西蓮寺(さいれんじ)は、東京都八王子市にある真言宗智山派の寺院。なお、約5キロメートル東北東の同市石川町にも(同名の寺)がある。この寺も真言宗智山派の寺院である。
歴史
1429年(永享元年)、祐真法印によって開山された。元々は、現在の東京都西多摩郡檜原村に位置していたが、その後に現在の八王子市叶谷町に移転した[1]。
1892年(明治25年)の火災で焼失した。1895年(明治28年)、末寺で1876年(明治9年)の火災で焼失した旧金谷寺跡地の現在地に移転した[1]。
境内にある薬師堂は、旧金谷寺のもので室町時代末期の建物である。八王子市最古の木造建築物でもあるので、東京都の文化財に指定されている。中に安置されている薬師如来は「叶谷薬師」と呼ばれている[1][2]。
文化財
- 西蓮寺薬師堂(東京都指定有形文化財 昭和51年7月1日指定)[2]
交通アクセス
- 路線バス薬師前停留所より徒歩2分。
脚注
参考文献
- 柴田博、相川浩子 著『武蔵野古寺巡礼(シバ巡礼シリーズ2)』シバ、1994年
外部リンク
- 西蓮寺ホームページ