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『10億ドルの頭脳』(じゅうおくドルのずのう、原題: Billion Dollar Brain)は、1966年にイギリスの小説家レン・デイトンにより執筆されたスパイ小説および、1967年に製作された上記の小説を原作とするイギリス・アメリカ合衆国合作のスパイ映画。
あらすじ
(ハリー・パーマー)はMI5を脱し、ロンドンの北部に探偵事務所を構えて暮らしていた。かつての上司ロス大佐は彼にスパイ業復帰を依頼するが、パーマーはかたくなに拒否していた。そんなある日、パーマーの元に差出人不明の封書が届く。中には鍵と100ポンドが入っており、彼は電話で「荷物を運んで欲しい。鍵を使って空港のロッカーを開けろ」と依頼を受けた。指示通りにロッカーから荷物を取り出し、ヘルシンキへ向かうパーマー。彼はアーニャという女性に連れられて依頼主だというカーナ博士と会うが、彼に不信感を抱いたパーマーは電話帳でカーナ博士の住所を調べ出して彼の家に向かった。すると博士は殺されていた。さらにパーマーはロス大佐に拉致されてしまい、弱みを握られたパーマーは渋々MI5へ復帰。悪の組織"10億ドルの頭脳"と対決することになった。
キャスト
- (ハリー・パーマー):マイケル・ケイン(谷口節)
- レオ・ニュービゲン:カール・マルデン
- ミドウィンター将軍:エド・ベグリー
- ストーク大佐:オスカー・ホモルカ
- アーニャ:フランソワーズ・ドルレアック
- ロス大佐:(ガイ・ドールマン)
- アイホート博士:(ヴラデク・シェイバル)
- ジム:(ジョン・ブランドン)
- バジル:(ミロ・スパーバー)
- 列車の乗客:スーザン・ジョージ
- 科学者、電話の声:ドナルド・サザーランド