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KMail

KMailKDEデスクトップ環境における電子メールクライアントである。

KMail
作者 KMail Development Team
最新版
22.12.0[1]  / 2022年11月29日 (5か月前)
リポジトリ
  • invent.kde.org/pim/kmail
対応OS クロスプラットフォーム
プラットフォーム KDE
サポート状況 開発中
種別 電子メールクライアント
ライセンス GNU General Public License
公式サイト KMail - KDE UserBase
(テンプレートを表示)

フォルダ、フィルタリング、HTMLメールの表示、国際文字セットをサポートする。IMAP、(dIMAP)[1]POP3や、送られてきたメールに対するローカルのメールボックスを扱える。SMTPsendmailを通じてメールを送れる。

スパムとフィルタリング

KMailにはスパムフィルタープログラムを扱えるようにするための二つの特別なフィルターがある。

  • プログラムにメールを送る : どのようなプログラムでも指定できる。KMailフィルターが有効のとき、プログラムは実行され、プログラムに標準入力として Eメールの内容を与えることができる。
  • メールをプログラムに通す : 特定のプログラムにメールを送るだけでなく、メールの内容をそのプログラムの出力で置き換えることができる。これによりSpamAssassinのようなメールに独自のヘッダを付加するシステムを利用できるようになる。

このようなモジュール化されたフィルターはテキストフィルター組み合わせられるので、(例えば)SpamAssassinによって印が付けられたメールをヘッダを検索することで検出することができる。

KMailでメールサーバ上でスパムのフィルタリングを手動で行える。これはダイアルアップユーザにとっては非常に興味深い機能である。最大サイズを超えたメールは自動的にローカルコンピュータにコピーされない。「ダウンロード」、「メールを後でダウンロード」、「サーバからメールを削除」というオプションがあり、KMailはメールの一覧を表示するがメッセージ全体をダウンロードしないようにできる。そのためスパムや大きなサイズのメッセージを削除するときに時間の節約となる。

暗号化のサポート

KMailはOpenPGP標準をサポートし、インラインやOpenPGP/MIME法を用いた署名/暗号化を通じたメールメッセージや添付ファイルの自動的な暗号化、復号、署名の検証を行える。KMailではこの機能を実現するのにGnuPGを利用している。ユーザが視覚的に区別できるように、KMailでは検証したメールを信頼できる署名に対しては緑、信頼できない署名に対しては黄、無効な署名に対しては赤、暗号化されたメッセージに対しては青で色付けする。

KMailはS/MIMEメッセージや(Chiasmus)[2](ドイツのBSIによって作られたプロプライエタリな暗号化システム)もサポートする。

グループウェアサポート

Kontact個人情報マネージャスイートの一部として使った場合、KMailはグループウェアクライアントとして動作し、ユーザ間でコンタクトリスト、メール、カレンダーやメモ書きを共有できる。

関連項目

外部リンク

  • KMail 公式サイト - KDE UserBase
  • KMail ハンドブック - KDE Documentation
  • KDE - KMail - Mail Client
  1. ^ "v22.12.0"; 閲覧日: 2022年12月14日.
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