JP1は日立製作所が開発・発売している日立オープンミドルウェアシリーズのひとつで、1994年に発売されたソフトウェア。統合システム運用管理ツールに位置付けられ、運用管理ツールとしての日本国内シェアは2021年度約26%で国内売上シェア1位である[2]。また、2021年からはSaaS型で利用可能なJP1 Cloud Serviceも提供している。
特徴
大きく分けて以下の3つの機能を有する。
- オートメーション(主にJP1/AJS3, JP1/AO, JP1/DH)
- 様々なプロセスサービスやジョブの起動順序を定義し、ジョブ管理システムとして使用する事が出来る。
- モニタリング(主にJP1/IM, JP1/PFM, JP1/NNMi)
- JP1同士のイベント送受信が可能で、イベント情報をIMに集約・管理する事で集中監視ツールとして使用する事が出来る。
- コンプライアンス(主にJP1/ITDM2, JP1/秘文)
- ユーザー毎に他ホストに対する操作権限を詳細に管理でき、セキュリティの強化や環境管理の効率化を図る事が出来る。
また、その他様々なJP1製品と組み合わせる事でその使用用途は多岐に渡る。NNMiはHPのOpenViewをベースに作られている。
- 日立オープンミドルウェアの稼動や監査を行うことができる。
関連項目
- ミドルウェア
- 日立オープンミドルウェア
- Cosminexus:クラウドサービスプラットフォーム
- (uCosminexus OpenTP1):分散トランザクションマネージャ
- HiRDB:ノンストップデータベース
- (COBOL2002):アプリケーション開発環境/運用環境
- (Groupmax):グループウェア
- (EUR):(帳票ツール)
- (uCosminexus DocumentBroker):文書管理基盤
脚注
- ^ “[https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/01/0121.html マルチクラウド環境で、人のスキルに依存しないシステム監視と 一元的な業務運用管理を容易にする「JP1」の最新版を販売開始]”. 日立製作所. 2021年1月21日閲覧。
- ^ テクノ・システム・リサーチ(2022年8月)
外部リンク
- HITACHIミドルウェアプラットフォームソフトウェア総合サイト