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概要
本砲は3,7cm対空機関砲と8.8cm高射砲の、有効射程のギャップを埋める大口径重機関砲として開発された。しかし発射速度が遅く、重量のある砲に対し手動式では旋回が遅すぎ、また発砲時の振動やマズルフラッシュが激しいのも不評であり、結局1941年から200門のみの少数生産に終わった。不評にもかかわらず使用は続けられ、終戦時にはまだ40門以上が残存していたという。
第二次世界大戦末期には後継として5.5cm Gerät58機関砲が試作されているが、実用化前に終戦を迎え、ソビエト連邦軍により発展型の57mm S-60として完成している。
本砲は固定高射砲陣地で用いられた他、ゾンダーアンハンガー204(Sd.Ah.204)に搭載され牽引移動できるものもあった。またSd Kfz 7に搭載して自走砲化した5cm FlaK42 (SF) auf Zugkraftwagen 8tが試作されている。さらにベンツ4500Aトラック(装甲型もあり)に搭載した自走砲も作られた。
他にもメーベルワーゲンの武装の候補の一つとされていたが、これは採用されなかった。
外部リンク
- 図面と模型画像