Gpg4winは、公開鍵暗号 (OpenPGPとS/MIME)に基づく電子メール、ファイルの暗号化・署名のためのソフトウェアのインストールパッケージである。ドイツBSIが開発を支援している[2][3]。Gpg4winそのものとそのすべてのツールはFLOSSである。
開発元 | Intevation GmbH及び、g10 Code GmbH (Web サイトの保守は The Gpg4win Initiative メンバー) |
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最新版 | 4.1.0 / 2022年12月20日 |
最新評価版 | 3.0.0-beta307(GnuPG 2.2.1-beta9 同梱) - 2017年9月14日[1] [±] |
リポジトリ |
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対応OS | Windows |
種別 | 暗号化ソフトウェア |
ライセンス | GNU GPLおよび他のフリーソフトウェアライセンス |
公式サイト | www.gpg4win.org |
Gpg4winの目的は、暗号化ソフトウェアであるGNU Privacy Guard (GnuPG) と関連するツール、文書のMicrosoft Windows向けのインストーラを提供することである(GnuPGの配布元であるgnupg.orgでは、ソースコードのみを提供しておりWindows向けのバイナリは提供していない)。特に、マニュアルである Gpg4win for Novices はドイツ語版をオリジナルとする翻訳として始まり、Gpg4winの一部として維持されている。パッケージには、他にもドイツ語のドキュメントが同梱されている。
ビルドシステムである"Gpg4win-Builder"は、更新された、あるいはカスタムされたコンポーネントからgpg4win.exeを容易に作成することができるようになっている。Debian上で動作が検証され、他の環境でも同様に動作する。ほとんどのツールはクロスコンパイラによってWindows向けのバイナリが作成される。
Gpg4winに同梱されているコンポーネント
- ソフトウェア
- GnuPG: Gpg4winの中核であり、暗号化・署名を受け持つツール
- (Kleopatra): OpenPGPとX.509 (S/MIME)のための証明書マネージャ (KDE) と、暗号化に関する共通のダイアログ
- (GPA): OpenPGPとX.509 (S/MIME)のためのもう一つの証明書マネージャ (GNU)
- (GpgOL): Microsoft Outlook 2003、2007向けのプラグイン(電子メールの暗号化・署名)
- (GpgEX): Windows Explorer向けのプラグイン(ファイルの暗号化・署名)
- ドキュメント
- Gpg4win Compendium: Gpg4winに関するドキュメント(ドイツ語および英語)
脚注
関連項目
外部リンク
- Gpg4win website
- GNU Privacy Guard website