この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2019年11月) |
「轟沈」(ごうちん)は、楠木繁夫の歌唱による戦時歌謡。1944年(昭和19年)9月に公開された記録映画『轟沈』の主題歌。作詞は(米山忠雄)、作曲は江口夜詩、編曲は仁木他喜雄。歌詞は全4番。
音楽・音声外部リンク | |
---|---|
全曲を試聴 | |
轟沈 - 日本コロムビア提供のYouTubeアートトラック |
概要
作詞の米山忠雄は海軍の嘱託職員。作曲の江口は、従軍取材を元に曲を書き上げた。当初は「魚雷を抱いて」という題名であったが、発売直前に映画の題名に合わせて変更となった。2番と4番の斉唱部にクレジットのない女声パートがあるが、歌声から、三原純子だと推測される。
1944年(昭和19年)4月10日に日蓄レコードから、伊藤久男の歌う「(海底万里)」とのカップリングで発売された(旧レコード番号は1008553)。同年8月時点でのレコードの販売枚数は8万1000枚[1]。
「轟沈」という言葉は、日本海軍がマレー沖海戦でイギリス海軍の戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡洋戦艦「レパルス」を撃沈した時に大本営発表から使われて以降、馴染まれて使われていた名詞である。潜水艦乗りの生活を歌った肩の凝らない歌詞とユーモラスなメロディにより、広く国民に愛唱された。