陸前富山駅(りくぜんとみやまえき)は、宮城県宮城郡松島町手樽字早川東にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線の駅である。
歴史
- 1928年(昭和3年)4月10日:宮城電気鉄道の富山駅(とみやまえき)として開業[1]。
- 1944年(昭和19年)5月1日:宮城電気鉄道国有化により[1]、運輸通信省の駅となる。同時に陸前富山駅に改称[1]。
- 1945年(昭和20年)6月10日:休止[1]。
- 1946年(昭和21年)6月10日:営業再開[1]。
- 1958年(昭和33年)10月1日:無人駅化[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[1]。
- 2003年(平成15年)10月26日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[3]。
- 2011年(平成23年)3月11日:東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波の影響により全線で不通となる。
- 2015年(平成27年)5月30日:仙石線全線復旧により営業再開。ただし、仙石東北ラインの列車は停車しない[4]。
駅構造
多賀城駅管理の無人駅。ホーム入口に簡易Suica改札機、待合室内に簡易乗車駅証明書発行機が設置されている。
2015年5月29日まで運行されていた代行バスの乗り場は駅から600m程離れた県道上に設置されていた。
駅入口
駅全景
ホーム
写真奥が石巻方。復旧に際し護岸のかさ上げが行われている。旧駅入口
旧ホーム
運休当時の駅構内
代行バス乗り場
利用状況
2004年度の乗車人員は1日平均81人であった。 以下の表に示す乗車人員数は推計値である[5]。また、翌年(2005)度以降については、正確な数値が掴めない事により公表されていない[6]。
年度 | 一日平均乗車人員 |
---|---|
1999 | 99 |
2000 | 117 |
2001 | 136 |
2002 | 129 |
2003 | 93 |
2004 | 81 |
駅周辺
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、478頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ 日本国有鉄道公示S33.9.27公345。日本映画新社による同社撮影の「朝日ニュース」ブログで無人化当時の映像を見ることができる[1]
- ^ (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2003年8月21日。 オリジナルの2020年5月26日時点におけるアーカイブ2020年5月26日閲覧。 。
- ^ 2015年5月 ダイヤ改正について (PDF) 東日本旅客鉄道 仙台支社(2015年2月26日)
- ^ 松島町平成17年度統計資料
- ^ 松島町平成18年度統計資料
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(陸前富山駅):JR東日本