グムンデン - フォルフドルフ線(グムンデン-フォルフドルフせん、ドイツ語: Lokalbahn Gmunden–Vorchdorf)は、(シュターン・ハッファール旅客交通)の鉄道線の名称である。路線番号は161。グムンデン湖畔~グムンデン・クロスター広場間は併用軌道となっている。
歴史
2018年9月1日にグムンデン軌道線(当時174号線)のフランツヨーゼフ広場駅-グロスター広場駅間が開業し、グムンデン軌道線との直通運転を実施した[2][3]。
当線の併用軌道区間であったグロスター広場駅-グムンデン湖畔駅間はグムンデン軌道線に編入された。かつて、ラートハウス広場にオーストリア国鉄ランバッハ-グムンデン地方線の前身となったブドヴァイス-リンツ-グムンデン馬車鉄道の終点があり、グムンデン軌道線のラートハウス広場駅とエンゲルホフ地方線駅の間のルートは馬車鉄道のルートと類似している。
2019年度のダイヤで、グムンデン軌道線も161号線に編入された。
運行形態
- グムンデン駅前 - フォーフドルフ・エッゲンベルク
- 全て各駅停車。平日30分に1本、休日1時間に1本の運行。グムンデン駅前 - エンゲルホフ間は本数が多く、平日毎時4本、休日毎時3本の運行となる。平日は、一部が、160号線と接続する。
- 過去の運行状況(フランツヨーゼフ広場以西はグムンデン軌道線の記事を参照)
- 2015年以前は、クロスター広場 - フォーフドルフ間の運行であった。平日は午前中1時間に1本、午後1時間に2本(クロスター広場 - 湖畔駅間は1時間に1本)の運行であった。土曜日は1時間に1本、休日は2時間に1本の運行であった。
- 2015年末に、グムンデン湖畔駅止まりの列車の大部分がクロスター広場まで延伸された。
- 2018年9月に、グムンデン軌道線がクロスター広場まで延伸され、直通運転を開始。エンゲルホフ以西は大増発され、エンゲルホフ以東も増発され、現在の本数となった。
駅一覧
以下では、グムンデン - フォルフドルフの駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。なお、全て各駅停車である。
路線名 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
161 | (国鉄駅前駅) | - | 国鉄駅から 0.00 | 170号線(オーバートラウン方面、リンツ方面) | オーバーエスターライヒ州 | グムンデン郡 | |
(陶器駅) | 0.60 | 0.60 | |||||
(ロザリオ駅) | 0.40 | 1.00 | |||||
(テニス広場駅) | 0.36 | 1.36 | |||||
(クーファーツァイレ駅) | 0.24 | 1.60 | |||||
(郡中隊区駅) | 0.45 | 2.05 | |||||
(フランツヨーゼフ広場駅) | 0.27 | 2.32 | |||||
(ラートハウス広場駅)(*1) | 0.22 | 2.54 | |||||
(クロスター広場駅) | 0.35 | 2.89 | |||||
(グムンデン湖畔駅) | 0.15 | 3.04 | トラウンドルフから[4] -0.3 | ||||
(ヴァイヤー城駅)(*2) | 0.7 | 3.7 | 0.4 | ||||
(レンベルク通り駅) | 0.7 | 4.4 | 1.1 | ||||
(エンゲルホフ地方線駅) | 0.7 | 5.1 | 1.8 | ||||
(バウムガーテン・ヴァルドバッハ駅) | 1.1 | 6.2 | 2.9 | ||||
(ウンターム・ヴァルト駅) | 0.7 | 6.9 | 3.6 | ||||
(クシュヴァント・ラーベスベルク駅) | 0.7 | 7.6 | 4.3 | ||||
(クシュヴァント・学校駅) | 0.5 | 8.1 | 4.8 | ||||
(ノイウプ駅) | 1.2 | 9.3 | 6.0 | ||||
(カール・ツ・ノイウプ駅) | 0.9 | 10.2 | 6.9 | ||||
(アイゼンガッターン駅) | 1.3 | 11.5 | 8.2 | ||||
(ライツィンク駅) | 1.6 | 13.1 | 9.8 | ||||
(キルヒハム村駅) | 0.9 | 14.0 | 10.7 | ||||
(キルヒハム駅) | 0.5 | 14.5 | 11.2 | ||||
(ファルケノーレン駅) | 1.5 | 16.0 | 12.7 | ||||
(ヴァイダハ駅) | 0.3 | 16.3 | 13.0 | ||||
(エッゲンベルク城駅) | 0.9 | 17.2 | 13.9 | ||||
(フォルフドルフ・エッゲンベルク駅) | 0.8 | 18.0 | 14.7 | 160号線(ランバッハ方面) |
(*1) 2018年9月開業。 (*2) 2018年9月開業。
脚注・出典
- ^ 当時はランバッハ-グムンデン地方線(左側、標準軌)がグムンデン湖畔駅に通じており、グムンデン-フォルフドルフ線(右側、メーターゲージ)は(旧)グムンデン・トラウンドルフ駅に通じていた。1988年にランバッハ-グムンデン地方線のグムンデン湖畔駅への旅客列車は廃止され、2009年に三線軌条が除去された。グムンデン-フォルフドルフ線は1990年に起点駅を(旧)グムンデン・トラウンドルフ駅からグムンデン湖畔駅に変更し、このとき、レンベルク通り駅-グムンデン湖畔駅間に新しいグムンデン・トラウンドルフ駅が設けられたが、2014年にグムンデン湖畔駅が移転した際に廃止された。
- ^ BROSCHÜREN, FAHRPLÄNE UND INFORMATIONEN
- ^ Neue Traunsee-Tram in Betrieb genommen auf ORF-Oberösterreich vom 1. September 2018 abgerufen am 2.Septemeber 2018
- ^ 1990年に廃止された(旧)グムンデン・トラウンドルフ駅からの距離