重物料投下器材[1](じゅうぶつりょうとうかきざい)とは、陸上自衛隊の装備。
第1空挺団に配備される。重量が250kg以上の物品、車両などを梱包、搭載して航空機から地上へ投下する[2]。一定の速度になると内蔵された傘が開き、着地する。プラットホーム本体の内部構造はハニカム形式(蜂の巣のようになっている)で着地時の衝撃を和らげる構造となっている。
また、積載された装備品や補給品の衝撃緩衝材として紙ハニカム(ダンボール製)を要所に配置する。
諸元
プラットホーム投下方式(PDS)[2]
投下用具1-3号 (C-1輸送機用)
- 投下重量:1-4t
- 最低投下高度:300m
- 落下速度:6-9m/秒
- 開傘常用機速:240km/h
投下用具特1-4号 (C-130輸送機用)
- 投下重量:1-16t
- 最低投下高度:300m
- 落下速度:6-9m/秒
- 開傘常用機速:240km/h
大型投下容器投下方式(CDS)
大型投下容器
- 投下重量:0.25-1t
- 最低投下高度:180m
- 落下速度:6-9m/秒
- 開傘常用機速:240km/h
特徴
車両、火砲などはプラットホーム投下方式で投下し、重量装備品、補給品は大型容器投下方式で投下する[3]。