野田川(のだがわ)は、京都府与謝郡与謝野町を流れる二級水系の本流。日本三景の天橋立は、野田川が運んだ砂によってできたとも言われている。
河川改修を機に、2008年(平成20年)頃からシロザケの遡上が見られるようになり、旧加悦町後野地区の上流部で産卵が確認されている[2]。2021年(令和3年)10月24日にも2匹の鮭の遡上が確認され、サケが遡上する南限の河川とみられている[2]。
地理
大江山山系を水源として端を発し、与謝野町を北向きに縦断しながら阿蘇海(宮津湾)に流入する。その流域は約9割が山林である。京都府の発表によると閉鎖性水域である阿蘇海の底質にはダイオキシン類が京都府の中では高濃度で含まれていることもあり、阿蘇海の底質改善のためのシーブルー計画が進められている。
2007年には野田川流域を囲む山地部が丹後天橋立大江山国定公園に指定された[1]。
流域の自治体
この川を名を冠した野田川町という町があったが、2006年3月1日に流域繋がりの縁で、隣接の岩滝町、加悦町と合併し、新住所を定める際に旧町名を残さないこととなったため、「野田川」という字(あざ)名は合併と共に消滅、川の名前としてのみ残ることとなった。
支流
- 滝川
- (加悦奥川)
- (桜内川)
- 岩屋川
- (温江川)
- (水戸谷川)
- (香河川)
関連項目
- 加悦鉄道
- ニッケル - 流域に鉱山があった。
- 京都府の二級水系一覧
- 野田川 - 同名の河川
脚注
外部リンク
- 京都府の河川 京都府
- 野田川水系河川整備計画について 京都府