2012年ロンドンオリンピックのレスリング競技(2012ねんロンドンオリンピックのレスリングきょうぎ)は8月5日から12日までエクセル展覧会センターで開催された[1]。前回同様男子フリースタイル・グレコローマン、女子フリースタイルの3種目で行われた。
競技日程
時間はイギリス夏時間(UTC+1)[2]
グレコローマン
日 | 時間 | 種目 |
---|---|---|
8月5日 | 13:00-15:45 | 55kg & 74kg準決勝まで |
17:45-20:15 | 55kg & 74kg3位決定戦および決勝 | |
8月6日 | 13:00-15:45 | 60kg, 84kg & 120kg準決勝まで |
17:45-20:15 | 60kg, 84kg & 120kg3位決定戦および決勝 | |
8月7日 | 13:00-15:45 | 66kg & 96kg準決勝まで |
17:45-20:15 | 66kg & 96kg3位決定戦および決勝 |
女子
日 | 時間 | 種目 |
---|---|---|
8月8日 | 13:00-15:45 | 48kg & 63kg準決勝まで |
17:45-20:15 | 48kg & 63kg3位決定戦および決勝 | |
8月9日 | 13:00-15:45 | 55kg & 72kg準決勝まで |
17:45-20:15 | 55kg & 72kg3位決定戦および決勝 |
男子フリースタイル
日 | 時間 | 種目 |
---|---|---|
8月10日 | 13:00-15:45 | 55kg & 74kg準決勝まで |
17:45-20:15 | 55kg & 74kg3位決定戦および決勝 | |
8月11日 | 13:00-15:45 | 60kg, 84kg & 120kg準決勝まで |
17:45-20:15 | 60kg, 84kg & 120kg3位決定戦および決勝 | |
8月12日 | 08:30-11:15 | 66kg & 96kg準決勝まで |
12:45-15:15 | 66kg & 96kg3位決定戦および決勝 |
競技結果
男子
フリースタイル
階級 | 金 | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|
55kg級 | ジャマル・オタルスルタノフ ロシア (RUS) | (ヴラディメル・ヒンチェガシヴィリ) グルジア (GEO) | (ヤン・ギョンイル) 北朝鮮 (PRK) |
湯元進一 日本 (JPN) | |||
60kg級 | トグラル・アスガロフ アゼルバイジャン (AZE) | ベシク・クドゥホフ ロシア (RUS) | (コールマン・スコット) アメリカ合衆国 (USA) |
(ヨゲシュワル・ドゥット) インド (IND) | |||
66kg級 | 米満達弘 日本 (JPN) | (スシル・クマール) インド (IND) | (アジュレク・タナタロフ) カザフスタン (KAZ) |
(リバン・ロペス) キューバ (CUB) | |||
74kg級 | (ジョーダン・ブローシュ) アメリカ合衆国 (USA) | サデグサイード・グダルジ イラン (IRI) | (ハトシュ・ガボル) ハンガリー (HUN) |
(デニス・チャーグシュ) ロシア (RUS) | |||
84kg級 | シャリフ・シャリホフ アゼルバイジャン (AZE) | (ハイメ・エスピナル) プエルトリコ (PUR) | (ダト・マルサジシビリ) グルジア (GEO) |
イーサン・ラシュガリ イラン (IRI) | |||
96kg級 | (ジェイク・バーナー) アメリカ合衆国 (USA) | (バレリ・アンドリツェフ) ウクライナ (UKR) | ゲオルギ・ゴグチェリーゼ グルジア (GEO) |
ヘタグ・ガジュモフ アゼルバイジャン (AZE) | |||
120kg級 | コメイル・ガセミ イラン (IRI) ビリャル・マホフ ロシア (RUS) | 該当者なし | (ダウレット・シャバンベイ) カザフスタン (KAZ) |
(テルベル・ドラグネフ) アメリカ合衆国 (USA) |
グレコローマンスタイル
階級 | 金 | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|
55kg級 | ハミド・スーリヤン イラン (IRI) | ロフシャン・バイラモフ アゼルバイジャン (AZE) | (モドス・ペーテル) ハンガリー (HUN) |
(ミンギヤン・セメノフ) ロシア (RUS) | |||
60kg級 | オミド・ノルージ イラン (IRI) | (レバズ・ラシヒ) グルジア (GEO) | (ザウル・クラマゴメドフ) ロシア (RUS) |
松本隆太郎 日本 (JPN) | |||
66kg級 | (金炫雨) 韓国 (KOR) | (レーリンツ・タマシュ) ハンガリー (HUN) | (マヌチャー・ツカダイア) グルジア (GEO) |
(スティーブ・ゲノ) フランス (FRA) | |||
74kg級 | (ロマン・ブラソフ) ロシア (RUS) | (アーセン・ジュルファラキャン) アルメニア (ARM) | (アレクサンドル・カザケビッツ) リトアニア (LTU) |
(エミン・アマドフ) アゼルバイジャン (AZE) | |||
84kg級 | (アラン・クガエフ) ロシア (RUS) | カラム・イブラヒム エジプト (EGY) | (ダニャル・ガジエフ) カザフスタン (KAZ) |
(ダミアン・ジャニコースキー) ポーランド (POL) | |||
96kg級 | グハセム・レザエ イラン (IRI) | (ルスタム・トトロフ) ロシア (RUS) | (アルツル・アレクサンヤン) アルメニア (ARM) |
(ジミー・リドベリ) スウェーデン (SWE) | |||
120kg級 | ミハイン・ロペス キューバ (CUB) | ヘイキ・ナビ エストニア (EST) | (リザ・カヤルプ) トルコ (TUR) |
(ヨハン・エウレン) スウェーデン (SWE) |
女子
フリースタイル
階級 | 金 | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|
48kg級 | 小原日登美 日本 (JPN) | マリア・スタドニク アゼルバイジャン (AZE) | キャロル・ハイン カナダ (CAN) |
クラリサ・チャン アメリカ合衆国 (USA) | |||
55kg級 | 吉田沙保里 日本 (JPN) | トーニャ・バービーク カナダ (CAN) | (ジャクリン・カスティージョ) コロンビア (COL) |
(ユリア・ラトケビッチ) アゼルバイジャン (AZE) | |||
63kg級 | 伊調馨 日本 (JPN) | (景瑞雪) 中国 (CHN) | (バトチェチェグ・ソロンゾンボルド) モンゴル (MGL) |
(リュボフ・ボロソワ) ロシア (RUS) | |||
72kg級 | ナタリア・ボロベワ ロシア (RUS) | スタンカ・ズラテバ ブルガリア (BUL) | (グゼル・マニュロワ) カザフスタン (KAZ) |
マイデル・ウンダ スペイン (ESP) |
国・地域別のメダル獲得数
順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ロシア (RUS) | 5 | 2 | 4 | 11 |
2 | イラン (IRI) | 4 | 1 | 1 | 6 |
3 | 日本 (JPN) | 4 | 0 | 2 | 6 |
4 | アゼルバイジャン (AZE) | 2 | 2 | 3 | 7 |
5 | アメリカ合衆国 (USA) | 2 | 0 | 3 | 5 |
6 | キューバ (CUB) | 1 | 0 | 1 | 2 |
7 | 韓国 (KOR) | 1 | 0 | 0 | 1 |
8 | グルジア (GEO) | 0 | 2 | 3 | 5 |
9 | ハンガリー (HUN) | 0 | 1 | 2 | 3 |
10 | アルメニア (ARM) | 0 | 1 | 1 | 2 |
カナダ (CAN) | 0 | 1 | 1 | 2 | |
インド (IND) | 0 | 1 | 1 | 2 | |
13 | ブルガリア (BUL) | 0 | 1 | 0 | 1 |
中国 (CHN) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
エジプト (EGY) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
エストニア (EST) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
プエルトリコ (PUR) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
ウクライナ (UKR) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
19 | カザフスタン (KAZ) | 0 | 0 | 4 | 4 |
スウェーデン (SWE) | 0 | 0 | 2 | 2 | |
21 | コロンビア (COL) | 0 | 0 | 1 | 1 |
フランス (FRA) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
リトアニア (LTU) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
モンゴル (MGL) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
北朝鮮 (PRK) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
ポーランド (POL) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
スペイン (ESP) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
トルコ (TUR) | 0 | 0 | 1 | 1 | |
合計 | 17 | 17 | 36 | 70 |
ドーピング騒動
- 男子フリースタイル74㎏級は当初ウズベキスタンのソスラン・ティギエフが銅メダルを獲得したものの、禁止薬物のメチルヘキサンアミンが検出されたため失格。3位決定戦でティギエフに敗れたハンガリーの(ハトシュ・ガボル)が銅メダルに繰り上がった[3]。
- 男子フリースタイル120㎏級は当初ウズベキスタンのアルトゥール・タイマゾフが金メダルを獲得したものの、再検査によってドーピング違反が発覚したため剥奪された[4]。さらに、銀メダルを獲得したジョージアの(ダビド・モズマナシビリ)も禁止物質の筋肉増強剤(デヒドロクロルメチルテストステロン)が検出されたとしてメダル剥奪となった[5]。そのため、3位だったイランのコメイル・ガセミとロシアのビリャル・マホフが同時に金メダルに繰り上がることになった。2位は該当者なしとみなされるも、3位には当初5位だったカザフスタンの(ダウレット・シャバンベイ)とアメリカの(テルベル・ドラグネフ)が繰り上がることになった[6]。
脚注
外部リンク
- 国際オリンピック委員会 - 2012 レスリング公式結果
- - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)