特定非営利活動法人FMかほく(エフエムかほく)は、石川県かほく市、河北郡津幡町の各一部地域および内灘町を放送区域として超短波放送(FM放送)を行っている特定地上基幹放送事業者。石川県内では唯一株式会社による運営ではなく、特定非営利活動法人(NPO法人)による運営のラジオ局(コミュニティ放送)である。愛称はFMかほく。
特定非営利活動法人FMかほく | |
---|---|
愛称 | FMかほく |
(コールサイン) | JOZZ5AM-FM |
周波数/送信出力 | 78.7 MHz/20 W |
本社・所在地 | 〒929-1177 |
設立日 | 2007年6月26日 |
開局日 | 2008年7月21日 |
演奏所 | 所在地と同じ |
送信所 | 河北郡内灘町字大根布地内 |
中継局 | なし |
(放送区域) | かほく市、津幡町の各一部地域、内灘町 |
ネット配信 | YouTube TuneIn Radio |
公式サイト | https://fm.kahoku.net/ |
概要
石川県ではラジオななお以来、約12年ぶり5局目のコミュニティ放送局である。2008年(平成20年)7月21日に本放送開始し開局した[1][2][3]。
番組編成
毎時00分・30分より「地域応援番組」と称した地元在住者がパーソナリティとなった番組を24分間放送し、1分間のCMを挟み、その後4分番組(ミニ番組)を放送し1分間のCMを放送。これを30分ごとに繰り返すことが基本となるユニークな放送形態である。空いた時間はその再放送・外部製作番組および音楽放送で構成し、J-WAVEやミュージックバードなど衛星ラジオ放送の配信は行われていない(石川県内のコミュニティ放送局では初)。
ミニ番組では天気予報(FMかほくお天気情報)、消防本部(かほく市・津幡町・内灘町)や津幡警察署からの広報も放送。なお、朝日新聞社が配信する音声配信ニュース『朝日新聞 アルキキ』[4](朝日新聞によるニュース)が放送されていたが、2020年に放送を終了している。
原則24時間放送で、生放送番組は祝祭日・お盆期間・年末年始は休止となる。
2020年5月13日に、特別番組 アフターコロナ・ウイズコロナが開始されたが、2023年現在で終了している。[5]
主な番組
2023年5月時点[6]。現在の番組の詳細は、公式サイトの番組表または番組紹介を参照。なお、平日の生放送の番組は祝日、ならびにゴールデンウィーク・お盆(山の日を含む8月の旧盆)・年末年始は休止となる。
毎日
- オールナイトサウンド
月~金曜日 21:00~24:00
土・日曜日 21:30~24:00
オールナイトサウンドの楽曲は、インディーズ曲の提供者およびFMかほく 相互に無料で放送している。
なお、権谷さんの番組が2023年4月より開始したが、体調不良で自分の言葉でリアルタイムで発信するということが困難になり、自身のラジオ「TOKI RADIO.JP」「APOLOGY TO THE WORLD」共に終了することを発表し、音楽放送に切り替えた。[7][8]
月曜日 - 金曜日
- 地域応援番組(基本的に生放送・一部録音放送あり)
- 6:30 - 21:30の各定時
- なるほどインタビュー
- 月曜日 - 金曜日:17:00 - 17:24(生放送)、20:30 - 20:54(再放送)など
パーソナリティは日替わりで、1人が欠席した場合は代替でほかのパーソナリティが担当する。パーソナリティによってオープニングのジングルやBGM、内容・脚色が違うのが特徴。番組内では生電話でインタビューするコーナーが展開されており、内容は以下のとおり。
- 月曜日
- 暮らし
- 火曜日
- 議員
- 水曜日
- 安全
- 木曜日
- 防災
- 金曜日
- コミュニティ
新聞の拾い読みコーナーでは、北國新聞、北陸中日新聞に掲載されている、FMかほく放送エリア内のニュースをピックアップしている。
土曜日・日曜日
- 原則として平日の生放送番組などを再放送。
4分間番組
- 津幡町・内灘町消防本部、県警からのお知らせ
- 各署から防火運動などのお知らせを放送。
- 天気・防災・防犯
毎時25分より、お天気情報、火事、地震、行方不明、獣の出没、詐欺、不審者などを発表している。
内灘町潮騒だより
主なパーソナリティ
2023年時点。
インターネット配信
2010年(平成22年)6月1日からインターネットラジオでの配信を開始。SimulRadio(えふえむ・エヌ・ワンで実施)やJCBAインターネットサイマルラジオ(ラジオかなざわ・ラジオこまつ・ラジオななおで実施)での配信ではなく、FMかほく独自での配信を実施[9][10]。
2011年(平成23年)からは、新たにUstreamとStickam JAPAN!(2019年時点で両方とも配信を終了している)、スマートフォン向けの配信を開始した。2021年1月からはYouTubeで一部の番組のネット配信を開始した。
現在
- パソコン・スマートフォン共通
- YouTube
- パソコンのみ
- 特定のウェブサイトでWindows Media PlayerやiTunesを利用して聞く。
- スマートフォン用アプリ
- TuneIn Radio
- Radio Light HQ(iPhoneのみ)
- シンプルラジオ
- XiiaLive Lite-Online Radio(Androidのみ)
過去
- パソコン向け
- SHOUTcast Radio(緊急時は津幡町の緊急放送を配信)
- Ustream(緊急時は津幡町の緊急放送を配信)
- Stickam JAPAN!(緊急放送の配信なし)
- スマートフォン用アプリ
- SHOUTcast Radio(iPhone)
地域密着型
FMかほくでは提携しているスーパーマーケットや施設などに、それらのクーポンとラジオへのメッセージ用紙がついた『かほくマガジン』を設置。ラックの最下部には応募BOXがある。
パーソナリティも一部番組を除いてすべてかほくエリア出身である。ただし、FMかほくは特定非営利活動法人であるためパーソナリティは「ボランティアパーソナリティ」と称される。なお、ボランティアパーソナリティについては常時募集している。
その他
FMかほくの番組表は、北陸中日新聞(「金沢」面)、北國新聞(ラジオ欄)、読売新聞(北陸支社発行分の「石川」面、コミュニティFMでは石川・富山両県で唯一の掲載局)に掲載されている。北國新聞では2009年(平成21年)4月1日より、えふえむ・エヌ・ワンとともに番組表が掲載されるようになった。
脚注
- ^ a b 地上波テレビ・ラジオ放送・エリア放送 - 総務省北陸総合通信局
- ^ コミュニティ放送局(FM放送局)に予備免許 北陸総合通信局 報道発表資料 平成20年4月24日(国立国会図書館のアーカイブ:2009年1月13日収集)
- ^ コミュニティ放送局(FM放送局)に免許 〜 河北郡市地域で初、7月21日「海の日」から放送開始予定 〜 同上 平成20年7月15日(国立国会図書館のアーカイブ:2009年1月13日収集)
- ^ FMかほく 2020年10月タイムテーブル (PDF)
- ^ “2022年12月 かほくマガジン”. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “FMかほく 2023年5月 タイムテーブル”. 2023年5月9日閲覧。
- ^ . 北陸中日新聞Web. (2022年1月7日). オリジナルの2022年1月7日時点におけるアーカイブ。2022年4月4日閲覧。
- ^ “権谷達哉さんのTwitter”. 2023年5月9日閲覧。
- ^ FMかほくがネットラジオ - 読売新聞 2010年5月29日[]
- ^ 「金沢北近郊」面 北陸中日新聞 2010年6月3日朝刊[]