JR藤森駅(ジェイアールふじのもりえき)は、京都府京都市伏見区深草大亀谷大山町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の駅である[1]。駅番号はJR-D04。
概要
当駅の近くには、京都でも歴史の古い藤森神社があり、この地域は鎌倉時代ごろから藤森神社に由来して「藤森」と呼ばれていたことから、駅名に「藤森」が採用された[2]。これに加えて、京阪本線の藤森駅と区別するために「JR」を冠している[2]。当駅は、JR西日本の新規開業駅で「JR」を冠した初めての駅である。それまでは、同名駅が存在しても「JR」を付けていなかった[3]。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ[1]地上駅で、掘り割り型の橋上駅舎である。
宇治駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託している(業務委託駅)である。ICカード乗車券「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。また、JRの特定都区市内制度における「京都市内」の駅である。
のりば
改札口(2020年1月)
ホーム(2005年3月)
南側の踏切からホームを臨む(2020年1月)
利用状況
京都府統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 2,123 |
2000年 | 2,211 |
2001年 | 2,342 |
2002年 | 2,395 |
2003年 | 2,460 |
2004年 | 2,537 |
2005年 | 2,603 |
2006年 | 2,701 |
2007年 | 2,759 |
2008年 | 2,775 |
2009年 | 2,740 |
2010年 | 2,753 |
2011年 | 2,792 |
2012年 | 2,840 |
2013年 | 2,937 |
2014年 | 2,915 |
2015年 | 2,981 |
2016年 | 3,038 |
2017年 | 3,104 |
2018年 | 3,159 |
2019年 | 3,167 |
駅周辺
JR藤森という駅名を名乗ってはいるが、京阪本線の藤森駅とは離れており、むしろ墨染駅の方が近い。ただし住所表記としての伏見区深草藤森町(京都教育大学の所在地)からは最も近い位置にある。
バス路線
「JR藤森駅前」停留所にて、京都市営バスの路線が発着する。2006年4月1日のダイヤ改正により、「JR藤森駅前」停留所が新設され、臨南5号系統が当駅前に立ち寄りを行うようになった[9]。
- (臨南5号系統):竹田駅東口
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e “JR藤森駅開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年3月11日)
- ^ a b (インターネットアーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1997年1月16日
- ^ 「アーバンネットワーク輸送改善の経過」『鉄道ピクトリアル』第662号、電気車研究会、1998年12月1日、19頁。
- ^ 曽根悟(監修)「関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第8号、朝日新聞出版、2009年8月30日、25頁。
- ^ (インターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ “JR藤森駅 バリアフリー整備工事完了”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年3月28日)
- ^ 奈良線第2期複線化事業 奈良線の更なる安全・安定輸送をめざし14.0kmの複線化と駅改良工事を進行中 - JR西日本
- ^ a b “JR藤森駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月17日閲覧。
- ^ “”. 京都市 (2006年3月22日). 2006年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年7月7日閲覧。
関連項目
外部リンク
- JR藤森駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道