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近藤 一弥(こんどう かずや、1960年 - )は、グラフィックデザイナー、装幀家。東京都生まれ。
略歴
1982年成城大学文芸学部芸術学科卒業。美学、映画理論を専攻。1985年桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒業。 1992年カズヤコンドウ設立。現代美術、音楽、コンテンポラリーダンスなど、アート関連のポスター、書籍デザインを中心にグラフィックデザイナーとして活動。
また、アーティストとして「作家の創造の軌跡」をテーマに、映像/音響を用いたインスタレーション作品も発表している。
『安部公房全集』(新潮社)のブックデザインで、1998年に(東京ADC原弘賞)を受賞。 2000年、ブルーノグラフィックビエンナーレ・プラハタイポデザインクラブ賞受賞。 2002年、桑沢賞受賞。
現在、東北芸術工科大学教授。
主な仕事
造本装幀
- 蓮實重彦『ゴダール マネ フーコー 思考と感性とをめぐる断片的な考察』NTT出版、2008年
- 澁谷征司『BIRTH』赤々舎、2008年
- 淺沼圭司『物語とはなにか』水声社、2007年
- アンリ・ミショー『ひとのかたち』平凡社、2007年
- 佐々木敦『(H) EAR ポスト・サイレンスの諸相』青土社、2007年
- 武満徹『Visions in Time』エスクァイア マガジン ジャパン、2006年
- 池田亮司『formula』NTT出版/forma、2002年/2004年
- 三浦雅士『出生の秘密』講談社、2005年
- 三浦雅士『青春の終焉』講談社、2001年
- 三浦雅士『批評という鬱』岩波書店、2001年
- 三浦雅士『考える身体』NTT出版、1999年
- 『岩波講座 文学』岩波書店、2003–2004年
- 『安部公房全集』新潮社、1997–2009年
他
アートディレクション、デザイン、その他
- 「Story of…カルティエクリエイション〜めぐり逢う美の記憶 」東京国立博物館、2009年
- 「池田亮司 +/- the infinite between 0 and 1」東京都現代美術館、2009年
- 「ラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス アムジャッド」彩の国さいたま芸術劇場、2008年
- 「宮島達男 Art in You」水戸芸術館現代美術ギャラリー、2008年
- 「エイヤ=リーサ・アハティラ展」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2008年
- 「LIFE - fluid, invisible, inaudible ... 坂本龍一 + 高谷史郎」NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]、2007年
- 「アンリ・ミショー展 ひとのかたち」東京国立近代美術館、2007年
- 「insen alva noto + ryuichi sakamoto」山口情報芸術センター他、2006年
- 「武満徹 Visions in Time」東京オペラシティアートギャラリー、2006年
- 「インバル・ピント・ダンスカンパニー オイスター」神奈川県民ホール/世田谷パブリックシアター、2001/2005年
- 「杉本博司 時間の終わり」森美術館、2005年
- 「ヴォルフガング・ティルマンス」東京オペラシティアートギャラリー、2004年
- 「安部公房展」世田谷文学館、2003年
- 「dumb type Voyages」NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]、2002年
- 「ダグ・エイケン ニュー・オーシャン」東京オペラシティアートギャラリー、2002年
- 「スクリーン・メモリーズ」水戸芸術館現代美術ギャラリー、2002年
- 「ピーター・ブルック ハムレットの悲劇」世田谷パブリックシアター、2001年
- 「フィリップ・ドゥクフレ&カンパニーD.C.A. シャザム!」神奈川県民ホール、1999年
- 「アントニー・ゴームリー Still Moving」神奈川県立近代美術館、1996年
- 「ジョン・ケージのローリーホリーオーバー サーカス」水戸芸術館現代美術ギャラリー、1994年
他
展示
- 《Visions in Time - Miyota》インスタレーション - 東京オペラシティアートギャラリー「武満徹 Visions in Time」展、2006年
- 《飛ぶ男》インスタレーション - 世田谷文学館「安部公房」展、2003 / リーテム東京工場「Variations on a Silence」展、2005年
他
外部リンク
- 株式会社カズヤコンドウ
- 東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科 教員・スタッフ
- Variations on a Silence | Artists | 近藤一弥 - 2005年に参加した企画展