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概要
ドライブインなどを経営していた松野正人により、元祖国際秘宝館の姉妹館として1981年に開館した。4階建てで1階が受付とミュージアムショップ、2階が近未来のSFジオラマ、3階が江戸時代の性風俗コーナー、4階が生命の始まりと性病コーナーであった。[要出典]
特徴
2階のSFジオラマが、本館を特徴づけるメイン展示である。他の秘宝館の展示がランダムなものに対し、ストーリーを持った展示となっている[要出典]。
ストーリーは「1999年地球は滅亡の危機に瀕していた。宇宙から凱旋した宇宙戦艦長ヒトリー将軍は、生き残っている人類を狩り集め繁殖計画を実行した。」というものである。場面は大きく次の4つで構成されていた[要出典]。
- …廃墟のセットの中、ヒトリー将軍の兵士に狩り集められている人間たち。
- …コンピュータ制御の機械により、人間の生殖を行う
- …特殊な方法を使い、新生児を3か月で18歳の体に育てる。
- …自分たちが作り出した人間の美しさに惑わされは色欲におぼれていくヒトリー将軍。そして両性具有の新未来人類の姿。
これらの場面が等身大の蝋人形を使って再現されていた。なお使われた人形は、当時の価格で、一体50 - 60万円の高額なものであり、リアルな表情が再現されていた[要出典]。
また、客の移動に合わせて舞台セットの機械が作動したり、コンピュータ機器が点滅したりなどのギミックが施されていた[要出典]。
閉館とその後
2000年に閉館した。ジオラマの設定年代が1999年であったので、それを過ぎた時点でいったん閉館し、新しいストーリーの展示をする計画もあったようである。しかし1989年松野正人の逝去(享年60)により、新しい展示が実現することはなく、そのまま廃館となった。[要出典]
アーティストの都築響一は、秘宝館の芸術性を「世界に類を見ない現代のフォークアート」、「エンターテイメントとしてエロ・インスタレーションを展開する空間は、日本のほかにほとんど類を見ない」といち早く認めていた。当館の閉鎖が決まった時に「あんなに素晴らしいインスタレーション・アートをビルごと潰してしまっていいのだろうか」と、メイン展示を引き取った。その後「横浜トリエンナーレ2001」や「えびす秘宝館」「新宿秘宝館」などのイベントでアート作品として活用している。[要出典]
また、かつての展示物の様子は『秘宝館 ART OF EROTICA』などの書籍や、「SPERM PALACE 精子宮」などの映像作品で鑑賞することができる[要出典]。
残りの展示物の一部は静岡県の「まぼろし博覧会」に引き取られ、会場にて展示されている[要出典]。
閉館後の鳥羽SF未来館
(2015年)壁面に残されたロゴ
参考文献
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