豫章館(予章館、よしょうかん)は、日南市飫肥城址の大手門の前にあり、宮崎県日南市にある伝統的建造物である。 藩主伊東祐帰が藩知事に任命後、城内より移った屋敷であり、日南市指定文化財に指定されている [1][2][3]。
豫章館 Yoshokan | |
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日南市豫章館正面 | |
施設情報 | |
正式名称 | 豫章館 |
管理運営 | 一般財団法人飫肥城下町保存会 |
所在地 | 〒889-2535 宮崎県日南市飫肥9丁目1番1号 |
位置 | 北緯31度37分37.63秒 東経131度21分4.5秒 / 北緯31.6271194度 東経131.351250度座標: 北緯31度37分37.63秒 東経131度21分4.5秒 / 北緯31.6271194度 東経131.351250度 |
外部リンク | 飫肥城下町保存会 |
プロジェクト:GLAM |
開館時間は午前9時から午後5時
概要
豫章館(よしょうかん)は、宮崎県日南市にある市指定の文化財の歴史的建造物である。 豫章館の名は邸内にあった樹齢数百年の大楠にちなんで名付けられた。 大手門前に位置して薬医門と屋根付きの堀に囲まれた屋数は飫肥藩で最も格式が高い[4]。
建物
屋敷は母屋と雑舎、蔵二棟に加えて御数寄屋が作られている。母屋はL字型に6部屋を配置しており、そこへ千鳥破風の屋根を構えた玄関は、主玄関と脇玄関があり、主玄関の入り口には「庵木瓜紋」と呼ばれる伊東家の家紋が、屋根瓦には「庵木瓜紋」に加えて「月星九曜紋」がある。屋敷の屋根は、茅葺きとなっており、下屋根は飫肥瓦で、台風時の強風や豪雨に備えて漆喰で止めた瓦葺きとなっている。 建物は良質な飫肥杉で作られており、特に前庭に面する廊下の柾目板には樹齢数百年のものが使われている。飫肥は高温多雨な環境のため床下が高くとられている [5]。
脚注
関連項目
- 飫肥城
- 松尾の丸
- 小村寿太郎記念館
外部リンク
- 飫肥城下町保存会