西方寺(さいほうじ)は、京都府京都市右京区常盤出口町にある浄土宗の寺院。山号は入逢山。本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)。開基(創立者)は宇都宮頼綱。
歴史
西方寺は、1259年(正元元年)、当時既にあった寺(西明寺とされる)の境内に、法然に帰依して出家した宇都宮氏第5代当主宇都宮頼綱(実信房蓮生)が念仏堂を建て、西方寺と呼んだことに始まるとされる。宇都宮頼綱は関東・宇都宮にあって鎌倉幕府に仕える御家人であったが、北条氏との政権抗争に巻き込まれ、謀反の嫌疑をかけられたのを機に折から熊谷直実(蓮生)の勧めで入信していた法然の元で出家し、京に隠遁した人物である。京では藤原定家と懇意になり、定家の子の為家に娘を嫁がせ姻戚関係を結んだ。
アクセス
バス
徒歩
関連項目
- 日本の寺院一覧
- 光明寺
- 西山浄土宗
- 宇都宮頼綱
- 西方寺 (曖昧さ回避)
- (天王社八幡宮)
外部リンク
- 入逢山 常盤 西方寺と天王社八幡宮ホームページ