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『風が通り抜ける道』(かぜがとおりぬけるみち)は、2022年の沖縄県本土復帰50年を記念して製作された日本映画。
2020年12月に撮影を開始し、2023年2月に豊島区で完成試写会が行われた。2023年 第15回 沖縄国際映画祭出品作品(沖縄映画特集、無料公開)[2]。全国の映画館での一般向け公開は2023年10月以降の予定であることを田中監督本人が舞台挨拶の中で述べている[3]。
ストーリー
沖縄県から、親の反対を押し切って、歌手を目指して上京した大城光。家族の死や身寄りが沖縄からいなくなってしまい、早く人生を終わらせたいと切に思う沖縄県在住のおばあ。自分勝手な世界放浪を理由に、とうとう家族を失ってしまった戦場カメラマンの上原。ゲレンデの事故で、車椅子人生となってしまった22歳の大西芽衣。人それぞれが、孤独の中を生きていきながら、明日を選んで行く。南の海の囲まれた想い溢れる島「沖縄」。「愛」という柔らかな風が、通り抜けていく……。
登場人物
- 大城 光、大城 隆(親子)
- 沖縄県首里育ち、子供の頃に母を亡くし、父と2人で二人三脚の日々そんな中高校生で歌手になりたいという夢を捨てきれず、18歳で上京。
- しかし、気づけば10年の月日が経ち、28歳を迎えた誕生日当日、九州を旅する番組収録の終盤、父から、誕生日のお祝いメールと共に、自分が癌であることを告げられた。
- 桜下社長、佐伯マネージャー(芸能プロダクション)
- 芸能界40年、沢山の荒波に揉まれてきたが、コロナ禍により事務所存続の危機にさらされる。芸能事務所社長桜下洋子(60)マネージャーらと共に、ベテランから新人まで、面倒を見る。その中の1人に光もいる。
- おばあと健太
- 夫が38年前に他界、親族ももういない。息子、孫らは故郷を離れ東京へ。沖縄で一生を終えようと思うが故に思わぬ言葉が口癖になってしまう。
- そんなおばあの支えあっての子供時代を送ってきた健太。両親は蒸発、親戚からもたらい回しに合う中、自衛隊に入隊したが、実弾演習中の事故により、健太をかばった上官が爆死。事件の傷を背負ったまま、教官職を経て定年退官、その後も、不運な出来事に見舞われ……
- 梅里 義昭
- 平良健太を師と仰ぎ、現役陸上自衛隊第一空挺団の教官を務める闘志溢れる男。祖父はかつて特攻隊員として、日本国に命を捧げた。そんな祖父の想い、魂を受け継ぎ、梅里も自衛官として生きる。誰よりも平和を切に願いながら。
- 「戦争は絶対に繰り返させない!!」
- 上原 貞夫
- 元戦場カメラマン。20代後半から日本を離れ、タイ、ミャンマーの国境で活動した。タイに住んで20数年、様々な種族の人間と関わったが、その分沢山の戦争、紛争の恐ろしさもカメラに収まっている。国境ラインが平和になるにつれ戦場カメラマンという仕事も難しくなったが、それでもシャッターを切ることが生きがいだった。故郷大阪へ戻り結婚もしたが、すぐに離婚。自分にはカメラしかないと、関西東北そして北海道へと戦争の恐ろしさを伝えながら日本の美しさをシャッターに収める旅に出る。
キャスト
- 比嘉梨乃[4] - 大城光
- 山田邦子[4] - 桜下社長
- 藤木勇人 - 大城隆
- SHINOBU (DA PUMP) - 仁
- 具志堅用高 - 新垣さとし
- 大林素子 - 新垣夏子
- 未來貴子 - 響野ゆかり室長
- ケニー大倉 - 佐伯マネージャー
- 小野寺丈 - 梅里二等陸曹
- 三浦浩一 - ハロハロオカ
- 上西雄大 - 森中二等陸曹
- 市川博樹 - 神楽二等陸曹
- Bro.KORN - DJ 天童
- 塩谷瞬[5] - ナマハゲ 瞬
- 沖直未 - 金城委員長
- 渡辺梓 - 大西千鶴母
- 椎名まこ - みよマネージャー
- 大倉弘也 - 宮本マネージャー
- 大木凡人 - 田所店長
- 原めぐみ - 織田プロデューサー
- くまモン - くまモン(特別出演)
スタッフ
音楽
主題歌
- 「想い唄~風にのせて」平川美香(サンミュージック)
映画音楽
- 佐藤政志
撮影地
TV局出演
脚注
- ^ “映画「風が通り抜ける道」 沖縄を舞台に撮影始まる”. 琉球新報デジタル (2021年7月23日). 2022年8月14日閲覧。
- ^ 第15回 沖縄国際映画祭「風が通り抜ける道」(2023年4月16日)
- ^ 監督の「愛が吹く世の中に」の思いが込められた『「風が通り抜ける道」‥沖縄、すべての愛が存在する島』舞台挨拶 吉本興業 FANY Magazine 2023年4月18日掲載。
- ^ a b “沖縄が舞台の映画「風が通り抜ける道」に芸能プロの社長役で出演します!|山田邦子 人生いろいろ”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2021年7月27日). 2022年8月14日閲覧。
- ^ a b c “”. 秋田魁新報電子版. 2022年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “映画「風が通り抜ける道」、柳川市で撮影”. 西日本新聞me (2021年10月8日). 2022年8月14日閲覧。
- ^ “柳川の川下りでロケ、響く美声 来年公開「風が通り抜ける道」 沖縄復帰50年へ制作の映画 /福岡”. 毎日新聞 (2021年10月7日). 2022年8月14日閲覧。