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UR19A形コンテナ(UR19Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用が1994年(平成6年)度より籍を編入している12ft私有コンテナ(冷蔵コンテナ)である。
概要
本形式の数字部位 「 19 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積 19m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算の為に、内容積18.5 - 19.4m3の間に属するコンテナが対象となる[2]。
また形式末尾のアルファベット一桁部位「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が「普通品の輸送」を表す記号として付与されている[3]。
特記事項
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1994年(平成6年)度から製造されているが、暫くは1個のみに留まっていた。その後、(UR18A形20000番台)の後継を受け継ぐ形で15000番台と20000番台を生産開始したのが始まりである。その後、2006年(平成18年)度頃にリコー所有の7個が製造され、(UR18A形2500番台_(L字二方開きタイプ))と、(10000番台)の後継を受け継ぐ形で2008年(平成20年)度頃から0番台と10000番台の量産を開始した。 2013年(平成25年)度以降の登場したコンテナは「軽量UR」と呼ばれる冷蔵コンテナで、内張りのステンレス化による肉厚の減少や補強材の軽量化が図られている。 2022年(令和4年)度現在、10000番台の増備を行っており、20年近く前から製造していた15000番台と20000番台は減少傾向にある。 2021年(令和3年)3月31日現在、日本石油輸送の個体は、6341個が日本石油輸送に籍を置き、使用されている。
番台毎の概要
0番台
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- 1
- 日本石油輸送所有。試作要素が非常に強く、10000番台以降と比べてカラーリングがまったく違う。
- 2 - 8
- リコー所有。
- 9 - 1108
- 日本石油輸送所有、全高2,500mm、全幅2,485mm(規格外)、総重量6.8t。
- 52 ・ 109
- 日本石油輸送所有。平和食品工業借受。
- 543~558
- 日本石油輸送所有。(富良野通運)・SBSロジコム共同使用。
UR19A-2
UR19A-76
UR19A-557
UR19A-1011
1000番台 (L字二方開きタイプ)
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- 1109 - 2481
- 日本石油輸送所有、全高2,500mm、全幅2,485mm(規格外)、総重量6.8t。
- 1109~1258=青帯・「がんばろう日本」の文字が左上に書いてある。
- 1259~1261=青帯・通常の青帯である。
- 1262~2481=水帯・軽量化し青帯に白を混ぜたような色である。右上にシャボン玉のイラストがある。
- 1264
- 日本石油輸送所有。ブルボン借受。
- 1500・1501
- 日本石油輸送所有。パロマ借受。
- 1500が白パロマ、1501が赤パロマと呼ばれている。
- 1758~1761
- 日本石油輸送所有。(富良野通運)・SBSロジコム共同使用。
- 2227〜2230
- 日本石油輸送所有、(三ツ輪運輸)借受。
UR19A-1242
UR19A-1425
UR19A-1484
10000番台 (両側開きタイプ)
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- 10001 - 13620
- 日本石油輸送所有、全高2,500mm、全幅2,485mm(規格外)、総重量6.8t。
- 10001~10452=赤帯・これが本来の姿である。
- 10453~10472=緑帯・軽量化試作コンテナで20個のみ作られた。
- 10473~12122=桃帯・軽量化し赤帯に白を混ぜたような色である。右上にシャボン玉のイラストがある。
- 12123~13620=桜帯・桃帯と変わらないが帯に桜のイラストが描いてある。
- 11521 - 11522・13621 - 13622
- 日本石油輸送所有、、(大成ラミックリース)借受。
UR19A-10184(赤帯)
UR19A-10467(緑帯)
UR19A-11147(桃帯)
UR19A-13274(桜帯)
15000番台 (通風装置付き、両側開きタイプ)
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- 15001 - 16302
- 日本石油輸送所有、全高2,500mm、全幅2,485mm(規格外)、総重量6.8t。
- 15555
- 日本石油輸送所有。(北関東メスキュード)借受。
UR19A-15740
20000番台 (通風装置付き、L字二方開きタイプ)
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- 20901 - 21801
- 日本石油輸送所有、全高2,500mm、全幅2,475mm(規格外)、総重量6.8t。
- UR18A形20000番台の増備を受け継ぐ形で20901からの番号となっている。
UR19A-21003
UR19A-21353
UR19A-21607
脚注
出典
- ^ a b c “日本石油輸送 コンテナガイド2011”. 日本石油輸送 (2011年4月1日). 2022年11月1日閲覧。
- ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p449.
- ^ 貨車技術発達史編纂委員会(編著)/日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年/2008-03発行 /(社団法人)日本鉄道車輌工業会/記載 p 448 - 449.
参考文献
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
- ※参考白黒写真掲載ページ → ---項。
- 福田孝行『新しい貨物列車の世界』株式会社交通新聞社、2021年10月。
関連項目
外部リンク
- JOT日本石油輸送株式会社:コンテナラインナップ