO競馬サンデー!』の放送枠を13:00 - 13:55に短縮。13:55以降の時間帯を、ファーストステージ第2戦の中継に充てた。なお、中継が18:03まで続いたため、MBSでは19:00 - 20:00にナイターオフ期間限定で実施している『キニナル』(QR制作)のネット受けを急遽休止。『GOGO競馬サンデー!』以降の時間帯(16:30 - 17:59)に放送している複数のスポンサー付きレギュラー番組や、17時台の『MBSニュース』『お天気のお知らせ』は、放送枠の完全スライド・放送順の入れ替えによって18:03 - 19:35の間に流した。当初は18:40 - 19:00に短縮生放送を実施する予定だったナイターオフ期間限定の関連番組『with Tigers MBSベースボールパーク みんなでホームイン!』日曜版第1回も、放送枠を19:35 - 20:00に移動させたうえで放送している。
  • 阪神がレギュラーシーズン4位でクライマックス・セへの出場を逸した2016年には、ファーストステージ(東京ドームの巨人-DeNA戦のデーゲーム)3試合のうち、10月8日(土曜日)の第1戦・10日(月曜日・体育の日)の第3戦中継(LF制作[注 136])を放送した。ファイナルステージの4試合(10月12日 - 15日、マツダスタジアムの広島-DeNA戦。第4戦のみデーゲーム)もすべてLFからのネット受け形式で放送した[注 137]。ファイナルステージ第1 - 3戦については、クライマックス・パ(札幌ドームの日本ハム対ソフトバンク、HBC制作)を予備カードとして編成している[注 138]
  • 阪神がレギュラーシーズン2位でファーストステージへ進出した2017年には、甲子園でのデーゲームであるファーストステージ・対DeNA戦を、10月14日(土曜日)の第1戦から全3試合を自社制作・関西ローカルで中継した。
    • 10月15日(日曜日)には、『GOGO競馬サンデー!』の放送枠を13:00 - 13:55に短縮したうえで、13:55以降の時間帯をファーストステージ第2戦の中継に充てた(実況:井上雅雄、解説:八木)。しかし、降雨の影響で試合開始を15:03まで遅らせたため、14:20から14:53まではスタジオから安藤優也へのインタビュー音源などを放送。中継自体も試合終了直後の19:50まで続いた。このためMBSでは、前述した2015年の事例に続いて、『キニナル』のネット受けを急遽休止。本来は『GOGO競馬サンデー!』以降の時間帯(16:30 - 17:59)に放送しているスポンサー付きレギュラー番組3本および、17時台の『MBSニュース』『お天気のお知らせ』を、放送枠の完全スライド・放送順の入れ替えによって19:50以降に順次放送した。このため、当初は18:40 - 19:00に短縮生放送を実施する予定だった『(MBSベースボールパーク)』のナイターオフ・日曜版を休止。『キニナル』以降の時間帯に編成されていた番組も、当初の予定から1時間20分遅れで放送した。
    • 阪神は、10月17日の第3戦に敗れたことによって、ファーストステージでの敗退が決定。しかしMBSでは、翌18日からマツダスタジアムで催されたファイナルステージ(広島 - DeNA戦)の全5試合で、LF制作分中継のネット受けを実施した[注 139]。ただし、阪神がファイナルステージへ進出した場合には、第5戦を含む全試合をMBSの自社制作で関西ローカル向けに中継する予定であった[注 140]。ファイナルステージ第1 - 3戦については、クライマックス・パ(福岡ヤフオクドームのソフトバンク対楽天、LF制作[注 141])を予備カードとして編成している。
  • 阪神がレギュラーシーズンで最下位に沈んだ2018年も、例年通り中継を実施。ファーストステージ(神宮球場)と、ファイナルステージ(マツダスタジアム)の全試合を中継(全てLF制作)した[注 142]
  • 阪神がレギュラーシーズン3位でファーストステージへ進出した2019年には、2位・DeNAとのファーストステージ全3試合を、DeNAの本拠地・横浜スタジアムから自社制作で中継。10月6日(日曜日)に14:00開始のデーゲームとして組まれていた第2戦についても、『GOGO競馬サンデー!』の放送枠を13:00 - 13:59に短縮したうえで、13:59から中継を放送した(放送中に競馬中継を挿入)。ちなみに阪神は、翌7日(月曜日)にナイトゲームとして開催された第3戦に勝利したことによって、ファイナルステージへ進出。レギュラーシーズンを制した巨人と東京ドームで対戦することになったが、同じカードが組まれた2014年のファイナルステージと違って、9日(水曜日)開催分の第1戦からLF制作分中継のネット受けで賄っている。ただし、MBSからも第2戦(10日=木曜日)まで井上雅雄、第3戦(11日=金曜日)に仙田を阪神側のベンチリポーターとして派遣。第3戦までに決着が付かなかったことから、第4戦をデーゲームとして開催した13日(日曜日)[注 143]には、ファーストステージ第2戦と同様の措置を講じた[注 144]
  • 阪神がレギュラーシーズン2位でファーストステージへ進出した2021年には、3位・巨人とのファーストステージが、11月6日(土曜日)から最長で8日(月曜日)まで甲子園球場で組まれていた。第2戦までは14:00開始のデーゲーム、第2戦で決着が付かない場合には第3戦を18:00開始のナイトゲームとして組まれたため、MBSでは全試合を自社制作で中継。第2戦が組まれていた7日(日曜日)の午後には、2019年と同じく『GOGO競馬サンデー!』の放送枠を短縮したうえで、13:59から第2戦の中継を放送した。第2戦では中継時間が17:50にまで及んだものの、阪神が第1戦からの連敗によってファーストステージで敗退したため、第3戦は発生しなかった。このため、ファイナルステージについては、オリックスが進出しているクライマックス・パの試合(京セラドーム大阪でのナイトゲーム)を自社制作で中継することを優先。クライマックス・セのヤクルト対巨人戦(神宮球場)については、パ・リーグの日本シリーズ進出チームが決まった時点で決着していない場合に限って、LF制作分中継のネット受けを予定していた(詳細後述)。
  • 阪神がレギュラーシーズン3位(シーズンの通算勝率が5割未満)ながらファーストステージへ進出した2022年には、2位・DeNAとのファーストステージが、10月8日(土曜日)から10日(月曜日・スポーツの日)まで横浜スタジアムでデーゲームとして組まれていた。当番組では全試合を自社制作で中継するとともに、パ・リーグのファーストステージ(福岡PayPayドームでのソフトバンク対西武戦)から第2戦以外の試合中継(詳細後述)を予備カードに設定。第2戦(9日=日曜日)の中継については、2019年からの通例に沿って『GOGO競馬サンデー!』の放送枠を短縮した。第2戦が中止の場合には『GOGO競馬サンデー!』の通常編成へ切り替える体制も講じていたが、実際には第2戦を17:00まで中継した[注 145]。結局、阪神が10日の第3戦に勝利したことでファーストステージを突破したため、12日(水曜日)からヤクルトとのファイナルステージ(神宮球場でのナイトゲーム)全試合をMBSの自社制作・LFの技術協力で中継。もっとも、阪神は第1戦からの3連敗によって日本シリーズへの進出を逃したため、放送上は14日(金曜日)のファイナルステージ第3戦で2022年の阪神戦中継を終了した。

クライマックス・パ

競馬中継を優先した編成を採る関係で、日曜日のプロ野球デーゲーム中継自体が難しいこともあり、基本的にクライマックス・パの中継はオリックスの進出如何に関係なく、行っていなかった。しかし、クライマックス・セの進捗や開催日時によっては、特例でオリックスの出場試合を中継する場合があった。さらに、2016年以降は、オリックスがファイナルステージへ進出しない場合でも、当該ステージの試合の一部を予備カードとして編成している。中継時のネットワークはクライマックス・セとは逆に曜日に関係なくJRNとしていたが[注 146]、QRが2015年を最後にクライマックス・パの中継を取り止めて以降は、LFが予備を設定した場合関東圏以外の開催でもLF制作分を放送し、そうでない場合はレギュラーシーズンのネットワークを基本としつつ、カードに関与する地元局の放送体制に応じて臨機応変に対応している。

  • オリックスがシーズン2位で第1ステージに進出(対日本ハム戦。第2戦で敗退)した2008年は、関西ローカルでは一切中継せず[注 147]、京セラドーム大阪への乗り込み自主制作を行った在道・在京ラジオ局への技術協力にとどまった。
  • オリックスがシーズン2位でファーストステージに進出した2014年は、当初は阪神戦予備も含めて中継予定を組まず、対戦相手である日本ハムの地元局・HBC(JRN)への技術協力[注 148]にとどまるところだった。しかし、10月13日(月曜日・体育の日)にデーゲームとして開催される予定だった第3戦が台風19号の接近に伴い中止。翌14日(火曜日)にナイトゲームとして開催されたため、予定を変更して第3戦のみ急遽中継した(実況:馬野、解説:遠山)。なお、14日が新聞休刊日だったこともあり、一部の番組表では反映が間に合わなかったため、当日に局のWEBサイトやFacebookなどで大々的に告知した(オリックスはこの試合で敗退)。
  • 2016年は、オリックスが出場しないもののファイナルステージの第1 - 3戦(日本ハム対ソフトバンク、札幌ドーム)を予備カードとして編成しているが、こちらはHBC制作中継のネット受け予定のため、本番カード(LF-NRN)と予備カード(HBC-JRN)でネットワークが異なる形となる。実際に、10月13日の第2戦では、マツダスタジアムの試合が先に終了したため、引き続いて本試合を決着までネット受けしている。
  • 2017年にも、オリックスが出場しないファイナルステージの第1 - 3戦(ソフトバンク対東北楽天、福岡ヤフオク!ドーム)を予備カードに設定。ただし、この年は本番カードと同じく、LF制作分の中継に限っている。
    • 2017年10月18日(水曜日)には、本番カードのクライマックス・セ ファイナルステージ第1戦(広島対DeNA。LF制作)[注 149]が、5回裏終了後の降雨コールドゲーム宣告によって20:25に中継を終了。このため、前述したソフトバンク対東北楽天第1戦中継(実況:清水久嗣、解説:若松勉)を、7回裏の途中から試合終了直後の21:21まで放送した[注 150]
  • 2021年には、オリックスが(ブルーウェーブ時代の1996年以来)25年振りのリーグ優勝を決めたことから、リーグ2位でファーストステージを突破したロッテとのファイナルステージ(18:00開始のナイトゲーム)を11月10日(水曜日)から京セラドーム大阪で開催。最長で15日(月曜日)までの開催が予定されていたほか、16日(火曜日)が予備日に設定されたことから、当番組でもこの期間にファイナルステージ全試合分の中継枠をレギュラーシーズンと同じローカルスポンサー込みで確保していた。もっとも、ファイナルステージ中継枠の編成当初は、14日(日曜日)に第5戦が発生した場合に中継を21:00までに終了することを決めていた(レギュラーシーズン中に阪神・オリックス以外のチームによるナイトゲームを他局制作分中継の裏送りかネット受けで放送する場合と同様の措置)。
    • 前述したように阪神がクライマックス・セのファーストステージで敗退したため、MBSラジオでは、オリックス対ロッテ戦の中継を全国のラジオで唯一自社制作。ファイナルステージ用の中継枠で、全試合の中継を関西ローカル向けの本番カードとして放送した[注 151]
      • レギュラーシーズンでは2020年からオリックス主催試合の裏送り向け中継にのみ出演している太田幸司が第1戦の中継で解説、毎日放送の定年を経て「シニアスタッフ」(嘱託扱いの専属契約アナウンサー)へ移行した2019年からオリックス・阪神主催試合の裏送り向け中継にのみ出演している赤木誠が第3戦の中継で実況を担当。さらに、翌日の試合中継での実況が予定されていた毎日放送のスポーツアナウンサーを、オリックス側にのみベンチリポーターとして配置した(第1戦:三ツ廣政輝、第2戦:赤木、第3戦:金山泉)。
        • 実際には、優勝チームとして1勝分のアドバンテージが与えられていたオリックスが、第1戦(中継の実況担当は井上雅雄)・第2戦(中継の実況担当は三ツ廣)とも勝利。第3戦では、1点ビハインドで迎えた9回裏に無死1・2塁から小田裕也の適時二塁打で同点に追い付いたところで、「レギュラーシーズンでの上位チームを優先する」というクライマックスシリーズの規定が適用された。この規定によってコールドゲーム扱いで試合が打ち切られたため、オリックスは(前述したアドバンテージの1勝分を含めた)通算3勝1分という成績で日本シリーズへの進出を決めた。
          • 第4戦(10月13日=土曜日)・第5戦・第6戦(15日)がそれぞれ発生した場合には、クライマックス・セのファイナルステージ(神宮球場のヤクルト対巨人戦)中継(LF制作)を3日間とも第1予備カード、『豊永真琴のMBSミュージックパーク 延長スペシャル』(13日のみ)『(MBSベースボールパーク番外編)』(14・15日、いずれもMBSラジオのスタジオからの生放送番組)を第2予備扱いの雨傘番組として編成。太田は第4戦・第6戦が発生した場合の中継で解説、赤木は第5戦が発生した場合の中継でも実況を予定していた。また、第5戦が発生した場合には、上記の放送時間制限を撤廃したうえで試合終了まで中継する体制を組んでいた。
          • クライマックス・セのファイナルステージでは、ヤクルトがオリックスと同様に、第1戦からの2連勝を経て11月12日の第3戦に引き分けたことで日本シリーズ進出を決めた。ちなみに、クライマックス・セでファイナルステージの第6戦が15日に発生した一方で、クライマックス・パのファイナルステージが第5戦までに決着した場合や、第5戦でも決着せずに第6戦が何らかの事情で中止された場合には、LFが制作するクライマックス・セの第6戦中継を19:00 - 20:55に放送する予定だった[注 152]
  • 2022年には前年に続いて、リーグ優勝チームのオリックスが、ファーストステージを突破したチーム(2位のソフトバンクか3位の西武)とのファイナルステージ(京セラドーム大阪で18:00開始のナイトゲーム)に10月12日(水曜日)から臨んでいる。ただし、阪神もセ・リーグ3位からファーストステージの突破を経てクライマックス・セのファイナルステージに進出したため、当番組では12日からクライマックス・セのファイナルステージ全試合を自社制作で中継(詳細前述)。オリックス対ソフトバンクのファイナルステージについては、KBCが自社向けに全試合をABCの技術協力による乗り込み方式で中継するため、乗り込みを見送ったRKBへの裏送り向けに中継を制作している。
    • ファーストステージのソフトバンク対西武戦(福岡PayPayドームでのデーゲーム)については、レギュラーシーズンのネットワークの割り振りに沿って、第1戦(10月8日=土曜日)の中継(KBC制作分)をクライマックス・セ(DeNA対阪神のファーストステージ第1戦)の中止・非開催時の予備カードに設定。第2戦(10月9日=日曜日)については、DeNA対阪神第2戦の中止が決まった段階で『GOGO競馬サンデー!』の通常放送に復帰させる体制をあらかじめ講じていたため、予備カード自体を設定しなかった。結局、クライマックス・セのファーストステージが第2戦まで当初の予定どおりに開催されたため、予備カードから本番カードへの昇格や『GOGO競馬サンデー!』の通常放送は実現しなかった。
      • 当初の予定では、セ・パ両リーグとも10月10日(月曜日・スポーツの日)にファーストステージの第3戦が発生すれば、ソフトバンク対西武戦中継(RKB制作分)をDeNA対阪神戦中継の予備カードへ設定することになっていた。もっとも、クライマックス・パのファーストステージでは、ソフトバンクが第1戦からの2連勝によって9日にステージ突破を決定(第3戦が消滅)。クライマックス・セのファーストステージは9日の第2戦で決着せず、10日以降の第3戦中継で予備カードを設定できなくなったため、第3戦が中止の場合には通常編成へ復帰することが告知されていた。実際には第3戦が予定どおり開催されたため、MBSラジオでは第3戦の中継を17:35まで放送した後に通常編成へ復帰。
    • ファイナルステージのオリックス対ソフトバンク戦中継(前述)については、クライマックス・セのファイナルステージが屋外球場(リーグ優勝チーム・ヤクルトの本拠地である神宮球場)で開催されたことから、当番組でも予備カードに設定していた[注 153]。実際にはクライマックス・セのファイナルステージが雨天中止に至らなかったものの、阪神が14日(金曜日)の第3戦までに3連敗を喫したことによって同日にステージ敗退が決定。一方のクライマックス・パでは、リーグ優勝チームとして1勝分のアドバンテージをあらかじめ与えられているオリックスが、13日(木曜日)のファイナルステージ第2戦までの2連勝によって日本シリーズへの進出に王手を掛けていた。しかし、14日(金曜日)の第3戦でソフトバンク投手陣の前に完封負けを喫した結果、少なくとも第4戦が15日(土曜日)に発生することが確定。当番組でも、前述した予備カードからの繰り上げ措置で、15日の第4戦中継(実況:馬野雅行、解説:太田、両チームのベンチリポート:赤木)を本番カードとして放送した。結局、オリックスはこの試合のサヨナラ勝利によって、2年連続の日本シリーズ進出へ至っている。

日本シリーズ

2017年までは、TBSラジオが基幹局のJRNでも、日本シリーズの全試合を中継。大阪地区はJRN・NRN双方にMBSラジオとABCラジオ、NRNのみはこれにラジオ大阪が参加している事情から、MBSラジオでは、原則として第1・2・6・7戦はNRNライン全国ネット用の中継[注 154]、第3・4・5戦はJRNラインの中継をネット受けして放送した。

しかし、2018年からTBSラジオでのプロ野球ナイターの自社放送が原則廃止となり[注 155]、日本シリーズの中継もNRNのLFとQRの2局のみで放送されるようになった。2018年「広島対ソフトバンク」は第1・2・6(・7)戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)のものは中国放送-NRN向け[注 156] に配信されたもの、第3・4・5戦(福岡ヤフオクドーム)はニッポン放送が自社乗り込みで制作したものをネットして放送した[注 157]

阪神が進出しない日本シリーズの試合中継を、オリックスが進出した場合でも一切放送しない方針をABCラジオが打ち出した2019年以降も、毎日放送→MBSラジオは関西地方の民放ラジオ局で唯一(対戦カードにかかわらず)日本シリーズの中継を全試合で放送している。阪神かオリックスが進出した日本シリーズでは、関西地方の球場で開催する主管試合で、レギュラーシーズンの割り当て(第3・4・5戦)に応じてNRNライン全国ネット向け中継の制作を担当。阪神が進出しない日本シリーズでは、他の地方の球場で開催される対戦球団の主管試合で、他のNRN加盟局が制作する中継を曜日にかかわらずNRNラインの同時ネット方式で放送する[注 158]。ちなみに、2019年以降の日本シリーズでは、以下のような中継・放送体制を講じている。

  • 巨人とソフトバンクが進出した2019年・2020年の日本シリーズでは、巨人主管試合(2019年は東京ドーム・東京2020オリンピックの開催が予定されていた2020年は特例措置で京セラドーム大阪を使用)でLF[注 159]、ソフトバンク主管試合(福岡PayPayドームで開催)でKBCがNRN向けに制作した中継[注 160] を放送した。
  • オリックスとヤクルトが進出した2021年の日本シリーズでは、オリックス主管試合(実際には第1・2戦を京セラドーム大阪、第6戦をほっともっとフィールド神戸で開催)で自社(関西ローカル)向けにのみ中継を制作した[注 161] 一方で、ヤクルト主管の第3 - 5戦(本拠地の神宮球場で開催される明治神宮野球大会と日程が重なったことに伴う特例措置で東京ドームを使用)ではLFがNRN向けに制作した中継[注 162] の同時ネットで対応した((当該項で詳述))。
  • 2022年の日本シリーズでは、対戦カードが前年と同じながら、第1・2・6・7戦(および第7戦でも決着が付かない場合の第8戦以降の試合)がヤクルト主管試合(いずれも神宮球場を使用)、第3 - 5戦がオリックス主管試合(いずれも京セラドーム大阪を使用)になった。実際には、LFがNRN向けに制作するヤクルト主管試合中継[注 162]の同時ネットを実施する一方で、オリックス主管試合では(QRを含む)NRN向けに中継を制作する体制を組んでいた[注 163]((当該項で詳述))。オリックスは第7戦で(ブルーウェーブ時代の1996年以来)25年振りのシリーズ制覇を達成したが、前述したように神宮球場でのヤクルト主管試合であったため、MBSラジオではLF制作分中継の同時ネットで達成の瞬間を伝えるだけにとどまった。
    • 10月23日(日曜日)の第2戦(神宮球場で18:04に開始)は、延長12回までもつれ込んだ末に、日本シリーズの規定に沿って3対3の引き分けで23:07に終了。この結果によって、少なくとも10月27日(木曜日)に第5戦および、MBSラジオ制作分のNRN向け中継が発生することが確定した。もっとも、第2戦の試合時間は5時間3分で、「12回裏の時点で決着が付かない場合には引き分け扱いで試合を打ち切る」という規定(最長12回制)が導入された2018年以降の日本シリーズでは最も長かった(「最長15回制」で実施されていた2017年以前のシリーズを含めても歴代2位の長時間試合)。当番組では、LFがNRN向けに制作した中継の同時ネットを23:11で飛び降りた後に、23:15で放送を終了[注 164]。MBSラジオでは、本来21:00以降に編成している(自社制作の生放送番組『ヤングタウン日曜日』を含めた)レギュラー番組を通常より1時間15分遅れで順次放送したうえで、通常の日曜日には26:00(月曜日の2:00)に設定している放送終了時刻を28:15(24日の午前4:15)まで遅らせた。

中継の特徴

ベンチリポーターに独特の呼称

『ダイナミックナイター』時代から、(前座番組・次回中継予定の告知を含めて)ベンチリポーターを配置する中継カードでは「(○塁側、取材対象のチーム名)情報、(担当するアナウンサーが所属する放送局の略称[注 165])、(担当者名)アナウンサー」という独特の呼称でリポーターを紹介する。

阪神主催試合の中継を例に取れば、MBSのアナウンサーが阪神側のベンチリポーターを務める場合には、「1塁側タイガース情報はMBS○○アナウンサー」と紹介。1人でビジターチームのベンチリポーターも兼ねる場合には、「両軍情報は○○アナウンサー」と呼んでいる。

2015年から2020年までの阪神戦中継では、当時一部の曜日でスタジオアシスタントを務めていた市川いずみフリーアナウンサー)が阪神側のベンチリポーターを務める場合に、「タイガース情報は市川いずみリポーター」という呼称を使用。2018年からフィールドキャスターへ就任した狩野が、阪神戦の中継で阪神側のベンチリポートも兼ねる場合には、「タイガース情報は(MBSラジオ)フィールドキャスターの狩野恵輔さん(または『MBS・狩野恵輔フィールドキャスター』)」と称している。ちなみに、アナウンサーではない唐渡が『ダイナミック - 』で阪神のベンチリポートを一手に担っていた時期には、唐渡のことを放送上「タイガース情報は“ミスタートラ”唐渡吉則さん」と称していた。

多彩なジングル

『ダイナミック - 』時代には、阪神戦を中継する場合に、ランディ・バースなどの声を使ったジングルをCM明けに放送。トーマス・オマリーを『ダイナミックナイター』のイメージキャラクターに起用した時期には、「オマリーのダイナミックイングリッシュ」という異色のジングルも制作した。『タイガースナイター』へ移行してからは、CM明けに以下のタイトルジングルを流していた(いずれも関西ローカル)。

  • (通常)「ナイター聴くなら、1179。MBSタイガースナイター!」(月曜ナイトゲームの時などは、最後に「スペシャル」が付く)
  • 以下のパターンは、阪神戦の中継でのみ使用(上記の通常パターンのものと併用)。
    • 「なにがなんでもタイガース!!1179MBSタイガースナイター!」(デーゲームや月曜ナイトゲームなどの時は、最後に「スペシャル」が付く)
    • 「MBSタイガースナイタースペシャル!タイガース・デーゲーム中継!」(デーゲーム限定)
    • 中継試合の解説者がメッセージ入りのタイトルジングルを担当することがある。
      • なお、2006年からは中継試合の解説者&実況アナによる掛け合いのパターンも登場した(個別に収録した音声を組み合わせるため、解説者と実況アナの喋るトーンが異なる場合がある)。
        (解説者)「1179MBSタイガースナイター!○○○○と」
        (実況アナ)「実況、○○○○がお送りしています。」
      • 板東英二がMBSラジオ・LFの解説者を兼務していた2012年までの中継では、LF発の中継に板東が出演した場合にも、本人の声によるジングルが使われていた。
    • 一部イニングを除き、阪神の選手がメッセージ入りのタイトルジングル(CM明け)を担当することもある(原則として、攻撃時はそのイニングの先頭バッターが、守備時はその時点でマウンドに上がっている投手が担当する)。
    • さらに月2 - 3回程度、「MBSタイガースナイター・感動スタジアム」として、関西地区の上新電機に設置している応募葉書で当選したタイガースファンのリスナーが吹き込んだ応援メッセージを、CM明けジングルとしてオンエアする企画を実施している(2005年より毎年実施)。

阪神戦のMBSローカル中継では、1993年から、阪神が適時打や本塁打による得点で攻撃を終えた直後のCM前に得点シーンの実況音源を再生(リプレイ)している。

  • 「(既にテレビのプロ野球の野球中継で実施していた)リプレイをラジオらしく音で演出する」との趣旨で、当時のヒット曲であった「WINNING RUN」(光GENJI)のイントロ部分をBGMに使いながら、「いいね、いいね! もう一回聴いてみよう!!」という声の後に音源を再生する。
  • ただし、犠牲フライや相手のミスが絡んだプレー(押し出し四死球や適時失策など)による得点の場合や、阪神の大量リードで迎えた試合の終盤に追加点を挙げた場合には音源を再生しない。
  • リプレイの終了後に、「ナイスバッティング! ○○!!」(○の中には打点をあげた選手名)というコールと先述「WINNING RUN」のアウトロ部分が流れた後、局名を省いた番組タイトルで締めることが特徴。複数の選手が活躍した場合には「ナイスバッティング! タイガース!!」、一気に大量得点を挙げた場合には「ナイスバッティング! ビッグイニング!!」というコールを使用する。『ダイナミック - 』での開始当初は、事前収録によるオマリーの声を充てていた。2008年以降は、阪神の選手が満塁本塁打を放った場合に、実況再生の後に「ナイスグランドスラム! レインボーアーチ!!」というコールを放送。阪神における金本知憲の現役晩年(2009年 - 2012年)での中継では、金本が本塁打や適時打を放った場合に「ナイスバッティング! アニキ!!」というコールを入れていた。
  • オリックス戦についても基本的には実施。なお阪神との試合ではホーム・ビジター問わず阪神得点時のみ。
  • 守備での好プレー向けには「ナイスプレー! タイガース!!」というコールが用意されている[注 166]
  • なお、試合展開やCM明けのタイミングによっては、スタジオアシスタントがMBS本社スタジオから応援メッセージを紹介することがある。他局でもネット受け形式で中継している場合には、リプレイやCM明けのスタジオからの放送をはさむ関係でネット局がMBSよりも早くCMが明けるため、その間のみネット局への裏送りとなる。

ちなみに、「ナイター聴くなら、1179。MBSタイガースナイター!」「なにがなんでもタイガース!!1179MBSタイガースナイター!」といったジングルの声の主は、フリーアナウンサーの三嶋真路であった。

『タイガースライブ』へ移行後も、タイガース選手やMBS野球解説者の声によるタイトルジングル、「いいね、いいね!もう一回聞いてみよう!!」の掛け声、CM前の実況再生を継承。ただし、タイトルコールを「毎日ナマ虎! 1179。MBSタイガースライブ!」(2012・2013年度は「~withタイガース~ MBSタイガースライブ」)に変更。関西を中心にナレーターや声優として活動する菱田盛之の声が、ジングルに使われるようになった。なお、阪神戦では当日出演解説者・アナウンサー、タイガース選手のバージョンのバリエーションがある(解説者・アナウンサーのバージョンは自社制作のオリックス戦でも使用する)。阪神が関与しない試合を系列各局からネット受けする場合や、自社制作でないレインコート番組となる場合は「1179 MBSタイガースライブ!!」のジングルのみであるが、BGMは同じである。

また、『タイガースライブ』では、オリックスの選手に対応した「ナイスバッティング!○○」(○○は打点を挙げた同球団の選手の苗字)のジングルも用意。阪神戦が最初から組まれていない日に自社制作でオリックスのホームゲームを放送する場合には、オリックスの選手が打点を挙げれば、当該イニング終了後のスポットCM明けに「いいね、いいね!もう一回聞いてみよう!!」→打点を挙げたシーンの実況再生音源→「ナイスバッティング!○○」の順で放送する。さらに、(ネット受け分を含めて)オールスターゲームやフレッシュオールスターゲームを中継する場合にも、阪神・オリックスからの出場選手が打点を挙げれば関西ローカル限定で上記のジングルを流している[注 167]

2013年からは上記のジングルに加えて、MBSラジオのAM周波数(1179khz)に「7」が入っていることにちなんだステーションジングル「ラッキー7(セブン)のあるラジオ MBSラジオ」を、阪神・オリックスの攻撃が7回に入る直前に放送。同年8月からシーズンの終了までは、ソエジマ隊員(MBSテレビのスポーツ情報番組『カワスポ』の企画で同年の阪神公式戦全試合を球場で観戦していた松竹芸能所属のピン芸人・俳優)の声とギャグを用いたジングルも使われていた。

『ベースボールパーク』への移行後も、基本として『タイガースライブ』以降のジングルを踏襲。ただし、BGMを変更したほか、ジングル上のタイトルコールを『ベースボールパーク』に統一している(例:「ナイスバッティング!タイガース!!…ベースボールパーク」)。増田がゲストで出演する中継では、増田による英語風のコールを収録したジングルを使用するほか、「漫才のように面白い MBSベースボールパーク」などのオリジナルジングルを流す。

  • (通常)2014年・2015年度「1179 MBSベースボールパーク!!」→ 2016年度以降「AM1179 FM906(キューマルロク) MBSベースボールパーク!!」
  • 2018年度までは阪神戦は冒頭に「with Tigers!」を挿入。

「(ホームイン with Tigers)」キャンペーンを毎日放送グループで展開していた2015年には、阪神戦の中継で同球団の選手が得点を記録した場合にのみ、イニングの終了後に得点シーンのリプレイ → スタジオ担当による得点記録選手・チーム総得点数の紹介(いずれも関西ローカル向け)をはさんでCMを放送していた。2016・2017年は、キャンペーンを継続する一方で、イニング終了後の時間を得点シーンのリプレイとリスナープレゼントの告知のみに充当。チームの総得点数については、中継のエンディングで、開幕戦から中継カード終了時点での総得点数を紹介していた。

2019年度からは、サブタイトルを「タイガース全力応援宣言 ぶち破れ!MBSがヤル」へ変更したことに伴って、ジングルを一新。菱田によるタイトルコールを用いたジングルを中心に放送しているが、解説者がアナウンスを担当するバージョンでの文言を、「タイガース全力応援宣言 ぶち破れ!(解説者の氏名)がヤル MBSベースボールパーク」(2019年度)→「(解説者の氏名)です タイガース全力応援宣言 MBSベースボールパーク」(2020年度)に改めている。

2020年8月21日(金曜日)にMBSの自社制作で放送したヤクルト対阪神ナイトゲームの関西ローカル向け中継(神宮球場=実況:仙田、解説:谷繁元信、ベンチリポート:金山)では、両チーム無得点で迎えた2回表無死2塁で、阪神の6番打者・梅野隆太郎が犠打を試みた。二塁走者の大山悠輔はいったん三塁でアウトと宣告されたものの、阪神監督・矢野燿大からの(リクエストで審判団がリプレー検証を実施した)ところ判定が覆った(犠打を捕球後に三塁へ送球したヤクルト投手・吉田大喜フィルダースチョイスへ変更された)ため、谷繁は「断言しましょうか・・・今日は阪神が勝ちます!」と発言した。阪神はその直後(1死満塁)から、9番打者・藤浪晋太郎(先発投手)の内野適時安打をきっかけに4点を先取。当番組では、阪神が得点したイニング(2回表・3回表・8回表)のリプレイ音源を放送するたびに、「得点シーンに続いて谷繁による断言シーンの同録音源を流す」という異例の措置を講じた。阪神はこの試合の1回表が終了するまで37イニング連続無得点に陥っていたが、7 - 4というスコアで勝利したことによって、連敗を4でストップ。谷繁は前述した断言の後で「藤浪が勝ち投手(になる)かは分からない」とも述べていたが、藤浪は7回裏1死2塁で交代するまで4失点(自責点2)で凌いだ結果、一軍公式戦では3シーズン(692日)振りの白星をつかんだ。ちなみに、谷繁が断言したシーンの音源は、後述する「今日の勝負どころ」でも放送されている。

阪神がセ・リーグの首位で迎えた2021年のセ・パ交流戦期間中には、パ・リーグの球団が過去の交流戦でセ・リーグの球団に大きく勝ち越していることを背景に、当番組の解説者やスタジオアシスタントが「パ・リーグ倒すのは阪神でしょ!」という台詞を吹き込んだジングルを阪神戦の中継で流している。実際にはオリックスが2010年以来11年振りに優勝したが、阪神も2014年以来7年振りに勝ち越したばかりか、セ・リーグ球団の最上位(全体2位)で交流戦を終えた。

「今日の勝負どころ」

『タイガースライブ』へ移行後の2011年シーズンからは、試合終了後の実況再生企画として、「今日の勝負どころ」を新設。中継に出演した解説者が「勝負の分かれ目」と評価したシーンを、実況音源を再生しながら詳しく振り返る。「今日の勝負どころ」にも専用のタイトルジングルがあるが、他局へネットされている場合は、コーナー自体は行うもののジングルや音源再生は省略され、解説者とのトークのみで対応する。MBS以外の加盟系列各局からネット受けする場合はこのコーナー自体行わないほか、MBS制作であっても元々裏送り用として制作された中継の場合は、配信相手の系列局の様式に合わせた番組構成となるためこのコーナーは行わない。なお、『ベースボールパーク』への移行後も、上記の趣旨で放送を続けている。

コーナー・企画

  • 祝日や土曜日にデーゲームを中継する場合には、5回裏終了後のグラウンド整備中に、毎日放送本社の報道スタジオから『MBSニュース』、日本気象協会関西支社から『お天気のお知らせ』、日本道路交通情報センター大阪センターから『MBS交通情報』をそれぞれ放送する。2013年度からは、土・日曜日にナイトゲームを中継する場合にも、5回裏の終了後に『MBSニュース』を挿入するようになった。
  • 『タイガースナイター』時代の2006年度以降のナイトゲーム中継では、「ドライバーにも野球観戦を楽しんでもらえるように」との配慮から、道路交通情報を原則として19時台と20時台の前半に挿入(2007年度からは1回表終了後にも放送)。日本道路交通情報センターからの資料を基に、スタジオ担当のフリーアナウンサーが直近の高速道路及び阪神高速道路の渋滞状況を紹介している。18時台以降に交通情報を放送することが皆無に近い関西地区のラジオ局では、異例の試みである[注 168]。『タイガースライブ』→『ベースボールパーク』への移行後も、以上のスタイルのまま道路交通情報を放送。ただし、タイトルコールを、菱田の声による収録音源に一新。2019年6月からは、MBSのアナウンサーでスポーツ中継を担当しない千葉猛のタイトルコール音源も併用している。
  • 『タイガースナイター』時代の2006年度から2009年度までは、5回裏終了後のグラウンド整備中に、スタジオから「MBSタイガースナイター ファーム情報」も放送。放送日のウエスタン・リーグ阪神戦の結果や、ファームで調整中の主力選手の現状などを手短に伝える。2008年度まではスポンサーが付いていた[注 169]。2010年度以降は放送されていないが、2018年の阪神戦中継では、狩野が出演する場合に「狩野恵輔の情報キャッチャー」(後述)を狩野によるファームの取材報告に充てることがあった。
  • LFが制作する関東地方での阪神ビジターゲーム中継を2局ネット方式で放送する場合には、『ニッポン放送ショウアップナイター』がtwitter公式アカウントで受け付けている解説者への質問企画を、当番組との共通企画として実施する場合がある。ただし、その場合でも、同番組のアカウントでツイートを一括して受け付けている。

以上はネット受け中継時を含めて、関西ローカルでのみ放送。

  • 2008年頃からは、夏休み期間や在阪ラジオ局の聴取率調査週間(MBSでは「スペシャルウィーク」と総称)を中心に、一部の中継でリスナーからの質問・メッセージを受付。中継の合間に、実況アナウンサーがメッセージを紹介したり、解説者が質問に答えたりしている。2009年には、阪神甲子園球場から阪神-中日戦をSFとの2局ネットで中継する場合に、『東海ラジオガッツナイター』との共同企画として実施することもあった。ただし、その場合でも、MBS側で一括してメッセージを受け付けている。
  • 2010年度からは、日本の民放ラジオでのプロ野球中継で唯一、他球場の速報にスポンサーを設定。速報チャイムを鳴らした後に、実況アナが「○○(スポンサー名)提供 MBSプロ野球速報(2013年度までは「MBSナイター/デーゲーム速報」)」と呼んでいる。ただし、スポンサーの設定は一部の曜日のみで、他局へネットする中継では実施されない。
  • 『ベースボールパーク』への移行当初は、増田や桜井一枝が、阪神ファンを代表して阪神戦の中継へ定期的に出演。増田が出演する中継では、阪神ファンのリスナー向けにテーマを設定したうえで、FAXと新設のメールアドレス(park@mbs1179.com)を通じてメッセージを受け付けていた。なお、メッセージの一部は、実況アナウンサー・解説者とのQ&A形式で増田が中継の合間に紹介。増田が出演しなくなってからの阪神戦中継でも、MBSの自社制作で放送する場合に、テーマを設定したうえでリスナーからメッセージを募集することがある。
  • 狩野がフィールドキャスターとして出演を始めた2018年の阪神戦中継(自社制作分)では、5回裏の終了後(グラウンド整備の時間帯)に、「狩野恵輔の情報キャッチャー」をスポンサー付きで放送。現役時代の経験やフィールドキャスターとしての取材を基に、阪神の選手に関するエピソードや最新情報を手短に紹介していた。
  • 阪神ビジターゲームの自社制作中継を減らしている2019年以降は、NRNナイターを担当する火 - 木曜日に関東地方でのビジターゲームをLFからの裏送り方式で関西ローカル向けに中継する場合に、当番組のtwitter公式アカウントで解説者への質問やメッセージを受付。前述した2局ネット中継と同様に、受け付けた内容の一部を中継内で随時紹介している。

番組プレゼント

  • 『タイガースナイター』時代の2009年からは、スペシャルウィークスが実施される4月・6月の特定の1週間の阪神戦を対象に、解説者がその試合で最も活躍した選手1名を選定。当該選手の写真のパネルを、希望するリスナーから10名に贈呈するキャンペーンを実施していた。一時はこの期間のみ、中継の1回裏・3回裏・6回裏終了後に、当番組専用の電話番号をランダムに発表。受付時間内(2回表 - 3回裏、4回表 - 6回裏、7回表 - 8回裏)にその番号へ電話したリスナーから、1つの番号につき抽選で1名に現金を進呈していた。
  • 2010年シーズンには、阪神のビジターゲームを中継する際に、甲子園球場での阪神ホームゲームのチケットプレゼントを実施している。原則として、試合中盤から試合終了までメールで募集を受付て、試合終了後抽選の上で1組4人を招待。(ただし、雨天など中止となった場合はチケットが無効となり、予備日への代替も不可)
    • 2010年8月からは、番組宛てに電子メールやFAXでメッセージを寄せたリスナーに向けて、「ブラゼルマートン応援キャンペーン」を実施。中継対象の阪神戦でクレイグ・ブラゼルホームランを最低1本放った場合か、マット・マートンが2本以上のヒットマルチヒット)を記録した場合に、上記のリスナーから抽選で3人ずつ(2つの条件をいずれも満たした場合は1試合6人)に「おくさま印」の無洗米5kgを贈呈していた。
    • 2010年10月5日にマートンがのNPBの一軍公式戦における当時のレギュラーシーズン最多安打新記録(211安打)を達成したことを受けて、達成した当日からシーズン最終戦となる7日までの3連戦は、マートンがこの記録を更新するたびに無洗米を3人に贈呈するという記念企画に変更。5日はマートン3安打・ブラゼル2本塁打の活躍で合計12人に贈呈されたが、6日は贈呈なし、7日はマートン1安打のみの3人贈呈に終わった。
    • 阪神がクライマックス・第1ステージに出場した10月16日10月17日は「めざせ日本一キャンペーン」として、阪神のヒット数分のお米が贈呈された。ファイナルステージは阪神が進出できなかったため、10月20日-10月23日までは各試合に付き10人(うち、最初の2名は19時の時報後、次の3名は20時の時報後、残り5人は試合終了後と段階を追って発表した)にお米をプレゼントした。
  • 過去には毎試合終了後、中継カードの試合の展開の中からクイズを出題する「タイガースナイタークイズ」が行われ、正解者から抽選で1名に1万円の賞金(スペシャルウィークス開催期間中は別途プレゼントを定める)が贈呈されていた。
  • また、リーグ優勝が現実味を帯びた2008年にはテレビと合同で 「笑虎(タイガースマイル)2008」 と題したキャンペーンを実施し、リーグ優勝が決まった場合、リスナーからの情報提供に基づいて選手に記念プレゼントを贈呈するという準備を進めており、発送の準備も完了していたが、リーグ優勝を逃すどころかクライマックスシリーズ第1ステージで中日ドラゴンズに敗れ、あえなく企画倒れになったことがあった。
  • 『ベースボールライブ』への移行後は、阪神戦の中継において、以下のプレゼント企画を実施している。ただし、中継予定試合が中止やノーゲームになった場合には、応募しても無効として扱う。
    • 「トラトラ タイガースウルトラクイズ」(ビジターゲーム中継限定、2012年からは「withタイガースクイズ」と改題)
      • 5回裏終了後のグラウンド整備中に、阪神の歴史・選手などに関する3択クイズを、スタジオ担当アシスタント(2013年からは「女子部員」)が1問出題。6回裏が終了するまで、メールで回答を受け付ける。応募したリスナーから当選者1名には、阪神甲子園球場での阪神ホームゲームペアチケットを進呈する。なお、祝日や土曜日のデーゲーム中継である場合は5回終了時にMBSニュース(報道スタジオ)、天気(日本気象協会関西支部)、交通情報(日本道路交通情報センター大阪センター)を放送する都合上、実施しない場合がある。
    • 「ライブでビンゴ!」(携帯電話ユーザー向けの期間限定企画)
      • MBSラジオの携帯電話向け公式サイト「MBSモバイル」との連動企画で、『タイガースライブ』の放送開始から2011年5月7日の放送までは、阪神戦中継のたびに実施。いったん終了した後に、同年6月から「MBSラジオ スペシャルウィーク」などの期間限定企画になった。当初はフィーチャーフォンからしか参加できなかったが、同年8月実施の第3弾からは、スマートフォンにも対応するように改善。実施期間中には、MBSテレビの番組やデータ放送サービス「よんde」でも、参加方法を紹介するようになった。
      • 実施の際には、当日の阪神ベンチ入りメンバーと監督の背番号がランダムに入った5マス×5マスのカードに対して、スタジオ担当アシスタント(2013・2014年には「MBSタイガースライブ女子部員」という肩書で出演)が中継の随所で番号を告知。阪神戦1試合につき、最も早くビンゴに達した参加者から3名に1万円、2名に甲子園球場での阪神ホームゲームペアチケットを進呈する。
      • ビンゴへ参加するには、中継開始から1時間以内に、「MBSモバイル」での登録とビンゴカードの取得(フィーチャーフォンの場合には同サイト内の当番組公式ページ、スマートフォンの場合には該当機種のアプリストアから「M☆BINGO」を無料ダウンロード)が必要。18時開始のナイトゲームで実施する場合には、登録受付締め切り後3回(19時過ぎ、20時過ぎ、試合の終盤<概ね20時台後半か、長引いた場合は21時過ぎ> デーゲームである場合は概ね試合開始から1時間後、2時間後、終盤<3時間前後>)にわたって番号を読み上げる。ただし、読み上げた番号をビンゴカードに反映させるには、参加者が次の読み上げまでに手動でカードを更新しなければならない。また、ビンゴの当選者が出なかった場合や、阪神戦が中止になった場合(試合開始予定後の中止やノーゲームの場合も含む)には、実施期間の最終日までキャリーオーバー形式でプレゼントの現金を増額する。
      • 2012年6月17日放送の「MBSタイガースライブ番外編」では、「MBSラジオ スペシャルウィーク」および同年のセ・パ交流戦最終日と重なったことから、「番外編」初の試みとして放送中に「ライブでビンゴ」を実施。阪神のデーゲーム(対ロッテ戦)終了後の放送だったため、同年の公式戦開幕時点での出場登録選手の背番号を、ビンゴの判定に用いた。
  • 「ホームイン with Tigers」キャンペーンを展開する2015年以降は、阪神のシーズン総得点が10点(2016年以降は20点)単位の「キリ番」へ達するたびに、リスナーに抽選でプレゼント(前年度ナイターオフ番組のグッズ・阪神選手のサイン入りグッズ・阪神主催試合のチケットなど)を進呈している。6月の「MBSラジオ スペシャルウィーク」および前週の中継については、総得点のカウントを継続するものの、後述する「ボールパークへいらっしゃい 今夜、ラジオでサイコロ振ります!」との兼ね合いで上記の「キリ番プレゼント」を休止する。
  • 上記のプレゼント以外にも、当番組を含むMBSラジオ制作番組スポンサーの提供によるリスナープレゼント企画を、『タイガースナイター』時代から随時実施。中継の終盤で、イニングの合間にプレゼントの告知を放送している。
  • 2015年から2017年までの「MBSラジオ スペシャルウィーク」および前週(プレウィーク)の中継(阪神戦を中心に最大10試合)では、「ボールパークへいらっしゃい 今夜、ラジオでサイコロ振ります!」と称するリスナー向けの現金(2016年以降はMBSラジオワイドFM関連グッズとのセットによる)プレゼント企画を実施。当日のゲストが5回裏の終了後にサイコロを振ったうえで、サイコロの出目に一定の数値(「プレウィーク」は1,000、「スペシャルウィーク」は10,000)を掛けた金額を、中継対象の阪神戦における阪神(関西ダービー以外のオリックス戦中継ではオリックス)の総得点と同じ人数分のリスナーに抽選で進呈していた。
    • 「プレウィーク」の中継では解説者や(「スペシャルサポーター」の増田や山田スタジアムを含む)ゲスト、「スペシャルウィーク」の中継では『ちちんぷいぷい』『せやねん!』(いずれもMBSテレビが毎日放送本社スタジオから生放送の情報番組)のレギュラー出演者がサイコロを振った。使用するサイコロは基本として6面体だが、「スペシャルウィーク」最後の中継では、1から12までの目が付いた12面体のサイコロをゲストに振らせていた。
      • 2015年6月3日(水曜日)の阪神対ロッテ戦(甲子園でのナイトゲーム)中継を例に取れば、当日のゲスト・銀シャリ(出演時点では『ちちんぷいぷい』水曜日のコーナーレギュラー)が振ったサイコロの出目が4、阪神の総得点が9であった。この例を「スペシャルウィーク」の前週に当てはめれば4,000円(総額36,000円)、「スペシャルウィーク」の期間中に当てはめれば40,000円(同360,000円)をそれぞれ抽選で9人のリスナーに贈呈することになる。12面体のサイコロを使用する「スペシャルウィーク」最後の中継では、7から12までの目が出る可能性もあるため、リスナー1人につき最大で120,000円を進呈していた。
      • 「スペシャルウィーク」および「プレウィーク」で阪神・オリックスが関与しない試合をMBSの自社制作・ダブル解説体制で中継する場合や、NPBのナイトゲームを最初から開催しない日に『MBSベースボールパーク番外編』を放送する場合にも、上記のプレゼント企画を実施。解説者・出演者から2名がサイコロを振ったうえで、1名が出した目に一定の数値(「プレウィーク」は1,000、「スペシャルウィーク」は10,000)を掛けた金額を、もう1名が出した目の人数分(1 - 6名)に進呈した。
      • 「スペシャルウィーク」中に甲子園や京セラドームから阪神戦を中継する場合には、両番組のレギュラー出演者から日替わりで1名(または1組)が、中継先の放送席か毎日放送本社のラジオスタジオにゲストとして登場。原則として中継当日の『ちちんぷいぷい』『せやねん!』出演者が、平日のナイトゲーム中継では『ちちんぷいぷい』、土曜日の中継では『せやねん!』の生放送を終えた後に中継の途中から登場していた。
      • 「プレウィーク」がセ・パ交流戦の期間中で、阪神のビジターゲームを中継する場合には、現金の代わりに中継先の地元の特産品をリスナーへのプレゼントとして用意することがある。この場合には、番組側で用意したリストを基に、当日出演の解説者がサイコロの出目に対応する特産品をあらかじめ決定。その後で解説者がサイコロを振ってから、実際に出た目に対応する特産品を阪神の総得点と同じ人数分のリスナーに抽選で贈呈する。なお、ビジターゲームにおける地元特産品のプレゼントは、「スペシャルウィーク」前後の"キリ番プレゼント"でも随時実施している。
    • 中継対象の阪神戦で阪神(関西ダービー以外のオリックス戦ではオリックス)が無得点で試合を終えた場合や、中継予定の阪神戦・(予備カードから本番カードへの昇格予定分を含む)オリックス戦とも雨天中止(または降雨ノーゲーム)になった場合には、現金や中継先の特産品に代わるプレゼント(2016年以降はMBSラジオのワイドFM関連グッズ)をサイコロの出目と同じ人数分のリスナーに抽選で進呈していた。
  • 2018年6月の「MBSラジオ スペシャルウィーク」(11 - 17日)およびプレウィーク(4 - 10日)では、「ボールパークへいらっしゃい 今夜、ラジオでサイコロ振ります!」を、『番外編』(期間中の放送日は10日=日曜日)・『亀山つとむのスポーツマンデー!』(通年で月曜日の18時台前半に生放送、期間中の放送日は4日)との連動企画「MBSベースボールパーク ジューシーお肉祭!~バッティングはミートが大事!ジャストミートでシャトーブリアン~」にリニューアル。前年まで現金を出していたリスナー向けのプレゼントを、2017年度ナイターオフ版の日曜日からスポンサーに付いている大正(だいせい:大阪市内を中心に「大喜屋」という屋号の精肉小売店を経営する株式会社)提供の牛肉に統一した。
    • 「プレウィーク」では、プレゼントをヘルシー赤身肉に統一。対象番組(4日は『スポーツマンデー』、10日は『番外編』、それ以外の日は自社で制作する阪神戦中継)に出演する野球解説者1名がサイコロを振ることによって、プレゼントの人数(1~6名)を決定する。なお、中継対象のカードで阪神が勝利した場合には、プレゼントの対象者をその人数の2倍に増やす。ただし、メインカードの阪神戦が中止になった場合には、予備カード扱いで待機させていた他局制作分の中継を放送してもプレゼント企画を実施しない。
    • 「スペシャルウィーク」では、MBSラジオのスタジオに「ゲストバッター」を招いたうえで、牛肉の部位の名前が書かれたサイコロ(1:ステーキ用のシャトーブリアン、2:ステーキ用の黒毛和牛サーロイン、3:クラシタしゃぶしゃぶセット、4:ヒレステーキセット、5:ミスジステーキセット、6:黒毛和牛ロースセット)を放送中にミニチュアバットで打たせる。そこで出た目の部位が、プレゼント対象の商品になる。なお、プレゼント人数の決め方は、「プレウィーク」に準拠。
  • 2019年6月の「MBSラジオ スペシャルウィーク」(10 - 16日)には、牛肉のプレゼントを継続しつつも、この年から「タイガース全力応援宣言 ぶち破れ!MBSがヤル」キャンペーンの一環で阪神の周辺取材を担う藤林温子(毎日放送アナウンサー)の冠企画「藤林虎子のミートボールパークにようこそ」にリニューアル。阪神の主力選手の出身地にちなんだグレードの高い牛肉を日替わりで用意したうえで、藤林が彦摩呂のグルメリポートを連想させる口調で発表するキーワード(11 - 15日の交流戦中継・10日の『スポーツマンデー』・16日の『番外編』)を電子メールかハガキへ記すことを条件に応募したリスナーから、抽選で1日あたり1名に牛肉を進呈する。

出演者

現在の出演者

阪神ホームゲームの中継では、解説者が1名だけ出演する場合と、2名の解説者による「ダブル解説」体制で放送する場合に大別される。中継のカードや時期によっては、阪神ファンのタレントやMBSラジオ他番組のパーソナリティ(2003年までは一時「トラ番ゲスト」と呼称)を交えたり、JRN・NRN系列各局の解説者をゲストとして迎えたりすることもある。

レギュラー解説者

特記しない限り、毎日放送(MBSテレビ)のプロ野球中継でも解説を担当。氏名の後の「 」内には、放送などで使用するキャッチフレーズを記載している[注 170]

ちなみに、MBSラジオのタイムテーブルや当番組の広告では、2023年からレギュラー解説者を「MBSラジオプロ野球解説者」「準解説者」という区分で表記している。本項でも、この区分を基に解説者を記載する。

「MBSラジオプロ野球解説者」
  • 太田幸司(1985年 - )「元祖甲子園のプリンス」
    • 2008年までは、前座コーナー(『太田幸司のスポーツ・ナウ』→『太田幸司の熱血!!タイガーススタジアム』)のキャスターも担当していた。
    • 2017年には、出身地の青森県で催された楽天戦の東北放送(TBCテレビ)制作分中継にも登場していた。2020年以降は(裏送り・予備カードを含めた)オリックス戦中継での解説が主体で、MBSラジオでは、『MBSベースボールパーク番外編』(パ・リーグ関連の特集を組む回)やパ・リーグ関連の特別番組を中心に出演。
  • 亀山つとむ(1998年 - )「トラの兄貴分」[注 171]
  • 藪恵壹(2014年 - )「型破りの本格派」[注 172]
  • 金村義明(2016年 - )「浪花のいてまえ魂」
    • 2015年9月21日放送分の中継にゲスト解説者として登場したことを皮切りに、2016年よりラジオのみ専属契約。関西テレビ・J SPORTS解説者とスポーツ報知の評論家を兼務。
    • MBSラジオでは月曜日の午後に『上泉雄一のええなぁ!』のパートナー(2015年4月 - 2021年9月)→『金村義明のええかげんにせぇ~!』のパーソナリティ(通年では2021年10月以降)を担当しているため、月曜日の中継には上記番組と放送時間帯が重なるデーゲーム限定で出演。東京都内に居住していることから、MBSの自社制作による首都圏での阪神ビジターゲーム中継でも解説する一方で、『バラいろダンディ』(TOKYO MXの生放送番組)のレギュラー出演日には当番組を休演する。
  • 狩野恵輔(2018年 - 2021年にフィールドキャスター専任で出演した後に、2022年から解説者を兼務)「日々精進」
    • デイリースポーツの評論家や、読売テレビ・サンテレビスカイ・エーTigers-aiの解説者を兼務。
    • 2018年からラジオ・テレビの阪神戦中継に出演した当初は、サッカー中継のピッチ解説者に相当する役割の「フィールドキャスター」名義(放送上は「他の解説者とのダブル出演」扱い)で出演。同年2月の阪神春季キャンプから、取材に携わっている。当番組の中継へ出演する場合には、従来の阪神側ベンチリポーターと同様に、阪神側のベンチ付近で待機。自社制作分の阪神戦中継では、基本として阪神側のベンチリポートもフィールドキャスターへ一任していた。ただし、一部カードの中継には他の解説者と並んで放送席から出演するため、フィールドキャスターとは別の人物が阪神側のベンチリポーターを担当していた。
    • 2020年から一部の中継カードを単独で解説。2022年からは放送席での解説に専念していて、タイムテーブルで「MBS野球解説者」と表記されているほか、ダブル解説体制で放送する阪神戦中継では「メイン解説者」として扱われることが多い。さらに、『文化放送ライオンズナイター』でも放送される阪神のホームゲーム中継や、オリックスのホームゲーム中継(ビジター地元局への裏送り向けを主体に制作)でも解説を開始。2022年6月7日の対ソフトバンク戦(PayPayドーム)では、久々にフィールドキャスターとして出演した(解説:藪、実況:金山)。
「準解説者」
  • 掛布雅之(レギュラー解説者として2010年 - 2012年、「ゲスト解説者」として2009年、2018年 - 2022年に出演)
    • 2009年にゲスト解説者として出演を開始した後に、2010年よりラジオのみ専属契約。阪神での現役選手時代に続いて「ミスタータイガース」というキャッチフレーズが付けられていたが、自身の債務問題の影響で、2011年にはオールスターゲーム以降の中継の出演を見合わせた[注 174]。2012年のレギュラーシーズン開幕を機に出演を再開したものの、上記の問題の影響で5月以降の出演を見合わせた後に、解説者としての契約をいったん終了した。
    • 2013年にskyA sports+の解説者へ転身した後に、2014年から阪神のゼネラルマネージャー付育成&打撃コーディネーター(DC)を兼務。2014年11月の日米野球では、解説者として出演したTBSテレビ制作の中継を、毎日放送(MBSテレビ)がネット受けで放送した。
    • 2016年から2018年まで、阪神の二軍監督を歴任。在任中には、MBSラジオが『亀山つとむのスポーツマンデー!』(毎週月曜日の18時台前半に放送していたスポーツ情報番組)のプロ野球シーズン限定企画として、「とれたて!掛布ファーム情報」(市川いずみによる掛布への独占インタビュー)を月1回のペースで放送していた。
    • 2018年から阪神球団のフロント特別職(オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)へ転じたことを機に、同年のシーズン途中からゲスト解説者として当番組へ復帰。同年6月1日にメットライフドームで催された西武対阪神戦中継(『文化放送ライオンズナイター』のネット受け分)で、5回表から7回裏までゲスト解説者として出演した[注 33]。自社制作分へは同年7月13日に京セラドーム大阪で催されたオールスターゲーム第1戦で登場した[注 175]。当番組には阪神電気鉄道の特別職である「HLT」(ハンシン・レジェンド・テラー)へ就任した2020年以降も出演を続けているが、2019年のみABCラジオの中継にも登場していた。
    • 2023年には、阪神のレギュラーシーズン開幕戦(3月30日の対DeNA戦)中継から「準解説者」として登場。4月15日からは、『グッジョブ!』(毎日放送が毎週土曜日の7:00 - 7:30に編成している関西ローカル向けの生放送番組)にも、上泉とのコンビで出演している。
  • 鳥谷敬(2022年 - 、同年のみ「ゲスト解説者」扱いで出演)
    • パナソニック野球部のコーチで、日刊スポーツの野球評論家を兼務。毎日放送(MBSテレビ)・朝日放送テレビ・サンテレビ・関西テレビ・日本テレビ・読売テレビなどの中継にも、ゲスト解説者として出演している。当番組の「準解説者」に移行した2023年からは、テレビ大阪が制作する阪神戦の中継でも解説を担当。
    • MBSテレビでは2022年2月11日(金曜日・建国記念の日)の日本ハム対阪神戦(春季キャンプ中の練習試合)中継(『よんチャンTV』内で放送)から解説を担当しているほか、3月に『みんなの甲子園』(選抜高等学校野球大会のダイジェスト番組)で月曜放送分のキャスターを狩野と共に務めていたが、当番組では4月27日(水曜日)の阪神対中日戦中継(甲子園)からゲスト解説者として登場。第5回WBCが開催された2023年3月には、『みんなの甲子園』への出演を見合わせる一方で、WBCの解説を主な目的に『サタデープラス』(毎日放送本社からの生放送による全国ネット番組)へ男性としては初めての「マンスリースペシャルゲスト」として出演している。
  • 能見篤史(2023年 - )
    • スポーツニッポンの野球評論家で、コーチ兼投手として在籍していたオリックスからの退団(2022年)を機に、『MBSベースボールパーク』のナイターオフ版や『よんチャンTV』へ随時出演している。テレビ中継では、毎日放送(MBSテレビ)・TBSテレビ(BS-TBS/TBSチャンネル)・日本テレビ・読売テレビ・関西テレビ・Tigers-ai(スカイA・GAORA他)・NHK大阪放送局などで2023年から解説を担当(いずれも本数契約)。
  • 福留孝介(2023年 - )
    • PL学園高校・日本生命硬式野球部の出身で、中日・阪神とMLBのシカゴ・ホワイトソックスで現役生活を送った後に、2022年に中日で現役を引退。2023年からは、東海ラジオ・日本テレビ・中京テレビ・東海テレビ・サンテレビの中継にも解説者として出演している。
    • 東海ラジオが制作する中日戦の中継では、MBSラジオで火 - 木曜日・朝日放送ラジオが月・金曜日に本番カードとして同時ネットで放送する場合にも解説を担当。当番組にはこの場合に限って、放送上「東海ラジオの野球解説者」として出演する。また、朝日放送テレビとは解説者としての契約を結んでいないものの、同局制作の『おはよう朝日です』(平日版)には「スポーツコメンテーター」という肩書で2023年4月から毎週火曜日に出演している。
  • 金村暁(2023年 - )
    • 東京スポーツの野球評論家で、日本ハムと阪神で投手生活を送った後に、2022年まで6年間にわたって阪神の一軍で投手コーチを務めていた。阪神を退団した2023年からは、当番組での阪神戦中継に加えて、HBCテレビHBCラジオSTVラジオ・GAORA(Tigers-ai・日本ハム球団)の中継にも解説者としても出演。

「ゲスト解説者」

「MBSラジオプロ野球解説者」「準解説者」以外で、少なくとも月に1回のペースで出演している解説者のみ記載。当番組ではレギュラー解説者と共同(ダブル解説)で中継に出演することが多いが、一部の中継に単独で解説を任されるなど、「レギュラー解説者」に準ずる扱いを受けている。

  • 谷繁元信(2017年 - )
    • MBSテレビ・ニッポン放送(LF)・フジテレビ・メ~テレ・東海ラジオなどの中継にも出演。阪神ホームゲームについては原則として、火 - 木曜のNRNライン時、土・日曜のMBS-LFラインネット時のみ出演[注 176]

2023年からの阪神戦中継では、「MBSラジオプロ野球解説者」と「準解説者」がダブル解説方式で出演する場合に、「準解説者」を「ゲスト解説者」として扱っている。また、「準解説者」から2名が揃って出演する場合には、1名を「メイン解説者」・もう1名を「ゲスト解説者」とみなしている。

備考

2015年度の『豊永真琴のベースボールパークEXトラ!』では、フルバージョン(50分枠)での放送が可能な場合に「レジェンドインタビュー」を編成していた[注 177]

出演契約の関係で「MBSラジオ野球解説者」として扱われている解説者は、かつては原則として、系列局向け裏送りや予備待機(日曜日の阪神主催デーゲームや「関西ダービー」以外のオリックス主催試合)の中継に登場しなかった。金村・藪は「MBSラジオ野球解説者」という扱いであるため、2018年までは同局でメインカードとして放送される阪神戦に限って解説を担当していた。しかし、金村は2019年から、日曜デーゲームのNRN系列局向け裏送り(主にSF向けの「阪神対中日」)中継に出演。2020年からは、金村・藪とも、「関西ダービー」以外のオリックス主催試合中継を裏送りで制作する場合に随時解説を担当する。その一方で、2018年まで阪神戦中継とオリックス主催試合中継の解説を兼務していた太田は、2019年から後者の中継での解説に事実上専念。オリックスが進出した2021年の日本シリーズでは、関西ローカル向けに自社で制作するパ・リーグ(オリックス)側ホームゲーム中継[注 178] で、金村を第1戦・太田を第2戦(および第7戦が発生した場合)・亀山を第6戦の解説者に起用している。オリックスは翌2022年の日本シリーズにも出場したが、MBSラジオが前年とは逆に第3 - 5戦(パ・リーグ側ホームゲーム)のNRN向け中継を制作したことから、太田が第3戦・金村が第4戦・八木裕が第5戦で解説を務めた。

NRNラインを使用するオリックス対ソフトバンク戦や、日曜日にデーゲームとして開催される阪神対ソフトバンク戦の中継を九州朝日放送(KBC)への裏送り向けに制作する場合には、KBCの野球解説者[注 179]が解説を担当することがある[注 180]。オリックス対ソフトバンク戦(京セラドーム大阪・ほっともっとフィールド神戸開催分)の中継や、京セラドームのソフトバンク主催試合中継のRKB向け裏送り中継[注 181]をMBSがRKBへの裏送り向けに制作する場合には、両チームでコーチを経験している藤井康雄(関西在住のオリックスOB)が2021年6月から同年のシーズン終了まで解説陣に加わっていた[注 182]

2023年から解説陣に加わった能見は、阪神・オリックスの両球団へ在籍していたことを背景に、オリックス主催試合の裏送り向け中継にも出演。その一方で、毎日放送グループ以外の阪神戦中継でも、能見を含む「準解説者」だけの「ダブル解説」が随時実施されている。

実況・リポート担当アナウンサー

いずれも毎日放送のアナウンサーで、選抜高等学校野球大会全国高等学校ラグビーフットボール大会など、他のスポーツ中継で実況やリポーターを務めることも多い。『タイガースライブ』として放送していた時期の担当者は、解説者と同様に、担当アナウンサーにも実況・取材のスタイルや名前・趣味などにちなんだキャッチフレーズ(以下の「 」内で表記)を付けていた。

毎日放送ではラジオ放送事業の分社化(2021年4月1日)に伴って当番組の放送・中継業務を「株式会社MBSラジオ」へ移管したが、担当アナウンサーは(同日付でテレビ単営局へ移行した)毎日放送に在籍。放送上は『 - タイガースナイター』時代から所属局名を「MBS」で統一しているため、同日以降も「MBSアナウンサー」として出演している[注 183]

毎日放送時代の2020年までは、(一部の人物を除いて)実況アナウンサー・解説者・スタジオアシスタントの氏名・プロフィール・キャッチフレーズを当番組の公式サイトに掲載していた。2021年以降は、このような情報が割愛されている。

毎日放送のアナウンサー(正社員)
  • 井上雅雄「ぷいぷい運動部」(2003年入社)
    • 2012年から一時、『ちちんぷいぷい』に「運動部キャプテン」という肩書で出演[注 184]。2016年4月以降の土曜日には、午前中に「せやねん!スポーツ」(毎日放送の関西ローカル向け生放送番組『せやねん!』内のスポーツコーナー)をレギュラーで進行しているため、本番後に阪神のホームゲーム中継へ出演することも多い。
  • 馬野雅行「実況トレイン」(1989年入社)
    • 自他共に認める「トレイン」(鉄道)の大ファンで、スポーツアナウンサーのデスク業務などを経て、2019年6月から2022年6月まで毎日放送のアナウンス部長→アナウンスセンター長を兼務。ラジオとの兼営体制時代で最後、テレビ単営局化後で最初にアナウンス管理部署のトップに立っていた。
    • 2006年4月から2009年3月までは、月 - 水曜日に『VOICE』(当時平日の夕方に関西ローカルで放送されていたテレビのワイドニュース)のメインキャスターを担当していたため、週後半(特に金曜日)の中継にのみ出演。アナウンス部長時代の2020年にも、アナウンサーの管理業務を優先する関係で、阪神ホームゲームの一部カードで阪神が勝利した場合に矢野燿大(当時の監督)への代表インタビュアーを務める程度にとどめていた。
  • 大村浩士(2021年入社)
    • 高校・大学での硬式野球経験者で、GAORA第94回選抜高等学校野球大会中継での実況デビュー(2022年3月)を経て、同年5月28日のオリックス対中日戦(MBSラジオから東海ラジオへの裏送りによる京セラドーム大阪のデーゲーム中継)で両チームのベンチリポーターとしてラジオ中継に初めて出演した。
    • 当番組で放送される阪神戦の中継では、2022年6月3日の対日本ハム戦(HBCとの2局ネットで放送された甲子園球場のデーゲーム)中継からベンチリポートを随時担当。2023年5月19日の対広島戦(同球場でのナイトゲーム)中継で実況デビューを果たした。
  • 金山泉「トラの泉」(2009年2月に中京テレビ放送から移籍)
    • 高校・大学での硬式野球経験者で、中京テレビへの在籍中には実現しなかったプロ野球中継への実況デビューを、移籍1年目(2009年7月)の当番組で果たした[注 185]
  • 川地洋平(2020年入社)
    • 2021年3月のGAORA第93回選抜高等学校野球大会中継で実況デビュー。当番組では、同年6月26日の阪神対DeNAデーゲーム中継からベンチリポートを担当しているほか、2022年5月31日の阪神対西武(いずれも甲子園)のナイトゲーム中継から実況も任されている。
  • 近藤亨「実況侍」(1997年入社、スポーツアナウンサーのデスク業務も担当)
  • 三ツ廣政輝(2018年入社)
    • 高校で硬式野球、大学で軟式野球を経験していたことから、2019年3月のGAORA第91回選抜高等学校野球大会中継で実況デビュー。当番組では、2019年5月17日放送の阪神対広島戦(甲子園)中継からベンチリポートを担当しているほか、同年9月18日の阪神対DeNA戦中継で実況デビューを果たした。
    • 実況デビュー後も阪神戦の中継にのみ出演していたが、2021年からは、オリックスの戦の裏送り向け中継でも実況やベンチリポートを随時担当。同年には、本番カード扱いのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ中継(詳細前述)や、日本シリーズ第2戦(11月22日)の関西ローカル向け中継で実況を任されている。
毎日放送に「シニアスタッフ」(嘱託契約)として在籍するアナウンサー

2019年以降は、毎日放送グループの定年(60歳)を経て「シニアスタッフ」(1年更新・最大5年間の嘱託契約扱い)へ移行したスポーツアナウンサーも、「MBSアナウンサー」との肩書で契約期間内の中継や『番外編』に出演している。

中継への出演については、裏送り主体のオリックス戦[注 186]や、(編成上の事情で自社では中継をほとんど放送できない)日曜デーゲームとして開催される阪神ホームゲームのビジター地元局向け裏送り中継にほぼ限定。このような事情から、MBSラジオのタイムテーブルや当番組の広告では「実況アナウンサー」として紹介されていない。

  • 赤木誠「猛虎追いかけ30年」(1980年入社、2018年9月の定年までは正社員→2019年以降は「シニアスタッフ」として担当)
    • 2018年11月1日付で「シニアスタッフ」へ移行したため、当番組で本番カードとして放送される阪神戦中継には、同年9月27日に甲子園球場から放送されたDeNAとのナイトゲーム中継まで出演。最後の実況に臨む模様を取材した映像が、翌28日放送の『ちちんぷいぷい』で特別に放送された。「シニアスタッフ」への移行後は、2019年6月10日に甲子園球場からSTVラジオへの裏送り限定で放送した日本ハムとのデーゲーム中継[18][注 187]などを担当。
    • オリックス戦中継については、正社員時代の後期から、STV/HBCへの裏送り向けに制作するオリックス主催の日本ハム戦中継で実況を任されることが多かった。「シニアスタッフ」への移行後は、オリックスが出場した2021年のクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦において、(阪神戦を含めた)本番カード扱いの中継で2シーズン振りに実況(詳細前述)。オリックスがヤクルトと対戦した2021年・2022年の日本シリーズでは、2021年にLFが(MBSを含む)NRN向けに制作した第3 - 5戦(特例によって東京ドームを使用)中継でオリックス側のベンチリポート、2022年に第4戦(京セラドーム大阪)のNRN向け中継(MBSの自社制作)で実況を担当していた。
    • 2023年10月31日付で嘱託契約期間を満了することから、当番組には同年のシーズン終了まで「MBSアナウンサー」として出演する予定。正社員時代の1983年(入社3年目)から携わってきた選抜高等学校野球大会中継での実況も、2023年のプロ野球レギュラーシーズンを前に、同年の第95回記念大会3回戦(MBSラジオでは未放送)で終了した。
  • 森本栄浩「蘇る!青春実況」(1985年入社、2021年10月の定年までは正社員→2022年以降は「シニアスタッフ」として担当)
    • 「シニアスタッフ」への移行後も、2022年6月3日の阪神対日本ハム戦中継(前述)で日本ハム側のベンチリポーターを担当。土曜日に『MBSミュージックパーク』シリーズのパートナーを務めることが多く、高校野球関連の特別番組や『番外編』への出演も続けている。
備考

『タイガースナイター』への移行・唐渡のリポーター勇退後の2003年度から、『MBSベースボールパーク』へ改題した2017年までは、毎日放送(MBS)のスポーツアナウンサーがローテーションで阪神側のベンチサイドリポートも担当していた[注 188]。狩野をフィールドキャスターへ起用した2018年から2021年までは、阪神ホームゲーム中継の一部で狩野がベンチリポートを兼務。阪神のビジターゲームについては、他局制作分中継のネット受け日を増やしている関係で、MBSから阪神側のベンチリポーターを派遣しない中継も相次いでいた。このような事情から、市川いずみ(フリーアナウンサー)が2020年まで阪神戦中継の一部で引き続きリポーターを務める一方で、MBSのアナウンサーが阪神戦中継でベンチリポートを担当する機会が以前より減少していた。なお、市川は後述する事情から、(ベンチリポーターを含めた)当番組へのレギュラー出演を2020年度で終了。狩野も2022年度から阪神・オリックス戦中継の解説へ専念するようになったため、MBSの自社制作による阪神戦中継では、同年から「シニアスタッフ」以外のスポーツアナウンサーがベンチリポートを一手に担う体制へ戻している。その一方で、裏送りを含めたオリックス戦におけるベンチリポートは、狩野のフィールドキャスター在任中も毎日放送のアナウンサーが担当している。

2008年から2017年までは、赤木を中心に、MBSのアナウンサーがGAORAプロ野球中継北海道日本ハムファイターズ主催試合中継)の実況を担当することもあった[注 189]。その一方で、MBSのアナウンサーとして当番組に長らく出演してきた結城哲郎が、GAORAへの出向(2011年6月)を機に同局専属の実況アナウンサーへ転身(2017年3月で定年退職)。2015年からはフリーアナウンサーの近藤祐司、2018年からは俳優の伊藤毅も同局の実況陣に加わったため、MBSの現役アナウンサーが担当する機会は事実上消滅した。

MBSラジオで2018年4月から2021年9月まで平日や土曜日の未明に編成されていた『あどりぶラヂオ』(生放送の音楽番組)では、当番組への出演者を含めて、MBSのアナウンサーが一部曜日のパーソナリティを交互に担当。2018年10月から2020年6月まではアナウンサーの担当枠が金曜未明の放送分に集約されていたため、2019年にスポーツアナウンサーがパーソナリティを務める場合には、直近(木・金曜日)の阪神・オリックス戦中継へ出演しなかった。2020年7月以降は、MBSアナウンサーの担当枠が木曜未明の放送分に移動したことに伴って、スポーツアナウンサーがパーソナリティを務める場合には、基本として水・木曜日の中継に出演しなかった。

2020年シーズンは、太田・金本・狩野以外の解説者が阪神戦・オリックス戦中継に満遍なく出演した一方で、阪神戦中継の実況を仙田和吉(2021年3月31日付で毎日放送を早期退職)・井上・金山・三ツ廣、オリックス戦中継の実況を赤木・森本・近藤が主に担当した。

2021年4月に株式会社MBSラジオが本格的に稼働してからは、同社が上記の体制を背景に「ポチッとMラジ」というステーションコピーを採用したことを踏まえて、「『MBSベースボールパーク』もポチッとMラジ」(井上・近藤・金山・三ツ廣による阪神選手の本塁打実況音源を活用したラジオCM)を新たに放送している。

スタジオ担当アシスタント

ナイトゲーム中継では、19時前後の交通情報を担当。2013年度以降は、関連番組にもパーソナリティやアシスタントとして出演している。

  • 豊永真琴(2003年度から出演、2020年度から月・金・土・日曜日を担当)
    • 2003 - 2012年度に金 - 月曜、2013年度に火・土・日曜、2014 - 2017年度に火 - 木曜、2018・2019年度に火 - 金曜、2020年度に月・金・土・日曜日を担当。2019年度まで『ベースボールパークEXトラ!』のパーソナリティを兼務したほか、市川が本来のアシスタント担当日の阪神戦中継に阪神側のベンチリポーターとして出演する場合には、市川に代わってスタジオアシスタントを務めていた。
    • 土曜日午後の生ワイド番組『豊永真琴のMBSミュージックパーク』のパーソナリティへ起用された2020年度以降は、プロ野球シーズン中の土曜日に同番組の放送枠で阪神のデーゲーム中継を実施する場合に、スタジオアシスタントを兼務。『亀山つとむのスポーツマンデー!』の終了に伴って、月曜日の担当にも復帰している。また、2021年度の金曜日には、『もうすぐベースボールパーク』(当時レギュラーで編成されていた前座番組)の進行も単独で担当した。
  • 藤林温子(毎日放送アナウンサー、2023年度から火・水曜日を担当)
    • 毎日放送による「タイガース全力応援宣言 ぶち破れ!MBSがヤル」(阪神の応援キャンペーン)のキャンペーンキャラクターを井上雅雄・狩野を務めていた2019年から、「藤林虎子」という名義で阪神戦の中継や関連番組への出演を開始。MBSラジオでは、2021年4月から2023年9月まで井上とのコンビで『タイガース全力応援宣言 MBSマンデーベースボールパーク』(通年の生放送番組)のパーソナリティを務めていたほか、2020年度以降は当番組のナイターオフ版(同年度と2022年度は土曜日・2021年度は日曜日)にレギュラーで出演している。毎日放送のアナウンサーから初めて、2023年度から当番組のスタジオアシスタントを担当。
  • 河谷麻瑚(オフィスキイワード所属のフリーアナウンサー、2023年度から木・金曜日を担当)
    • 大阪府松原市の出身で、2017年から2021年までアナウンサーとして石川テレビ放送へ勤務した後に、2022年から関西地方で活動。MBSラジオでは、2022年4月から12月まで『茶屋町ゴルフ俱楽部~藤本佳則Never Give Up!~』、2022年度のナイターオフ期間に当番組のナイターオフ版(第3日曜日に編成されていた『岩本勉のレディオ・マイドナ』)にレギュラーで出演していた。

中継へのゲスト出演者

他局からのゲスト解説者

中継の時期・カードによっては、MBS野球解説者とのダブル解説を前提に、他局の野球解説者を随時ゲストに迎えている。『タイガースライブ』時代の2013年には、西山・高津臣吾吉井理人などが出演。『ベースボールパーク』への移行後は、2015年に西山・金村・山﨑武司里崎智也[注 190]、2016年には、建山義紀山本昌・里崎・佐々木主浩が登場したほか、西山が定期的に出演するようになった。

2017年には、レギュラーシーズン前に放送したWBC日本代表対阪神の強化試合中継から、谷繁元信がMBSテレビ・ラジオ共通のゲスト解説者(LFとの2局ネット・MBS解説者とのダブル出演による阪神戦中継ではLFの解説者)として随時登場。里崎・建山・佐伯貴弘も出演していた。

ロッテOBの里崎(MBSラジオの放送対象外地域ながら大半のエリアで直接の受信が可能な徳島県鳴門市の出身)と、日本ハム・阪神でのプレーや野球日本代表トップチームの投手コーチを経験している建山(大阪府大東市出身)は、2018年から2022年までMBSの自社制作によるセ・パ交流戦中継や『番外編』へ随時出演。2021年頃からは、同様のパターンで日本ハムOBの岩本勉(大阪府八尾市出身)もゲストに迎え始めている。

2022年度には、岩本も放送上(掛布雅之鳥谷敬谷繁元信と同格の)「ゲスト解説者」と扱っていて、ナイターオフ期間中に編成される『(MBSベースボールパーク日曜日)』では掛布・鳥谷・岩本を週替わりのパーソナリティに起用している。

過去の出演者

※レギュラー編成化前の人物も含む。●印は『MBSタイガースナイター』以降の出演経験者。

過去の解説者

  • 青田昇(1964年、1976年)
    ※巨人・阪急のOBである一方、1962 - 1963年に阪神の一軍ヘッドコーチ、1965 - 1967年に阪急の一軍ヘッドコーチを務めたことを背景に、1976年の『ブレーブス・ダイナミックアワー』と阪神戦の一部を担当。
  • 穴吹義雄(1986 - 1990年)
  • 新井宏昌(1993年)
  • 安藤統男(1985 - 1986年、1990 - 2019年、「トラの重鎮」。出演期間中に阪神のOB会長を歴任)●
    ※80歳になった2019年限りで毎日放送の中継から勇退したが、2020年以降も報知新聞社で評論活動を続けているほか、『番外編』などの特別番組や阪神球団(虎テレ)制作の主催試合中継へ随時出演。
  • 一枝修平(1981 - 1984年、1988 - 1989年、1992 - 1996年、1999 - 2019年)●
    ※2002 - 2003年には「星野阪神はおまかせ」、2004 - 2006年は「岡田阪神もおまかせ」、2007年以降は「浪速の名参謀」というキャッチフレーズを使用していた。安藤と同様に、高齢のため、2016年頃から出演の機会が月に1回程度へ減少。裏送り分を含めて中継への出演実績がなかった2019年を最後に事実上勇退したが、評論活動自体は2020年以降も日刊スポーツで継続している。
  • 伊藤敦規(「トラ番ゲスト」として2003年、専属解説者として2004年に出演した後に、2005 - 2019年に阪神でトレーニングコーチを歴任)●
  • 石嶺和彦(1997 - 2003年)●
  • 今岡真訪(2013 - 2015年、現:阪神一軍打撃コーチ)
    ※当時は本名の「今岡誠」名義で出演。2015年にラジオ限定で専属契約を結んでいたが、2016年以降は阪神のコーチを経て、ロッテで二軍監督や一軍のヘッドコーチを務めていた。ロッテ退団後の2022年に日刊スポーツ野球評論家としての活動を再開したものの、当番組には出演せず、2023年シーズンから阪神のコーチに復帰。
  • 榎原好(1965 - 1974年)
  • 大熊忠義(1994年、1996年。現:GAORATigers-ai解説者)
  • 大島信雄(テレビネットがNET/東京12chとのクロスネット時代に出演 左記2局とSF解説者を兼務)
  • 金田正泰(1962 - 1971年、当時NETテレビと兼任)
  • 金本知憲(2013 - 2015年、2019 - 2020年、「鉄人」)
    ※いずれの期間も、ラジオ限定の専属契約。阪神の一軍監督時代(2016 - 2018年)にも、ワイドFM向け中継のキャンペーンに協力していた。監督を退任した2019年以降は年1回程度の出演で、2021年にはタイムテーブルに「MBSラジオ野球解説者」として紹介されながら、中継への出演実績がなかった。実際には2020年を最後に出演が途絶えていて、2022年からはタイムテーブルでも紹介されていない。
  • 川藤幸三(1987 - 1988年に後述2局と兼任のためラジオ限定で出演。現:読売テレビ日本テレビ解説者)
  • 佐々木恭介(1990年、1993 - 1995年、2000年、2004 - 2009年、「球界の仕事人」。2004 - 2009年はCBCテレビにも出演)●
    ※2011年から2012年まで、太田がスーパーバイザーを務める女子プロ野球京都アストドリームスの監督を歴任。
  • 杉浦忠(1971 - 1973年、1978 - 1985年、1986年から南海最後の監督・福岡ダイエーホークスの初代監督を歴任、2001年に逝去)
    ※ダイエー退団後の九州朝日放送の解説者時代にも、火 - 木曜の同局からのネット受け時に出演していた。
  • 田口壮(現:オリックス一軍野手総合兼打撃コーチ)●
    ※2012年のナイターオフのワイド番組『with…夜はラジオと決めてます』の火曜パーソナリティーを務める縁から、オフ編成期にゲスト解説者として2回出演。NHK解説者(2013 - 2015年)[19] を経て、2016年からオリックスの二軍監督へ就任。
  • 宅和本司(1962 - 1993年)
  • 達川光男(2004年 - 2009年5月。当時フジテレビテレビ新広島・LF解説者兼。専属ではなく本数契約。主に火 - 木曜のNRN受け、及び土曜・日曜のMBS-LFラインネットの時のみ出演。担当当時の番組広告には達川だけ名前のみで写真が掲載されなかった)●「マイクの前でも好リード」
    ※LFの解説者として金曜日に同局制作分の中継へ出演した場合には、2007年6月13日の巨人対広島戦(東京ドーム)など、ABCがネット受けで放送することがあった。2014年から2015年まで中日の一軍バッテリーコーチを務めた後に、2016年からフジテレビ・テレビ新広島・LF・RCCなどで解説業を再開。同年8月10日には、解説者として出演したRCC制作の広島対阪神戦(マツダ)中継が、2局ネットを通じて当番組でも放送された。
    ※2017年以降は当番組への出演が途絶えていたが、2022年8月5日にMBSの自社制作で放送した広島対阪神戦(マツダ)中継で、6年振りに解説を担当。
  • 田淵幸一(現:TBS解説者)●
    TBSテレビ・TBSラジオ解説者との兼任扱いで、2007年まで主にJRN受けの時に本数契約で出演。この時期には、月・金曜日以外にABCラジオが制作する阪神戦中継へゲストで出演したこともある。降板後は、楽天の1軍ヘッド・打撃コーチを経て、2013年からTBSラジオ・TBSテレビ(当初は衛星波のBS-TBS・TBSニュースバード・TBSチャンネルのみ、2014年には地上波の解説も)の解説者に復帰した。復帰後の2018年からは、ABCラジオ制作中継へのゲスト出演も再開。
  • 坪内道典
  • 遠山奬志●(「トラ番ゲスト」として2003年、専属解説者として2004年および2012 - 2019年に出演)
    ※専属解説者時代のキャッチフレーズは「トラの桜吹雪」→「遠山親方」で、2019年11月から波速高等学校硬式野球部の監督へ就任。
  • 永井正義
  • 長池徳士(1983 - 1984年、1986年。現:福岡放送解説者)
  • 中澤不二雄(第1回当時の担当)
  • 仲田幸司(1998 - 2006年)●
    ※契約期間の満了後に、山河企画(掛布の元マネジャーで阪神OBの西浦丈夫が経営する建設会社)の社員として工事現場の監督へ転身[20]
  • 中西太(1982年・1991年)
    ※九州朝日放送の解説者だった1976 - 78年は火 - 木曜の同局からのネット受け時に出演していた。
  • 中村勝広(専属解説者としては1989年、1996 - 2003年、2010年 - 2012年8月25日)
    ※オリックスの球団本部長時代にも、本数契約で登場。2012年9月に阪神のゼネラルマネージャー(GM)に就任後も契約の都合からか一度だけゲスト解説として出演したが[注 191]、2013年シーズン以降は出演なし。専属解説者時代には、2010年度に「ミスターダンディ」との肩書を付けられていたが、本人の希望で『タイガースライブ』への移行を機に「タイガース25代監督」へ変更された。
    ※『亀山つとむのかめ友 Sports Man Day』では、中村のGM就任後も、阪神の戦力補強に関する話題を取り上げるたびに番組スタッフの独自取材を通じて中村のコメントを紹介していた。しかし中村は、同球団のGMとしてチームの東京遠征に帯同していた2015年9月23日に、66歳で急逝した。
  • 西山秀二(2016年 - 2021年、現:中日ドラゴンズ一軍バッテリーコーチ)
    ※ゲスト解説扱いのため、一貫して番組広告等への氏名記載はなし。GAORA・ラジオ日本テレビ新広島解説者との兼務扱いで、単発出演を経て、主に北海道・関東・広島地方でのビジターゲーム中継で解説を担当。阪神のホームゲーム中継にも、2019年5月3日(金曜日)の対DeNA戦(甲子園球場でのデーゲーム)から随時出演していた[注 192][注 193]
  • 板東英二(1984年から2012年まではレギュラー解説者、以降2015年・2018年・2019年もゲスト解説者として出演、キャッチフレーズは「今日もBANBAN名調子」)
    ※レギュラー出演の開始当初は、テレビ(MBSテレビ)の野球解説者も兼務。ラジオでは原則として、阪神がビジターとならないオリックス主催試合(裏送りや予備待機時)の中継に出演しなかった。
    中部日本放送CBCテレビCBCラジオ)の解説者だった1980年代初期までは、月曜・金曜の同局からのネット受け時に出演。後にLF解説者を兼務したため、主に火 - 木曜のNRN受け、土曜・日曜のMBS-LFラインネット分へ登場していた[注 194]
    ※2009年度のみ、毎週金曜の午後に、『バンバンバン』(MBSテレビ)で全国各地からの生中継に登場。MBSが金曜日にJRNラインを採用していることもあって、同曜日の中継には出演しなかった〔詳細は#出来事節を参照〕[注 195]
    ※2012年のシーズン終了後に所属事務所による所得税の申告漏れ・自身の所得隠し問題が発覚したため、MBSではテレビ・ラジオとも、2013年1月から自社制作によるレギュラー番組の放送を休止。同年度の解説者契約も保留した関係で[21]、当番組の公式サイトからもプロフィールが削除された。
    ※タレントとしては、2014年10月から、MBSラジオの番組へのレギュラー出演を本格的に再開。プロ野球中継についても、2015年5月29日の西武対阪神戦中継(西武プリンスドーム)から、ゲスト解説者として復帰した。ゲスト解説者としての復帰後は、JRN向けの中継へも制限なく出演。2016年・2017年には出演を見合わせていた{"@context":"http:\/\/schema.org","@type":"Article","dateCreated":"2023-05-22T23:49:41+00:00","datePublished":"2023-05-22T23:49:41+00:00","dateModified":"2023-05-22T23:49:41+00:00","headline":"MBSベースボールパーク","name":"MBSベースボールパーク","keywords":[],"url":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az\/MBSベースボールパーク.html","description":"MBSベースボールパーク この項目では MBSラジオの年度上半期放送のプロ野球中継について説明しています 毎日放送 テレビ のプロ野球中継 with Tigers については S 1 BASEBALL をご覧ください 2012年から2018年までの中継と連動していた毎日放送グループの阪神タイガース応援企画 withタイガース については 猛虎ファイル をご覧ください 2017 2019年度および2021年度以降で下半期の土 日曜日夜間に放送されている同名のスポーツ情報番組については with Tigers みんなでホームイン をご覧ください この記事には複数の問題があります 改善やノートページでの議論にご協力ください 出典がまったく","copyrightYear":"2023","articleSection":"ウィキペディア","articleBody":"この項目では MBSラジオの年度上半期放送のプロ野球中継について説明しています 毎日放送 テレビ のプロ野球中継 with Tigers MBSベースボールパーク については S 1 BASEBALL をご覧ください 2012年から2018年までの中継と連動していた毎日放送グループの阪神タイガース応援企画 withタイガース については 猛虎ファイル をご覧ください 2017 2019年度および2","publisher":{ "@id":"#Publisher", "@type":"Organization", "name":"www.wiki2.ja-jp.nina.az", "logo":{ "@type":"ImageObject", "url":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az\/assets\/logo.svg" },"sameAs":[]}, "sourceOrganization":{"@id":"#Publisher"}, "copyrightHolder":{"@id":"#Publisher"}, "mainEntityOfPage":{"@type":"WebPage","@id":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az\/MBSベースボールパーク.html","breadcrumb":{"@id":"#Breadcrumb"}}, "author":{"@type":"Person","name":"www.wiki2.ja-jp.nina.az","url":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az"}, "image":{"@type":"ImageObject","url":"https:\/\/www.wiki2.ja-jp.nina.az\/assets\/images\/wiki\/81.jpg","width":1000,"height":800}}