赤口日(しやくこうにち・しゃっこうにち)とは、陰陽道の八嶽卒神が支配する日であり、公事・訴訟・契約などの凶日とされる。
陰陽道においては(赤口神)(太歳神の王都の東門の番神)が八鬼の鬼神を使役し、それを八日周期で一鬼ずつ遣わして守護させるという。
- 赤口神が使役する八鬼の鬼神((八大鬼))
- 一番目の鬼神:(兜雞羅神)(とけいらしん)
- 二番目の鬼神:(摩醯首羅神)(まけいしゆらしん・まけいしゅらしん)
- 三番目の鬼神:(閻獄受神)(えんごくじゆしん・えんごくじゅしん)
- 四番目の鬼神:(八嶽卒神)(はちごくそつしん・はちごくそっしん)
- 五番目の鬼神:(羯摩大神)(かつまたいじん)
- 六番目の鬼神:(閻羅刹神)(えんらせつしん・えんらせっしん)
- 七番目の鬼神:(雷電光神)(らいでんくわうしん・らいでんこうしん)
- 八番目の鬼神:(廣目頭神)(くわうもくとうしん・こうもくとうしん)
これらの日のうち、使役する鬼神の一鬼(四番目の八嶽卒神)が八面八臂の凶神であるため、その日を赤口日とし凶日とされる。
現在の民間での六曜信仰に、赤舌日とともになんらかの形で影響したと考えられている。