鹿倉吉次

鹿倉 吉次（しかくら きちじ、1885年（明治18年）3月21日 - 1969年（昭和44年）10月23日）は、日本の実業家。TBS元社長。毎日新聞社最高顧問。

しかくら きちじ 鹿倉 吉次
生誕	(1885-03-21) 1885年3月21日 神奈川県中郡相川村
死没	(1969-10-23) 1969年10月23日（84歳没） 東京都
死因	心不全
出身校	慶應義塾
職業	実業家
栄誉	勲二等旭日重光章（1965年）^[1]

経歴・人物

神奈川県中郡相川村（現在の厚木市）で生まれる^[2]。慶應義塾で事務などの仕事をしながら、勉学に励んだ^[2]。1914年（大正3年）に毎日新聞社に入社し、営業、販売で活躍し、42年から専務を務めるが^[3]、戦後、公職追放となり辞任した^[4]。

1951年（昭和26年）に東京放送(現在のTBSホールディングス)の設立と同時に足立正社長の下で専務を務め、60年から足立の後を継ぐ形で社長となる^[3]。社長在任時には、赤坂でのTBS本館の建設及びテレビ局増設、財政基盤の強化により、TBSを「民放の雄」と呼ばれる地位に導いた^[5]。65年からは相談役を務めた^[1]。

ほかに、毎日新聞社最高顧問や日本モーターボート協会会長なども歴任した^[1]。

1969年10月23日、心不全のために東京都内の自宅で死去^[1]。84歳没。

脚注

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1. ^ ^{a b c d} 1969年　10月23日　毎日新聞　夕刊　p9
2. ^ ^{a b} 戦前の新聞販売界で活躍　鹿倉吉次 | コラム「日本の新聞人」 | ニュースパーク（日本新聞博物館）
3. ^ ^{a b} TBS50年史　p178
4. ^ 「毎日の3世紀　新聞が見つめた激流130年　下巻」　p17、p18
5. ^ TBS50年史　p224

参考文献

• 東京放送編『TBS50年史』東京放送、2002年1月。
• 『「毎日」の3世紀 新聞が見つめた激流130年 下巻』毎日新聞社、2002年2月。(ISBN 4620905941)