遠江八景

「近江八景」とは異なります。

遠江八景（とおとうみはっけい）は、浜名湖周辺にある八ヶ所の景勝地の総称である。歴史的・文学的・美術的な背景があることを基準として、2014年に静岡県が発表した^[1]。

短歌、俳句、浮世絵、詩歌などの題材になり、かつ、美しい景色が今もなお残っている場所を対象に^[2]、有馬朗人を始めとする遠江八景選定委員会が選定した^[1]。八景それぞれの命名は瀟湘八景^{[注 1]}に則っている。つまり、先に地名二文字、後に季節や時間や天候を表す二文字、で構成されている^[2]。

県外観光客の誘致や、地元民への再認識を促す狙いがある^[3]。2014年3月7日に発表され、同年3月21日の浜名湖花博2014にてお披露目するとともに、来場者に解説冊子を配布した。この冊子は浜松市と湖西市の市役所や、浜名湖周辺の観光案内所などで入手できる^[1]。

八景

並び順は静岡県の公式サイトに拠る。

^[1]^[3]	所在地	イメージ	備考
舘山秋月（たてやまのしゅうげつ）	浜松市西区		舘山寺（かんざんじ）周辺
弁天夕照（べんてんのせきしょう）	浜松市西区		弁天島と舞阪宿周辺
浜名暮雪（はまなのぼせつ）	湖西市		浜名大橋と新居宿周辺
潮見晴嵐（しおみのせいらん）	湖西市		潮見坂と白須賀宿周辺
瀬戸夜雨（せとのやう）	浜松市北区		猪鼻湖周辺
五山晩鐘（ござんのばんしょう）	浜松市北区		方広寺、龍潭寺、大福寺 初山宝林寺、摩訶耶寺
寸座落雁（すんざのらくがん）	浜松市北区		浜名湖サービスエリア周辺
細江帰帆（ほそえのきはん）	浜松市北区		細江町と引佐町周辺

脚注

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注釈

1. ^ 「瀟湘夜雨」「平沙落雁」「煙寺晩鐘」「山市晴嵐」「江天暮雪」「漁村夕照」「洞庭秋月」「遠浦帰帆」。

出典

1. ^ ^{a b c d} “”. 静岡県 (2014年3月24日). 2014年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月17日閲覧。
2. ^ ^{a b} . 静岡新聞. (2014年3月8日). オリジナルの2014年3月23日時点におけるアーカイブ。. 2020年2月17日閲覧。 
3. ^ ^{a b} “【静岡】「遠江八景」選定　浜名湖周辺に観光客誘致”. 中日旅行ナビ ぶらっ人. 中日新聞社 (2014年2月5日). 2020年2月17日閲覧。