HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ、はねだイノベーションシティ)は、羽田みらい開発株式会社が東京都大田区羽田空港の旧羽田空港ターミナル跡地に整備中の複合施設。略称はHICity(エイチ・アイ・シティ)。
HANEDA INNOVATION CITY 羽田イノベーションシティ | |
---|---|
情報 | |
用途 | 研究開発施設、交流施設、商業施設 |
旧用途 | 羽田空港敷地 |
設計者 | 鹿島建設、大和ハウス工業 |
施工 | 鹿島建設、大和ハウス工業 |
事業主体 | 羽田みらい開発(株) |
敷地面積 | 59,000 m² |
延床面積 | 131,000 m² |
状態 | 部分開業 |
階数 | 地上10階 地下1階 |
駐車台数 | 190台 |
開館開所 | 2020年7月3日(先行開業) 2023年(全面開業予定) |
所在地 | 東京都大田区羽田空港1-1-4 |
座標 | 北緯35度32分54秒 東経139度45分21秒 / 北緯35.54833度 東経139.75583度座標: 北緯35度32分54秒 東経139度45分21秒 / 北緯35.54833度 東経139.75583度 |
備考 | 出典[1] |
概要
2008年3月、国土交通省、東京都、大田区、品川区による羽田空港移転問題協議会によって、羽田空港跡地利用基本計画がまとめられた[2]。これを受け2010年10月に「羽田空港跡地まちづくり推進計画」が策定された[3]。2020年2月10日、この地域が「HANEDA GLOBAL WINGS」と名付けられた[4]。第1ゾーン(空港・市街地近接性を活かした創造と交流ゾーン)にはHANEDA INNOVATION CITYが建設され、第2ゾーン(国際線地区に隣接することを活かした交流ゾーン)には羽田エアポートガーデンが建設された。
地域内には研究施設、商業施設、ライブハウスのZepp Haneda(TOKYO)などが立地している。2020年7月3日に一部施設が先行オープンし [5]、最終的に2023年にグランドオープンする予定となっている[6][7]。
事業主体
羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)に伴い、羽田みらい開発株式会社が設立された。鹿島建設、大和ハウス工業、京浜急行電鉄、日本空港ビルデング、空港施設、東日本旅客鉄道、東京モノレール、野村不動産パートナーズ、富士フイルムが出資している。
沿革
- 2018年5月 - 大田区と羽田みらい開発、「羽田空港跡地第1ゾーン整備事業」第1期事業の事業契約を締結[8]。
- 2019年8月 - 「羽田空港跡地第1ゾーン整備事業」第1期事業の施設名称を「HANEDA INNOVATION CITY」に決定[6]。
- 2020年7月3日 - 「HANEDA INNOVATION CITY」一部施設が先行開業[9]。
- 2020年7月18日 - Zepp Haneda(TOKYO)開業。こけら落とし公演は超ときめき♡宣伝部(無観客公演)[10]。(初の有観客公演は同年8月14日の[Alexandros])
- 2020年9月18日 - 「HANEDA INNOVATION CITY」が正式に開業[11]。
- 2023年 - A-C区画完成予定(グランドオープン)。
施設
ZONE A から ZONE L まで、12のゾーンに分割されている。
- ZONE A : ホテルメトロポリタン羽田(日本ホテル、2023年10月17日開業)[12]
- ZONE B :
- ZONE C :
- ZONE D : Future Lab HANEDA(川崎重工)
- ZONE E : 先端モビリティセンター(デンソー)、足湯スカイデッキ
- ZONE F : レンタカー
- ZONE G : 水素ステーション(岩谷産業)
- ZONE H : Zepp Haneda (TOKYO)
- ZONE I :
- ZONE J : コングレスクエア羽田[13]、京急EXイン[14]、ビジネスマッチングセンター[15](さわやか信用金庫)
- ZONE K : 天空橋駅HICity口、インフォメーションセンター、 HANEDA × PiO[16]、羽田みらいサイエンスギャラリー(理化学研究所)、よい仕事おこしプラザ[17](城南信用金庫)
- ZONE L : アーティストビレッジ
外観
エントランス
内庭
天空の足湯 羽田空港(左奥)と多摩川(右奥)を望む
交通
脚注
- ^ ABOUT - HANEDA INNOVATION CITY
- ^ 羽田空港跡地利用基本計画のとりまとめについて - 国土交通省 平成20年3月28日
- ^ 羽田空港跡地まちづくり推進計画(平成22年10月) - 東京都大田区 2016年7月15日
- ^ 「羽田空港跡地」に代わるエリアの名称を「HANEDA GLOBAL WINGS」に決定しました - 東京都大田区 2020年2月10日
- ^ 「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)」7月3日(金)に開業 - 鹿島建設 2020/06/17
- ^ a b 「羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)」の施設名称が「HANEDA INNOVATION CITY」(略称:HICity)に決定 (PDF) 東日本旅客鉄道株式会社プレスリリース 2019年8月20日
- ^ a b 多和田新也「HANEDA INNOVATION CITY(HICity)」が7月3日開業。天空橋駅直結の新改札口も供用開始」『トラベル Watch』インプレス、2020年6月17日。2020年6月17日閲覧。
- ^ “「羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)」における先端産業拠点・クールジャパン発信拠点の整備・運営事業を推進”. HANEDA INNOVATION CITY (2018年5月10日). 2022年5月1日閲覧。
- ^ “先端技術と日本文化の融合による新産業創造・発信拠点「HANEDA INNOVATION CITY」7月3日(金)に開業” (PDF). HANEDA INNOVATION CITY (2020年6月17日). 2022年5月1日閲覧。
- ^ “超ときめき♡宣伝部が『Zepp Haneda(TOKYO)』こけら落とし公演を無観客&無料生配信で開催!今年結成5周年を迎え、新メンバーの菅田愛貴が加入し新体制として初のライブ!!”. avex (2020年7月19日). 2022年5月1日閲覧。
- ^ “先端技術と日本文化の融合による新産業創造・発信拠点 HANEDA INNOVATION CITY(2020年開業エリア)9月18日(金)より本格稼働” (PDF). HANEDA INNOVATION CITY (2020年9月10日). 2022年5月1日閲覧。
- ^ 松本俊哉 (2023年5月11日). “ホテルメトロポリタン 羽田、10月17日開業。空港至近に13タイプの237室”. トラベルwatch. 2023年5月23日閲覧。
- ^ コングレスクエア羽田 - コングレ
- ^ 京急EXイン 羽田イノベーションシティ - 京急EXイン
- ^ さわやか信用金庫 ビジネスマッチングセンターの開設について - さわやか信用金庫 2020年7月2日
- ^ HANEDA × PiO - 大田区産業振興協会
- ^ よい仕事おこしプラザ - 城南信用金庫
- ^ 羽田イノベーションシティ開業に伴う停留所新設等について 京浜急行バス 2020年6月24日