青木 長国(あおき ながくに)は、江戸時代中期の旗本。武田氏族青木家の寛政重修諸家譜編纂時点の当主。勝海舟の母方曾祖父で、幕末の大奥御年寄となる瀧山の祖父である。家禄は蔵米290俵。
生涯
青木正寛(甚平)を家祖とする青木家に生まれる。実祖父の青木正教(甚五兵衛)は平岡道賢(源兵衛)の三男であり、長国の母も平岡氏の出身である。最初の正室に勝命雅(市郎右衛門)の次女を迎えており、義兄に塩谷奉正(平四郎)、義弟に勝曹淓(安五郎)がいる。
明和5年(1768年)に徳川家治の初御目見する。なお、同年に舅の勝命雅(市郎右衛門)が広敷番頭となっている。
安永6年(1777年)に37歳で父の隠居により青木家の家督と家禄を相続する。翌安永7年(1778年)に大番士となり、寛政5年(1793年)に大番組頭に昇進する。
系譜
脚注
- ^ 寛政重修諸家譜に記載の家督相続時の届出年からの逆算
参考文献
- 『新訂寛政重修諸家譜 第3』(続群書類従完成会、編集顧問、高柳光寿、岡山泰四、斎木一馬、1964年)
- 寛政重修諸家譜 巻百五十二
- 『新訂寛政重修諸家譜 第22』(続群書類従完成会、編集顧問、高柳光寿、岡山泰四、斎木一馬、1964年)
- 寛政重修諸家譜 巻千五百一