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那智滝

那智滝(なちのたき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智川中流にかかる。石英斑岩からなるほとんど垂直の断崖に沿って落下し、落ち口の幅13メートル、滝壺までの落差は133メートルに達し、その姿は熊野灘からも望見することができる[1]。総合落差では日本12位だが、一段の滝としては落差日本1位。華厳滝袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられている。

那智滝
所在地 和歌山県那智勝浦町
位置 北緯33度40分31秒 東経135度53分15秒 / 北緯33.67528度 東経135.88750度 / 33.67528; 135.88750座標: 北緯33度40分31秒 東経135度53分15秒 / 北緯33.67528度 東経135.88750度 / 33.67528; 135.88750
落差 133 m
滝幅 13 m
水系 那智川
プロジェクト 地形
(テンプレートを表示)
( )
那智滝

国の名勝に指定されている(1972年7月11日指定、指定名は「那智大滝〈なちのおおたき〉」)[1]ユネスコ世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年〈平成16年〉7月登録)の一部[2]

概要

那智山中の那智原始林には、いくつかの渓流があり、その渓流には60余に達する多くの滝が架かっている。「那智滝」とは、本来は、那智山の多くの滝のうち、瀧篭修行の行場として扱われた48の滝(那智四十八滝)の総称であった[3]。一般に那智滝として知られている滝はこれらのうち、一の滝を指している。その姿は、(那智滝図)、一遍上人絵伝熊野那智参詣曼荼羅など宗教美術においてたびたび描かれている[1]

那智山一帯は、滝に対する自然信仰の聖地であり、一の滝は飛瀧神社神体であって、飛瀧神社の境内に設けられた滝見台からその姿を見ることが出来る。滝の落口の岩盤に切れ目があり三筋に分かれて流れ落ちるため三筋の滝ともいい、また那智の滝の代表するということから那智の大滝とも呼ばれる。

この滝を写した写真を「熊野那智大社と那智滝」などと題して、三重の塔(青岸渡寺)と那智の滝を1枚のフレームに納めたものがある。この名称は、(明治期の神仏分離)以前において、三重の塔が属する青岸渡寺と熊野那智大社が一体のものであった名残である。

那智四十八滝

那智原始林内には多くの滝があるが、このうち48の滝に番号と神道を中心に、儒教仏教道教陰陽五行説などの諸宗教にもとづく名が与えられていた[3]。これらの滝では、青岸渡寺開祖と伝えられる(裸形)上人をはじめとする宗教者たちのほか、花山法皇も二の滝の断崖上に庵を設けて、千日滝篭行をしたと伝えられている[4]。しかし、明治期の神仏分離令・(修験道廃止令)によって、これらの行を支えた神仏習合的な信仰が失われるとともに、明治初期からは所在や名称も不明となっていた。

1991年、わずかに残された古文書を手がかりに、地元の有志・新聞社・僧職などが四十八滝探査プロジェクトを行い、再発見に成功した[5]。また、1992年からは青岸渡寺の手によって、那智四十八滝回峰行が再興されている[6]

ギャラリー

所在地

  • 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 那智大滝(1972年〈昭和47年〉7月11日指定、名勝)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2014年9月28日閲覧。
  2. ^ 世界遺産登録推進三県協議会(三重県・奈良県・和歌山県)、2005、『世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道』、世界遺産登録推進三県協議会、pp.39,75
  3. ^ a b 中嶋市郎、2002、「「那智四十八滝」探査プロジェクト」、別冊太陽編集部(編)『別冊太陽 - 熊野 - 異界への旅』、平凡社 pp. 114-115
  4. ^ 平凡社編、1997、『大和・紀伊』、平凡社(寺院神社大事典) (ISBN 4582134025) pp.621-622
  5. ^ 高木亮英、2002、「現代の熊野修験」、別冊太陽編集部(編)『熊野 - 異界への旅』、平凡社 ISBN (4582943845) pp. 52-53
  6. ^ 宇江敏勝、2004、『熊野修験の森 - 大峯山脈奥駈け記』増補版、新宿書房〈宇江敏勝の本第2期〉 ISBN (4880083070)、pp.11-22
  7. ^ “那智勝浦町章制定”. 那智勝浦町 (1964年10月1日). 2012年1月11日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 国土地理院地図閲覧サービス:紀伊勝浦
  • 那智の滝 那智勝浦観光機構
  • 那智大滝 - 国指定文化財等データベース(文化庁
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