CTY-FM(シーティーワイエフエム)は、超短波放送(FMラジオ)の特定地上基幹放送事業者であるシー・ティー・ワイ(CTY)が運営するコミュニティ放送である。三重県四日市市および三重郡菰野町の各一部地域を放送区域としている。
シー・ティー・ワイ株式会社 | |
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愛称 | CTY-FM |
(コールサイン) | JOZZ6AN-FM |
周波数/送信出力 | 76.8 MHz/20 W |
本社・所在地 | 〒510-0093 |
設立日 | 1988年6月20日 |
開局日 | 1999年9月1日 (エフエムよっかいち) |
演奏所 | 本社と同じ |
送信所 | 三重県四日市市霞2-1-1ポートビル |
中継局 | 菰野 5 W / 桑名 20W |
(放送区域) | 四日市市、菰野町、桑名市、木曽岬町の各一部 |
ネット配信 | |
公式サイト | http://cty-fm.com |
CTYに合併されるまでは別会社のエフエムよっかいち株式会社として運営していた。
概要
1999年7月30日、エフエムよっかいち株式会社が設立され、同年9月1日にコミュニティ放送局を開局した。長らく「PORT WAVE(ポートウェイブ)」の愛称でコミュニティ放送を運営していた。
本社と演奏所(スタジオ)は四日市市本町8番2号、送信所は四日市港ポートビルにある。また、かつてサテライトスタジオが四日市一番街商店街内の文化の諏訪駅にあった。放送エリアは、四日市市と菰野町の他、鈴鹿市、いなべ市、桑名市、朝日町、川越町、東員町で、エリア内合計人口77万6千人の85%をカバーする[1]。
CTYとエフエムよっかいちは、2017年4月1日付で合併[2]。エフエムよっかいちの名称も2017年4月1日付でコールネームから外された。時報通知の際も「CTYが午前(あるいは午後)○○時をお伝えします」とCTY提供であることを明示している。呼出名称は放送内で用いられていない。新しいジングルはエレキギターのソロの後、「シー・ティー・ワイ・エフエム(×2-3)セブンティ・シックス・ポイント・エイト(×1)」で、PORT WAVE時代の周波数コール[注 1]を含んだSFの後に短く全員で愛称を囁くヴァージョンよりボーカルを前面に出した構成[注 2]。予報・正報音は省略される。
沿革
- 1999年(平成11年)
- 2008年(平成20年)6月10日 - SimulRadioに参加。インターネットでの聴取が可能となる。
- 2011年(平成23年)4月1日 - CTYの完全子会社となる。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)7月1日 - 独自のスマートフォン向け聴取アプリを開発・リリース[4]。
- 2017年(平成29年)
- 4月1日 - CTYとの合併に伴い、愛称を「CTY-FM」へリニューアル[5]。従来用いられてきたコールネーム「エフエムよっかいち Portwave」が「CTY-FM」に置き換えられるとともに、エフエムよっかいちの名称が消滅。公式サイトからも「エフエムよっかいち」の名称が消えた[6]。この日は特別番組「わたしと街の未来~この街で出来る事・したい事」を9時間50分にわたって展開した。
- 5月 - の公式ホームページからWindowsのブラウザのほとんどで聴取可能になった。
- 9月30日 - ListenRadioによる配信を終了[7]。10月1日からは独自のスマートフォン・iPhone向け聴取アプリのみ使用可能。
- 2018年(平成30年)10月までに携帯端末向けインターネットラジオの配信を(PC・スマートフォン・iPhone)とFM聴(スマートフォン・iPhone[8])に変更。SimulRadioのホームページからCTY-FMの「放送を聴く」をクリックするとfmplaplaへリンク[9]されるようになった。
- 2019年(令和元年)9月 - 開局20周年を迎えた。
- 2020年(令和2年)
- 2022年(令和4年)11月24日 - 桑名市に桑名中継局を開局。
放送構成
- 2012年(平成24年)3月までは自社制作番組以外の時間はJ-WAVEの番組を放送していたが、同年4月よりミュージックバードに変更された。
- 地域住民とインターネット利用者をターゲットとした番組構成。
- 番組の制作を支えているのはボランティアのパーソナリティとディレクター。
特色
- 地元のアーティストを支援することがあり、四日市発インディーズバンド・(スプーンタップ)が3人編成だったころ、また(国際ノンルーフ楽団)解散間際に番組枠を与えていた。
- PORT WAVE時代には、2台のオンド・マルトノと電子ピアノ[注 3]を用いた災害・減災対策CMを掛けていた。減災対策は三重県のコミュニティFMの中でも特に力を入れており、2017年の台風情報では平時の番組を休止して警報解除までノンストップで放送した。
- 番組CM「みんなの夢を教えてください」[注 4]はPORT WAVE時代から引き継いでいる。
- 2017年は高校野球の地方大会や、ヴィアティン三重のサッカー中継など、スポーツ実況にも力を入れている。
主な番組
- 平日
- Refresh Music(月 - 金・6:25~6:30)
- ブエノスディアス、タンゴでおはよう(月 - 金・6:30~6:50、日・21:00~22:40)- FMららでも放送
- MAKOMO Station(毎日・6:50~6:59、18:50~18:59)
- Morning Wave(月 - 金・7:00~8:54)
- ラジオなんやかんや(月 - 金・8:55~9:00、月~木・12:54~13:00、金・20:54~21:00)
- EveningWave(月 - 金・16:00~18:49)
- よっかいちカフェ(金・12:00~13:59)
- カリブ文学者山本伸のMonday Nite GrooVe!(月・19:00~19:59)
- 人に巡り会う旅(火・20:00~20:20)
- パワープレイ(火・20:20~20:30)
- ラジオ サウナどっとこむ(火・20:30~21:00)
- 畳屋じゅんちゃんの応援大作戦 ラジオdeご縁(水・20:00~20:29、再放送:土・21:00~21:29)
- Chou2Precedeの乙女の恋ラジオ(水・20:30~21:00、再放送:日・11:00~11:29)
- リョータと[ひ]~ちゃんで アニラジつくろーぜ!(木・20:00~20:59、再放送:土・24:00~24:59)- 隔週で生放送
- みえ4局ご当地ナビ(金・14:30~14:59、再放送:土・17:00~17:29、日・11:30~11:59)
- Auf geht’s 四日市!(金・20:00~20:30)
- MUSICBOX(金・20:30~21:00)
- 休日
- 4-sailsのFOR SALE!!(土・11:00~11:59、再放送:日・22:40~23:39)
- BANKOな土曜日(土・12:00~12:59)- ばんこの里会館 特設サテライトスタジオより生放送
- 黒田モーター商会のほ・ん・サ・タ(土・13:00~13:54)
- アストロウェーブ768(土・19:00~19:49、再放送:日・24:10~24:59)
- ALO!YOKKAICHI[注 5](土・19:54~19:59)
- 高倉宏恵のアモーレムジカーレ supported by 三井ホーム(土・20:00~20:29、再放送:日・19:00~19:29)
- JUMP~ここにいてよかった~(土・20:30~20:59、再放送:日・19:30~19:59)
- I am チャレンジャー ~未来に生きよう~(土・21:30~21:59)
- 音楽煮込み~ENKA!心の旅!(土・23:30~24:00)
- マンスリーよっかいち(第1・3・5日・8:54~9:00)
- よっかいちわいわい人探訪!(第2・4日・8:54~9:00)
- なうい洋一のコミカル症候群(日・12:00~12:59、再放送:月・24:00~24:59)
- めっちゃめちゃ四日市(日・13:00~13:59)
- みんなのサンデー防災(日・14:00~14:54)
- MUSICBOX(日・6:00~6:50、23:40~24:10、27:00~28:00)
脚注
注釈
- ^ ミックスダウン後のSFがあまりにも大きく、周波数コールが聞き取りにくかった。[独自研究?]
- ^ このほかにスティールパンを鳴らしながら周波数コールを行い、短く一人でPORT WAVEと唱えるタイプもあった。また電気チェンバロのソロに合わせて周波数コールを行うタイプもあり、ジングルやCMに何らかの楽器がフィーチャーされた傾向がPORT WAVE時代は強かった。[独自研究?]
- ^ これが鍵盤楽器であるという証明はないが、五線譜に直すとピアノ作品にみられる伴奏音形であることから、エレクトリック・ピアノまたはその類似の音源である可能性は高い。アタックをかなり丸めたやわらかい音色であった。現在の減災CMはシンセサイザー音源による環境音楽風の作品である。[独自研究?]
- ^ 主に、小学校低学年に何になりたいかを問う。
- ^ ポルトガル語番組
出典
- ^ エフエムポートウェイブ(Internet Archiveのアーカイブ:2014年12月30日収集)
- ^ 合併に関するお知らせ 2017年3月28日 1:29 UTC閲覧。[出典無効]
- ^ 取得日は、無線局等情報検索結果(総務省電波利用ホームページ、国立国会図書館のアーカイブ, 2014年6月1日収集)による。
- ^ 中日新聞 2015年7月9日(Internet Archiveのアーカイブ:2015年7月12日収集)
- ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、21 Mar 2017 13:01:35 UTC閲覧。
- ^ 外部リンク webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ、31 Mar 2017 20:45:53 UTC閲覧。
- ^ 外部リンク
- ^ “このたび、FM丹波をはじめ全国のコミュニティFM局が聴ける プリセット機能付『FM聴 for Community』の発売を開始しました。(android版、iPhone・iPad版)”. fukuchiyama.fm-tanba.jp. FM丹波. 2019年12月17日閲覧。
- ^ “”. www.simulradio.info. SimulRadio (2018年10月13日). 2019年12月17日閲覧。
- ^ “”. cty-fm.com. CTY-FM. 2020年1月20日閲覧。
- ^ “CTY-FMを聴くアプリがパワーアップしました!!”. cty-fm.com. CTY FM. 2020年9月7日閲覧。
外部リンク
- エフエムポートウェイブ旧サイト
- 公式サイト