FESTA(フェスタ)は、兵庫県姫路市駅前町にある商業ビル。姫路駅の北側に北館と南館があり株式会社フェスタ(旧:株式会社姫路駅ビル)[2][3]が運営している。また同社が運営し解体された初代の姫路駅ビルについても記述する。
概要
初代の姫路駅ビル(以下、初代駅ビル)は、1959年(昭和34年)11月に日本で23番目の民衆駅として竣工し、民衆駅・地下街(現グランフェスタ)ともに兵庫県内の他都市に先駆けて開業した。商業部分は姫路駅デパートとして開業し、書店・飲食店・服飾店などの他、映画館・診療所・屋上遊園地なども入居・設置されていた[4]。1983年(昭和58年)、全面改装しFESTAに改称。
2006年(平成18年)から始まった姫路駅の高架化と駅周辺の再開発事業によって駅ビルの建て替えなどが進められる。2010年(平成22年)3月末、駅前ビルにあった姫路市営バスの業務を神姫バスに移譲してバスターミナルも移転。駅前ビルにフェスタ南館を建設し、初代駅ビルに入っていた約40店舗が南館に移転[5]。移転完了後に初代駅ビルは撤去され、跡地から南に約50メートルの駅ホームがあった場所に新駅ビル「ピオレ姫路」[6]を建設する。初代駅ビルの跡地は、駅前広場やサンクンガーデンなどに整備されている。
沿革
建物・店舗
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北館
- 北館:
南館
旧施設
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姫路駅ビル→フェスタ(FESTA) FESTA | |
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解体前の初代駅ビル | |
店舗概要 | |
所在地 | 兵庫県姫路市駅前町 |
開業日 | 1959年(昭和34年)11月 |
閉業日 | 2011年(平成23年)1月31日 |
正式名称 | 姫路駅ビル→フェスタ(FESTA) |
建物名称 | 姫路駅ビル→フェスタ(FESTA) |
施設所有者 | 株式会社姫路駅ビル |
施設管理者 | 姫路駅ビル |
敷地面積 | 2,140 m² |
延床面積 | 1,170,575 m² |
中核店舗 | ジュンク堂書店 |
店舗数 | 40店舗前後 |
後身 | フェスタ北館と南館、ピオレ姫路 |
最寄駅 | 姫路駅 |
初代駅ビル
- 駅業務施設、姫路駅デパートなどが入っていた。
- 地下1階、地上5階(中2階あり)の鉄筋コンクリート造。東西幅は151メートル、南北奥行は1階部分が15メートル、2階以上が19メートル。敷地面積は2,140平方メートル(1階部分)、延床面積は1,170,575平方メートル[8]。
- 工事費用(当時の金額)は3億5,836万円、うち市の負担は3500万円[9]だった。
- 開業当時の店舗など
- 地下:飲食店・理髪店・美容室・公衆浴場
- 1階:国鉄施設(当時)・(観光案内所)・売店・喫茶店
- 2階:誘致店舗・食堂
- 3階:貸事務所・食堂・土産物店
- 4階:食堂・喫茶店・会社事務所
- 5階:展望台・売店・会社会議室
- 閉館前の店舗など
- ジュンク堂書店・文化センター・歯科・眼科・薬局・美容室・売店・喫茶店
解体前の駅正面出口
解体直前の頃(2011年2月13日)
解体中の初代駅ビル
東改札口にあった駅ビルと地下街への入り口
駅ビル2階にあった駅改札口
旧駅前ビル
地下1階、地上5階。
フェスタカード
100円ごとに1ポイント。
その他
脚注
- ^ a b 株式会社フェスタ 第76期決算公告
- ^ 姫路観光交通会館設立さる(広報ひめじ昭和32年12月号)。姫路駅とその周辺の開発のために立ち上げた株式会社。取締役(肩書きは当時のもの):石見元秀(取締役社長・(姫路市長))、玉井淳(専務取締役・元岡山鉄道管理局長)、堀川恭平(衆議院議員)、江藤智(参議院議員)、岡本佐太郎(姫路市議会議長)、坂井直重(元姫路市助役)、龍田敬太郎(姫路商工会頭)、林泰(富士鉄取締役広畑製鉄副所長)、中村豊四郎(鉄道弘済会理事大阪支部長)。
- ^ 姫路駅前の地下街2年ぶり再開-新装「グランフェスタ」に51店(姫路経済新聞2013年3月28日)
- ^ a b 待望の姫路民衆駅 (PDF) (広報ひめじ昭和34年11月号)
- ^ 新駅前ビルのオープンについて
- ^ 管理運営はJR西日本アーバン開発で初代駅ビル施設の管理運営とは異なる会社
- ^ “旧姫路駅ビルの解体進む -街のシンボル、別れを惜しむ声も”. 姫路経済新聞. (2011年5月26日)
- ^ 駅前整備の実施(広報ひめじ昭和32年1月号)
- ^ 民衆駅の建設(広報ひめじ昭和32年12月号)
- ^ 姫路駅ビルテナント協議会
関連項目
外部リンク
- FESTA
- 姫路駅ビルテナント協議会
- 駅ビル