黒部市立図書館（くろべしりつとしょかん）とは、富山県黒部市にある公共図書館。黒部市植木23-1にある黒部市立図書館（黒部館）、黒部市宇奈月町下立682にある宇奈月館の2館からなる。
| 黒部市立図書館 | |
|---|---|
| 黒部市立図書館（黒部館） | |
| 施設情報 | |
| 専門分野 | 総合 |
| 事業主体 | 富山県黒部市 |
| 管理運営 | 富山県黒部市 |
| 所在地 | 〒938-0014（黒部館） 938-0861（宇奈月館） 富山県黒部市植木23-1（黒部館） 富山県黒部市宇奈月町下立682（宇奈月館） |
| 公式サイト | https://lib.city.kurobe.toyama.jp/ |
| プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 | |
各館
黒部市立図書館（黒部館）
- 所在地
- 黒部市植木23-1（地図）
- 図書館概要
- 延床面積1,124㎡、蔵書冊数約17万冊、開架図書約6万2千冊[1]
- 開館時間
- 午前9時 - 午後8時（土日祝日は午後6時）
- 休館日
- 毎週月曜日 （祝日等の場合は開館）、毎月最終木曜日および年末年始・蔵書総点検
1902年11月18日に富山県内初の公立図書館として三日市町にて開館した下新川郡立図書館が前身である[2]。その後1909年5月に下新川郡立農業学校附設下新川図書館に改名し、1922年4月に三日市町外二十三町村組合農業学校附設図書館となった[3]。1952年7月25日には桜井町立中央公民館図書館が開設されたことに伴い、旧郡立図書館の蔵書2,200冊余り引き継いだ。同年11月1日には町立図書館設置を申請し、同年12月16日に、正式に桜井町立図書館として開設された。その後1953年12月4日に富山県立図書館分館設置指定を受け、1954年4月1日の黒部市の市制施行に伴い、黒部市中央図書館となった（創立当初の蔵書数は11,216冊）。同年5月20日には、生地分館も設置された[4][5]。
現在の図書館は、1972年9月30日に着工、1973年3月30日に完成したものである。同年4月1日に現在の黒部市立図書館に改称され、4月21日に竣工式挙行、4月25日に開館した。12月10日には富山県建築賞に入賞している[6]。
付近には黒部商工会議所、黒部市立中央小学校、黒部郵便局、YKKパッシブタウンなどが所在する。
現在の本館が老朽化が著しく非耐震となっていることから、2023年10月上旬に黒部市役所跡地に開館が予定されている『くろべ市民交流センター』内への移転が予定されている[7][8]。これに伴う移転作業のため、同年6月1日から休館となる[9]。
宇奈月館
- 所在地
- 黒部市宇奈月町下立682（地図）
- 図書館概要
- 延床面積1,684㎡、蔵書冊数約7万冊、開架図書約3万7千冊[1]
- 開館時間
- 午前9時 - 午後6時
- 休館日
- 毎週月曜日 （祝日等の場合は開館し、翌日に休館）、毎月最終木曜日および年末年始・蔵書総点検
1959年に宇奈月町立図書館として開館[10]。1993年4月以降は道の駅うなづきに併設されている、うなづき友学館の中にある[11]。詳細は(道の駅うなづき#うなづき友学館)を参照。
移動図書館
脚注
- ^ a b 『日本の図書館 統計と名簿 2018』（2019年2月28日、日本図書館協会発行）82ページ。
- ^ 富山県編、『富山県史 年表』（269頁）、1987年（昭和62年）3月、富山県
- ^ 『黒部市史 歴史民俗編』（1992年3月25日、黒部市発行）941 - 942ページ。
- ^ 『黒部市誌』（1964年11月1日、黒部市役所発行）789ページ。
- ^ 『保存版 魚津・黒部・下新川今昔写真帖』（2007年4月15日、郷土出版社発行）92ページ。
- ^ a b 『黒部市史 歴史民俗編』（1992年3月25日、黒部市発行）1130ページ。
- ^ 『北日本新聞』2022年12月13日付23面『開館遅れ来年10月に 黒部 市民交流センター』より。
- ^ （仮称）くろべ市民交流センター建設基本構想 〔中間報告〕より（2017年2月11日、2019年1月30日閲覧）
- ^ 黒部市立図書館休館のご案内（黒部市立図書館、2023年5月15日閲覧）
- ^ 『宇奈月町史』（1969年12月1日、宇奈月町役場発行）1,061頁
- ^ 『うなづき 饗の言葉 宇奈月町制施行五十年記念誌 文学で巡る宇奈月・浪漫散歩』（2004年7月10日、宇奈月町役場発行）43頁より。