歴史
年表
- 1911年(明治44年)7月1日:信越線の支線として直江津駅 - 名立駅間の開業に伴い営業を開始する[1][3][4]((一般駅))[5]。
- 1913年(大正2年)4月1日:線路名称が改定される。信越線の直江津駅 - 糸魚川駅間が北陸本線に編入され、当駅もその所属となる[4]。
- 1965年ころ:当駅を終着とする海水浴臨時列車「かもめ号」「さざなみ号」(のちの「かもめビーチ号」「さざなみビーチ号」)が運行を開始する。
- 1969年(昭和44年)10月1日:貨物の取扱を廃止し、(旅客駅)となる[5]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる[7]。
- 2015年(平成27年)3月14日:北陸新幹線・長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴いえちごトキめき鉄道へ移管[1]。
JR西日本時代
- 糸魚川地域鉄道部が管理する無人駅であった。一時期自動券売機が設置されていたが、運賃改定に伴い撤去されている。
- 2015年3月のえちごトキめき鉄道移管前までは、JR西日本が管理する自社管理駅では当駅が最東端に位置していた。これはJR西日本線最東端の直江津駅が会社境界を接するJR東日本の管理であったためである。特別企画乗車券「北陸おでかけパス」は、2015年度いっぱいまでJR時代と同じく西隣の当駅が最東端の駅となっていたが、2016年4月2日利用分より谷浜駅 - 直江津駅間も周遊区間に追加された。
- 移管後はJR西日本線の最東端は北陸新幹線上越妙高駅(会社境界を接するJR東日本の管理)、JR西日本自社管理の最東端は大糸線中土駅となった[8]。
駅構造
地上駅となっており、ホームは駅舎に接して単式1面1線、その奥に島式1面2線の計2面3線を有する[9]。なお、両ホームは跨線橋で連絡している。
この他、構内には(側線)が数本設けられている。1番のりば西側(糸魚川方)には、かつて貨物発着用ホームとして使用していた側線と車庫がある[1]。
えちごトキめき鉄道への移管後も引き続き無人駅である[10]。駅舎は開業時からの木造平屋建てで、内部には待合室などがあるほか、待合所にはかつて使われていた出札口が残されている[1]。トイレは男女別汲み取り式。
のりば
のりばは駅舎側から以下の通り。
- 列車運転指令においては、1番のりばが「上り本線」、2番のりばが「中線」、3番のりばが「下り本線」となっている。
- 2番のりばについては、場内・出発信号機は稼動しているものの架線が撤去されている。
- 列車接近表示器から流れるメロディーは、1番のりばが「さくらさくら」、3番のりばが「草競馬」である。
- また、過去に使用されていた接近メロディとして「メリーさんの羊」がある(1番線)。
改札口
構内(3番のりば)
3番のりばに記されている「かもめ号」乗車位置案内
利用状況
2021年(令和3年)度の1日平均(乗車人員)は15人である[11]。
各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである[12]。
駅周辺
駅北側は海水浴場に近く、夏季は当駅も海水浴客で賑わう[1]。駅東側には北陸線と国道8号を跨ぐ歩道橋が設けられており、海岸へ出ることができる[1]。
駅前には民家のほか民宿や商店がある。
バス路線
- 30系統(桑取線)
- くわどり湯ったり村 / 労災病院前
- 31系統(名立線)
- コミュニティプラザ前 / 労災病院前
- 32系統(能生線)
- 能生案内所 / 労災病院前
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 鉄道友の会新潟支部『新潟県鉄道全駅 増補改訂版』新潟日報事業社、2015年6月30日、243頁。ISBN (9784861326066)。
- ^ “”. えちごトキめき鉄道. 2018年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。
- ^ a b 「鐵道院告示第48号」『官報』1911年6月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線』 21頁
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、143頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ “「通報」●北陸本線近江塩津駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1984年3月9日)
- ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線』 23頁
- ^ なんでもランキング - 西日本旅客鉄道(2015年3月16日閲覧)
- ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 43号 富山駅・高岡駅・和倉温泉駅ほか68駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月16日、19頁。
- ^ えちごトキめき鉄道営業案内 - えちごトキめき鉄道(2015年3月16日閲覧)
- ^ えちごトキめき鉄道ご利用状況
- ^ 上越市統計要覧。
- ^ “”. えちごトキめき鉄道. 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ “”. えちごトキめき鉄道. 2017年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ “”. えちごトキめき鉄道. 2019年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ “”. えちごトキめき鉄道. 2019年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ “”. えちごトキめき鉄道. 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ “”. えちごトキめき鉄道. 2021年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ “”. えちごトキめき鉄道. 2022年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月8日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 谷浜駅 - えちごトキめき鉄道