酒田ラーメン

酒田のラーメン（さかたのラーメン）は、山形県酒田市を中心に庄内地方北部が発祥とされているラーメンである。

ワンタンメン（「ワンタンメンの満月」にて）

豚骨・鶏がら・煮干・昆布を出汁に使用し、自家製麺比率が非常に高い。具は、チャーシュー、メンマ、ネギが基本であり、透き通った醤油味のスープが特徴である。また、生地が極薄のワンタンが入ったワンタンメンが存在する。

歴史

1926年（大正15年）に、市内天正寺町（現：相生町1丁目）で中国人の幡恒昌が「新盛軒」を開店したのが始まりであるという説と金周培という中国人が戸野町（現：相生町1丁目、御成町）に開店した「財源軒」であるという説がある^[1]。 1927年（昭和2年）頃から急増した。現在もある店では大来軒が寺町（現：中央東町）に1930年（昭和5年）に出店したのが一番古い。

主な老舗としては、「大来軒」の系譜、大来軒から派生した「三日月軒」の系譜、「港月食堂」（廃業）の流れをくむ「満月」の系譜がある。

麺・スープ・具

麺

• 自家製麺の比率が約8割と非常に高いほか、加水率が高く、熟成させていることが特徴である。

スープ

• 透き通った醤油味のスープであることが特徴。主に煮干し、トビウオの焼き干し、昆布から出汁をとっている。

具

• チャーシュー、メンマ、ネギが基本。生地が極薄のワンタンも特徴。チャーシューには地元の平田牧場の肉を使用している店も多い。^[要出典]

出典

1. ^ 酒田のラーメンを考える会・酒田市麺類食堂組合『酒田のラーメン物語』平野新聞舗、2013年7月 p.10頁 (ISBN 9784990724009)

外部リンク

• 酒田のラーメン公式ホームページ